【2026年夏版】ミニPC おすすめ4選|N150・Ryzen 8845HS・Core Ultra 7を用途別に比較して選ぶ
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※本記事はメーカー公式情報・専門メディアの公開レビュー・ユーザー口コミをもとにした調査ベースの記事です。編集部による実機テストは行っていません。
手のひらサイズで省スペース、消費電力も少ないミニPC。ただ、いざ買おうとすると「N150とRyzen 8000はどう違うのか」「在宅ワークにはどれで十分なのか」と迷いがちです。この記事では、2026年夏の主要4機種を用途別に整理し、購入前の不安を解消します。
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2026年夏のミニPCは用途で選べば後悔しない
結論を先に示します。ミニPCは「価格」より「用途」で選ぶと失敗しません。同じミニPCでも省電力重視の機種とAI処理向けの機種では性格が正反対だからです。まず自分の使い方を4タイプに当てはめてみてください。
▼ クイックアンサー:用途別おすすめ
- 省電力・サブPC・ホームサーバーなら → GMKtec NucBox G3 Plus(Intel N150)
- 在宅ワーク・汎用作業・ローカルLLM入門なら → Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS)
- Copilot+ PCやAI処理・静音重視なら → GMKtec K13(Core Ultra 7 256V)
- 4画面出力やローカルLLMを本格運用するなら → MINISFORUM UM890 Pro(Ryzen 9 8945HS)
この4機種はCPU世代も価格帯も異なり、用途の住み分けが明確です。以下で各機種の中身を具体的に見ていきます。
価格帯別に見る4機種の特徴
バジェット(〜3万円):GMKtec NucBox G3 Plus(N150)
Intel Processor N150(Twin Lake、4コア4スレッド、最大3.6GHz)を搭載したエントリー機です。メモリは8GBまたは16GBのDDR4、ストレージは256GB/512GBのM.2 PCIe 3.0を選べます。本体は106×114×42.5mm、重量約270gと非常にコンパクトで、Wi-Fi 6・2.5Gbps LAN・4K2画面出力に対応します(GMKtec公式)。
価格はGMKtec直販で8GB/256GBが¥25,980、16GB/512GBが¥30,980(2026-07-20時点)。Amazonでは同構成が約¥18,000〜と、より安く出回ることもあります。OSはWindows 11 Proで、PassMark CPUスコア(CPUの総合処理性能を数値化したベンチマーク指標。動画視聴・Office作業といった日常の軽作業には十分な水準)は5386です。省電力サーバーや軽作業用のサブPCとして、価格を最優先する人に向く一台です。
ミドル:Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS)
AMD Ryzen 7 8845HS(Zen 4、8コア16スレッド、最大5.1GHz)に、12コアの内蔵GPU Radeon 780Mを組み合わせた実力機です。メモリ32GB DDR5、ストレージ1TB PCIe 4.0という余裕ある構成で、アルミ筐体(135×135×50mm、約780g)にUSB4を含む4K3画面出力を備えます(ServeTheHome)。
欧州のECサイトでは140件超のレビューで4.6/5、うち8割以上が5つ星という高評価です。米国での参考価格は約$649(2026年7月時点)で、国内での目安は参考価格 約¥8〜10万(2026-07-20時点・為替やバリアントにより変動あり)です。購入時はAmazon.co.jp(ASIN: B0D7M7BVM9)や楽天の取扱ページで最新価格を必ず確認してください。なお日本市場では8745HS版と8845HS版が流通しており、性能差は小さいものの型番を混同しないよう注意しましょう。
プレミアム(8〜13万円):GMKtec K13(Core Ultra 7 256V)
Intel Core Ultra 7 256V(8コア8スレッド、最大4.8GHz)を搭載し、NPU(AIタスクを専門処理するコプロセッサー)は115TOPS(AI演算の処理速度単位)でCopilot+ PC(Microsoft認定のAI処理対応PC規格。NPU 40TOPS以上が認定要件)に対応します。今回取り上げる4機種でCopilot+ PCに対応するのはK13のみです。GPUはIntel Arc 140V(iGPU)。メモリは16GB LPDDR5、ストレージは512GBまたは1TBのPCIe 4.0です。186×88×36.6mmのフラットなドック型デザインで重量は約523g、Wi-Fi 6Eと5Gbps LANを備えます(ガルマックス)。
PC WatchのHothotレビューでは、High Performance設定でPCMark 10(PCの総合パフォーマンスを計測するベンチマーク指標)が8,000超を記録し、動作は「アイドル時のほぼ無音な状態」と評価されています(PC Watch)。消費電力はQuiet 15W/Balance 20W/High Performance 30〜37Wと調整可能で、静音・省電力と高パフォーマンスを用途に応じて切り替えられます。価格はAmazonのセール時で¥86,787〜、通常時は¥107,998〜¥134,999(2026-07-20時点の参考値)。
K13が向いている人:WindowsのAI機能(Copilot+ PC認定のNPU処理)を活用したい、静音で常設したい、最新GPUアーキテクチャのArc 140VをコンパクトなPC環境で使いたい、という場合です。一方、ローカルLLMの本格運用(32GB以上のRAMが必要)や4画面同時出力が優先であれば、SER8またはUM890 Proがより合理的な選択です。なお、メモリはオンボード固定で増設できず、従来型のDisplayPort端子も非搭載(映像出力はUSB4経由)という制約は理解しておきましょう。
ハイエンド:MINISFORUM UM890 Pro(Ryzen 9 8945HS)
AMD Ryzen 9 8945HS(8コア16スレッド、最大5.2GHz)とRadeon 780Mを搭載した上位機です。メモリは32GB DDR5-5600MHz(最大96GBまで拡張可)、ストレージは1TBまたは2TB PCIe 4.0。HDMI 2.1・DP 1.4・USB4×2により4画面同時出力に対応します(MINISFORUM公式)。
SER8と価格帯が近い一方、4画面出力とメモリ96GB拡張という拡張性で差別化されます。実勢価格は変動が大きいため、Amazon(ASIN B0D866QGTD)や楽天の公式ストアで確認してください。楽天ではクーポンが出ることもあります。ローカルLLMを本格運用したい人の有力候補です。
N100からN150へ、何が変わったのか
エントリー帯で「N100とN150、どちらを選ぶべきか」と迷う人は多いはずです。結論から言うと、これから買うならN150で問題ありません。両者の違いをスペックで押さえておきましょう。
| 項目 | Intel N100 | Intel N150 |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Alder Lake(10nm) | Twin Lake(7nm) |
| コア/スレッド | 4コア | 4コア |
| 最大クロック | 3.4GHz | 3.6GHz(約5〜10%向上) |
| GPUクロック | 750MHz | 1,000MHz(約33%向上) |
| TDP | 6W | 6W(変化なし) |
注目すべきはGPU動作クロックが750MHzから1,000MHzへ約33%向上した点です。TDPは6Wのまま据え置きのため、消費電力を増やさずに描画性能を底上げできます。複数タブを開きながら4K動画を再生するような場面ではN150が有利とされています(N150 vs N100比較)。ただしどちらもライトユース向けで、重い処理には依然として不向きです。
4機種スペック比較表
各機種の性格を一枚で見比べられるよう整理しました。ローカルLLMと省電力の評価は本記事の判断基準による目安です。
| 項目 | NucBox G3 Plus | SER8 | K13 | UM890 Pro |
|---|---|---|---|---|
| CPU | Intel N150 | Ryzen 7 8845HS | Core Ultra 7 256V | Ryzen 9 8945HS |
| GPU | Intel UHD | Radeon 780M | Arc 140V | Radeon 780M |
| メモリ | 8/16GB DDR4 | 32GB DDR5 | 16GB LPDDR5(固定) | 32GB DDR5(最大96GB) |
| ストレージ | 256/512GB PCIe3 | 1TB PCIe4 | 512GB/1TB PCIe4 | 1TB/2TB PCIe4 |
| 消費電力目安 | 6W(TDP) | 28W〜 | 15〜37W | 28W〜 |
| 価格帯(参考) | ¥2〜3万 | 参考 約¥8〜10万 | ¥9〜13万 | ¥7〜9万 ※要確認 |
| ローカルLLM | × | ◎ | △ | ◎ |
| 省電力 | ◎ | △ | ○ | △ |
用途別に見る、あなたに向くのはどれか
在宅ワーク・ビデオ会議
TeamsやZoomにブラウザの多タブを重ねる程度なら、N150(16GB)でも日常作業は十分こなせます。価格.comのユーザーレビューでも「YouTubeやOffice程度なら問題なく使用できる」との声があります。一方で「CPU使用率が100%になり動作がやや遅い」という指摘もあり、重めの作業や2〜3画面のマルチモニター運用ならSER8やUM890 Proのほうが安定します(価格.comレビュー)。
ホームサーバー・常時稼働
24時間つけっぱなしにする用途では、N150の省電力性が際立ちます。N150搭載機のアイドル時消費電力は6〜10W程度とされ、電気代を抑えやすいのが魅力です。実際にPlex、Nextcloud、Home Assistant、Pi-holeといった定番の自宅サーバー用途で動作実績があります(selfhosting.sh)。省電力と静音を両立したい人にNucBox G3 Plusは好適です。
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ローカルLLM・AI処理
手元でLLM(大規模言語モデル)を動かしたいなら、最重要条件はメモリ容量です。参考情報では「16GB RAMのみのミニPCはスキップすべき。7Bモデルが8Kコンテキストでメモリを使い切る」とされ、最低32GBが推奨されています(PromptQuorum)。
この点でRadeon 780Mを積むSER8やUM890 ProはiGPU(CPU内蔵グラフィックス)へVRAMを柔軟に割り当てやすく有利です。実用モデルはQwen 2.5やLlama 3.1の7B〜14Bクラス。SER8はHome Assistant(スマートホーム制御ソフト)やFrigate(AIカメラ映像解析ソフト)、Whisper(AI音声認識ソフト)、7BモデルのOllama(LLMをローカルで実行するオープンソースツール)を1台で同時に動かせると評価されており、AIホームハブとしての完成度が高い一台です。
省電力・ランニングコスト重視
電気代を重視するならN150が圧倒的です。TDP6WのN150に対し、Ryzen 7 8845HSは負荷時に28W以上を消費します。常時稼働では年間の電気代に無視できない差が生まれるため、「性能はほどほどで消費電力を抑えたい」ならNucBox G3 Plus、「性能を取りたい」ならSER8やUM890 Proという住み分けになります。
購入前に確認しておきたい注意点
なお本記事は、メーカー公式情報・専門メディアの公開レビュー・ユーザー口コミをもとにした調査ベースの記事です。編集部が全機種を実機テストしたレビューではない点をご了承ください。また、掲載価格はいずれも2026-07-20時点の参考値のため、購入前に各販売ページで最新価格を必ず確認してください。
中国系ブランドのミニPCは価格が魅力ですが、初めてなら次の点を確認しておくと安心です。
- OSライセンス:Windows 11 Proが正規ライセンスか、販売ページの記載を確認する
- メモリ増設可否:K13は16GB LPDDR5がオンボード固定で増設不可。将来の拡張を見込むなら要注意
- 映像出力の端子:K13はDisplayPort端子がなくUSB4経由の出力になるため、既存モニターとの相性を確認する
- 保証・サポート:日本語サポートや保証期間の有無を購入前にチェックする
- 購入先:できればAmazon.co.jpのメーカー公式ストアや楽天の公式ストアを選ぶ
価格や在庫、セール状況は日々変動します。とくにSER8とUM890 Proは日本円の実勢価格の振れ幅が大きいため、複数の販売ページを見比べてから決めるのが失敗しないコツです。
購入ステップ別チェックリスト:機種を決めたら次にやること
用途で機種が絞れたら、以下のステップで購入前の確認を進めましょう。
STEP 1:機種の絞り込み(クイックアンサーを再確認)
- 省電力・ホームサーバー重視 → NucBox G3 Plus(直販 ¥2.5〜3万)
- 在宅ワーク・ローカルLLM入門 → SER8(参考価格 約¥8〜10万、Amazon ASIN: B0D7M7BVM9)
- Copilot+ PC・静音重視 → K13(参考価格 ¥9〜13万)
- 4画面出力・ローカルLLM本格運用 → UM890 Pro(Amazon ASIN: B0D866QGTD)
STEP 2:購入直前の確認事項
- [ ] Amazon.co.jpまたは楽天の公式ストアで最新価格・在庫を確認する
- [ ] OSがWindows 11 Pro正規ライセンスであることを販売ページで確認する
- [ ] K13を選ぶ場合:手持ちのモニターがUSB4またはHDMI 2.1で接続できるか確認する(DisplayPortの直結ケーブルは使用不可)
- [ ] SER8・UM890 Proを選ぶ場合:8745HS版か8845HS版かを購入ページで確認する
- [ ] メモリを将来増やす予定があるなら:16GB固定のK13を除くSER8・UM890 Proが有利
STEP 3:到着後のセットアップ注意点
- K13はメモリ増設不可のため、購入前に用途に見合った構成(512GBまたは1TBのストレージ)を選ぶ
- SER8・UM890 Proはアルミ筐体の放熱効率が高いが、設置時に背面吸気口を塞がないよう注意する
手のひらサイズでも用途を軸に選べば、長く満足できる一台が見つかります。



