Nothing Phone (4b) レビュー|Phone (4a)と£50差で買う価値があるか正直評価【2026年7月】
※本記事にはPR・広告リンクが含まれます。
「Nothing Phone (4b) はコスパ最強なのか?」——2026年7月に発表されたばかりのこのモデルを検討している人が、最初に知りたいのはこの一点でしょう。結論から言えば、価格に対するスペックの割安感は限定的で、真の強みはバッテリー持ちとデザインに集約されます。
本記事は、Nothing公式スペックと海外メディアの実機ハンズオン情報をもとにした調査ベースのレビューです。実機の長期使用ではなく、発表直後の一次情報を整理・分析している点を先にお断りしておきます。「買うべき人・買わない人」まで踏み込んで判断材料を提示します。
結論:Nothing Phone (4b) を買うべきか
先に答えを出します。Nothing Phone (4b) は「デザインの個性」と「バッテリー持ち」を重視する人には有力な選択肢です。一方で、総合的な性能とコストのバランスで見ると、ほぼ同価格の上位モデル Phone (4a) の存在が最大の壁になります。
実際、実機ハンズオンを行った9to5googleのPrakhar Khanna記者は厳しい評価を下しています。
It’s impossible to recommend buying Phone (4b) when Phone (4a) is better for basically the same price.
(Phone (4a) がほぼ同価格でより優れている以上、Phone (4b) の購入を薦めることは不可能だ)
— Prakhar Khanna, 9to5google, 2026-07-07
つまり「Nothing Phone (4b) 単体では悪くないが、選択肢として最適とは言い切れない」というのが調査全体から見えた総評です。以下で、その根拠となるスペック・価格・比較を順に見ていきます。
出典: Unsplash
Nothing Phone (4b) とは?「b」シリーズ初号機の位置付け
Nothing Phone (4b) は2026年7月7日(日本時間)にグローバル発表された、Nothingの新しい「b」シリーズの初号機です(9to5google)。従来の「a」シリーズよりもさらにコストを抑えたエントリー寄りのミドルレンジという立ち位置になります。
同時期のラインナップには上位の Phone (4a) が存在し、この2機種の価格差が非常に小さいことが本モデルの評価を難しくしています。なお米国市場では Phone (4b) は販売されず、代わりに Phone (4a Pro) が展開される点も特徴的です。
Nothingらしさを象徴するのは、背面の通知ライト「Glyph(グリフ)」を継承した点です。Phone (4b) では45個のミニLEDで構成される「Glyph Bar」を搭載し、従来より横長でスリムなデザインに刷新されています。
Nothing Phone (4b) の主なスペック一覧【2026年7月7日確認】
まずは公式発表スペックを項目ごとに整理します。数値はすべて2026年7月7日の発表時点のものです。
ディスプレイ・デザイン
ディスプレイは6.77インチのFHD+ LTPS AMOLED(有機ELの一種;2344×1080)で、リフレッシュレート120Hz、ピーク輝度2000ニットに対応します。タッチサンプリングレートは1000Hz、480HzのPWM調光(画面のフリッカーを抑えて目の疲れを軽減する仕組み)と画面内光学式指紋センサーも備えます。
→ 地図・動画・SNSのスクロールはなめらかで、屋内使用では十分な明るさです。屋外の直射日光下ではPhone (4a)(4500ニット)に比べて見づらくなる場面があります。
本体はポリカーボネート製のユニボディで、重量は約210g、カラーはホワイト・ブラック・ブルーの3色展開です。防水防塵は生活防滴レベルのIP64等級とされています(mobilelaby)。
プロセッサ・メモリ・ストレージ
心臓部にはQualcomm Snapdragon 6 Gen 4(4nmプロセス)を採用し、GPU(グラフィック処理部)はAdreno 810です。メモリは8GB LPDDR4X(高速メモリ規格)、ストレージは128GBまたは256GBのUFS 2.2(高速フラッシュストレージ規格)を選べます。
→ 日常的なアプリ操作・マルチタスク・動画再生は快適にこなせる性能帯です。重量級ゲームを高画質で遊ぶ用途では、上位チップを積む機種と差が出る場合があります。
ミドルレンジの中でも堅実な構成ですが、後述するPhone (4a)のSnapdragon 7s Gen 4より一段控えめなチップである点は押さえておきたいところです。
カメラ
カメラはリアがOIS(光学式手ブレ補正)搭載の50MP(F1.8)と、119°をカバーする8MP超広角(F2.2)のデュアル構成です。フロントは16MP。望遠レンズは搭載しません。
なお、実写サンプルは2026年7月9日時点で限定的で、カメラ評価は海外ハンズオンの速報段階です。過度な期待は避け、実機レビューの続報を待つのが賢明でしょう。
バッテリー・充電
バッテリーはグローバル版が5,200mAh、インド版がNothing史上最大の6,000mAhです。33Wの有線急速充電と7.5Wの逆方向有線給電に対応する一方、ワイヤレス充電には非対応です。
メーカー公称値では通話最長46時間、音楽再生最長34時間とされています(ITmedia)。これらは理想条件での数値で、実使用では短くなる点に注意が必要です。目安として、通話最長46時間は「丸2日近く通話し続けられる」容量感であり、音楽最長34時間は通勤・通学で1日1〜2時間再生するペースなら2週間以上の余裕に相当します。なお、充電完了までの具体的な時間は2026年7月9日時点の公式情報では未公表のため、正式レビュー続報を待って確認してください。
ソフトウェアとアップデート保証
OSはAndroid 16ベースのNothing OS 4.1を搭載します。素のAndroidに近い動作が特徴で、3年間のOSアップデートと6年間のセキュリティパッチが保証されています。
ミドルレンジで6年のセキュリティ更新は長寿命の部類で、長く使いたいユーザーには安心材料です。
Nothing Phone (4b) の価格と発売日【2026年7月9日時点】
価格と発売時期は購入判断の核心です。海外の確定情報と、日本の見通しを分けて整理します。
海外の価格と発売日
グローバル価格は英国£299、欧州€329です。ITmediaはポンド円レートで約6万4000円相当と紹介していますが、これは直接換算値であり、実際の日本市場価格とは異なる可能性が高い参考値です。
インドでは128GB版が₹34,999、256GB版が₹38,999。発売日はグローバルが2026年7月17日、インドが2026年7月14日です(9to5google)。
日本での発売はいつ?
2026年7月9日時点で、日本での正式価格・発売日・取り扱い通信会社はいずれも未発表です。ただし日本版でのeSIM対応が仕様に明記されており、日本市場への投入が示唆されています。
Nothing Japan公式は「Nothing Phone (4b)の日本での展開に関する詳細情報は、追ってお知らせいたします」とコメントしています(taisy0.com掲載)。最新情報は公式発表を確認してください。
Nothing Phone (4b) のメリット・デメリット正直評価
調査を通じて見えた、Phone (4b) の強みと弱みをそれぞれ整理します。
メリット1. Glyph Barで個性を出せる唯一無二のデザイン
45個のミニLEDによる背面ライト「Glyph Bar」は、着信や通知、タイマーなどを光で知らせるNothing独自の機能です。同価格帯のスマホにはない視覚的な個性で、「人と違う端末を持ちたい」層に刺さります。
メリット2. Android 16と最長6年のセキュリティ更新で長く使える
Nothing OS 4.1は余計なプリインアプリが少なく、動作がシンプルです。OS3年・セキュリティ6年という長期サポートは、1台を長く使う前提のユーザーにとって実質的なコスパを底上げします。
メリット3. バッテリー持ちはミドルレンジ最高クラス
グローバル版で5,200mAh、インド版で6,000mAhという大容量は、この価格帯では抜きんでています。33W急速充電も備え、公称で通話46時間というスタミナは、電池持ちを最優先する人にとって大きな武器です。
出典: Unsplash
購入前に知りたいデメリット・注意点
一方で、購入前に理解しておくべき弱点も明確です。
- ワイヤレス充電に非対応 — 充電はケーブル接続が前提になります。
- Phone (4a)との価格差が小さく割安感が出にくい — 英国では両者の差はわずか£50ほどです。
- カメラは望遠なし・標準的な構成 — 望遠レンズが搭載されておらず、Phone (4a)のトリプルカメラ構成に比べて多様なシーンへの対応力で劣ります。実写評価は2026年7月9日時点で速報段階です。
- ディスプレイがPhone (4a)より劣る — Phone (4a)は1.5K解像度・ピーク4500ニットで、輝度・解像度ともに上位です。
特に価格差の小ささは深刻で、mobilelabyも「安いはずなのに安くない?Phone (4a)とほぼ同額」と指摘しています(mobilelaby)。この点は次の比較表で数値的に確認します。
Nothing Phone (4b) vs Phone (4a) 比較表【どちらがおすすめ?】
両モデルの主要スペックを並べると、差は明確です(Phone (4a)の情報はGizmochinaより)。
| 項目 | Phone (4b) | Phone (4a) |
|---|---|---|
| プロセッサ | Snapdragon 6 Gen 4 | Snapdragon 7s Gen 4 |
| ディスプレイ | 6.77型 FHD+/2000ニット | 1.5K/4500ニット |
| カメラ | 50MP(OIS)+8MP超広角 | 50MP+50MP望遠+超広角のトリプル |
| バッテリー | 5,200mAh(グローバル) | スペック非公表(本記事調査時点) |
| 背面素材 | ポリカーボネート | ガラス |
| 防水防塵 | IP64 | IP65 |
| ストレージ規格 | UFS 2.2 | UFS 3.1 |
| 価格(英国) | £299 | £349 |
表のとおり、プロセッサ・表示品質・カメラ・素材・ストレージ速度のいずれもPhone (4a)が上位です。それでいて英国での価格差は£50、インドでは₹3,000(およそ£14相当)にとどまります。純粋な性能対価格では、Phone (4a)に軍配が上がるのが実情です。
出典: Unsplash
こんな人におすすめ、こんな人はPhone (4a)を選ぼう
同じ予算でどちらを選ぶべきか、タイプ別に整理します。
Nothing Phone (4b) に向いている人
- Glyphなどデザインの個性を重視し、カメラには強くこだわらない人
- バッテリー持ちを最優先したい人
- 少しでも予算を抑えつつNothingブランドを体験したい人
Phone (4a) の方が向いている人
- カメラ品質、特に望遠撮影にこだわる人
- 屋外利用が多く、画面の輝度・解像度を重視する人
- 長く使う前提で、同価格帯なら最高性能を求める人
判断の分かれ目はシンプルです。「電池とデザインで選ぶならPhone (4b)、それ以外の総合力で選ぶならPhone (4a)」と考えると迷いにくいでしょう。
まとめ|Nothing Phone (4b) の総合評価と日本発売への期待
Nothing Phone (4b) は、5,200mAhの大容量バッテリーとGlyph Barの個性という明確な武器を持つ一方、ほぼ同価格のPhone (4a)に総合性能で及ばない、という評価に落ち着きます。「コスパ最強」と断言するには、価格差の小ささが足かせです。
とはいえ日本での価格は未発表で、仮に5万円台前半で登場すれば、電池持ち重視層にとって十分な購入候補になり得ます。日本版のeSIM対応も明記されており、正式投入への期待は持てる状況です。
購入を検討するなら、まず日本での正式な価格・発売日の発表を待ちつつ、Nothing公式製品ページで最新の仕様を確認してください。そのうえで、本記事の比較表を手元に置いてPhone (4a)と並べて検討するのが、後悔しない選び方です。
今すぐできる3つの行動
- Nothing Japan公式SNSをフォロー — X(旧Twitter)やInstagramでNothing Japanの公式アカウントをフォローしておくと、日本発売の正式発表をいち早く受け取れます。
- 価格比較サービスで通知設定 — 価格.comなどの価格比較サービスで「Nothing Phone」の価格通知を設定しておくと、日本発売と同時に最安値情報を取得できます。
- 公式製品ページをブックマーク — Nothing公式製品ページをブックマークしておき、スペック更新や日本版情報の追加を随時確認してください。
