電気・ガス代の補助金はいつから?【12月使用分から再開】値引き単価と請求への反映時期
11月の電気代・ガス代の請求を見て、「補助金はもう終わったのか」「次はいつから安くなるのか」と気になっている方も多いはずです。
国の電気・ガス料金の負担軽減策は、2026年12月使用分から再開されます。この記事では、月ごとの値引き単価と、その値引きが「いつの検針票・請求」に載るのかを見分ける方法を順に整理します。

出典: Pexels
結論
電気代・ガス代の補助金は、2026年12月使用分から2027年2月使用分までの3か月間、冬の支援として再開されます。高市首相が2026年10月29日に表明しました(神奈川新聞・共同通信配信)。
結論を3点にまとめます。
- 値引き単価(電気・低圧): 12月使用分は1kWhあたり1円、2027年1月・2月使用分は1kWhあたり4.5円
- 対象: 電気と都市ガスの契約者。LPガス(プロパンガス)は国の直接補助の対象外
- やること: 申請は不要。電力・ガス会社が毎月の請求から自動で値引きする
12月使用分がいつの検針・請求に反映されるかは、2026-11-05時点で政府や大手電力・ガス会社の確定発表がありません。使用月と検針月の対応関係から見分ける方法と、現時点での見立てを後半で説明します。
自分は対象か|3項目のチェックリスト
次の3つに当てはまれば、値引きを受けられる見込みです。
- 電気、または都市ガスを契約している
- LPガス(プロパンガス)だけの世帯ではない
- 国の認可を受けた電力・ガス小売事業者と契約している
LPガスは、これまでの支援でも一貫して国の直接補助の対象外でした。LPガス世帯への支援は都道府県・市区町村の独自事業に委ねられています(Selectra)。自治体ごとの内容は、お住まいの自治体の案内を確認してください。
いくら変わるか|電気・都市ガスの値引き単価一覧
値引きは、電気なら燃料費調整単価、都市ガスなら原料費調整単価から差し引かれます。基本料金は対象外で、使った量に応じて値引き額が決まります(補助金ポータル)。
これは請求書・検針票の見え方で言うと、毎月の明細にある「燃料費調整額」(電気)・「原料費調整額」(都市ガス)という項目から、下表の単価分が差し引かれるということです。自分の検針票でもこの項目名を探すと見つかります。
| 使用月 | 電気(低圧・家庭向け) | 都市ガス(報道値) |
|---|---|---|
| 2026年12月 | 1円/kWh | 4円/m³ |
| 2027年1月 | 4.5円/kWh | 18円/m³ |
| 2027年2月 | 4.5円/kWh | 18円/m³ |
(2026-11-05時点)
電気の単価は、共同通信配信を転載した複数の報道で一致しています(神奈川新聞)。
12月が1円と低いのは、当初2027年1月開始で調整していたものを、首相が「寒さが本格化する12月に前倒しして支援を開始する」として1か月早めたためと報じられています。
都市ガスの単価は、経済産業省の10月30日会見をもとにしたSelectraの記事で報じられている数字です。執筆時点で一次情報による裏取りはできていないため、契約中のガス会社の案内で最終確認してください。
政府見解は「標準家庭で3か月約7,000円」
高市首相は、標準的な家庭では3か月で「7千円程度の負担の引き下げ効果を実現できる」と説明しています(神奈川新聞・共同通信配信)。電気・ガスそれぞれの内訳や使用量の前提は示されていません。
自分の家の値引き額を見積もる式
値引き額は「使用量×単価」で概算できます。以下は計算方法を示すための仮の使用量で、平均値ではありません。
| 使用月 | 仮の使用量 | 電気の値引き | 都市ガスの値引き(報道値で計算) |
|---|---|---|---|
| 12月 | 電気300kWh・ガス30m³ | 300円 | 120円 |
| 1月 | 電気400kWh・ガス40m³ | 1,800円 | 720円 |
| 2月 | 電気400kWh・ガス40m³ | 1,800円 | 720円 |
この仮定では3か月で電気3,900円、ガス1,560円になります。前年同月の検針票の使用量を当てはめると、自分の家の目安が出せます。

出典: Pixabay
いつの検針分・請求に反映されるか|使用月と検針月のズレを見分ける方法
値引きは「使用月」単位で決まりますが、請求に載るのは「検針月」です。3つの言葉の違いは次のとおりです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 使用月 | 電気・ガスを実際に使った月。値引き単価はこれで決まる |
| 検針月 | メーターの数値を読み、使用量が確定する月 |
| 請求月 | 確定した料金を支払う月 |
過去回の実例|使用月の翌月が検針月
前回の冬の支援(2026年1月〜3月使用分)で、東京電力エナジーパートナーは「2026年1月使用(2026年2月検針)分から2026年3月使用(2026年4月検針)分」を値引き対象と案内していました(東京電力エナジーパートナー)。
このパターンを今回に当てはめた目安は次のとおりです。
| 使用月 | 検針月(目安) | 電気の値引き単価 |
|---|---|---|
| 2026年12月 | 2027年1月 | 1円/kWh |
| 2027年1月 | 2027年2月 | 4.5円/kWh |
| 2027年2月 | 2027年3月 | 4.5円/kWh |
検針日は契約によって異なるため、上の表はあくまで目安です。
12月使用分の反映は未確定
12月使用分が1月検針・2月検針のどちらの請求に載るかは、2026-11-05時点で政府や大手電力・ガス会社の確定発表を確認できていません。
報道では「2027年1月に届く検針票から値引きが入る」との見立てが示されています(Selectra)。
検針票で確かめる3ステップ
- 手元の検針票(またはWeb明細)の「使用期間」欄を見る
- 使用期間に12月の日付が含まれる明細を探す
- 「燃料費調整額」付近に値引きの記載があるかを確認する
使用期間が11月中旬〜12月中旬のように月をまたぐ場合、値引きの扱いは会社ごとに異なる可能性があります。契約先の公式案内を確認してください。
期限とスケジュール
| 使用月 | 支援の状況 |
|---|---|
| 2026年10月・11月 | 支援なし |
| 2026年12月 | 値引き開始(電気1円/kWh) |
| 2027年1月・2月 | 値引き継続(電気4.5円/kWh) |
| 2027年3月以降 | 未定 |
(2026-11-05時点)
10月・11月使用分には支援がありません。加えて11月からは大手電力9社が託送料金改定で値上げしており、今回の再開はその負担増への対応とされています(神奈川新聞・共同通信配信)。3月使用分以降の扱いは、決まり次第の発表を待つ形です。
申請は不要|注意すべきこと
値引きは電力・ガス会社が請求から自動で差し引くため、利用者の申請や手続きは要りません(補助金ポータル)。
そのため、次のような連絡は詐欺を疑ってください。
- 「電気・ガス料金負担軽減のための還付金」をうたう電話・SMS・メール
- 振込先口座の登録や、手数料の支払いを求める連絡
不審な連絡を受けたら応じずに、契約している電力・ガス会社の公式窓口に直接確認しましょう。最新の制度情報は資源エネルギー庁の特設サイトでも確認できます。
補足|高圧契約と前回の支援との数字の違い
ここまでは一般家庭向け(低圧契約)の数字です。事業者向けの高圧契約や、前回の支援との違いが気になる方向けに補足します。
高圧契約は12月0.5円/kWh、1月・2月2.3円/kWhとSelectraが報じています。他の情報源では確認できていない数字のため、参考にとどめてください。
なお前回の2026年夏(7〜9月使用分)は、電気が最大4.5円/kWh、標準家庭で3か月5,000円程度とされていました(経済産業省 予算資料)。今回とは別の回の数字です。
まとめ
電気・ガス代の補助金は、2026年12月使用分から2027年2月使用分まで再開されます。電気(低圧)の値引きは12月が1円/kWh、1月・2月が4.5円/kWhで、申請は不要です。
今日やることは1つです。手元の検針票で「使用期間」と検針日を確認し、12月使用分がいつの明細に載るかを把握しておきましょう。 前年同月の使用量に単価を掛ければ、値引き額の目安も出せます。
12月使用分の反映時期や都市ガスの単価は、契約中の電力・ガス会社の公式案内で最新情報を確認してください。
