パスキーの概念を表すイメージ図
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【iPhone/Android共通】パスキーの登録・設定手順を4ステップで解説|指紋・顔認証でログインする方法

「毎回パスワードを入力するのが面倒」「同じパスワードの使い回しが不安」。その悩みを解決するのがパスキーです。指紋や顔認証だけでログインでき、覚えておくパスワードもありません。証券会社などから「パスキーの登録が必須になります」という通知を受け取り、何をすればいいのか調べてこの記事にたどり着いた方もいるかもしれません。通知に記載された期限や、これまでのパスワードでのログインがいつまで使えるかはサービスによって異なるため、まずは届いた通知本文の案内を確認しつつ、この記事ではiPhoneとAndroidに共通するパスキーの設定方法を、準備から登録、ログイン確認まで順番に解説します。

パスキーの設定方法は4ステップ|まず全体像をつかむ

結論から言うと、パスキーの登録は「スマホ側の準備」と「サービス側での登録」の2段階です。実際の作業は次の4ステップに分かれます。OS側の設定は、操作に慣れていれば5〜10分ほどで終わることが多いです。

ステップ やること 目安時間(筆者の操作に基づく概算)
1 OSバージョンと画面ロック(指紋・顔・PIN/パスコード)を確認する 1〜2分程度
2 パスキーの保管先を有効にする(iPhone:iCloudキーチェーン/Android:Googleパスワードマネージャー) 3〜5分程度
3 使いたいサービスの設定画面でパスキーを作成する 1〜2分程度
4 生体認証でログインできるか確認する 1分程度

※ 目安時間は一般的な操作を想定した概算です。端末の状態や操作の慣れによって前後します。

パスキーとは、パスワードの代わりに端末のロック解除(指紋・顔・PIN)でログインする認証方式です。Google公式は特徴として「安全性が高い・覚える必要がない・ログイン時間が短い・複数デバイスで使える」の4点を挙げています(Android|Google公式)。

パスキーの概念を表すイメージ図

出典: Android(Google公式サイト)

パスキーを設定する前に準備しておくこと

最初につまずきやすいのが前提条件です。OSのバージョンと画面ロックが揃っていないと、パスキーの項目そのものが表示されません。自分の端末が対象のOSバージョンを満たしているか分からない場合は、設定アプリ内のバージョン表示から確認できます(表示場所は機種やOSバージョンによって異なるため、見当たらないときは端末のサポートページも参考にしてください)。iPhoneとAndroidで必要な準備は次のとおりです。

項目 iPhone Android
OSバージョン iOS16以降 Android9.0以降
画面ロック Face ID/Touch IDまたは数字パスコード 指紋・顔・PIN・パターンのいずれか
保管先の有効化 iCloudキーチェーンをオン Googleの自動入力(パスワードマネージャー)を有効化
アカウント Apple Accountにサインイン Googleアカウントにログイン

iPhone側の条件はGMOクリック証券のパスキー解説、Android側は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の設定フローで案内されている内容と一致します。加えてGoogleは、別デバイスを使う場合はBluetoothをオンにすること、OSとブラウザを最新に保つことを事前要件として挙げています。

登録したいサービス(証券会社・ECサイトなど)がパスキーに対応しているかも先に確認しておきましょう。対応していなければ、いくらスマホ側を整えても登録ボタンは現れません。

スマートフォンのロック画面をイメージした写真

出典: Photo by Dan Nelson on Unsplash

【iPhone】パスキーを登録・設定する手順

iCloudキーチェーンをオンにする

「設定」>[自分の名前]>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」と進み、「iCloudキーチェーン」をオンにして画面の指示に従います(Apple公式ガイド)。これがパスキーの保管先になります。なお画面の表記は本記事の執筆時点のもので、OSの更新でメニュー名が変わる場合があります。

パスワードとパスキーの自動入力を有効にする

次に「設定」>「パスワード」>「パスワードオプション」で「自動入力パスワードとパスキー」をオンにします。この設定はみずほ証券のFAQでも案内されており、オフのままだとログイン画面でパスキーの候補が出てきません。

Face ID/Touch IDでのサインインを確認する

パスキーでサインインするときは、Face IDまたはTouch IDで本人確認します。これらを設定していない場合は、デバイスのパスコード入力で代替されるとされています(au公式サポート)。作成済みのパスキーは「設定」>「パスワード」に、同じアカウント欄でパスワードと並んで保存され、そこから確認・管理できます。

パスキーの仕組みを説明する図解

出典: Android(Google公式サイト)

iCloudキーチェーンにパスキーが保管される仕組みも、この図のように端末側で生成・照合が行われるため、パスワードのように盗まれる心配が少ないとされています。

【Android】パスキーを登録・設定する手順

画面ロックとGoogleアカウントを確認する

Androidでパスキーを保存するには、端末がAndroid9.0以降であることに加え、画面ロックの設定とGoogleアカウントへのログインが必要です。画面ロックが「なし」や「スワイプ」のままだと登録に進めないため、先に指紋・顔・PIN・パターンのいずれかを設定しておきます。

Googleの自動入力を有効にする

「設定」>「Google」>「すべてのサービス」>「自動入力とパスワード」>「Googleの自動入力」と進み、Googleパスワードマネージャーが有効かを確認します。機種によっては「設定」>「全般管理」>「パスワードと自動入力」など階層名が異なるため、見つからないときは設定アプリの検索窓で「自動入力」と調べるのが早道です。

Googleアカウントにパスキーを作成する

Google公式ヘルプによると、myaccount.google.com/signinoptions/passkeys にアクセスして「パスキーを作成する」をタップし、端末のロック解除で本人確認すれば作成は完了です。まずGoogleアカウントで試すと、以降のサービス登録の流れもつかみやすくなります。

Androidでのパスキー設定方法を示す画像

出典: Android(Google公式サイト)

対応サービスにパスキーを紐付ける一般的な流れ

スマホ側の準備ができたら、サービス側で登録します。一般的な流れは、(1)アカウント設定やセキュリティ設定の画面を開く、(2)「パスキーを追加」などの項目を選ぶ、(3)指紋・顔認証で本人確認する、の3ステップです。ボタンの名称や導線はサービスごとに異なるため、詳細は各社のヘルプページで確認してください。

登録したパスキーはiCloudキーチェーンやGoogleパスワードマネージャーに保管され、同じアカウントでサインインしている端末から使えます。Appleは、パスキーはデバイスによってアカウントごとに一意に生成されるためフィッシング攻撃を受けにくく、同じApple Accountにサインインしている全デバイスで利用できると説明しています(Apple公式ガイド)。

パスキーの仕組みを説明する図解

出典: Android(Google公式サイト)

よくある失敗とトラブルシューティング

つまずくポイントはほぼ決まっています。症状別の原因と対処は次のとおりです。

症状 主な原因 対処
パスキーの項目が表示されない iPhoneでiCloudキーチェーンがオフ 「設定」>[自分の名前]>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」でオンにする
登録が最後まで進まない Androidで自動入力が無効 「自動入力とパスワード」でGoogleの自動入力を有効にする
機種変更後にログインできない 新端末にパスキーが無い パソコン側で「別の方法を試す」>「パスキーを使用」を選び、QRコードを旧端末で読み取る
生体認証が反応しない Face ID/指紋が未登録 デバイスのパスコード・PINで代替し、改めて生体認証を登録する

スマートフォンで生体認証を利用するイメージ写真

出典: Photo by Jakub Żerdzicki on Unsplash

クロスデバイスでの利用は、パソコンのログイン画面に表示されたQRコードをスマートフォンでスキャンし、生体認証すればログインできます。この方法はGoogle公式ヘルプで案内されているもので、Bluetoothをオンにしておく必要があります。なお各設定画面の表記はOSの更新で変わる可能性があるため、迷ったら各公式サイトで最新情報を確認してください。

パスキーに関するよくある質問(Q&A)

Q. 証券会社などから「パスキー登録が必須」という通知が来ました。今すぐ設定しないとログインできなくなりますか?

期限や、これまでのパスワードでのログインがいつまで使えるかはサービスによって異なるため、届いた通知本文や各社のヘルプページの案内を必ず確認してください。パスキー自体の設定手順は、本記事で解説しているOS側の準備と共通しています。通知に記載された期限に余裕を持って、まずはここまでの手順でお使いの端末側の準備を済ませておくとスムーズです。

Q. なぜ金融機関はパスキーを必須化するのですか?

Apple公式によると、パスキーは端末ごと・アカウントごとに一意に生成されるため、パスワードのように使い回されたり、フィッシングサイトに入力して盗まれたりする心配が少ない仕組みになっています(Apple公式ガイド)。Google公式もパスキーの特徴として安全性の高さを挙げており(Android|Google公式)、こうしたフィッシング耐性の高さが、資産を扱う金融機関で導入が進む背景にあると考えられます。

Q. パスキーを設定したら、今使っているパスワードはどうなりますか?

パスキーを登録しても、多くの場合パスワードがすぐに使えなくなるわけではありません。ただし念のため、切り替え直後はパスワードも残しておき、別端末からパスキーでログインできることを確認してから整理すると安全です。パスワードの取り扱いについて詳しくは、各サービスの案内も確認してください。

まとめ|パスキーでログインをもっと安全・簡単に

パスキーの設定は、画面ロックの確認、保管先の有効化、サービスでの作成、ログイン確認の4ステップです。まずはGoogleアカウントなど毎日使うサービスから切り替えると、効果を実感しやすくなります。

切り替え直後はパスワードも残しておき、別端末からログインできることを確認してから整理するのが安全です。今日はまず、お使いのiPhoneまたはAndroidで画面ロックと保管先の設定を開くところから始めてみてください。

スマートフォンで生体認証を利用するイメージ写真

出典: Photo by Jakub Żerdzicki on Unsplash

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