鮫洲運転免許試験場の外観
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【2026年9月時点】マイナ免許証3つの持ち方で更新手数料を比較する方法|講習区分別の合計金額一覧

運転免許の更新連絡書が届いて、「マイナ免許証にした方が安く済むのか」と迷っていませんか。2025年3月から、免許の持ち方は3パターンから選べるようになりました。しかも支払額は持ち方だけでなく、更新連絡書に書かれた講習区分によっても変わります。この記事では2026年9月12日時点の標準額をもとに、支払総額を全パターン計算して比較する方法を解説します。

鮫洲運転免許試験場の外観

出典: “Samezu Driver’s License Center 002” by 駿遠線 (Shun’en-sen) / CC BY-SA 4.0

結論

先に答えを書きます。更新手数料だけを比べると最も安いのは「マイナ免許証のみ」の2,100円で、最も高いのは「2枚持ち」の2,950円です。従来どおりの「運転免許証のみ」は2,850円で、その中間に位置します(警視庁「手数料の改定」、2026-09-12時点の標準額)。

ただし実際に窓口で払う金額は、更新手数料に講習手数料を足した額です。マイナ免許証を持っていると講習手数料200円の「オンライン更新時講習」が使えるため、差はさらに広がります。持ち方と講習区分の組み合わせで、支払総額は最安2,300円から最大4,350円まで開きます。

持ち方 更新手数料(標準額) オンライン更新時講習 支払総額のレンジ
運転免許証のみ 2,850円 使えない 3,350〜4,250円
マイナ免許証のみ 2,100円 使える(優良・一般のみ) 2,300〜3,500円
両方持ち(2枚持ち) 2,950円 使える(優良・一般のみ) 3,150〜4,350円

金額だけを見れば「マイナ免許証のみ」が有利です。とはいえ紛失時のリスクや、従来の免許証だからこそ使える場面もあります。まずは金額の内訳を分解し、最後に手数料以外の判断軸も整理します。

この記事の読み方|制度の基本から支払総額の計算手順まで

制度の基本、更新手数料、講習手数料の順に金額を分解します。手元に更新連絡書を用意すると、自分の講習区分をすぐ当てはめられます。

そもそもマイナ免許証とは|3つの持ち方を選べる制度の基本

2025年3月24日施行の改正道路交通法で始まった制度

マイナ免許証とは、マイナンバーカードのICチップに運転免許の情報を記録し、カード1枚を免許証として使える仕組みです。2025年(令和7年)3月24日施行の改正道路交通法により、全国で運用が始まりました(警察庁「マイナンバーカードと運転免許証の一体化」)。

重要なのは、これが強制ではないという点です。免許保有者は更新のタイミングで、自分に合った持ち方を選べます。

マイナンバーカードのイラスト

イラスト: いらすとや

「運転免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「2枚持ち」の3パターン

選べる形態は次の3つです。それぞれ更新手数料が異なり、使える講習の種類も変わります。

  • 運転免許証のみ: 従来どおりのカード型免許証だけを持つ形。
  • マイナ免許証のみ: マイナンバーカードに免許情報を記録し、従来の免許証は持たない形。
  • 両方持ち(2枚持ち): マイナ免許証と従来の免許証を両方保有する形。

更新手数料を持ち方別に比較する方法

比較の第一歩は、講習手数料と切り離して「更新手数料」だけを見ることです。ここは講習区分に関係なく、持ち方だけで決まります。

運転免許証のイラスト

イラスト: いらすとや

運転免許証のみ|2,850円

従来どおりカード型の免許証だけを更新する場合、更新手数料は2,850円です。制度が始まる前から免許を持っている人が、特に何も選択しなければこの形になります。

マイナ免許証のみ|2,100円(最も安い)

マイナンバーカードに免許情報を記録し、従来の免許証を持たない形が2,100円で最安です。カード型免許証を発行しない分だけ安く設定されています。運転免許証のみと比べると750円の差です。

両方持ち(2枚持ち)|2,950円

2枚持ちは2,950円で、3パターンのなかで最も高くなります。ただし運転免許証のみ(2,850円)との差は100円だけです。この100円でオンライン更新時講習の資格が付いてくると考えると、見え方が変わります。

講習手数料は区分(優良・一般・違反・初回)でこう変わる

支払総額のもう一方の要素が講習手数料です。金額は更新連絡書に書かれた講習区分で決まります。

会場受講の講習手数料一覧(優良500円/一般800円/違反・初回1,400円)

運転免許センターや警察署で受ける会場講習の手数料は、次のとおりです(標準額)。

講習区分 会場受講の講習手数料
優良運転者講習 500円
一般運転者講習 800円
違反運転者講習 1,400円
初回更新者講習 1,400円

マイナ免許証保有者だけが使えるオンライン更新時講習(優良・一般ともに200円)

マイナ免許証を持っている人(マイナ免許証のみ、または2枚持ち)は、自宅で受けられる「オンライン更新時講習」を選べます。講習手数料は優良運転者講習・一般運転者講習ともに200円です(警察庁「オンライン更新時講習」PDF)。

対象は更新連絡書の区分が優良または一般の人に限られます。違反運転者講習と初回更新者講習は対象外で、会場での受講が必要です。従来の運転免許証のみを持つ人も対象外で、区分にかかわらず会場受講になります。

なお運用開始時点では優良運転者講習のみが対象でしたが、その後一般運転者講習にも拡大されました。

スマートフォンでオンライン講習を受ける様子のイラスト

イラスト: いらすとや

受講には事前の準備が必要です。整理すると次のとおりです。

必要なもの

  • 内蔵カメラとマイナンバーカードの読み取り機能があるスマートフォンまたはパソコン
  • マイナ免許証
  • マイナンバーカードの公的な専用サイト「マイナポータル」で、あらかじめ済ませておくマイナ免許証としての利用登録(マイナポータル連携)

受講タイミングの注意点

  • 運転免許センター等で更新申請をするに受講を済ませてください。申請後は受講できない場合があります。

70歳以上は講習手数料が不要になる

70歳以上の人は更新前に高齢者講習等を受講しているため、更新時にかかるのは更新手数料のみです。講習手数料は発生しません。つまり支払額は、持ち方に応じて2,100円・2,850円・2,950円のいずれかになります。

【早見表】持ち方×講習区分で実際の支払総額を計算する手順

計算の手順は単純です。「更新手数料 + 講習手数料」を足すだけ。更新連絡書で自分の講習区分を確認し、下の表から該当する行を探してください。

マイナンバーカードのイラスト

イラスト: いらすとや

講習区分 受講方法 運転免許証のみ マイナ免許証のみ 2枚持ち
優良運転者 オンライン 利用不可 2,300円 3,150円
優良運転者 会場 3,350円 2,600円 3,450円
一般運転者 オンライン 利用不可 2,300円 3,150円
一般運転者 会場 3,650円 2,900円 3,750円
違反運転者・初回更新者 会場のみ 4,250円 3,500円 4,350円
70歳以上(講習手数料なし) 2,850円 2,100円 2,950円

最安は「マイナ免許証のみ+優良または一般+オンライン受講」の2,300円、最高は「2枚持ち+違反運転者講習または初回更新者講習」の4,350円です。その差は2,050円あります。

注意したいのは、違反運転者講習・初回更新者講習に該当する人はオンラインを選べない点です。この区分ではマイナ免許証にしても節約できるのは更新手数料の差額(最大750円)だけになります。

なお、ここで示した金額はいずれも国が示す「標準額」です。手数料は条例で都道府県ごとに定めるため、更新前に住んでいる都道府県警察の公式ページで確認してください(例: 千葉県警察「手数料の改正について」)。

手数料だけで選ばない|3つの持ち方のメリット・デメリット

差額は最大でも2,000円程度です。数年に一度の更新であることを考えると、使い勝手で選ぶ価値は十分にあります。

運転免許証のイラスト

イラスト: いらすとや

マイナ免許証のみ|手数料は最安、紛失時の影響は大きい

最も安く、オンライン講習も使え、住所・氏名変更が市区町村窓口だけで完結します。手続きの手間を減らしたい人に向いています。

一方で、カードを紛失すると運転免許を提示できない状態になります。マイナンバーカードの再発行にかかる期間は「最短1週間、通常1か月程度」と複数のメディアで紹介されていますが、公的機関が確約した期間ではないため、あくまで目安として考えてください。

従来の運転免許証のみ|オンライン講習は使えないが従来どおり使える

制度前と同じ使い方ができます。マイナンバーカードを持ち歩きたくない人や、暗証番号の管理に不安がある人には現実的な選択です。

デメリットはオンライン更新時講習が使えないこと。優良運転者でも会場に出向く必要があり、講習手数料も500円かかります。

一方で、従来の運転免許証を残しておくメリットもあります。海外でのレンタカー利用など国外での場面では従来の運転免許証が必要になると解説メディアで説明されていますが、警察庁の一次情報での明記は確認できませんでした。海外で運転する予定がある人は、事前に都道府県警察や関係機関に確認することをおすすめします。

2枚持ち|手数料は最も高いが片方を失っても運転を続けられる

更新手数料は2,950円で最も高いものの、運転免許証のみとの差はわずか100円です(詳しくは上記の比較を参照)。

さらに、どちらか一方を紛失してももう一方で運転を続けられます。「制度に乗りたいが従来の免許証も手放したくない」という人の折衷案です。

持ち方を後から変更したい場合の注意点

更新のタイミング以外でも、持ち方の変更手続き自体は用意されています。「運転免許証のみからマイナ免許証のみへ」「2枚持ちから一方を返納」といった変更が該当します。

ただし、その手数料については注意が必要です。解説記事では具体的な金額が紹介されているものの、今回の調査では警察庁の一次情報ページで確認できませんでした。都道府県警察の手数料一覧にも「保有状況の変更」という区分は存在するため制度としては用意されているとみられますが、金額はここでは断定しません。

変更を検討している場合は、次の手順で確認することをおすすめします。

  1. 住んでいる都道府県警察の公式サイトで「運転免許 手数料」または「保有状況の変更」を検索し、手数料一覧のページを開く(本記事で紹介した千葉県警察のページのように、更新手数料と同じ一覧表に変更手数料が載っていることがあります)。
  2. ページ内で該当する金額が見当たらない場合は、最寄りの運転免許センターまたは警察署の運転免許担当窓口に電話で問い合わせる。
  3. 変更の手続きに必要な持ち物や受付時間もあわせて確認しておくと、来庁時に二度手間になりません。

この記事では金額を断定できませんでしたが、上記の確認先をたどればその場で正確な金額が分かります(2026-09-12時点)。

まとめ

更新手数料は「マイナ免許証のみ2,100円 < 運転免許証のみ2,850円 < 2枚持ち2,950円」の順です。ただし講習手数料まで含めると、オンライン更新時講習(200円)を使えるマイナ免許証保有者が有利になります。支払総額の幅は2,300円〜4,350円です(いずれも2026-09-12時点の標準額)。

自分に向いている持ち方は、次の4点で判断できます。

  • 更新連絡書の講習区分は何か: 違反運転者・初回更新者ならオンラインは使えず、節約効果は小さい。
  • オンラインで講習を受けたいか: 会場に行く手間を省きたいなら、マイナ免許証のみか2枚持ち。
  • 紛失時のリスクをどう考えるか: 不安があるなら2枚持ちが無難。差額は運転免許証のみと100円。
  • 海外で運転する予定があるか: ある場合は従来の免許証を残す選択を検討し、事前に確認する。

次にやることはひとつです。更新連絡書を手元に出して講習区分を確認し、上の早見表で自分の支払総額を計算してみてください。そのうえで、警察庁のマイナ免許証の案内ページと、住んでいる都道府県警察の手数料ページで最新の金額を確認してから窓口に向かいましょう。

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