パソコンでログイントラブルに対応する様子
Tutorials

【症状別】freee会計にログインできない原因と対処法7選|パスワード忘れ・2段階認証・アカウントロック・SSO・権限エラーまで完全網羅

freee会計にログインできない時、まず確認すべきこと

確定申告の締切前や請求書の発行直前にfreee会計へログインできないと、頭が真っ白になります。ただ、原因のほとんどは7つの系統に整理でき、順番に切り分ければ多くは自力で復旧できます。

パソコンでログイントラブルに対応する様子

出典: Pixabay(Pixabay Content License)

最初にやるべきなのは、パスワードを何度も打ち直すことではなく、freeeが公式に運用しているステータスページ(status.freee.co.jp)を開くことです。ここで障害やメンテナンスが告知されていれば、あなたの環境の問題ではないため、復旧を待つのが正解になります。

実際に2024年6月3日の19時25分頃から21時47分にかけて、freee会計(Web/iOS/Android)や人事労務、請求書など複数プロダクトで「ログイン画面が表示されない」障害が発生した記録が公式ステータスページに残っています。復旧後も画面が改善しない場合は、リロードやキャッシュクリアが推奨されています。

障害情報が出ていなければ、次の表で自分がどのパターンかを切り分けてください。

画面に出ているエラー・症状 疑うべき原因 対処の入口
メールアドレスまたはパスワードが正しくありません 入力ミス、またはGoogle・Apple等で登録しパスワード未設定 パスワード再設定/ソーシャルログイン
ログインできませんでした。ログインに関する情報を確認し再度お試しください ログイン情報の誤り全般 入力内容の見直し
認証に複数回失敗したため一時的にアカウントロック(保護)しました パスワードの連続誤入力によるロック 時間をおく/確認メール
2段階認証のコードが弾かれる 端末の時刻ズレ、コードの期限切れ バックアップコード
利用権限が設定されていません 権限未付与、招待メールの期限切れ 管理者へ依頼
ログインはできるがデータが見当たらない 別の事業所にログインしている 事業所の切り替え
ログインボタンが反応しない・画面が出ない Cookie/キャッシュの不整合、freee側の障害 シークレットウィンドウ/ステータスページ

症状が特定できたら、該当する原因から読む

上の表で自分に近い症状が分かった人は、この先の「主な原因」と「症状別の解決手順」のうち該当する項目だけを読めば十分です。当てはまる症状が複数ある場合や表にないケースは、上から順に7つの原因を確認してください。なお、freeeの画面表示は仕様変更で変わることがあるため、メニュー名は大枠の導線として読み、細部は現在の画面表示に従って進めてください。

freee会計にログインできない7つの原因

freeeのログイントラブルは、次の7系統に分けて考えると迷いません。競合する解説記事でも、おおむね同じ原因が繰り返し挙げられています。

  • パスワードの入力ミス・忘れ:大文字小文字の違い、全角文字の混入、そもそもパスワードを設定していないケース
  • アカウントロック:パスワードの連続誤入力による一時的な保護
  • 2段階認証(2要素認証)のエラー:端末の時刻ズレ、コードの受信遅延、バックアップコードの紛失
  • SSO(SAML)・管理者ポリシーによる制限:ID・パスワードでのログインが無効化されている
  • 招待メールの期限切れ・利用権限の未設定:「利用権限が設定されていません」というエラー
  • 複数事業所の切り替えミス:ログインはできているが別の事業所を開いている
  • ブラウザのCookie・キャッシュ不整合、アプリの不具合:ボタンが反応しない、画面が進まない

見落とされがちなのが4つ目以降です。パスワード関連ばかり疑って時間を溶かす前に、後半の原因も一度チェックしてみてください。

パスワード忘れ・アカウントロックの解決手順

パスワードを忘れた・弾かれる場合

freeeのログイン画面の下部にある「ログインできない方はこちら」からメールアドレスを入力すると、パスワード再設定用のメールが届きます。メール内のリンクから新しいパスワードを設定すれば復旧できます(freeeヘルプセンター)。

注意したいのは、Google・Microsoft・Office365・Apple IDで新規登録した場合です。この場合はそもそもパスワードを設定していないため、メールアドレスとパスワードの入力欄からはログインできず、「メールアドレスまたはパスワードが正しくありません」というエラーになります。登録時に使ったサービスのボタンからログインしてください(ソーシャルログイン機能を連携する)。

アカウントがロックされた場合

パスワードを5回以上誤って入力すると、アカウントが一時的にロックされます。ロックは一定時間の経過で自動的に解除される仕組みで、目安として30分程度とされています(複数の解説サイトで一致する情報ですが、公式ページの原文は直接確認できていないため、幅を持って捉えてください)。急いでいて30分待てない場合は、時間経過を待つより先に、登録メールアドレス宛に届く確認メールからの復旧を試してください。

待っている間、あるいは確認メールを探している間に、パスワードマネージャーで正しいパスワードを確認しておくと、解除後の再失敗を防げます。

2段階認証でログインできない場合の解決手順

2段階認証で弾かれる場合は、次の順番で試してください。上から順に、より確実な方法から並んでいます。

  1. まず端末の時刻を合わせ直す:認証アプリを使うTOTP方式は、サーバーと端末の時刻がずれるとコードが通らなくなることがあります。スマートフォンの日付・時刻を「自動設定」に切り替え、時刻を合わせ直してください。
  2. 認証アプリ自体が使えない場合はバックアップコードを使う:2段階認証の設定時に発行された9桁のバックアップコードでログインできます。ログイン画面の「認証できない方はこちら」から進み、コードを入力します。バックアップコードは1回しか使えないため、使用後は新しいコードを控えておきましょう(二要素認証ログインでバックアップコードを利用する)。
  3. 認証アプリもバックアップコードも失った場合は管理者に解除を依頼する:事業所の管理権限を持つメンバーに解除を依頼します。管理者は「事業所の設定」→「メンバー招待・管理」から対象ユーザーの詳細画面を開き、「2段階認証を解除」ボタンで解除できます。

権限エラー・事業所の切り替え・SSOが原因の場合

「利用権限が設定されていません」と表示される

このエラーは、アカウントは有効でも、その事業所を使う権限が付いていない状態です。事業所の作成者またはユーザー管理者に権限付与を依頼してください。招待メールの有効期限は送信から7日間なので、期限切れなら再送を依頼します(freeeヘルプセンター)。

依頼するときは「登録メールアドレス」「必要な機能(会計・請求書など)」「いつまでに必要か」の3点を書くと、やり取りが1往復で済みます。

別の事業所にログインしている

1つのfreeeアカウントで複数事業所を持っている場合、意図せず別の事業所を開いていることがあります。データが見当たらないだけで「ログインできない」と感じているケースです。freeeアカウント管理画面の「ログインできる事業所一覧」から目的の事業所に切り替えてください。

SSO(SAML)が設定されている

管理者がSAML SSOログインを有効にしたメンバーは、ID・パスワードでのログインができなくなります。この場合は自社のSSO画面から入る必要があるため、情報システム担当者に設定状況を確認してください(SAMLログインを設定する)。

なお、顧問税理士・会計事務所に記帳代行や申告を依頼している場合、税理士側が使う「アドバイザー事業所」(税理士・会計事務所自身のアカウント)はSAML SSOの対象外です。自社にSSOを導入していても、税理士側のログインには影響しないため、税理士から「ログインできない」と相談された場合はSSO以外の原因(パスワード忘れや招待の期限切れなど)を先に確認してください。

ブラウザ・スマホアプリが原因と思われる場合

ログインボタンを押しても反応しない、ログイン画面に戻される(無限ループ)といった症状は、ブラウザに蓄積された古いCookieやキャッシュが原因となることがあります。次の順で試してください。

  1. シークレット(プライベート)ウィンドウでfreeeを開き、ログインできるか試す
  2. シークレットウィンドウでログインできた場合は、通常のブラウザに戻り、キャッシュを期間「全期間」に指定してクリアする

モバイルアプリでログインできない場合は、次の順で試します。

  1. アプリを最新バージョンに更新する
  2. アプリのキャッシュを消去する
  3. アプリを一度削除して再インストールする

アカウントのデータはfreeeのサーバー側に保存されているため、アプリを入れ直しても帳簿データが消えることはありません。

それでも解決しない場合の問い合わせと代替手段

freee株式会社のサイトロゴ

出典: freee株式会社

ここまで試しても入れない場合は、freeeのサポートへ問い合わせます。連絡時に次の情報を用意しておくと、確認のやり取りが減ります。

用意する情報 内容
登録メールアドレス ログインに使っているアドレス
事業所名・事業所ID 複数事業所がある場合は対象を明記
エラーメッセージ 画面のスクリーンショット
試した対処 再設定・キャッシュクリア等の実施状況
利用環境 ブラウザ名とバージョン、またはアプリ版

問い合わせの前後で、公式ステータスページをもう一度確認しておきましょう。障害の告知が後から出ることもあります。

申告や請求書発行の期限が迫っているときは、復旧を待つだけでなく、管理者権限を持つ同僚や顧問税理士に代理での作業・データ出力を依頼するのが現実的です。締切直前に1人しか入れない状態を作らないことが、最大のリスク回避になります。

まとめ|再発防止のためにやっておきたいこと

freee会計にログインできないときは、「ステータスページで障害を確認」→「エラー文言でパターンを特定」→「該当する手順を実行」の順に進めれば、多くのケースは自力で解決できます。焦って何度もパスワードを入力すると、かえってアカウントロックを招くので注意してください。

復旧できたら、次の3つを済ませておきましょう。この3点だけで、今回のトラブルの大半は再発しなくなります。

  1. パスワードマネージャーで認証情報を保管する:ID・パスワードを毎回覚え直す必要がなくなり、入力ミスによるロックも防げます。
  2. 2段階認証のバックアップコードを印刷するか別デバイスに控える:認証アプリの端末を紛失・機種変更した場合の保険になります(二要素認証ログインでバックアップコードを利用する)。
  3. 事業所に管理権限を持つメンバーを2人以上置く:自分がロックアウトされても、もう1人の管理者が権限付与や2段階認証の解除を行えます。「事業所の設定」→「メンバー招待・管理」から追加のメンバーに管理者権限を付与できます(freee会計のメンバー招待・権限)。

まずはfreeeのステータスページをブックマークし、公式ヘルプの「freeeにログインできない場合の対処方法」にも目を通しておくと、次に困ったときの初動が一気に速くなります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です