リンナイ 温水式乾太くんの本体正面写真
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温水式乾太くん RDOシリーズ(RDO-60/RDO-90)は買うべきか|価格18万4,800円〜・従来の乾太くん/電気式との違いを比較

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温水式乾太くんRDOシリーズとは|発売日・価格・スペックまとめ

リンナイは2026年9月14日、ガス衣類乾燥機「乾太くん」の新シリーズとして「温水式乾太くん」RDOシリーズを発表しました。発売日は2026年9月28日、ラインアップは6kgの「RDO-60」と9kgの「RDO-90」の2機種です(リンナイ プレスリリース)。

先に結論を書きます。この製品が主に向いているのは、ガス給湯暖房機がすでにあり、従来の直火式乾太くんを設置しにくい住宅に住んでいる人です。乾燥時間は直火式より長く、価格も工事費別で18万円台からと安くはありません。速さや価格ではなく「設置できる家が広がったこと」が最大の価値です。

項目 RDO-60 RDO-90
乾燥容量 6kg 9kg
価格(税込) 184,800円 222,200円
価格(税抜) 168,000円 202,000円
外形寸法(幅×奥行×高さ) 650×567×710mm 650×647×710mm
質量 33kg 35kg
乾燥時間(メーカー公表値) 約84分 約105分
タイマー設定範囲 10〜120分 10〜150分
発売日 2026年9月28日 2026年9月28日

価格はいずれも工事費別です。リンナイは2026年2月27日の時点で本シリーズを「秋発売予定」として先行告知しており、今回の発表で発売日と価格が確定した形になります。なお本記事は発売前の公開情報をもとにした調査記事で、実機を使用したレビューではありません。

リンナイ 温水式乾太くんの本体正面写真

出典: リンナイ株式会社 プレスリリース

従来の「乾太くん」との違い|直火式と温水式で何が変わるか

熱源のつくり方が根本的に違う

従来の乾太くん(RDTシリーズ等)は、本体内でガスを直接燃焼させて温風をつくる「直火式(直ガス式)」です。これに対して温水式乾太くんは、ガス給湯暖房機(エコジョーズ等)でつくった温水を本体で温風に変換し、ドラム内の衣類を乾かします。なお「エコジョーズ」は、排気熱を再利用して熱効率を高めた高効率タイプのガス給湯器・給湯暖房機に使われる呼び名で、給湯だけでなく浴室暖房や床暖房もまかなえる機種に付いていることが多い名称です。

つまり温水式は、本体に燃焼機構を持たず、熱源を家の給湯暖房機に任せる構造です。裏を返せば、ガス給湯暖房機がない家では使えません。ここが購入可否を分ける最大の分岐点になります。

比較項目 従来の乾太くん(直火式) 温水式乾太くん(RDOシリーズ)
熱源のつくり方 本体内でガスを直接燃焼して温風をつくる 給湯暖房機の温水を温風に変換する
6kg時の乾燥時間(公表値) 約60分 約84分
必要な設備 ガス衣類乾燥機用のガス栓 ガス給湯暖房機+温水配管
価格の目安 工事費込み15万〜16万円台〜(2026-09-17時点の販売店相場) 184,800円〜222,200円(税込・工事費別)
既築マンションへの設置 公式資料に明確な記載なし 所定の条件を満たせば設置しやすいとされる

価格を比較するときの注意点: 上表の「価格の目安」は、直火式が工事費込み、温水式が工事費別と前提条件が異なります。単純に金額だけを見比べると温水式のほうが数万円高い程度に見えますが、温水式に工事費(排湿管・温水配管の施工費用)を上乗せすると、実際の総額差はさらに広がります。工事費は排湿管の経路や既存の浴室暖房乾燥機との合流可否によって変わるため、正確な比較には販売店・工事店の見積りが欠かせません。

乾燥時間は延びるが、排湿管の施工はしやすくなる

乾燥時間は直火式の約60分に対し、温水式は約84分(いずれも6kg・メーカー公表値)で、24分ほど長くなります。一方で施工面には利点があります。排湿管に亜鉛めっき鋼板製のスパイラル管など空調設備で一般的な部材を選べるためです(ASCII.jp)。

さらに、同社製のガス温水式浴室暖房乾燥機の排湿管と合流させる施工にも対応します。新たな排湿管を設けずに済む場合は、施工費の低減が見込めるとされています。

運転コースは標準・タイマー・Eco・厚物・デリケート・シーツ/毛布の6種類です。厚物コースは、生乾き臭の原因菌とされるモラクセラ・オスロエンシスを99.6%除去できるとメーカーは公表しています。

リンナイ 温水式乾太くんの操作パネルが見える斜めからの写真

出典: リンナイ株式会社 プレスリリース

電気ヒートポンプ式洗濯乾燥機との比較|乾燥時間と電気代の目安

乾燥時間の比較(メーカー公表値)

リンナイが公表している比較図では、6kg換算の乾燥時間は下表のとおりです。温水式は直火式より遅いものの、電気式との差は依然として大きいという位置づけです。

方式 6kg換算の乾燥時間(メーカー公表値)
乾太くん(直火式) 約60分
温水式乾太くん 約84分
電気ヒートポンプ式 全自動洗濯乾燥機 約185分
電気ヒーター式 衣類乾燥機 約214分

9kgのRDO-90でも乾燥時間は約105分で、リンナイは「9kgでも120分」で電気式(6kg換算185分)の半分以下と訴求しています。ただしこの比較はリンナイ自社の条件に基づく数値で、第三者機関による中立比較ではない点は差し引いて読む必要があります。

乾太くんと電気式の乾燥時間を比較したリンナイ公式の図

出典: リンナイ株式会社 プレスリリース

ランニングコストの考え方

温水式乾太くんの1回あたりのコストは、2026-09-17時点の公式発表では確認できませんでした。判断材料として、2026-09-17時点で公開されている従来の直火式と電気式の試算例を並べておきます。いずれもガス単価・電力単価・洗濯物の量で変動する「目安」です。

機種・方式 1回あたりの目安 出典の性質
乾太くん(直火式)6kg 約83円(都市ガス約73円+電気約10円) 販売店・エネルギー会社の試算例
乾太くん(直火式)9kg 約128円(都市ガス約114円+電気約14円) 同上
パナソニック NA-LX127D(標準乾燥) 約27.6円(890Wh) 電力会社系メディアの試算
パナソニック NA-LX127D(省エネ乾燥) 約19.2円(620Wh) 同上
日立 BD-STX130KL(標準コース) 約35.7円(1,150Wh・乾燥時間約93分) 同上

電気ヒートポンプ式は1回あたりの光熱費では有利です。ただし日立BD-STX130KLの省エネコースは約200分かかるとされ、安さは時間とのトレードオフになります。速さを取るならガス、光熱費を取るなら電気、という整理が実態に近いと言えます。

本体価格まで含めたトータルコストで考える

ランニングコストだけでなく、本体価格も含めて比べておくと判断しやすくなります。温水式乾太くんは本体184,800円〜222,200円(税込・工事費別)で、これに加えて排湿管・温水配管の工事費がかかります。一方、電気ヒートポンプ式のパナソニックNA-LX127D系は実勢価格20万円台〜と、洗濯から乾燥まで一台でまかなえる代わりに本体価格は温水式乾太くんより高めです(時期・販売店により変動するため、購入前に最新価格の確認が必要です)。日立BD-STX130KLの本体価格については、2026-09-17時点で確認できる公開情報がなかったため本記事では扱いません。

すでにガス給湯暖房機があり工事費を抑えられる家庭では温水式乾太くんの総額が有利になりやすく、逆に給湯暖房機がない、または賃貸で工事自体が難しい家庭では、工事不要の電気ヒートポンプ式のほうがトータルで選びやすい、という整理になります。いずれも実勢価格は販売店・時期によって変動するため、購入前に最新価格を確認してください。

自分の家に設置できるか|設置条件チェックリスト

戸建て・ガス給湯暖房機がある場合

まず確認すべきは、自宅にガス給湯暖房機(エコジョーズ等)があるかどうかです。給湯専用の給湯器しかない場合、温水式乾太くんは使えません。熱源機の交換から必要になると、総額は大きく変わります。

自宅にあるかどうかを確認する方法: 自分の家がどちらのタイプか分からない場合は、次のポイントを確認してください。

  • 浴室に暖房・乾燥・涼風などの機能を持つ換気扇(浴室暖房乾燥機)が設置されているか。設置されている場合、その熱源として給湯暖房機を使っているケースが一般的です。
  • リビングなどに床暖房の操作スイッチがあるか。床暖房も給湯暖房機の温水を利用する設備のため、あれば給湯暖房機である可能性が高くなります。
  • 屋外やパイプスペースに設置されている給湯器本体の銘板(型番が書かれたシール)を確認し、その型番を控えておく。

上記だけでは断定できない場合や、より確実に知りたい場合は、控えた型番を契約中のガス会社かリンナイに伝えて「給湯専用機か給湯暖房機か」を問い合わせるのが確実です。

注意点として、接続できる給湯暖房機の具体的な対応型番リストは、2026-09-17時点の公式プレスリリースでは確認できませんでした。他社製の熱源機で使えるかどうかを含め、設置可否は販売店・工事店による現地調査で確認してください。

戸建て・マンション共通の必須条件

  • ガス給湯暖房機があるか(給湯専用機では不可)
  • 設置スペースを確保できるか(幅650×奥行567〜647×高さ710mm、33〜35kg)

既築マンションの場合に確認すべきこと

リンナイは温水式について「既築マンションにも設置しやすい」と説明しており、所定の条件を満たせば既築マンションへの設置も可能な場合があるとされています(家電Watch)。既存の浴室暖房乾燥機の排湿管と合流できる点が効いています。

ただし「所定の条件」の詳細(排湿ルートの径、熱源機の適合など)は公式資料では個別に明記されていません。加えて分譲なら管理組合、賃貸ならオーナーの許可が一般に必要です(大阪ガスの解説)。

以下は、戸建てで新たに排湿管を通すのが難しい場合や、マンションなど新規配管のスペースが取りにくい住まいで特に確認したい項目です。戸建てで新規に排湿ルートを確保できる場合は必須ではありません。

  • 既存の浴室暖房乾燥機の排湿管に合流できるか(新規配管が難しい場合の確認事項)
  • 分譲は管理組合、賃貸はオーナーの許可が取れるか(集合住宅・賃貸特有の確認事項)

マンションでの排湿管・温水配管の接続関係を示したリンナイの図解

出典: リンナイ株式会社 プレスリリース

既存の乾太くんユーザーは買い替えるべきか

買い替えの必要性が低い人

すでに直火式の乾太くんを使っていて、動作に不満がないなら買い替える理由は乏しいと考えられます。乾燥時間は約60分から約84分へ延び、価格は工事費別で18万4,800円からです。性能が上がる乗り換えではなく、設置条件を変えるための選択肢だからです。

検討する価値がある人

検討に値するのは、引っ越しや建て替えで直火式を設置しにくい住まいに移る人です。特にガス給湯暖房機があり、浴室暖房乾燥機の排湿管を流用できる既築マンションでは、これまで諦めていた導入が現実的になる可能性があります。

本体が故障して買い替え時期に来ている場合も、温水式は選択肢に入ります。ただし直火式のほうが速く、2026-09-17時点の販売店相場では工事費込み15万〜16万円台からと本体価格も抑えられるため、設置に支障がないなら直火式の継続が素直です。

洗濯機の上に温水式乾太くんを設置した洗面脱衣室のイメージ

出典: リンナイ株式会社 プレスリリース

口コミ・評判はどうか|2026-09-17時点でわかること

RDOシリーズは2026年9月28日の発売前であるため、実機レビューやユーザーの口コミ、耐久性に関する情報は存在しません。本記事の数値がすべてメーカー公表値や販売店・エネルギー会社の試算である点は、購入判断のうえで踏まえておいてください。

参考情報として、既存の直火式乾太くんについては「乾太くんは複雑な家電のためその分故障しやすい。修理には専門の技術者が必要で費用も2万円以上かかった」という利用者の声もあります(住宅設備のお悩み解決ナビ、2026-09-17時点で確認)。これは特定の個人・事業者への批判ではなく、あくまで一利用者の体験談であり、RDOシリーズ自体の評価でもありません。ガス機器は設置後のメンテナンス窓口まで含めて検討する材料になります。

購入前の注意点と、工事なしで試せる代替家電

温水式乾太くんは工事を伴うガス機器で、通販カートでそのまま買える商品ではありません。ガス会社や工事店経由での見積りが基本になります。表示価格は工事費別のため、排湿管の経路によって総額が変わる点に注意してください。複数社から見積りを取り、排湿管の合流可否まで含めて比較するのが確実です。

給湯暖房機がない家庭や賃貸で工事ができない場合は、工事不要の衣類乾燥除湿機が現実的な代替になります。日立の衣類乾燥除湿機「HJS-DR601」(除湿能力5.6L/日)が候補です。洗濯から乾燥まで1台でまとめたいなら、上で紹介したパナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX127D」のような電気ヒートポンプ式が比較対象になります。

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まとめ

温水式乾太くんRDOシリーズは、2026年9月28日発売、RDO-60が18万4,800円、RDO-90が22万2,200円(いずれも税込・工事費別)です。直火式より乾燥は遅いものの、電気式より大幅に速く、排湿管の自由度が高いという性格の製品です。

向いているのは、ガス給湯暖房機があり直火式を設置しにくい家庭、とくに既築マンションで導入を諦めていた人です。逆に、直火式を問題なく使えている人や給湯暖房機がない家庭には向きません。

まずは自宅の熱源機の種類と、浴室暖房乾燥機の排湿管の状況を確認してください。そのうえでリンナイ公式の発表内容で最新の仕様を確かめ、ガス会社・工事店に現地調査と見積りを依頼するのが、失敗しない進め方です。価格や仕様は変更される場合があるため、契約前に必ず公式・販売店の最新情報を確認しましょう。

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