ETC利用照会サービスで利用証明書のPDFが表示されない原因と対処法|Google Chromeで発生中の事象(2026年8月〜)
結論
確定申告や経費精算のためにETC利用照会サービスへログインしたのに、利用証明書のPDFが表示されない、真っ白になる、ダウンロードできない。こうした症状は、多くの場合あなたの操作ミスではありません。公式サイトが告知している既知の事象です。
なお、この記事はログイン後のPDF表示・ダウンロードの不具合に絞って解説します。ログイン自体ができない場合は、当サイトの「ETC利用照会サービスにログインできない時の対処法6選」をご覧ください。

今すぐ手順だけ確認したい方は、解決手順【優先度順】から読み進めてください。
【2026年8月〜】Google ChromeでPDFが表示されない事象が公式に告知されている
ETC利用照会サービスは2026年8月13日付で「利用証明書のPDF等が正常に表示されない事象について」を告知しました。2026-10-03時点でも公式サイト上部の「重要なお知らせ」に掲出されたままで、解消の告知は出ていません。告知の本文は次のとおりです。
Google Chromeをご利用の場合、ETC利用照会サービスにおける利用証明書のPDF等が、正常に表示されない事象が発生しております。表示の不具合が発生している場合は、以下のいずれかをお試しくださいますよう、お願いいたします。≪対処方法≫・キャッシュクリアする。・Google Chrome以外のブラウザを使用する。(Microsoft Edge等)
Chromeを使っていてPDFが表示されないなら、まず公式が案内する次の2つを試してください。
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- Microsoft EdgeなどChrome以外のブラウザで開き直す
最新の状況は公式サイトのニュース一覧で確認できます。
ETC利用照会サービスでPDFが表示されない不具合は、今回が初めてではありません。ここからは過去の公式告知と合わせて、症状・原因・解決手順を順に整理します。
公式が告知したPDF不具合は3件。原因のブラウザは毎回違う
公式ニュースで確認できる「PDFが正常に表示・ダウンロードできない」告知は、2026-10-03時点で3件あります。原因とされるブラウザが毎回違うため、時系列で並べると状況がつかみやすくなります。
| 告知日 | 対象 | 症状 | 公式の対処法 | 状況(2026-10-03時点) |
|---|---|---|---|---|
| 2024年11月20日 | Microsoft Edge(バージョン131) | 利用証明書のPDF等が正常に表示されない | Edge以外のブラウザ(Chrome等)を使う/PDFをダウンロードしてAdobe Reader等で開く/キャッシュクリア | Edge側は131.0.2903.70で修正済み |
| 2025年4月28日 | Androidスマートフォン(Google Chrome等) | PDFが正常に表示・ダウンロードできない | キャッシュクリア/「アプリを開く」から端末のPDFビューアで開く | 原因は公表されていない |
| 2026年8月13日 | Google Chrome | 利用証明書のPDF等が正常に表示されない | キャッシュクリア/Chrome以外のブラウザ(Edge等)を使う | 告知掲出中 |
パターン1|Google ChromeでPDFが表示されない(2026年8月〜)
現在進行中の事象です。表のとおり原因とされるブラウザは告知のたびに入れ替わっており、「前はEdgeが悪いと聞いた」と混乱するかもしれません。なぜ毎回対象ブラウザが変わるのかは、この後の「なぜ同じ『PDFが表示されない』でも原因が変わるのか」で詳しく説明します。ここでは、2026-10-03時点で進行中なのはGoogle Chromeの事象だという点を押さえておいてください。
パターン2|Microsoft EdgeでPDFの文字が欠ける(2024年11月)
公式告知の文言は「最新版のMicrosoft Edge(バージョン131)をご利用の場合、利用証明書のPDF等が正常に表示されない事象が発生しております」でした。個人ブログのパソコン360は、利用日時や利用区間の欄が空白のPDFが表示される一方、紙への印刷は正常にできたと報告しています。
パターン3|AndroidでPDFが表示・保存できない(2025年4月)
公式告知は「Androidスマートフォンをご利用の場合、利用証明書等のPDFが正常に表示又はダウンロードできない事象が発生しております」というものでした。PDFを開く・保存する段階で止まる症状です。
なぜ同じ「PDFが表示されない」でも原因が変わるのか
公式は3件とも恒久的な原因を明らかにしておらず、回避策の案内にとどまっています。そのうえで、確認できている背景を整理します。
原因1|Google Chrome側の表示処理(2026年8月〜)
告知は「Google Chromeをご利用の場合」に限定されているため、Chromeでの表示処理に関係していると考えられます。ただし具体的な原因は公表されていません。
原因2|Microsoft Edge 131の内蔵PDFビューアの不具合(2024年11月)
Edgeのバージョン131(2024年11月14日・15日リリース)には、フォントが埋め込まれていないPDFを開くと、罫線や数値だけが表示され日本語の文字が抜け落ちる不具合がありました。ヒビノや日本アンテナなど多くの企業が同時期に同じ事象を告知しています。Microsoftは2024年11月26日リリースのバージョン131.0.2903.70で修正しました。ETC利用照会サービスの告知も、この時期と一致しています。
原因3|Androidのダウンロード処理とキャッシュ
Android版ChromeでPDFのダウンロードが失敗する一般的な原因として、技術解説サイトでは次の4つが挙げられています(Qiita)。ETC利用照会サービス固有の原因として公式に特定されたものではありません。
- 端末のストレージの空き容量不足
- 保存先フォルダへのアクセス権限の不足
- Chromeのキャッシュ・Cookie・サイトデータの肥大化
- 同じ名前のファイルがあり、古いキャッシュを参照してしまう
原因4|推奨環境から外れている
公式FAQの「ETC利用照会サービス利用時の推奨環境は?」では、推奨環境を次のように定めています(2026-10-03時点)。
| 端末 | OS | ブラウザ |
|---|---|---|
| パソコン | Windows10以上 | Microsoft Edge 最新版 |
| iPhone・iPad | iOS14以上 | Safari 最新版 |
| Android | Android11以上 | Google Chrome 最新版 |
FAQには「より快適なサイト作成のために、バージョンの新しいブラウザへの対応は随時行っておりますが、公表されていないブラウザ側の不具合により、動作の安定性が確保できない機能がありますのでご了承ください。」との注記もあります。なお、Androidでは推奨ブラウザがChromeのため、今回のChromeの事象は推奨環境どおりに使っていても起こり得る点に注意してください。
原因5|登録直後でまだ明細が反映されていない(参考情報・公式未確認)
ここから先は公式に確認できた情報ではありません。本登録の直後は、利用明細が表示されるまでに数時間(目安4時間程度)かかるとする解説記事があります(ノマド的節約術)。登録したばかりなら、時間をおいて開き直してください。
PDFが表示・ダウンロードできない時の解決手順【優先度順】
公式告知で案内された方法を中心に、手軽な順に並べました。上から1つずつ試してください。

手順1|ブラウザを変える
パソコンでChromeを使っているなら、公式推奨のMicrosoft Edgeで開き直します。2026年8月の告知が案内している方法で、推奨環境とも一致します。Windowsパソコンには標準でMicrosoft Edgeがインストールされているため、新たにダウンロードする必要はありません。
手順2|キャッシュ・Cookieをクリアする
2024年・2025年・2026年の3件すべての告知に共通する対処法です。ブラウザの設定から閲覧履歴データ(キャッシュ・Cookie)を削除し、再度ログインしてPDFを開きます。
- Google Chromeの場合:右上のメニューから「閲覧履歴を消去」を開き、期間を「全期間」にして「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除します
- Microsoft Edgeの場合:右上のメニューから「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」から同様に削除します(メニューの表記はバージョンにより多少異なります)
- Androidの場合:端末の設定のアプリ一覧からChromeを選び、ストレージの項目にある「キャッシュを削除」から行う方法もあります(表記は機種により異なります)
手順3|PDFをダウンロードしてAdobe Reader等で開く
ブラウザ内での表示がおかしい場合は、PDFをいったん端末に保存し、Adobe ReaderなどのPDF閲覧ソフトで開きます。2024年11月の告知で案内された方法です。
手順4|Androidは「アプリを開く」からPDFビューアを選ぶ
2025年4月の告知では、「ファイルに保存」ではなく「アプリを開く」を選び、端末にプリインストールされているPDFビューアで開く方法が案内されています。保存で止まる場合に試してください。
手順5|OSとブラウザを最新版に更新する
推奨環境はいずれも「最新版」のブラウザです。Edge 131の文字欠落は131.0.2903.70で修正されているため、古いバージョンのまま使っていないか確認しましょう。Androidではストレージの空き容量もあわせて確認すると安心です。ただし2026年8月〜のChromeの事象について、公式が案内している対処法は「キャッシュクリア」と「Chrome以外のブラウザを使う」の2つだけで、更新だけで解消するとは告知されていません。今回のChromeの事象には手順1・2を優先し、この手順5は主に過去のEdgeの不具合向けの確認事項として参考にしてください。
それでも解決しない場合の対処法
上の手順で改善しない場合は、次の点を確認してください。
- 別の端末で試す:パソコンで駄目ならスマートフォン、またはその逆を試します。端末ごとに推奨ブラウザが異なるため、原因4で紹介した推奨環境の表の組み合わせ(パソコン=Edge、iPhone・iPad=Safari、Android=Chrome)に合わせると確実です
- 明細の検索結果そのものが出ていないか確認する:PDF以前に検索結果が表示されない場合は別の問題です。公式FAQ「利用明細の検索結果が表示されないお客様へ」を確認してください
- 公式のお知らせを確認する:新しい不具合や解消の告知はニュース一覧に掲載されます
確定申告や経費精算の締め切りが迫っていて、上記のどれを試してもPDFが表示できない場合は、ETC利用照会サービス事務局に直接問い合わせてください。
- 受付時間:年中無休 9:00〜18:00
- 電話番号(ナビダイヤル):0570-001069(ナビダイヤルが使えない場合は045-477-1262)
- 本人確認のため、ユーザーID・登録メールアドレス・登録ETCカード番号を手元に用意してから連絡してください
この窓口はサービスの概要・利用方法・新規登録・登録内容変更・ID/パスワード忘失を扱う窓口です。走行内容や通行料金そのものについて確認したい場合は、各高速道路会社(NEXCO東日本0570-024-024/首都高03-6667-5855/NEXCO中日本0120-922-229/NEXCO西日本0120-924-863/阪神高速06-6576-1484/本四高速078-291-1033)が窓口になります。
よくある質問|ETC利用照会サービスのPDFトラブル
Q. スマートフォン(Android・iPhone)でも今回のChromeの不具合は起きますか?
2026年8月13日の告知は「Google Chromeをご利用の場合」とだけ案内しており、パソコンとスマートフォンを区別していません。Androidで標準のGoogle Chromeを使っている場合は対象に含まれる可能性があるため、まずはキャッシュクリアと別ブラウザへの切り替えを試してください。iPhone・iPadは標準でSafariを使うため、今回の告知の対象には当てはまりにくいと考えられます。
Q. コンビニのマルチコピー機で利用証明書を印刷できますか?
2026-10-03時点で、公式サイトにコンビニプリントサービスとの連携についての案内は見当たりません。まずは本記事の手順でPDFを正しく表示させたうえで、自宅や職場のプリンター、またはお使いの環境に合った方法で印刷することをおすすめします。
Q. 今回の不具合はいつ直りますか?
2026-10-03時点で、2026年8月13日の告知に解消の案内は出ていません。2024年11月のMicrosoft Edgeの不具合はMicrosoft側のアップデート(同年11月26日リリースのバージョン131.0.2903.70)で解消されたことが確認されていますが、2025年4月のAndroidの不具合については公式が解消を明言した記録は確認できていません。今回のChromeの事象も解消時期は未定のため、公式サイトのニュース一覧で最新状況を確認してください。
Q. ETC利用照会サービスにログインできない場合はどうすればいいですか?
本記事はログインできることを前提に、PDFの表示・ダウンロードの不具合を扱っています。ログイン自体ができない場合は原因が異なるため、当サイトの「ETC利用照会サービスにログインできない時の対処法6選」をご覧ください。
Q. PDFの前に利用明細の検索結果そのものが表示されません
検索結果が出ない場合は、本記事が扱う症状とは別の問題です。公式FAQ「利用明細の検索結果が表示されないお客様へ」を確認するほか、本登録の直後であれば明細が反映されるまで数時間(目安4時間程度)かかることがあるため、時間を置いて再度確認してください。
まとめ
ETC利用照会サービスでPDFが表示されない不具合は、2024年11月(Edge)、2025年4月(Android)、2026年8月(Chrome)と、原因のブラウザを変えながら繰り返し告知されています。2026-10-03時点ではGoogle Chromeの事象が続いているため、Chromeで開けない場合はキャッシュクリアか、Microsoft Edgeなど別のブラウザを試してください。
再発に備えて、次の3点を習慣にしておくと安心です。
- 公式の推奨環境(パソコンはEdge、iPhone・iPadはSafari、AndroidはChromeの各最新版)を保つ
- うまくいかない時は、まず公式サイトのニュース一覧で不具合の告知が出ていないか確認する
- 確定申告や月末の経費精算の前は、余裕をもって早めに利用証明書のPDFを取得しておく
ログインの段階でつまずいている場合は、「ETC利用照会サービスにログインできない時の対処法6選」もあわせてご覧ください。
