PHP脆弱性対応の主な7事例を、再開・完了の5グループと停止継続の2対象に分けた図。対象機能や例外は直後の表と本文に記載。
News

PHP脆弱性対応のサービス停止・再開状況|10月23日確認

「いつも使うサービスが開かない」「メンテナンスはいつまで?」という方に向け、PHP脆弱性への対応で停止したサービスと、その後の再開状況を整理します。

PHPで見つかった2件の脆弱性、つまりセキュリティ上の弱点について、PHP開発チームは2026年10月21日に修正版を公開。JPCERT/CCも翌22日に注意喚起しました。

この記事は2026年10月23日15:50(日本時間)までに公式告知で確認できた主な7事例をまとめたものです。すべてのサービスを網羅した一覧や、実際に操作して稼働を確かめた結果ではありません。

時刻は日本向け公式告知の表記を日本時間として整理しています。停止中の2対象は同日15:53にも告知を再確認し、変更がないことを確認しました。

PHPサービスの再開状況:5グループは再開・完了、2対象は停止継続

pixivなど5グループは、告知対象の再開・メンテナンス完了を確認できました。一方、クラウドログPC管理とWebARENAの対象環境・機能は、確認時点で停止が続いています。

同じ事業者でも、利用できる機能と停止中の機能があります。サービス名だけで判断せず、以下の「確認できた範囲」と公式案内を確認してください。

PHP脆弱性対応の主な7事例を、再開・完了の5グループと停止継続の2対象に分けた図。対象機能や例外は直後の表と本文に記載。
独自作成の図解です。実際のサービス画面ではありません。2026年10月23日15:50時点の公式告知を基に整理しています。
サービス 停止・再開の経過 確認できた範囲と公式案内
pixiv・ピクシブ百科事典 10月21日19:00停止。pixivは同日23:16、百科事典はその後に解除。 百科事典の解除時刻は不明です。pixiv公式の説明
コドモン 10月21日停止。22日03:22に主要サービス、23日に所在確認アラートが再開。 23日追記で全自社機能を通常利用可能と案内。一部連携先の停止による外部連携停止は除きます。コドモン公式告知
ラッコ各サービス 10月21日19時頃停止。22日03時頃から順次再開し、08:43に全対象が再開。 下記の6サービスが対象。ラッコサーバーはサービスサイトのみ。ラッコ公式告知
さくらインターネットの対象機能 10月21日22:30からメンテナンス。順次解除し、残るさくらのクラウドも23日09:25に解除。 会員関連機能や一部操作・申込などが対象。全サーバーの停止ではありません。PHP対応の企業告知内「緊急メンテナンスのお知らせ」のリンク先にある10月23日追記を参照。
グーペ 10月21日の告知掲載時点から順次停止。22日12:30の追記で全メンテナンス完了を発表。 サービスサイト・管理画面・顧客ホームページが対象です。グーペ公式告知

ラッコの対象は、ラッコID、ラッコキーワード、ラッコM&A、ラッコドメイン、ラッコサーバーのサービスサイト、中古ドメイン販売屋さんです。顧客運営サイトの一律停止を示すものではありません。

さくらの対象は、会員関連機能、クラウドやImageFluxの一部操作、専用サーバー等の一部申込、ドメイン・SSLなどです。

コドモンの03:22は主要サービスの再開時刻です。カレッジなどはその後に順次再開しており、すべての機能が同時刻に戻ったわけではありません。

グーペの12:30は完了を発表した追記の時刻で、実際の復旧時刻とは区別します。

停止が続くサービス・機能と再開見通し

クラウドログPC管理は再開日時未定

クラウドログPC管理は、10月21日16:30から停止。確認した10月23日13:30更新の告知でも、再開日時は未確定でした。クラウドログ公式告知

  • 停止しているもの:PC管理画面と、PCログのサーバーへの送信。
  • 保持されるもの:各端末にあるログ。
  • 通常どおり利用できるもの:PHPを使っていないクラウドログ工数管理。

PC管理が使えないために、工数管理も止まっていると判断しないようにしましょう。利用したいのがどちらのサービスかで、影響が異なります。

10月23日18時頃は「続報の案内予定」であり、再開予定時刻ではありません。 その時刻を過ぎれば使えると考えず、公式告知の更新内容を確認してください。

WebARENAは契約環境と機能で扱いが異なる

WebARENA SuiteX/SuiteSでは、10月22日18:00以降、対象環境のWebアクセスなどを順次停止。記事の確認時点でも、対象の停止が続いていました。

契約した環境によって対応が異なり、すべてのWebARENAサービスが停止しているわけではありません。

開通時期・PHP環境 公式告知での扱い
2025年11月18日以前に開通したPHP 7.4/7.2/5.6/5.3/5.1環境 有効な対処までWebアクセスを停止。
2025年11月19日以降に開通したPHP 8.3環境 更新済みで、Webアクセスの停止なし。
2025年11月19日以降に開通したPHP 7.4環境 PHP 8.3へ暫定更新し、Webアクセスの停止なし。

WebメールDenbunと契約管理画面も停止対象です。一方、FTP(ファイル転送)、停止していないメールサーバー、SuiteX V2メールプレミアムは利用可能と案内されています。

さらに10月23日15:30の追記では、管理ツール群・phpMyAdmin(データベースの管理画面)を同日18時頃から停止対象へ再追加する予定としています。記事の確認時点では、まだ実施予定の案内です。

Webサイトを表示できる場合でも、管理画面は別の扱いになり得ます。契約管理画面の復旧時期には未定の記載と見込みの記載が併存するため、ここでは確定日として案内しません。

利用する機能や契約環境の詳細は、WebARENA公式告知で確認してください。

PHPメンテナンスはいつまで?公式告知を読む4つのポイント

一律の終了時刻はありません。再開日時が未定のサービスもあるため、利用者は次の順で確認すると、自分への影響を見分けやすくなります。

自分のサービス・機能、公式告知の更新日時、再開済みか予定か、受付履歴の順に確認する4段階の手順。続報予定と再開予定を区別する。
本記事独自の確認手順を示した図解です。実際の画面や、事業者が定めた公式の操作手順ではありません。
  1. 対象機能を確認する。 サービス全体か一部機能か、自分の契約環境が含まれるかを見ます。
  2. 公式告知の更新日時を見る。 この記事の確認時刻より新しい追記があれば、そちらの案内を確認します。
  3. 時刻の意味を確かめる。 「再開した時刻」「完了を発表した時刻」「再開予定」「続報予定」を分けて読みます。
  4. 申込・注文をやり直す場合は、受付履歴を見る。 すでに通っているか確認し、必要な操作だけ行います。

4番目は一般的な注意点です。サービスごとの案内があれば優先してください。

利用する機能の公式案内で対象範囲と最新の追記を確認

今回確認した主な7事例では、5グループが再開・完了、2対象が停止継続でした。ただし、同じサービスでも機能や契約環境によって状況は異なります。

停止には予防措置も含まれ、停止したこと自体が侵害や情報漏えいの発生を意味するものではありません。また、再開した事実だけで、すべてのシステムの安全性を保証することもできません。

まずは自分が使う機能の公式案内を開き、対象範囲と最新の追記を確認してください。特に「18時頃」といった時刻は、再開予定なのか、続報や追加停止の予定なのかを確かめましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です