防災の日「全国シェイクアウト訓練」2026年9月1日はいつ?参加方法と当日の3つの動きまとめ
「防災の日に何かしておきたいけれど、大がかりな訓練に参加する時間はない」。そう感じている方に一番おすすめしたいのが、シェイクアウト訓練です。所要時間はたったの1分、今いる場所から動く必要もありません。
まずは、多くの方が知りたい「2026年はいつなのか」から先にお答えします。
結論|シェイクアウト訓練2026は9月1日正午が基本、自治体ごとに時刻は異なる
2026年の全国一斉「いっせい防災訓練(シェイクアウト訓練)」は、9月1日(火)正午の時報を合図に、1分間行うのが基本とされています(愛知県 報道発表資料/2026-08-21時点)。
ただし「正午」はあくまで全国共通の目安です。実際には主催する自治体・団体ごとに実施日時が設定されており、午前9時30分に行う区もあれば、9月1日以外の日程を選ぶ自治体もあります。最終的には、お住まいの自治体の発表が最優先だと考えてください。
急いでいる方向けに、この記事の要点を3つにまとめます。
- いつ:2026年9月1日(火)正午・1分間が基本。ただし自治体ごとに時刻・日程が異なる
- 参加方法:個人や家庭でその場で参加するなら事前登録は不要。自治体主催の訓練は登録制の場合あり
- 当日やること:「まず低く、頭を守り、動かない」の3つの動きを1分間だけ実行する
特別な道具も申し込みも要りません。次の章から、訓練の中身と自分の地域の調べ方を順番に見ていきましょう。
シェイクアウト訓練とは?防災の日との関係
シェイクアウト訓練は、地震のときの安全確保行動1-2-3「まず低く、頭を守り、動かない」を身につけるための訓練です。主催しているのは日本シェイクアウト提唱会議で、公式サイトでは目的をこう説明しています。
シェイクアウトはあなた自身、あなたの地域、学校が、職場などの組織が、非常時対策の見直し、防災グッズを確認、ケガを防ぐための身の回りの安全対策をとるように促すことが目的
— 日本シェイクアウト提唱会議「シェイクアウト訓練とは?」(2026-08-21確認)
ポイントは、避難所まで移動したり点呼を取ったりする訓練ではないところです。合図に合わせて、自宅でも職場でも学校でも、その場で姿勢を低くするだけで成立します。だからこそ、これまで防災訓練に縁がなかった人でも気軽に参加できます。

出典: いらすとや
なお、9月1日が「防災の日」になっているのは、1923年9月1日に発生した関東大震災(死者・行方不明者10万5千余人)の教訓と、1959年の伊勢湾台風の被害がきっかけです。これらを受けて1960年に制定されました(政府広報オンライン)。シェイクアウト訓練は、その防災の日に合わせて全国で行われる代表的な取り組みのひとつです。
緊急地震速報の訓練とは何が違う?
同じ時期に行われる訓練でも、緊急地震速報の訓練は「チャイム音や放送が流れるのを受けて動く」形式です。一方のシェイクアウト訓練は、正午の時報など決められた合図をきっかけに、自分から姿勢を低くする自主的な訓練です。音を待つ必要はなく、時計を見て自分のタイミングで始められる点が大きな違いです。
実施日時は自治体でバラバラ|2026年の例を比較
「全国一斉=どこでも正午」と思われがちですが、日本シェイクアウト提唱会議の開催情報ページを見ると、主催者ごとに日時が細かく分かれています。2026-08-21時点で確認できた例を並べてみます。
| 主催・地域 | 実施日 | 開始時刻 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 全国共通の基本 | 2026年9月1日(火) | 正午 | 時報を合図に1分間 |
| 東京都世田谷区 | 2026年9月1日(火) | 9:30 | 区内で最大震度6強を想定、1分間 |
| 東京都千代田区 | 2026年3月6日(金)※本記事時点(2026年8月)では実施済み | 10:00 | 9月1日ではなく年度内の別日程で実施する例。次回以降の日程は千代田区の発表を確認 |
| 愛知県(あいち総ぐるみ) | 登録団体ごとに設定 | 団体ごと | 学校行事や11月5日の津波防災の日に合わせることも可能 |
※日程・時刻は変更される場合があります。参加前に各自治体の公式発表をご確認ください。
世田谷区は「令和8年度第1回世田谷区いっせい防災訓練(シェイクアウト訓練)」として、9月1日午前9時30分から1分間実施すると案内されています(主催:世田谷区、協力:日本シェイクアウト提唱会議)。この情報は区の公式ページの掲載内容にもとづいており、公開されている検索結果の情報とも一致しています。念のため、参加前に区の公式サイトで最新情報もあわせてご確認いただくと安心です。
千代田区のように、9月1日ではなく年度内の別日程を選ぶ自治体もあります(千代田区 一斉防災訓練ページ)。上表の2026年3月6日は、本記事の時点(2026年8月)ではすでに実施済みの回であり、これから来る9月1日の訓練とは別のタイミングだった例として紹介しています。次回以降の実施日は9月1日とは限らないため、年度が変わるごとに千代田区の発表を確認するのが確実です。「正午に何も放送がなかった」からといって、自分の地域が訓練をしていないとは限らないわけです。
参加方法|個人は登録不要、自治体・学校・企業は要確認
参加のハードルは、思っているよりずっと低いです。日本シェイクアウト提唱会議は「どなたでも『いっせい防災訓練(シェイクアウト)』にご参加いただけます」と明記しており、家庭・学校・職場など、そのとき自分がいる場所で参加できます(参加者について)。

出典: いらすとや
立場ごとに必要な手続きを整理すると、次のようになります。
| 参加する立場 | 事前登録 | 手続きの内容 |
|---|---|---|
| 個人・家庭 | 原則不要 | 当日その場で3つの動きを行うだけ |
| 自治体主催の訓練への参加 | 自治体による | 事前登録制のケースあり。公式ページで要確認 |
| 学校・企業・団体(主催者になる) | 必要 | 公式サイトの「主催者になるには?」から申請 |
勤務先が訓練を主催していない場合でも、個人としてその場で参加するだけなら手続きは不要です。正午の合図に合わせて自席で1分間「まず低く、頭を守り、動かない」を実践するだけで、立派な参加になります。
団体として主催者になる場合は、主催者向けページから申請します。認定を受けると、公式サイトへの情報掲載、参加登録者数の公式発表、バナーや訓練用音源の提供といった支援を受けられます。社内訓練や学校行事として実施したい場合は、こちらのルートが便利です。
自治体によっては事前登録が必要
たとえば愛知県の「あいち総ぐるみシェイクアウト訓練2026」は、2026年5月27日(水)から8月31日(月)まで参加登録を受け付けています。登録方法は専用Webページ、FAX(052-954-6911)、メール(saigaitaisaku@pref.aichi.jp)の3通りです(2026-08-21時点)。登録後は学校行事や11月5日の津波防災の日など、独自の日時で実施することもできます。
千代田区も参加登録制で、登録期限は訓練の前日とされています。つまり「個人・世帯だけで行うなら登録不要、自治体の訓練に加わるなら自治体のルールに従う」と覚えておけば大丈夫です。
当日の3つの動き|「まず低く、頭を守り、動かない」のやり方
ここが訓練の中心です。日本シェイクアウト提唱会議が示す安全確保行動1-2-3を、順番に確認しましょう。所要時間は合わせて1分です。
① しせいをひくく(まず低く)
強い揺れは、立っていられないほどの力で人を倒します。倒される前に、自分から体勢を低くして地面に近づけるのが最初の動作です。しゃがむ、あるいは床に膝をつくだけで構いません。
② あたまをまもる(頭を守る)
次に、固定された机やテーブルの下に入って頭を守ります。家具の落下物や飛散するガラスから、体の中で最も守るべき部分を保護するためです。机が近くにない場合は、腕やカバンなど手元のもので頭を覆って代用します。
③ じっとする(動かない)
最後は、揺れが止まるまでその姿勢のまま動かないことです。慌てて移動すると、転倒したり落下物に当たったりする危険があります。机の下に入ったときは、脚をつかんで机ごと動かないようにしておくと安心です。
机がない場所ではどうする?
シェイクアウト訓練は、そのとき自分がいる場所で行うのが前提です。机のない部屋や屋外にいるときも、考え方は同じで、姿勢を低くし、腕や荷物で頭を守り、揺れが収まるまで動かないという3つの流れを守ります。「机の下に入れないから何もできない」ではなく、「今この場所ならどう頭を守るか」を1分間で考えてみることが、そのまま訓練になります。
お住まいの自治体の実施時間を確認する方法
自分の地域の実施日時を調べる手順は、次の3ステップです。数分で終わります。
- 日本シェイクアウト提唱会議の開催情報ページを開き、都道府県から自治体・団体の訓練を探す
- 見つからない場合は、自治体の公式サイトで「シェイクアウト」「いっせい防災訓練」と検索する
- 実施日時とあわせて、参加登録の要否・締切もチェックする
自治体によっては、防災行政無線や防災アプリで訓練開始の合図を流す例もあるようですが、配信の有無は地域ごとに異なります。確実なのは自治体公式ページの案内なので、そちらを基準に予定を立ててください。
日時を確認できたら、スマートフォンのカレンダーに「9月1日 12:00 シェイクアウト訓練(1分)」と登録しておくのがおすすめです。当日は通知が合図の代わりになり、うっかり忘れることもなくなります。あわせて、家庭の防災グッズや非常食の期限点検も同じ日にまとめて済ませてしまうと、防災の日を有効に使えます。
まとめ
2026年のシェイクアウト訓練は、9月1日(火)正午・1分間が基本です。ただし世田谷区の午前9時30分のように自治体ごとの違いがあるため、参加前にお住まいの地域の発表を確認しておきましょう。個人や家庭で行う分には、申し込みも道具も必要ありません。
政府の想定では、南海トラフ地震が発生した場合の死者数は最大約29.8万人(うち津波によるものが約21.5万人)とされる一方、迅速な避難と的確な情報伝達によって津波による死者数は最大7割減らせるとされています(政府広報オンライン)。この「迅速な避難」の第一歩にあたるのが、揺れの直後にとっさに低く姿勢を取り、頭を守れるかどうかです。シェイクアウト訓練で繰り返し体に覚えさせておいた1分間の動きが、いざというときの避難や被害を減らす行動につながります。
今日できる一歩は、次の2つだけです。
- カレンダーに9月1日正午の予定を入れる(自治体によって時刻が異なる場合は、その時刻で登録する)
- 家族や職場の同僚に「1分だけ一緒にやろう」と声をかける
9月1日は、まずその場で1分、姿勢を低くするところから始めてみてください。
