台風25号(発生見込み)がシルバーウィークに接近の恐れ|今のうちに確認しておく防災準備5選
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9月19日から始まるシルバーウィーク。旅行や帰省の予定を立てていたところに台風のニュースが飛び込んできて、落ち着かない気持ちでいる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、2026年9月15日時点では、全国一律に予定をキャンセルするような段階ではありません。ただし「今のうちにやっておくと安心なこと」は、進路がわからない今の段階でもはっきりしています。
この記事では進路予想の当てっこには参加せず、今日30分あればできる備えに絞ってご案内します。読み終えたときに、やることが5つに整理されている状態を目指しましょう。
台風25号(発生見込み)は今どんな状況?シルバーウィークへの影響は

出典: Pixabay
2026年9月15日時点の状況を3行でまとめると、次のようになります。
- 台風25号はまだ発生していません。トラック諸島近海の熱帯低気圧が「24時間以内に台風に発達する見込み」という段階です(ウェザーニュース、2026-09-15)
- 気象庁予想では17日頃に台風へ発達し、18日頃には小笠原諸島へ接近する見込みと報じられています
- シルバーウィーク期間中の本州への接近有無は、予報モデル間でばらつきが大きく、現時点では確定していません
2026年9月15日3時現在、トラック諸島近海の熱帯低気圧の勢力は中心気圧1002hPa、最大風速15m/sで、まだ台風の基準には達していない発達途上の段階です(ウェザーニュース)。なお2026年は台風の発生ペースが平年より速く、8月単月で10個が発生(月間10個は1966年8月以来60年ぶり)と、例年より活発な年になっています(ウェザーニュース)。
つまり「来るか来ないかを今日決めつけない」のが正しい向き合い方です。詳しい進路の見通しと、予報がばらつく理由は記事の後半でまとめています。まずは進路に関係なく役立つ、今日できる備えを優先度順に5つ見ていきましょう。
1. 航空便・交通機関の運航状況を確認する
航空便は台風接近時、早ければ前日午後から各航空会社の公式サイトで欠航・遅延情報が発表されます。悪天候による欠航の場合、手数料なしで振替や払い戻しに対応する航空会社が多いのも押さえておきたいポイントです。
出発前に見るべきページは、JALの運航状況案内とANAの国内線運航状況です。今のうちにブックマークし、予約便の便名を手元にメモしておきましょう。運航情報は出発前日の午後以降に更新され始めるため、「出発前日の夕方に一度チェックする」と決めておくと、直前で慌てずに済みます。
台風による計画運休は飛行機だけでなく、鉄道・高速道路・高速バスにも及びます。利用する交通機関すべての公式サイトを確認する習慣をつけておくと安心です。
2. 宿泊・ツアーのキャンセルポリシーを確認する
台風によるキャンセル料の扱いは予約先ごとに異なります。「交通機関の運休が公式発表された場合は無料」「一定日数前までの連絡が必要」など条件がまちまちなので、予約確認メールや予約サイトの規約を今のうちに読み、キャンセル料が発生しない期限だけ手帳に書き出しておきましょう。運航情報が更新され始める出発前日の夕方を目安に、もう一度キャンセル規定と運航状況を見比べれば、直前まで落ち着いて判断できます。

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3. ハザードマップで自宅・滞在先のリスクを確認する
自宅や滞在先のリスクは、台風が来てから調べても間に合いません。所要時間は5分程度なので、今日のうちに済ませてしまいましょう。
「ハザードマップポータルサイト」の使い方
国土交通省・国土地理院が運営するハザードマップポータルサイトは、2つの機能で構成されています。目的に応じて使い分けてください。
| 機能 | できること | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 重ねるハザードマップ | 洪水・内水氾濫・高潮・津波の浸水想定区域、土砂災害警戒区域、指定緊急避難場所などを地図に重ねて表示 | 自宅・滞在先の住所を入れて一度にリスクを俯瞰する |
| わがまちハザードマップ | 市区町村が公開しているハザードマップを検索 | 地域独自の詳細情報や避難所一覧を見る |
出典: 国土交通省 報道発表資料、国土地理院。旅行先の宿の住所でも同じように確認できます。
指定緊急避難場所と河川水位情報の確認方法
浸水や土砂災害の想定区域に自宅が入っていた場合は、指定緊急避難場所までの経路を地図上で1度たどっておきましょう。夜間や冠水時に通りにくい道がないかも合わせて見ておくと安心です。
大雨が始まったあとの実況把握には、国土交通省の川の防災情報が役立ちます。気象警報・注意報、土砂災害警戒情報、洪水キキクル(河川の増水・氾濫の危険度を色分けで示す気象庁の防災情報サービス)、河川の水位をリアルタイムで確認できます。
気象庁は指定河川洪水予報も発表しており、避難情報の5段階警戒レベルに対応した水位到達情報が示されます(気象庁)。数字の意味を平時に知っておくと、いざというとき迷わず動けます。
4. 備蓄・非常持ち出し袋を点検する
備蓄は「買い足す」より先に「今あるものを数える」のが近道です。賞味期限切れや電池切れが見つかるだけでも、点検の価値は十分あります。

出典: いらすとや
飲料水・食料の備蓄量の目安
飲料水は1人1日3リットルが目安とされ、家族の人数分を3日分、できれば1週間分用意しておくことが推奨されています(ウェザーニュース 防災ハンドブック)。世帯人数別に必要量を計算すると次のとおりです。
| 世帯人数 | 3日分(最低ライン) | 7日分(推奨) |
|---|---|---|
| 1人 | 9L | 21L |
| 2人 | 18L | 42L |
| 3人 | 27L | 63L |
| 4人 | 36L | 84L |
2Lペットボトル6本入りの箱で考えると、4人家族の3日分は3箱ほど。食料も同じ日数分を目安に、調理不要のものを中心に揃えておくと停電時にも困りません。備蓄が足りない場合は、日数分がまとめて揃う非常食セットを使うと点検・買い足しの手間が省けます。
非常持ち出し袋の中身チェック

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非常持ち出し袋は、水・食料・携帯トイレ・衣類・医薬品・照明・携帯ラジオ・モバイルバッテリーなどを最低限の品目とし、年に1度は点検・見直しをするのが望ましいとされています(大阪市 非常持出し品チェックリスト)。
- 飲料水・非常食(賞味期限を確認)
- 携帯トイレ(家族の人数分、多めに)
- 常備薬・お薬手帳のコピー・救急用品
- 懐中電灯・予備電池(点灯するか実際に確認)
- 携帯ラジオ(手回し充電式があると安心)
- モバイルバッテリー(満充電になっているか確認)
- 現金・身分証のコピー・健康保険証のコピー
- タオル・着替え・雨具・軍手
一つひとつ揃えるのが大変な場合は、上記の品目があらかじめセットになった防災リュックを使うと点検の手間を大きく減らせます。情報収集用の携帯ラジオ、通信手段を確保するモバイルバッテリーは特に見落としがちなので、この機会に確認しておきましょう。
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台風・大雨特有の準備
地震向けの備えとは別に、台風では屋外の対策が効きます。ベランダや庭に置いた植木鉢・物干し竿・ゴミ箱は、飛ばされて窓を割る原因になるため室内へ取り込みましょう。
浸水のおそれがある地域では、土のう代わりに水を入れたポリ袋を段ボールに詰めて玄関前に並べる簡易水のうが使えます。停電に備えて冷凍庫に保冷剤を作り、スマートフォンを早めに満充電にしておくのも有効です。
5. 信頼できる公式情報源をブックマークする
SNSで流れてくる進路図には、出典不明のものや古いものが混ざります。次の公式情報源を押さえておけば十分です。
| 目的 | 情報源 |
|---|---|
| 台風の位置・進路予報 | 気象庁 台風情報 |
| 洪水予報・警戒レベル | 気象庁 指定河川洪水予報 |
| 河川水位・キキクルの実況 | 川の防災情報 |
| 浸水想定・避難場所 | ハザードマップポータルサイト |
| 航空便の運航状況 | JAL / ANA |
| 避難情報のプッシュ通知 | 自治体の防災メール、防災速報アプリ |
避難情報は最終的に市区町村が発表します。自治体の公式サイトや防災メールの登録も、この機会に済ませておくと通知を取りこぼしません。
台風25号の予想進路と発達の見通し(詳しく知りたい人向け)
ここからは、進路がどう見通されているかをもう少し詳しく知りたい方向けの内容です。報道によれば、気象庁の予想では17日(木)午前中までに「強い」台風へ発達する可能性が高く、その後は北西進から西寄りへ進路を変え、18日(金)頃から小笠原諸島に接近する見込みとされています。
18日頃には中心気圧970hPa前後の勢力で暴風域を伴い、小笠原近海が警報級の大しけとなる可能性も報じられています(ライブドアニュース、2026-09-14配信)。
ただしこれらの数値は発表時点のもので、発生後に大きく変わります。実際に行動を判断する際は、必ず気象庁の台風情報ページで最新の発表を確認してください。
なぜ進路がまだ確定しないのか(予報モデル比較)
台風の進路予想は、各国の気象機関が数値予報モデルを使って計算しています。今回はモデル間の結論が揃っていないため、日本への影響を断定できない状況です。
| 予報モデル | 運営 | 2026-09-15時点で示されている傾向 |
|---|---|---|
| GSM | 気象庁 | 週末〜週明けに沖縄など南西諸島へ接近後、東シナ海から本州方面へ転向する「秋の台風の王道コース」の可能性 |
| ECMWF | ヨーロッパ中期予報センター | 小笠原〜沖縄付近までの進路は概ね一致するが、本州方面への転向タイミングに差 |
| GFS | アメリカ | 同様に転向のタイミングで大きなばらつき |
出典: ライブドアニュース(2026-09-14配信)。小笠原諸島から沖縄付近までの進路は概ね揃っているものの、本州方面へ転向するタイミングには大きなばらつきがあると報じられています。
ウェザーニュースも「予測のばらつきがかなり大きくなっている」として、日本に近づくほど不確実性が増す点を指摘しています。台風25号の最新情報は今後数日で更新され続けるため、行動の参考にする際は上記の公式情報源を定期的にチェックしてください。
まとめ|「まだ不確実」だからこそ今日できることから始めよう
2026年9月15日時点で、台風25号はまだ発生前の熱帯低気圧の段階です。シルバーウィークに日本へ影響するかどうかは予報モデル間で見解が分かれており、進路を断定できる状況ではありません。
けれども「わからないから何もできない」わけではありません。今日できることを、ハードルの低い順に並べておきます。
- ハザードマップポータルサイトで自宅の住所を1回検索する(所要5分)
- 予約している航空便・交通機関の運航状況チェック先をブックマークする
- 宿泊・ツアーのキャンセル料が発生しない期限をメモしておく
- 非常持ち出し袋から1品目だけ取り出して、期限と動作をチェックする
- 気象庁の台風情報をブックマークする
すべてやる必要はありません。まずは1番だけでも済ませておけば、台風が近づいたときの判断が驚くほど楽になります。台風25号の進路・勢力は発生後に更新されるため、行動を決めるときは必ず気象庁の最新発表と、お住まいの自治体の避難情報を確認してください。
