年末調整シーズンの給与・労務担当者の事務作業イメージ
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【解決済み】freee人事労務「年末調整の計算結果確定後に給与・賞与の内容が編集されています」エラーの直し方

年末調整の計算を確定したのに、freee人事労務の画面に「再確定を行ってください」と表示されて手が止まっていませんか。締め切りが近い時期にこのメッセージが出ると、確定済みの数字を触ってよいのか迷いますよね。

この記事では、freee人事労務の年末調整で「再確定が必要です」と案内されるエラーの原因と直し方を、freee公式サポートの内容に沿って整理します。操作の前に知っておきたい注意点もまとめたので、順番に確認していきましょう。

年末調整シーズンの給与・労務担当者の事務作業イメージ

出典: Pixabay

結論

表示されるメッセージの正確な文言は次のとおりです。

年末調整の計算結果確定後に給与・賞与の内容が編集されています。必要に応じて再確定を行ってください。

(出典: freee公式サポート)

これは、年末調整の計算結果を確定した時点の金額と、その後に編集された給与・賞与の金額が一致しなくなったときに表示されます。システムの故障ではなく、確定後に明細を直したことによる「金額のズレ」の通知です。

対応の流れは3段階です。

  1. 源泉徴収簿と賃金台帳を比べて、どこがズレているか確認する
  2. 還付・追徴金をまだ給与に反映していなければ、書類を保存してから「未確定にもどす」→修正→再確定する
  3. すでに支給済みなら、遡らずに次月の給与で差額を調整する

金額の誤りが見つかった場合は、どちらのケースでも税理士等に確認してから対応することがfreee公式で推奨されています。

freee人事労務「再確定が必要です」が出たときの対応の分かれ目の図解

対応は「支給済みかどうか」で分かれます

手順の分かれ目は「還付・追徴金を給与に反映済みかどうか」です。

状況 対応 遡って修正するか
還付・追徴金をまだ給与・賞与に反映していない 書類を出力→未確定にもどす→修正→再確定 する
すでに反映して支給済み 次月給与で差額を調整 しない
金額の誤りが見つかった 税理士等に確認してから上記の対応 確認結果による

なぜ「再確定が必要です」エラーが出るのか

年末調整の「計算結果の確定」は、その時点の支給額・控除額・税額をもとに結果を固めるための操作です。確定すると、従業員情報との連携も完了します(freee公式サポート)。

確定後に給与明細や賞与明細の内容を直接編集・修正すると、年末調整側の金額と明細側の金額が食い違います。この不整合を知らせるのが今回のメッセージです。

(参考: 2025年はfreee人事労務が令和7年度税制改正への対応を発表した年で、基礎控除・給与所得控除の改正点が多くありました。このエラーとの直接の関係は公式発表に明記されていませんが、確定後の見直しが増えやすかった背景の一つとして考えられます。)

確定前に計算結果を見る場所

各従業員の計算結果は、年末調整メニューの従業員一覧から従業員名をクリックし、「計算結果」タブで確認できます。支給額(給与等合計・賞与等合計など)・控除額(給与所得控除・社会保険料・基礎控除・扶養控除等など)・税額(課税給与所得金額〜最終的な還付額または追徴額)の3項目に分かれ、各項目に内訳確認ボタンがあります(freee公式サポート)。

原因を確認する方法(源泉徴収簿と賃金台帳の比較)

どこがズレているかは、年末調整メニューから出力する「源泉徴収簿」と、書類メニューから出力する「賃金台帳」を比べると分かります。比較するのは次の3組です。

源泉徴収簿の項目 賃金台帳の項目
総支給金額 課税支給額合計
社会保険料等の控除額 社会保険料等控除合計
算出税額 所得税

一致しない組があれば、そこが確定後に編集された箇所です(freee公式サポート)。

対処法1|還付・追徴金をまだ給与に反映していない場合

まだ支給に反映していないなら、年末調整を未確定に戻して修正し、もう一度確定します。この流れは、冒頭に示した「対応の分かれ目」の図解の左側(未反映のケース)に当たります。公式サポートでは、確定を解除すると年末調整が再計算されるため、事前に書類を出力するよう案内されています。

「計算結果の確定」を解除する操作を行うと、年末調整が再計算されますので、事前に年末調整の書類を出力してから次の操作をお願いします

(出典: freee公式サポート「年末調整完了後、内容を修正したい」)

未確定にもどして再確定する手順

  1. 源泉徴収簿などの年末調整書類を出力・保存する
  2. 年末調整メニューの従業員一覧から対象の従業員名をクリックして選ぶ
  3. 従業員の年末調整画面で「未確定にもどす」をクリックする(年末調整全体が未確定の状態に戻ります)
  4. 修正するタブ(給与・本人情報など)を開き、画面下部にある「未確認に戻す」をクリックする(手順3の「未確定にもどす」とは別の、タブごとのボタンです)
  5. 内容を修正して「確認完了」をクリックする
  6. 再度「計算結果の確定」ボタンをクリックする

再確定が完了すると、金額の不一致が解消されるため「再確定が必要です」の表示は消えます。表示が残っている場合は、源泉徴収簿と賃金台帳の該当項目をもう一度見比べてください。

再計算で数値がどの程度変わるかは、公式記事に具体例がありません。再確定の前に、計算結果タブの数値と保存した書類を必ず見比べてください。見比べた結果、数値の変動に納得できない場合や誤りの可能性があると感じた場合は、自己判断で進めず、前述のとおり税理士等に確認してから対応してください。

「未確定に戻す」前に確認する5つの注意点

修正のために給与明細を未確定に戻す場合は、影響が対象者1人にとどまりません。freeeの公式サポートでは、次の5点が注意点として挙げられています(freee公式サポート「給与明細を未確定に戻す際の注意点は?」、2026-10-04時点)。

freee人事労務「未確定に戻す」操作が招く5つの副作用の一覧図

注意点 起きること 事前にやること
対象範囲 同じ締め日・支払日の従業員全員の明細が未確定になる 影響する従業員を把握する
給与計算の開始方法 「自動」のままだと再計算で金額が変わる可能性がある 「手動」へ変更し、給与明細・給与一覧表等をバックアップする
freee会計との連携 連携で自動作成された取引が削除される 経理担当に共有する
契約従業員数 不足していると再確定できない プラン設定で従業員数を確認する
明細の公開 公開済み明細が非公開になり、予約公開も無効になる 再確定後に公開設定をやり直す

freee会計と連携している場合

削除されるのは連携で自動作成された取引のみで、手動で登録した取引や、仮締め・月締め・年度締め済み期間の取引は残ります。

契約従業員数が足りない場合

契約従業員数が不足していると再確定できないため、プラン設定で従業員数を確認してください。追加には費用が発生する可能性があるため、料金は公式サイトの最新情報で確認しましょう。

対処法2|還付・追徴金をすでに給与に反映して支給済みの場合

すでに支給済みなら、当月を遡って修正せず、次月の給与で差額を調整します(freee公式サポート)。こちらは、冒頭の図解の右側(支給済みのケース)に当たります。

ケース 追加する控除項目 金額 頻度 所得税の計算
還付が必要 年末調整還付 マイナス金額 1回 所得から控除しない
追加徴収が必要 年末調整追加徴収 不足額 1回 所得から控除しない

頻度を「1回」にしておけば、翌月以降の明細に項目が残り続けることを防げます。

税理士等に確認するケース

源泉徴収簿と賃金台帳を比べて金額の誤りが見つかった場合は、支給の有無にかかわらず税理士等に確認したうえで対応するよう公式で推奨されています。

それでも解決しない場合の対処法

給与明細を直接編集(自動計算ではなく手動で金額を書き換え)していると、従業員情報や勤怠の変更内容が明細に自動反映されません。この場合は、次のどちらかで対応します(freee公式サポート)。

  • 再計算した内容を給与明細に手動で修正する
  • 直接編集をやめて自動計算に戻す

ここまでの手順で解決しない場合は、freeeのサポートページから問い合わせてください。源泉徴収簿と賃金台帳のどの項目がズレているかを伝えると、状況が伝わりやすくなります。

まとめ

freee人事労務の「再確定が必要です」エラーは、年末調整の確定後に給与・賞与を編集して金額がズレたことの通知です。慌てずに、次の順で進めましょう。

  • 源泉徴収簿と賃金台帳の3項目を比べてズレを特定する
  • 未反映なら書類を保存してから未確定にもどし、修正して再確定する
  • 支給済みなら次月給与で「年末調整還付」「年末調整追加徴収」を使って調整する

再発を防ぐには、確定後は給与・賞与明細を直接編集しない運用にし、確定前に源泉徴収簿などの書類を出力しておくことが有効です。まずは今日、源泉徴収簿と賃金台帳を出力して、どの項目がズレているかを確かめてみてください。

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