2026年6月17日10時の緊急地震速報訓練|スマホが鳴らない理由と家庭の3ステップ
2026年6月17日(水)10時00分頃、全国的な緊急地震速報訓練が予定されています。「Jアラートの訓練ならスマホも鳴るのか」と気になる方もいるでしょう。
Jアラートと、携帯電話事業者の緊急速報メール/エリアメールは別の仕組みです。スマホに通知が届かなくても、自分で合図を用意すれば、家庭や職場で約1分の安全行動を練習できます。

出典: 気象庁ホームページ「緊急地震速報を活用した訓練について」(公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用)
この記事の目次
- 2026年6月17日10時の訓練で緊急速報メールは報知されない
- 2026年6月17日10時までの時系列チェックリスト
- 家庭で行う3つの安全行動
- スマホが鳴らない家庭でも参加できる3ステップ
- 机・同伴者・動画の有無による短い分岐
2026年6月17日10時の訓練で緊急速報メールは報知されない
結論からいうと、今回の訓練用情報は、スマホの緊急速報メール/エリアメールでは報知されません。自治体の放送・配信は地域ごとに異なりますが、放送がなくても気象庁の訓練動画で参加できます。スマホが鳴らなくても、端末故障や設定不備を直接示すものではありません。
さらに、自分で設定したアラームまで鳴らなくても、公式通知を待ち続ける必要はありません。10時になったことを時計で確認したら、通知の有無にかかわらず訓練動画を再生します。動画も使えなければ、自分で「訓練開始」と声を出し、3つの安全行動を始めてください。
気象庁の案内では、訓練用の緊急地震速報は、携帯電話・スマートフォンの緊急速報メール/エリアメールには流れず、通常のテレビ・ラジオでも放送されないとされています。ただし、テレビ・ラジオについては一部のコミュニティFMなどが例外です。
日時・配信・中止条件の早見表
| 確認項目 | 2026年6月16日時点の予定 |
|---|---|
| 気象庁から訓練用情報を配信する時刻 | 2026年6月17日(水)10時00分頃 |
| Jアラート | 国から都道府県・市区町村へ訓練用情報を配信し、全地方公共団体が受信確認を実施予定 |
| スマホの緊急速報メール/エリアメール | 今回の訓練用情報は報知されない |
| 通常のテレビ・ラジオ | 放送されない。一部コミュニティFM等は例外 |
| 防災行政無線・登録制メール・自治体アプリ・館内放送 | 自治体や施設によって異なる。緊急速報メール/エリアメールとは別の伝達手段 |
| 中止条件 | 気象・地震活動の状況等により、気象庁からの訓練用情報の配信を急きょ中止する場合あり |
2026年6月16日の確認時点では、気象庁の2026年6月10日付報道発表と訓練案内ページに中止の告知は掲載されていません。ただし、気象・地震活動の状況等で配信を急きょ中止する場合があり、中止時は気象庁ホームページ等で告知されます。2026年6月17日朝に最新情報を確認してください。
中止発表があり、実際の地震や危険な気象状況がある場合は、個人訓練を続けず、公式情報の確認と身の安全の確保を優先します。それ以外でも実施してよいか迷う場合は無理に始めず、都合のよい別の日時へ延期してください。
Jアラートとスマホの緊急速報メールは別の仕組み
気象庁が配信する訓練用の緊急地震速報は、消防庁所管の全国瞬時警報システム「Jアラート」を通じて都道府県・市区町村へ届きます。自治体は受信を確認し、一部では防災行政無線等を自動起動します。
一方、緊急速報メール/エリアメールは携帯電話事業者の一斉同報機能です。今回の訓練ではこの経路を使わないため、「Jアラートの受信確認を全国で行う」ことは「全国民のスマホに通知する」という意味ではありません。Jアラートはスマホアプリや通知の名称でもありません。
自治体独自の登録制メール、アプリ、SNSも緊急速報メール/エリアメールとは別です。今回鳴らなかったことだけを理由に端末設定を変える必要はありませんが、訓練結果だけで実災害時の受信可否を判定することもできません。
2026年6月17日10時までの時系列チェックリスト
準備は次の順番で進めれば、通知がなくても10時に迷わず始められます。
| 時刻 | やること |
|---|---|
| 2026年6月16日夜 | 居住地・勤務地の自治体公式ページを確認する。時計アプリのアラームを10時に設定し、安全行動を取る場所を空ける |
| 2026年6月17日朝 | 気象庁ホームページで中止情報を確認する。実災害や危険な気象状況があれば訓練より安全確保を優先する |
| 9時55分 | 気象庁の訓練動画を開いて再生できる状態にし、音量・マナーモード・イヤホン接続を確認する。職場では音を出してよいか確認する |
| 10時00分 | 時計で時刻を確認し、公式通知を待たずに動画を再生する。動画が使えなければ「訓練開始」と声を出す |
| 終了後 | 行動チェックシートを参考に、改善点を1つ記録する |
2026年6月16日夜は「自治体名 緊急地震速報訓練 2026年6月17日」で検索し、自治体公式ページを確認しましょう。防災行政無線、登録制メール、自治体アプリやSNS、職場の館内放送など、どの合図が使われるかを見ます。案内が見つからなくても、個人訓練の準備はできます。
家庭で行う3つの安全行動
家庭で緊急地震速報を見聞きしたときは、遠くの避難場所へ走るのではなく、その場で身を守ることから始めます。気象庁の行動例では、頭を保護して丈夫な机の下など安全な場所へ移り、慌てて外へ飛び出さず、無理に火を消そうとしないよう案内しています。

出典: 気象庁ホームページ「緊急地震速報を見聞きしたときは」(公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用)
1. 姿勢を低くする
強い揺れで倒れる前に、まず姿勢を低くします。慌てて別室や屋外へ走らず、今いる場所の近くで安全を確保することを意識してください。
2. 頭を守る
丈夫な机やテーブルがあれば、その下に入って頭を守ります。机がない場所では、かばんや腕などを使って頭を保護します。机の下に物が詰まっている場合は、無理に入ろうとせず、倒れそうな家具や落下物から離れられる場所で頭を守ります。
3. 揺れが収まるまで動かない
低い姿勢と頭を守る状態を保ち、揺れが収まるまでじっとします。シェイクアウト訓練では、この3行動を約1分間行うのが基本です。家族や同僚と参加する場合は開始前に使う場所を決め、声をかけるときも、まず自分の安全を確保します。

出典: 気象庁ホームページ「緊急地震速報を見聞きしたときは」(公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用)
スマホが鳴らない家庭でも参加できる3ステップ
自治体から訓練放送がない地域でも、個人で訓練できます。大切なのは、緊急地震速報の代わりになる合図を用意し、実際に体を動かし、終わった後に改善点を残すことです。
ステップ1:時計アプリのアラームを10時に設定
スマートフォンの時計アプリで、2026年6月17日10時00分のアラームを設定し、表示名を「緊急地震速報訓練」にします。このアラームは緊急速報メールの受信テストではなく、安全行動を始めるために自分で用意する合図です。
実際の報知音を使いたい場合は、気象庁の約1分の訓練動画を9時55分までに開き、再生できる状態にします。音量・マナーモード・イヤホン接続を確認し、職場では音を出してよいか確認してください。
動画は0分20秒に緊急地震速報のブザー音、0分33秒に揺れの効果音が流れ、0分42秒に安全確認、0分48秒に訓練終了となります。音を聞くだけでなく、安全行動を始める合図として使えます。
ステップ2:合図で3行動を約1分
10時になったことを時計で確認したら、通知の有無にかかわらず訓練動画を再生し、「姿勢を低くする」「頭を守る」「揺れが収まるまで動かない」を約1分実行します。自宅では丈夫な机、職場では机や事前に確認した安全なスペースを使い、出口へ走らないようにします。
公式通知も自分のアラームも鳴らない場合は、通知を待たず、自分で「訓練開始」と声を出して3行動を始めます。動画や通信が使えない場合も同じです。
ステップ3:チェックシートで1つ改善
訓練後は、気象庁の行動チェックシートを参考に、合図を受け取れたか、慌てず身を守れたか、安全な場所に留まれたかを振り返ります。机の下に物が多い、家具が倒れそう、合図の音量が適切でないなど、改善点を1つ決めましょう。
2026年6月17日10時00分頃に参加できない場合は、都合のよい日時に実施できます。家族や同僚が集まれる時間に訓練動画を再生し、同じ3行動を試してください。
机・同伴者・動画の有無による短い分岐
| 状況 | 始め方と動き |
|---|---|
| 机がある | 丈夫な机やテーブルの下に入り、頭を守る |
| 机がない/下に入れない | 倒れそうな家具や落下物から離れ、かばんや腕などで頭を守る |
| 一人で参加 | 10時を時計で確認し、動画または自分の「訓練開始」の声で始める |
| 家族・同僚と参加 | 開始前に各自が使う安全な場所を決める。声をかける場合も、まず自分の安全を確保する |
| 動画・通信が使えない | 公式通知を待たず、「訓練開始」と声を出し、3行動を約1分行う |
全国的な訓練でも放送方法は自治体ごとに違う
「全国的な訓練」でも、自治体側でのJアラート受信確認と、住民向けの放送・配信は同じではありません。消防庁の発表資料では、47都道府県と1,741市区町村が受信確認を行う予定ですが、全自治体が屋外スピーカーを鳴らすという意味ではありません。
住民への伝達・配信は718団体、住民参加の緊急地震速報対応訓練は78団体、避難訓練は10団体が予定されています。貝塚市は防災行政無線で放送する一方、携帯電話の緊急速報メールは発信しないと市公式ページで案内しています。陸前高田市は防災行政無線と市SNS等で配信すると市公式ページで案内しており、地域によって方法が異なります。
2026年6月17日の参加チェックリスト
- ☐ 居住地・勤務地の自治体公式ページで放送方法を確認した
- ☐ 2026年6月17日朝に気象庁ホームページで中止情報を確認する
- ☐ 緊急速報メールと自治体独自のメール・アプリ通知を区別した
- ☐ 時計アプリのアラームを10時00分に設定した
- ☐ 9時55分に訓練動画を開き、音量などを確認する
- ☐ 机がない場合も含め、身を守る安全な場所を決めた
- ☐ 10時00分になったら通知を待たず、3行動を約1分実行する
- ☐ 動画もアラームも使えない場合は「訓練開始」の声で始める
- ☐ 訓練後に家族や同僚と改善点を1つ確認する
準備に必要なのは、放送方法、安全な場所、合図の3点です。すべてを完璧に整えるより、実際に1回動いてみることで、机の下へ入れるか、どこから物が落ちそうかを具体的に確かめられます。
まとめ
2026年6月17日10時00分頃の訓練用情報は、スマホの緊急速報メール/エリアメールでは報知されません。Jアラートによる自治体側の受信確認と住民向けの伝達は別なので、地域の実施内容は自治体公式ページで確認しましょう。
放送やアラームが鳴らなくても、10時を時計で確認し、気象庁の訓練動画または自分の「訓練開始」という声で始められます。「姿勢を低くする」「頭を守る」「揺れが収まるまで動かない」の3行動を約1分行い、終了後に改善点を1つ決めてください。
気象・地震活動の状況等により、訓練用情報の配信が急きょ中止される可能性があります。2026年6月17日朝に気象庁の報道発表ページを確認し、実災害や危険な気象状況がある場合は訓練をせず、公式情報と安全確保を優先してください。迷う場合も延期し、安全な日に改めて実施しましょう。
