マイナンバーカードのイラスト
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マイナ免許証はどこでどう申請できる?運転免許証のみ・マイナ免許証のみ・両方持ちの3パターン別に手続き手順と必要書類がわかる

結論

「マイナ免許証を申請したいけれど、どこへ行けばいいのか分からない」。そんな疑問をお持ちの方は少なくありません。手続き自体は複雑ではないのですが、案内が都道府県警察のサイトに分かれているため全体像がつかみにくいのです。

結論から言うと、マイナ免許証の申請とは住所地の運転免許センター(試験場)または一部の警察署の窓口で、マイナンバーカードのICチップに運転免許の情報を書き込んでもらう手続きです。郵送やオンラインだけで完結させることはできず、窓口へ本人が出向く必要があります。

必要なものは基本的に3点だけです。現在の運転免許証、有効なマイナンバーカード、そして市区町村の窓口で設定した署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁の英数字)です(警視庁)。署名用電子証明書とは、マイナンバーカードに搭載された電子的な証明機能で、マイナポータルなどオンライン手続きの本人確認に使われるものです(後述する「申請後に使えるようになる機能」のマイナポータル連携でも同じ証明書を使います)。すでにマイナポータル等を利用している方は、そのときに設定した暗証番号がそのまま使えます。

この制度は2025年3月24日から全国で運用が始まり、免許の持ち方を「運転免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「両方持ち」の3パターンから自分で選べるようになりました(警察庁)。

項目 内容
手続き場所 住所地の運転免許センター、または一部の警察署
必要なもの 運転免許証/マイナンバーカード/署名用電子証明書暗証番号
当日設定するもの マイナ免許証用暗証番号(4桁の数字)
手数料 持ち方の組み合わせで変動(2026年9月時点・都道府県により異なる)
予約 更新と同時か否か、都道府県により要否が異なる

都道府県ごとの違いにどう対応するか

マイナ免許証の申請は、窓口・予約・手数料の運用が都道府県によって異なるのが最大の注意点です。以下では、準備するものから当日の流れ、手数料の目安まで手続きの手順を章立てで解説しながら、各章でその都度どこを確認すればよいかを示していきます。

申請前に準備する3つの持ち物

窓口へ持っていく3点

マイナ免許証の申請で共通して必要になるのは、現在の運転免許証、有効期限内のマイナンバーカード、署名用電子証明書の暗証番号の3点です(警視庁茨城県警察)。

マイナンバーカードのイラスト

イラスト: いらすとや

見落としやすいのがマイナンバーカードの有効期限です。カード本体の期限とは別に、署名用電子証明書にも独自の有効期限があり、切れていると一体化の手続きができません。申請前に市区町村の窓口で有効期限を確認・更新しておきましょう。

更新時以外に手続きする場合は、上記に加えて手数料が必要です。更新と同時に行う場合は、持ち方に応じた更新手数料を窓口で支払います。

混同しやすい3つの暗証番号を整理する

マイナ免許証まわりで最もつまずきやすいのが暗証番号です。性質の異なる番号が3種類登場するため、あらかじめ違いを押さえておくと当日あわてずに済みます。

番号の種類 桁数・形式 役割 ロック条件
署名用電子証明書暗証番号 6〜16桁の英数字 市区町村で設定済み。一体化申請時に使う カード側の規定による
マイナ免許証用暗証番号 4桁の数字 申請時に新規設定。免許情報の読み取り専用 10回連続で誤入力
従来の運転免許証暗証番号 4桁×2組 従来のIC免許証の情報読み取り 3回連続で誤入力

マイナ免許証用暗証番号は申請の場で新しく決めるもので、既存の番号をそのまま引き継ぐわけではありません。ロックまでの回数も従来の免許証(3回)より緩やかな10回とされています(山形県警察)。

まず決める:3つの持ち方と選び方

申請の前に決めておくべきなのが「どの持ち方にするか」です。窓口で初めて考え始めると時間がかかるため、事前に方針を固めておきましょう。

パターン1:運転免許証のみ(変更しない)

これまでどおりカード型の運転免許証だけを持つ形です。手続きは不要で、運転時の提示方法も変わりません。マイナンバーカードを普段持ち歩かない方や、当面は様子を見たい方が選ぶ選択肢です。

運転免許証のイラスト

イラスト: いらすとや

パターン2:マイナ免許証のみ

運転免許証を返納し、マイナンバーカード1枚に集約する形です。持ち歩くカードが1枚減り、優良・一般運転者ならオンラインの更新時講習も利用できます。一方で、カードを紛失・破損した場合の影響が1枚に集中する点は理解しておく必要があります。免許証を残していれば運転時の提示手段が別に確保できますが、マイナ免許証のみにすると、再発行が完了するまで運転免許証としての提示手段が手元にない状態になり得ます。再交付にかかる手数料・日数は都道府県によって異なるため、パターン2を選ぶ場合は、居住地の警察本部サイトで再交付の手続き(申請窓口・必要書類・所要日数)を事前に確認しておくと安心です。

マイナ免許証(マイナンバーカードのみ保有)のイメージ図

出典: 警察庁Webサイト

パターン3:運転免許証とマイナ免許証を両方持つ

従来の免許証を残したまま、マイナンバーカードにも免許情報を書き込む形です。免許証は今までどおり使えるうえ、オンライン更新時講習などマイナ免許証の利点も受けられます。ただし更新時には両方の手数料がかかるため、片方だけの持ち方より費用が高くなる傾向があります(三重県警察の例では、免許証のみの更新が500円であるのに対し、マイナ免許証と免許証の両方の更新は1,400円です)。

運転免許証とマイナ免許証を両方持つ場合のイメージ図

出典: 警察庁Webサイト

迷ったときの判断基準

判断に迷う場合は、次の3点を順に考えてみてください。第一に、マイナンバーカードを普段から携帯しているか。携帯していないなら「運転免許証のみ」または「両方持ち」が無難です。

第二に、紛失や故障のリスクをどこまで許容できるか。1枚にまとめる身軽さを取るか、冗長性を取るかの判断になります。第三に、手数料です。持ち方の組み合わせによって金額が変わるため、次章の目安も参考にしてください。

マイナ免許証の申請手続きの流れ【4ステップ】

マイナンバーカードと運転免許証の一体化手続きの流れ図

出典: 警察庁Webサイト

申請先を選ぶ(ステップ1)→ 予約要否を確認する(ステップ2)→ 当日の手続き(ステップ3)→ 手数料の支払い(ステップ4)という順番で進みます。それぞれ見ていきましょう。

ステップ1:申請先を選ぶ

手続きができるのは運転免許センター(試験場)と、一部の警察署です。すべての警察署が対応しているわけではない点に注意してください。急ぎの方は、即日交付されやすい運転免許センターを選ぶほうが確実です。

施設ごとの独自運用として、以下のような例があります(あくまで一例であり、必ず居住地の警察本部サイトで確認してください)。

  • 対応窓口の例:大阪府では門真・光明池の両運転免許試験場に加え、天王寺・高槻・豊中・松原・岸和田の各警察署で手続きが可能(大阪府警察
  • 即日交付の例:運転免許センターでは免許証・マイナ免許証とも当日受け取れることが多い一方、警察署では免許証が後日交付になる例もある(千葉県警察
  • 来署回数の例:大阪府警察では令和7年11月17日以降、優良・一般運転者がマイナ免許証のみを希望する場合に限り、警察署での来署が1回で済むようになった(大阪府独自の運用改善)

ステップ2:予約が必要かどうかを確認する

予約の要否は「更新と同時か」「年齢・返納の有無」によって変わります。警視庁の例をもとに整理すると、次のようになります。

状況 予約の要否
更新と同時に一体化・70歳未満 運転免許手続予約サイトまたは自動音声予約ダイヤルでの事前予約が必要
更新と同時に一体化・70歳以上または自主返納者 予約不要とする例あり
更新時以外に一体化のみ行う 行政手続オンラインなど別の予約窓口を使う運用が多い
マイナ免許証と無関係に更新自体が予約制の都道府県 一体化の有無によらず更新の予約が必要

これはあくまで警視庁の例であり、予約の要否・窓口は都道府県ごとに異なるため、居住地の警察本部サイトで必ず確認してください。

ステップ3:当日の流れ

当日は「受付 → 申請書の記入・本人確認 → 署名用電子証明書暗証番号の入力 → マイナ免許証用暗証番号(4桁)の設定 → ICチップへの書き込み → 交付」という順で進みます。更新と同時であれば、この間に適性検査や更新時講習が入ります。

所要時間は運転者区分や窓口の混雑状況で大きく変わるため、時間に余裕を持って出向くのが安全です。なおImpress Watchは東京都内のある運転免許試験場での体験として「入館から1時間半ほどで全ての手続きが終了し、同日に両方の証を受け取れた」と報じていますが、これは個別の事例であり全国共通の目安ではありません。

ステップ4:手数料を確認して支払う

手数料は「変更前後の持ち方の組み合わせ」で決まり、都道府県ごとに金額表が定められています。以下は千葉県警察が示す例(2026年9月時点)で、全国共通の金額ではありません。

変更内容 手数料(千葉県の例・2026年9月時点)
運転免許証のみ → マイナ免許証のみ/両方 1,500円
マイナ免許証のみ → 運転免許証のみ/両方 2,550円
両方持ち → どちらか一方のみ 無料

更新と同時に一体化する場合は、通常の更新手数料自体が持ち方によって変わります。三重県警察の手数料一覧では、免許証のみの更新が500円であるのに対し、マイナ免許証と免許証の両方の更新は1,400円とされています。

ここまで紹介した千葉県・三重県の例をまとめると、手数料はおおむね500円〜2,550円の範囲に収まっています。金額自体は都道府県により異なりますが、事前の心構えとしてこの幅を目安にしつつ、実際の金額は居住地の警察本部サイトで確認してください。

申請でつまずきやすいポイントと対処法

暗証番号を忘れた・ロックされた場合

署名用電子証明書の暗証番号を忘れた、あるいはロックされてしまった場合は、警察署や運転免許センターでは解除できません。住民票のある市区町村の窓口で再設定する必要があるため、心当たりがある方は申請前に手続きを済ませておきましょう。

マイナ免許証用暗証番号(4桁)は申請当日に新しく設定するものなので、事前に思い出す必要はありません。ただし設定後は免許情報の読み取りに使うため、忘れない番号にしておくことが大切です。

窓口や予約の確認不足

「最寄りの警察署に行ったら対応していなかった」「予約が必要と知らずに出向いた」というつまずきは、事前確認で防げます。対応窓口・受付時間・予約要否はいずれも都道府県警察ごとに定められているため、出発前に公式サイトで最新情報を確認してください。

有効期限と持ち物の確認

当日の持ち物が揃っていないと手続きはできません。家を出る前に、運転免許証・マイナンバーカード・署名用電子証明書の有効期限、そして暗証番号の3点を最終チェックする習慣をつけると確実です。

申請後に使えるようになる機能

マイナ免許証を保有すると、更新時講習のうち優良運転者講習・一般運転者講習に限り、自宅のスマートフォン等からオンラインで受講できるようになります。高齢者講習や違反者講習は対象外です(警察庁)。

オンライン更新時講習のイメージ図

出典: 警察庁Webサイト

引っ越しなどの住所・氏名変更をオンラインで完結させるマイナポータルのワンストップサービスも利用できます。ただし自動で有効になるわけではなく、運転免許センターまたは警察署の窓口で有効な署名用電子証明書を提出し、連携する項目(住所・氏名・生年月日)を選んでおく必要があります(デジタル庁マイナポータル)。

マイナ免許証の制度概要の説明図

出典: 千葉県警察Webサイト

まとめ

マイナ免許証の申請は、運転免許証・マイナンバーカード・署名用電子証明書暗証番号の3点を持って、住所地の運転免許センターまたは対応している警察署へ出向けば完了します。手続きの中身そのものは全国共通で、難しいものではありません。

一方で、対応窓口・予約の要否・即日交付の可否・手数料は都道府県によって異なります。本記事で紹介した金額や運用はいずれも2026年9月時点の一例であり、そのまま当てはまるとは限りません。

今日できる準備として、まずは居住地の警察本部サイトで「対応窓口と予約要否」を確認することから始めてください。あわせてマイナンバーカードと署名用電子証明書の有効期限を見ておけば、窓口で引き返すことはなくなります。

3つの持ち方に優劣はありません。自分の生活スタイルに合った形を選んで、無理のないタイミングで申請しましょう。

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