ChatGPT Work・Codexの5時間制限はいつ復活した?GPT-5.6 Solの18%改善と実務での対処法【2026年8月時点】
7月中旬から「Codexが止まらなくなった」と感じていた人は、7月末に再び壁にぶつかったはずです。ChatGPT WorkとCodexの5時間ごとの利用制限が、一時撤廃を経て復活したためです。
この記事では、いつ・何が変わったのかを最初に示したうえで、制限の仕組みと今日から実行できる節約策までを整理します。情報はすべて2026-08-05時点の公開情報に基づいています。
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結論|5時間制限は7月30日前後に復活し、利用可能時間は約18%延びる見込み
OpenAIでCodex/ChatGPT Workを統括するティボ・ソティオ(Tibo Sottiaux)氏は、2026年7月28日(現地時間)にXで5時間ごとの利用制限枠の再開を発表しました。
明日(7月29日)から5時間ごとの利用制限枠を再開する。利用可能な時間は約18%延びる見込み
(ITmedia NEWS の報道より)
発表と同時に、Plus・Pro・Businessなど有料プラン全ユーザーの利用制限枠がリセットされました(PC Watch)。制限そのものの復活は7月29日夕方から30日にかけてとみられますが、正確な切り替え時刻は一次情報では確認できていません。
ポイントは「制限が厳しくなった」のではなく「撤廃前の枠組みに戻り、同じ枠でより長く使えるよう最適化された」という点です。OpenAIは「どのサブスクリプションプランでも利用量を減らしてはいない(we have not reduced usage on any subscription plans)」と説明しています(出典: explainX)。
何が起きたか|7月12日の撤廃から7月30日前後の復活までの経緯
| 日付(現地時間) | 出来事 |
|---|---|
| 7月9日 | GPT-5.6シリーズ(Sol/Terra/Luna)が一般提供開始 |
| 7月12日 | 需要急増を理由に5時間制限を一時撤廃(Plus・Business・Pro) |
| 7月12日〜28日 | ユーザー数の節目を理由にした一斉リセットが相次ぐ |
| 7月28日 | 5時間制限の再開と約18%の改善を発表 |
| 7月29日 | 有料プラン全ユーザーの利用枠をリセット |
| 7月30日前後 | 5時間制限が実際に復活 |
| 8月1日(日本時間) | 週間利用制限を全ユーザー向けに再リセット |
7月12日:需要急増で5時間制限を一時撤廃
年表のとおり、撤廃の引き金はGPT-5.6 Sol・Codex・ChatGPT Workへの需要急増でした(窓の杜)。ここで押さえておきたいのは、この撤廃が「一部ユーザーへの優遇」ではなく、Plus・Business・Proの主要プラン共通の緊急対応だった点です。制限がいったんなくなったことで「もう5時間制限は気にしなくていい」と受け止めたユーザーも多く、その後の週次制限での想定外のブロックにつながりました。
撤廃期間中も週次制限は残っていた
見落とされがちですが、撤廃されたのは5時間枠だけです。週次(weekly)の利用上限は解除されておらず、継続して存在していました。この期間に「制限がなくなった」と考えて使い切ってしまった人ほど、復活後の体感が厳しくなります。
一斉リセットが繰り返された理由
撤廃から復活までの約3週間で、アクティブユーザー数の節目到達(600万人・700万人・800万人・1000万人など)を理由とした全ユーザー一斉リセットが少なくとも8回実施されました。8月1日のリセットでは、値下げされたGPT-5.6 Lunaを週末に試してもらう狙いも示されています(PC Watch)。
GPT-5.6 Solのトークン消費問題と改善内容
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なぜSolは消費が多かったのか
OpenAIの説明によれば、GPT-5.6 Solは従来モデルより長時間の推論を行い、ツール呼び出しやサブエージェント連携も多用します。そのため同じ「努力レベル(reasoning effort=推論にかける計算量の設定)」でも、GPT-5.5より多くのトークンを消費する構造でした(出典: explainX)。
7月29日に適用された効率化3点
- ツール呼び出し・サブエージェント連携の最適化
- コードモードでのツール並列実行と、待機中の作業継続
- キャッシュ活用の向上(ツール待ちやWeb検索が多い作業で効果)
(出典: explainX)
「約18%」をどう受け止めるか
3点はいずれも待ち時間や重複処理を削る改善です。つまり効果が出やすいのはツール呼び出しやWeb検索を多く挟む作業で、単発の長文生成では体感差が小さい可能性があります。18%はあくまで見込み値であり、自分の使い方で検証する前提で捉えてください。
5時間制限・週次制限の仕組みとプランごとの違い
Codex/ChatGPT Workの利用制限は2層構造です。「5時間のローリングウィンドウ(常に直近5時間を振り返り、その範囲内の利用量を継続的に再計算する方式)」と「週次の利用上限」がそれぞれ独立してカウントされ、一方のリセットがもう一方を回復させるわけではありません。
「5時間枠は回復したのに動かない」という場合は、週次上限に到達している可能性を疑ってください。また、Codex・ChatGPT Work・ChatGPT for Excel・Workspace Agentsは、対象プランで利用可能な場合に同一の「エージェント利用量・クレジットプール」(複数のサービスをまたいで消費量を合算し、共通の上限枠で管理する仕組み)を共有するとされています。
具体的な回数・クレジット数は公式で確認する
5時間あたりのメッセージ数やクレジット消費量、モデル別の消費比率を数値表で示す解説記事も見かけますが、これらは第三者による推計が含まれます。最新の正確な値は、OpenAI公式ヘルプセンターの「Using Codex with your ChatGPT plan」および「Codex rate card」で確認してください。Business・Enterprise・EduプランとPlus/Proの差も同様に公式サイトでの確認が必要です。
公式が具体的な回数を公開していない以上、実務的に有効なのは「自分のペースを自分で把握する」ことです。今週から、Sol/Terra/Lunaそれぞれで作業を始めてから制限に達するまでの時間をメモしておくと、次回以降「あとどれくらい使えるか」の目安が自分の中に蓄積されます。
制限に達したらどうするか【実務チェックリスト】
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モデルを使い分ける
最も効果が大きいのはモデル選択の見直しです。GPT-5.6は3モデル構成で、用途が明確に分かれています。
| モデル | 想定用途 |
|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 最難度のコーディング、セキュリティリサーチ |
| GPT-5.6 Terra | カスタマーサポート、社内ツールなど高頻度業務 |
| GPT-5.6 Luna | 要約・下書き・定型自動化など高速低コスト業務 |
傾向として上位モデルほど消費は大きくなります。定型の下書きや要約までSolで回していないか、まず棚卸ししましょう。
消費を抑える具体策
- 努力レベル(reasoning effort)を、探索が不要なタスクでは下げる
- 目的の異なる作業はスレッドを分け、無関係な長い文脈を持ち込まない
- 対象ファイルや完了条件を指示に明記し、AIの試行錯誤回数を減らす
- 設計・仕様整理・レビューはAIを使わない時間に回し、枠を実装に集中させる
移行期限にも注意
2026年8月31日に、ChatGPTログイン利用のCodexでGPT-5.4とGPT-5.4 miniが提供終了となる予定です。GPT-5.4はTerraへ、GPT-5.4 miniはLunaへの移行が推奨されています(APIキー認証のCodexセッションでは引き続き利用可)。詳細はChatGPT公式チェンジログを確認してください。
Claude Code・Gemini CLIとの併用は有効か
制限に達したときの逃げ道として他ツールの併用を考える人もいますが、各社とも制限方式が異なり、仕様変更も頻繁です。2026年8月時点では、Claude Codeも5時間単位の枠と週次上限を組み合わせた方式、Gemini CLIは無料枠のリクエスト数上限とAPI課金という方式が解説されています(参考: Claude Code制限の解説、Gemini利用制限の解説、いずれも最新値は各社公式ドキュメントでの確認が前提)。
現実的なのは「同じ作業を移す」併用ではなく、Codex側が制限に達している間だけ別ツールに一時的に切り出す使い方です。ただし業務データを別サービスへ投入する際は、社内規程と各サービスの利用規約を必ず確認してください。
まとめ|今日から見直す3つのこと
ChatGPT WorkとCodexの5時間制限は復活しましたが、枠が削られたわけではなく、同じ枠をより長く使えるよう最適化された状態です。今日から次の3点を見直しましょう。
- 5時間枠と週次枠のどちらに当たっているかを、止まった時点で切り分ける
- Sol/Terra/Lunaを作業の難易度で使い分け、定型作業を上位モデルに任せない
- 8月31日のGPT-5.4系提供終了に備え、移行先モデルで動作確認しておく
数値の詳細は変動します。まずはOpenAI公式ヘルプセンターで自分のプランの上限を確認し、1週間の使い方を記録することから始めてください。
