EOS R8 Mark IIは買うべきか|EOS R8との違いを価格・スペックで比較【2026年10月29日発売】
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EOS R8 Mark IIは買うべきか|結論を先に
「EOS R8 Mark IIが発表されたけれど、初代EOS R8から買い替える価値はあるのか」「同じ予算なら他社機のほうが良いのでは」と迷っている人は多いはずです。この記事では、EOS R8 Mark IIをEOS R8や同価格帯の競合機と比較し、買うべき人・見送ってよい人を整理します。
なお、本記事は実機レビューではありません。キヤノン公式ニュースリリース、専門メディアの公開レビュー、口コミをもとにまとめた調査記事です。価格などの情報は2026-10-03時点のものです。
先に結論をまとめると、次のとおりです。
- 買う価値が高い人: 手持ちでの動画撮影や暗所での撮影が多い人、手ブレ補正のない単焦点レンズを使っている人、これからフルサイズミラーレスを始める人
- 初代EOS R8や他機種で十分な人: 三脚を使う撮影が中心の人、とにかく軽さを優先したい人、画素数・連写速度・動画スペックの向上を期待している人
最大の変化は、初代になかったボディ内手ブレ補正(IBIS)が搭載されたことです。一方で、有効約2420万画素、電子シャッター最高約40コマ/秒、6Kオーバーサンプリングによる4K60p動画は初代と同じです。「何が良くなったか」より「自分の撮影で困っていたことが解決するか」で判断するのが失敗しないコツです。

EOS R8 Mark IIのスペック・価格・発売日
EOS R8 Mark IIは、キヤノンが2026年9月16日に発表したフルサイズミラーレスカメラです。発売日は2026年10月29日で、予約は9月18日午前10時に始まりました(キヤノン公式ニュースリリース、dclife.jp)。
価格(2026-10-03時点)
| 構成 | 価格(税込) |
|---|---|
| ボディ単体 | 275,000円 |
| RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキット | 324,500円 |
| RF45mm F1.2 STM レンズキット | 317,900円 |
上記はキヤノンの希望小売価格です(dclife.jp)。価格.comではボディの最安値が247,500円で掲載されており(2026-10-03時点)、店頭ではこれより安い場合があります。価格は販売店や時期で変わるため、購入前に確認してください。
参考までに、初代EOS R8のボディ単体は発売時に293,700円(税込、キヤノンオンラインショップ)でした(カメラのキタムラ)。IBISが付いたにもかかわらず、Mark IIの希望小売価格は初代の発売時価格を下回っています。
主要スペック一覧
| 項目 | EOS R8 Mark II |
|---|---|
| センサー・エンジン | 有効約2420万画素フルサイズCMOS、DIGIC X |
| 手ブレ補正 | 5軸ボディ内手ブレ補正。レンズ内手ブレ補正との協調制御(ボディとレンズの手ブレ補正を同時に働かせる仕組み)時、中央最大7.5段・周辺最大7.0段(「段」は手ブレ補正の効きを表す単位で、数字が大きいほど強い。CIPA2024規格準拠) |
| 連続撮影 | 電子シャッターで最高約40コマ/秒、電子先幕シャッター(シャッターの最初の動作を電子的に行う方式で、動作による振動を抑えられる)で最高約6コマ/秒 |
| プリ連続撮影 | 全押しから最大20コマ(約0.5秒)遡って記録 |
| 動画 | クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる4K60p。動画用電子手ブレ補正に「強+」を追加 |
| 重量 | 約546g(バッテリー・SDカード込み)、本体のみ約499g |
| バッテリー | LP-E17。EVF使用時約150枚、省電力モード時約220枚 |
出典はキヤノン公式ニュースリリース、デジカメinfo、CineD、価格.com、とるならです。細かな仕様はキヤノン公式スペックページで確認してください。
EOS R8との違いは何か|変わった点・変わっていない点
EOS R8 Mark IIとEOS R8の違いを、比較表で整理します。
| 項目 | EOS R8(2023年4月発売) | EOS R8 Mark II(2026年10月発売) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 同じ |
| ボディ内手ブレ補正 | 非搭載 | 5軸・最大7.5段 | 新搭載 |
| 連写(電子シャッター) | 最高約40コマ/秒 | 最高約40コマ/秒 | 同じ |
| プリ連続撮影 | 非搭載 | 最大20コマ遡り | 新搭載 |
| 4K動画 | 6Kオーバーサンプリング4K60p | 6Kオーバーサンプリング4K60p | 同じ |
| 重量(バッテリー・カード込み) | 約461g | 約546g | 約85g増 |
| バッテリー | LP-E17 | LP-E17 | 同じ |
| ボディ価格 | 293,700円(発売時) | 275,000円(希望小売価格) | 下がった |
変わった点
いちばん大きな変化は、5軸ボディ内手ブレ補正の新搭載です。初代はレンズ側の手ブレ補正に頼るしかなかったため、補正機構のない単焦点レンズでは手持ち撮影でブレやすい弱点がありました。

そのほかの主な変更点は次のとおりです(gori.me、とるなら)。
- 新設計のマルチコントローラー(AF位置などを動かすジョイスティック)を搭載
- プリ連続撮影で、シャッターを押す前の瞬間を最大20コマ記録できる
- 登録人物優先AFで、最大10名の顔を登録して優先的にピントを合わせられる(運動会や発表会など大勢が写る場面でも、登録した我が子にピントを合わせ続けやすい)
- カラーフィルターが16種類になり、「ネガフィルム調」「ポジフィルム調」が加わった(撮影後に編集しなくても、撮った時点でフィルムらしい色合いの写真が楽しめる)
- 連写後のバッファ処理が初代比でRAW約30%、JPEG約58%向上した
変わっていない点(ここが判断の分かれ目)
見落とされがちなのが、変わっていない点です。有効約2420万画素のセンサー、電子シャッター最高約40コマ/秒の連写、6Kオーバーサンプリングによる4K60p動画は、いずれも初代EOS R8の時点で搭載済みでした(EOS R8公式スペック、EOS R8動画機能ページ)。
つまり、初代で「解像度が足りない」「連写が遅い」「動画画質に不満」と感じていた人は、Mark IIに替えても根本的には解決しません。バッテリーもLP-E17のままです。買い替えの決め手は、手ブレ補正・操作性・プリ連続撮影に価値を感じるかどうかになります。
メリット・デメリットと向いている人
メリット
- 手持ち撮影の安心感: ボディ内手ブレ補正により、望遠や暗い場所、補正機構のない単焦点でもブレを抑えやすい
- 操作性の向上: マルチコントローラーでファインダーをのぞいたままAF位置を動かしやすい
- 決定的瞬間を逃しにくい: プリ連続撮影とバッファ改善で、動く被写体の連写がしやすくなった
- 動画の手持ち撮影: 動画用電子手ブレ補正に「強+」モードが加わった

出典: キヤノンMJグループ ニュースリリース(キヤノン公開の作例)
デメリット
- 重くなった: バッテリー・カード込みで約461gから約546gへ、約85g増えた
- バッテリー持ちが短い: EVF使用時の撮影可能枚数は約150枚、省電力モードでも約220枚にとどまる
- 基本性能は据え置き: 画素数・連写速度・4K60p動画は初代と同じ
向いている人・向いていない人
買い替えの目安として、スーログは次の3条件のうち2つ以上当てはまれば買い替える価値があるとしています。
- 手持ちでの動画撮影が中心
- 手ブレ補正のない単焦点レンズを複数持っている
- 動く被写体を追いながらAF位置を変えて撮る
反対に、三脚での風景・夜景撮影が中心の人や、軽さを最優先する人は、初代EOS R8でも満足できる可能性が高いです。初代から画素数や連写速度の向上を求めている人は、上位機種も視野に入れましょう。
競合機種との比較|EOS R6 Mark III・Sony α7C II・Nikon Z6IIなど
同じ価格帯のフルサイズミラーレスと比べると、EOS R8 Mark IIは次の位置づけになります。価格は2026-10-03時点の販売店掲載価格です(dclife.jp、価格.com)。
| 機種 | 価格(税込) | 重量 | IBIS(ボディ内手ブレ補正) | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| キヤノン EOS R8 Mark II | 275,000円(希望小売価格) | 約546g | 搭載(5軸) | 約2420万画素 |
| キヤノン EOS R6 Mark III | 429,000円 | 699g | 公式サイトで確認 | 上位機。約3250万画素、2025年11月21日発売 |
| ソニー α7C II | 306,900円 | 公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 | ソニーEマウント |
| ソニー α7C | 229,900円 | 公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 | ソニーEマウント |
| ソニー α7III | 284,900円 | 公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 | ソニーEマウント |
| ニコン Z5II | 258,500円 | 公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 | ニコンZマウント |
| ニコン Z6II | 247,500円 | 公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 | ニコンZマウント |
重量とIBISの有無は、本記事の調査で確認できたEOS R8 Mark IIとEOS R6 Mark III以外は未確認のため、表では「公式サイトで確認」としています。他社機の詳しい仕様は、各メーカーの公式サイトで確認してください(例: ソニー α7C II 公式スペック)。「軽さを優先したい」「手ブレ補正のない単焦点を使っている」人は、購入前に重量とIBISの有無を必ず公式サイトで確認してから比較してください。
用途別の選び方
- キヤノンRFマウントで手持ち動画・スナップを手軽に撮りたい: EOS R8 Mark II。上位機より15万円以上安く、IBISも備える
- 画素数を重視し、予算と重さに余裕がある: EOS R6 Mark III。約3250万画素だが、重量は699gと大きくなる
- ソニーやニコンのレンズをすでに持っている: 手持ちのマウントに合わせ、α7C II・Z5II・Z6IIなどを候補にする
レンズは一度そろえるとマウントを変えにくいため、カメラ本体の価格差だけで決めないのがポイントです。
口コミ・評判の傾向
専門メディアの評価
デジカメWatchの新製品レビューでは、手ブレ補正について「手ブレ補正が備わっていると、こうしたとっさの撮影でも効果を発揮してくれるので心強い」と評価しています。AFも「被写体認識の対象が画面内に入りさえすれば一瞬で合焦し、その後は粘り強く掴み続けてくれる」と高評価です。一方で「ボディは前モデルより大きく、重くなった」とも指摘しています。
とるならは、連写バッファや操作性が改善され「バッテリー以外の不満点をほぼ解消」したとまとめています。裏を返せば、バッテリー持ちは引き続き課題として挙がっています。
口コミを読むときの注意
価格.comの口コミ掲示板には仕様に関する書き込みも多く見られます。ただし、公式発表や専門メディアの情報と食い違う記述もあるため、シャッター速度や動画記録形式などの仕様はキヤノン公式スペックページで確かめるのが確実です。
購入前の注意点とおすすめ購入先
価格とキャンペーンは公式・販売店で再確認
2026-10-03時点では、希望小売価格275,000円に対し、価格.comの最安値は247,500円です。発売記念のキャッシュバックキャンペーンに関する情報も出回っていますが、キヤノン公式での実施内容・条件は確認できていません。購入前にキヤノン公式サイトのキャンペーン情報を確認してください。
ボディ単体かレンズキットか
初めてフルサイズを買う人は、標準ズームが付くRF24-105mm F4-7.1 IS STMレンズキットを選ぶと、届いてすぐ撮影を始められます。単焦点中心で撮りたい人や、すでにRFレンズを持っている人は、ボディ単体に好みのレンズを組み合わせるほうが割安になる場合があります。
予備バッテリーは用意しておきたい
EVF使用時の撮影可能枚数が少ないため(具体的な枚数は「主要スペック一覧」を参照)、旅行やイベントで1日撮るなら予備のLP-E17があると安心です。互換品は動作保証の対象外になるリスクがあるため、純正品を基本に選びましょう。
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まとめ|EOS R8 Mark IIを選ぶべき人
EOS R8 Mark IIは、初代EOS R8の弱点だったボディ内手ブレ補正を新搭載し、操作性や連写バッファも改善したモデルです。一方で、画素数・連写速度・4K60p動画は初代と同じで、重量は約85g増え、バッテリー持ちも短いままです。
手持ちの動画や暗所撮影が多い人、手ブレ補正のない単焦点を使う人、これからフルサイズを始める人には有力な選択肢です。三脚中心や軽さ優先の人は、初代EOS R8や他社機と比べてから決めても遅くありません。
発売日は2026年10月29日です。購入を考えている人は、キヤノン公式の製品ページで最新の仕様とキャンペーン情報を確認し、可能なら店頭で実機を手に取ってから予約しましょう。
