マイナポータルで公金受取口座を登録する方法|必要なもの・スマホとPCの手順・エラー時の対処法から変更や削除の仕方まで完全ガイド
※本記事にはPR・広告リンクが含まれます。
給付金や還付金の申請のたびに、通帳を引っ張り出して口座番号を書き写す。この手間を一度の登録でなくせるのが「公金受取口座」の登録制度です。
とはいえ、マイナポータルのどこから登録するのか、エラーが出たときにどうすればよいのかは分かりにくいところです。この記事では、必要なものからスマホ・パソコン別の登録手順、エラー別の対処法、変更・削除のやり方までを、2026年9月15日時点の公式情報にもとづいて整理します。
公金受取口座とは?登録するとできること(結論)
公金受取口座とは、給付金などを受け取るための預貯金口座を、一人につき一口座だけ国(デジタル庁)に登録しておく制度です。マイナポータルのFAQでは「国民の皆さまに、現在、金融機関にお持ちの預貯金口座を一人一口座、給付金等の受取のための口座として、国(デジタル庁)に登録していただく制度」と説明されています(マイナポータルFAQ・2026-09-15確認)。
登録しておく最大のメリットは、給付金等の申請時に口座情報の記入や通帳の写しの添付が不要になることです。デジタル庁も、登録済みの口座があれば受け取りまでがより簡単・スムーズになると案内しています(デジタル庁「公金受取口座登録制度」)。

出典: いらすとや
一方で、先に誤解を一つ解いておきます。「登録しないと給付金が受け取れない」というのは誤りです。登録は任意で、未登録でも従来どおり口座情報を書いて申請すれば受け取れます。
また、登録したからといって給付金が自動で振り込まれるわけでもありません。公式FAQのとおり、給付金ごとの申請手続き自体は別途必要で、登録はあくまで「申請書類を軽くする仕組み」です(マイナポータルFAQ)。
登録できる窓口は一つではありません。主な登録方法を整理すると次のとおりです。
| 登録方法 | 手続きの場所 | 向いている人 |
|---|---|---|
| マイナポータル | スマホ・パソコンからオンライン | 自分の好きなタイミングで完結させたい人 |
| 金融機関 | 窓口、または金融機関のウェブサイト | カードの読み取り操作に不安がある人 |
| 所得税の確定申告(還付申告) | e-Tax・申告書での登録申請 | 毎年確定申告をしている人 |
| 年金請求手続き | 年金の請求時に登録申請 | これから年金を請求する人 |
マイナポータルと金融機関の2通りが基本で、確定申告や年金請求の際にも登録を申請できます(マイナポータルFAQ、マイナンバーカード総合サイト)。ただし確定申告での登録は、申告書へのマイナンバーの正確な記載と本人確認ができることが条件で、不備があると登録されません。
登録前に準備するもの
マイナポータルで手続きする場合、カードと暗証番号、そして口座の情報が手元にあれば進められます。途中で止まらないよう、次の5点を先にそろえてください。
| 準備するもの | 補足 |
|---|---|
| マイナンバーカード | 券面の読み取りが必要。スマホ用電子証明書だけのログインでは口座登録に進めない |
| 4桁の暗証番号 | 利用者証明用電子証明書パスワード/券面事項入力補助用パスワード |
| 読み取りできる端末 | マイナンバーカード対応スマートフォン、またはICカードリーダライタをつないだパソコン |
| 口座情報 | 金融機関名・支店名・口座種別・口座番号 |
| 連絡先 | 確認コードを受け取るメールアドレス |
連絡先として入力するメールアドレスは、登録手続きの途中で届く確認コードを受け取るためのものです。特定の種類のメールサービスでなければならないという案内は見当たらないため、普段使っているメールアドレスであれば問題ないと考えられますが、正確な取り扱いは公式サイトでご確認ください。確認コードがなかなか届かない場合は、迷惑メールフォルダに振り分けられていないか、入力したメールアドレスに誤りがないかを確認してみてください。
暗証番号は、登録・変更・削除のいずれの手続きでも本人確認に使います(マイナポータルFAQ)。忘れた場合やロックされた場合の対処法は、後述の「暗証番号を忘れた・ロックされた場合の対処法」でまとめています。心当たりがあるなら、口座登録の手続きを始める前に済ませておくと安心です。
パソコンで登録したい場合は、マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタが要ります。カードの読み取りに対応するスマートフォンの機種は随時更新されるため、自分の端末で使えるかは公式サイトで最新の対応機種を確認してください。
Supported by Rakuten Developers
登録できる口座・できない口座
登録できるのは、普通預金口座・通常貯金口座・当座預金口座などの特定の預貯金口座に限られます。貯蓄預金口座や積立定期預金口座は登録できません(マイナポータルFAQ)。
口座名義がマイナンバーカードの氏名と一致していることも条件です。家族名義の口座は登録できません。旧姓のままの口座なども、氏名の表記が一致せず登録できない可能性があるため、心当たりがあれば事前に口座名義を確認しておきましょう。
対応している金融機関の一覧は数が多く、また随時更新されるため、本記事では個別の銀行名までは挙げません。対応している金融機関はデジタル庁のウェブサイトで公開されており、範囲は随時変わります。手続き前にデジタル庁の案内ページで自分の金融機関が対象かを確認しておくと確実です。もし今使っている口座が対象外だった場合も、対応範囲は随時更新されるため、複数の口座をお持ちであれば対応済みの別口座で登録できないか確認してみるとよいでしょう。

出典: いらすとや
マイナポータルで公金受取口座を登録する手順
マイナポータルでの登録は、本人情報の確認から始まり、口座情報の入力、連絡先の入力、確認コードの入力、内容確認、暗証番号による本人確認、同意という段階を経て完了します(マイナポータル操作マニュアル)。
スマホで登録する手順
- マイナポータルアプリを開き、マイナンバーカードを読み取ってログインする
- ホーム画面の「おかね」エリアにある「公金受取口座」、または「やること」から登録手続きを開く
- 表示された氏名・生年月日など本人情報に誤りがないか確認する
- 金融機関名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義(カナ)を入力する
- 連絡先のメールアドレスを入力し、届いた確認コードを入力する
- 入力内容を確認し、4桁の暗証番号を入力して本人確認を行う
- 利用規約等に同意すると登録手続きが完了する

出典: いらすとや
ここで注意したいのが、ログイン方法の違いです。2026年9月時点では、スマホ用電子証明書(スマホ用JPKI)でログインした状態では公金受取口座の登録ができません。マイナンバーカードを読み取る方法、または対応するiPhoneでの読み取りログインに切り替える必要があります。自分がどちらの方法でログインしているか分かりにくい場合は、一度マイナポータルアプリからログアウトし、案内に従ってマイナンバーカードを直接読み取る方法でログインし直すのが確実です。具体的なログイン方法の選択画面や切り替え手順はアプリのバージョンによって異なるため、不明な場合は公式サイトのヘルプで確認してください。
パソコンで登録する手順
パソコンの場合も画面の流れは同じです。ICカードリーダライタにマイナンバーカードをセットしてマイナポータルにログインし、「公金受取口座」のメニューから手続きを始めます。
入力する項目、確認コードによるメール認証、暗証番号での本人確認という順序もスマホと変わりません。
なお、登録内容は入力した口座の情報と本人情報のみで、口座の残高や取引履歴が国に渡る仕組みではありません。
登録した口座を変更・削除する方法
登録後に口座を変えたくなった場合も、マイナポータルまたは金融機関で手続きできます。マイナポータルからは、登録時と同じ「公金受取口座」のメニューを開き、変更用の操作マニュアルに沿って新しい口座情報を入力し直します(マイナポータルFAQ)。
一人一口座という制度なので、別口座を登録し直すというより「登録内容を上書きする」イメージです。給与振込口座を変えたときや、金融機関を解約したときは早めに更新しておきましょう。
登録そのものをやめたい場合は削除手続きを行います(マイナポータルFAQ)。ただし削除すると、以後の給付金等の申請では従来どおり口座情報の記載や通帳の写しの添付が必要になり、行政機関側での口座確認の手間も戻ります。
| 手続き | できる場所 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 登録 | マイナポータル/金融機関/確定申告/年金請求 | 一人一口座、本人名義の口座のみ |
| 変更 | マイナポータル/金融機関 | 新しい口座情報で登録内容を上書きする |
| 削除 | マイナポータル/金融機関 | 申請時の口座記載・通帳の写しが再び必要になる |
登録できない・エラーが出るときの対処法
登録が進まないときは、原因がある程度パターン化しています。表示されたメッセージから対処を探してください。
| 表示・症状 | 考えられる原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 「本人名義の口座を入力してください」 | エラーではなく重要事項の注意書き | 正しく入力できていればそのまま進めて問題ない |
| 「口座情報に誤りがあります」 | 口座の実在確認ができなかった | 口座名義と入力氏名の一致、カナの大文字小文字、全角スペースの有無、口座番号を確認する |
| 口座が登録対象外になる | 貯蓄預金口座・積立定期預金口座などを入力している | 普通預金・通常貯金・当座預金の口座に変える |
| ログインできるのに口座登録に進めない | スマホ用電子証明書でログインしている | マイナンバーカードを読み取る方法でログインし直す |
| すでに登録完了になっている | 確定申告の際に登録申請していた | 内容を変えたいときは変更手続きを行う |
| e-Taxから「登録に失敗」の通知が届いた | カナ氏名の未入力が主な原因 | マイナポータルから改めて登録手続きを行う |
| 「申請内容と同じ口座が既に登録済み」 | 同じ内容で再申請した | エラーではなく登録済みの状態。手続きは不要 |
表にない補足として、エラーの多くは些細な入力の差で起こります。それぞれの症状についてさらに詳しく知りたい場合は、公式FAQも合わせて確認してみてください(口座情報に誤りがあります、「本人名義の口座を入力してください」の表示について、すでに登録済みの場合、e-Taxの登録失敗通知について)。表で該当する症状が見つからない、あるいは対処しても解決しない場合は、マイナポータルFAQで最新情報を確認してください。
暗証番号を忘れた・ロックされた場合の対処法
暗証番号は登録・変更・削除いずれの手続きでも本人確認に使う重要な情報です。忘れてしまった場合や、入力を繰り返してロックされてしまった場合は、市区町村の窓口で再設定の手続きが必要とされています(マイナポータルFAQ)。手続きに必要なものや所要日数は自治体によって異なる可能性があるため、事前に窓口へ確認しておくと安心です。心当たりがある方は、口座登録の手続きを始める前に済ませておくとスムーズです。
よくある誤解Q&A
Q. 登録しないと給付金は受け取れない?
A. 誤りです。登録は任意で、未登録でも従来どおり口座情報を記載して申請すれば受け取れます。登録は申請書類を簡素にする仕組みにすぎません。
Q. 登録すると口座の残高や取引履歴を国に見られる?
A. 登録されるのは給付金等の受取に使う口座の情報で、残高や取引記録がこの制度で国に提供されるものではありません。
Q. 登録すると税金が自動で引き落とされる?
A. 公金受取口座は「受け取る」ための登録です。この口座から税金等が引き落とされる仕組みではありません。
Q. 家族の口座をまとめて登録できる?
A. 一人一口座が原則で、本人名義の口座を登録します。世帯や手続き上の個別の扱いについては、マイナンバー総合フリーダイヤルで確認してください。
まとめ
公金受取口座の登録は、マイナンバーカードと4桁の暗証番号、口座情報がそろっていればマイナポータルから完結します。登録しておけば、給付金等の申請で口座情報の記入や通帳の写しの添付が不要になります。
今日やることは一つだけです。マイナポータルにログインし、「おかね」から公金受取口座の登録状況を確認してください。確定申告の際に申請していて、すでに登録済みになっている場合もあります。
登録内容を変えたいとき、やめたいときも同じ画面から手続きできます。エラーで進めないときは、口座名義のカナ表記とログイン方法の2点を疑うのが近道です。
制度の細かい条件や対応金融機関は変わることがあるため、手続き前にデジタル庁の公金受取口座登録制度ページとマイナポータルFAQで最新情報を確認してから進めましょう(本記事は2026-09-15時点の情報にもとづいています)。
