【保存版】断水時の給水車の受け取り方7ステップ|持っていく容器・並び方・注意点
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断水したら給水車はどこで受け取れる?結論から
蛇口をひねっても水が出ない。そんなとき、真っ先に知りたいのは「どこで水をもらえるのか」だと思います。結論から言うと、清潔な容器さえ持っていけば、あらかじめ決められた給水拠点や避難所に開設される給水所で、誰でも水を受け取れます。給水車がその場に来るのを待つより、開いている給水所を探して自分から向かうのが基本です。まずは容器を用意して開設中の給水所に並べば受け取れる、というのが全体の流れで、実際に並んでから受け取るまでの動き方は「給水車での並び方・受け取り方7ステップ」で詳しく説明します。
東京都の場合、災害時給水ステーション(給水拠点)は「自宅からおおむね半径2km以内に1か所」の密度で、都内213か所の浄水場・給水所・応急給水槽(普段は地下などに水を貯めておき、断水時に取り出して使えるようにした設備)などに設置されています。開設状況は東京都水道局アプリ、水道局ホームページ、区市町の広報媒体で確認でき、夜間・休日でも開設できる体制が整えられています(東京都水道局「災害時給水ステーション」)。
大阪市でも同様に、広域避難場所(大規模な火災などから一時的に逃れるための広い公園・オープンスペース)34か所と災害時避難所約560か所に応急給水所が設置され、開設状況は「応急給水情報ページ」や「お客様専用サイト」で確認できるとされています(大阪市水道局)。東京都・大阪市以外にお住まいの場合も、多くの自治体で同様の仕組みが用意されています。まずはお住まいの自治体名に「応急給水所」「災害時給水ステーション」を組み合わせて検索するか、水道局のホームページを確認してみてください(例:「〇〇市 応急給水所」「〇〇区 災害時給水ステーション」)。

出典: いらすとや
給水車で受け取れる水の量の目安
給水所で配られるのは、まず「飲むための水」です。東京都水道局は、成人1人1日あたり3リットルを目安に飲料水を給水するとしています。4人家族なら1日12リットル、これが1回の受け取りで持ち帰る量のイメージになります。
一方で、生活に必要な水は飲用だけではありません。洗濯やトイレなどの生活用水は1人1日10〜20リットル程度が目安とされ、飲料水とは桁が違います(MIZUNOMO)。給水所で全部をまかなうのは現実的ではないので、用途を分けて考えるのが大切です。
| 用途 | 1人1日あたりの目安 | 主な確保先 |
|---|---|---|
| 飲料・調理用 | 3リットル | 給水所・備蓄水 |
| 洗濯・トイレ等の生活用水 | 10〜20リットル程度とされる | 浴槽の残り湯・雨水・別容器での運搬 |
「3リットル」はあくまで目安です。現地の案内表示や係員の指示に従って受け取ってください(自治体ごとの運用差については記事末尾の注記も参照してください)。
給水車に持っていく容器チェックリスト
給水所で最もよくある失敗が「容器を持たずに行ってしまう」ことです。大阪市水道局も「応急給水所にお越しの際は、水を入れる容器をご持参ください」と案内しています。水は現地で分けてもらえても、入れ物は自分で用意する前提だと覚えておいてください。
| 容器・道具 | 容量の目安 | 満水時の重さ | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| 給水袋(背負えるタイプ) | 3〜10L | 約3〜10kg | 両手が空くので最優先。徒歩での持ち帰り向き |
| ポリタンク | 10L・20L | 約10kg・約20kg | 台車とセットで。20Lは成人でもかなり重い |
| 空のペットボトル+リュック | 2L×数本 | 1本約2kg | 家にあるもので代用でき、小分けにできる |
| 台車・キャリーカート | ─ | ─ | 給水所までの距離が数百m以上あるとき |
| 荷締めベルト・軍手・油性ペン | ─ | ─ | 荷崩れ防止、滑り止め、容器への記名 |
重さから逆算して容器を選ぶ
東京都水道局は「3リットル(3㎏)の水は重いので、背負えるタイプの給水袋や、空のペットボトルとリュックサックなどをご用意ください」と呼びかけています。たった3リットルでも3kgです。20リットルのポリタンクを満水にすれば約20kgになり、女性や高齢者が手提げで運ぶのは現実的ではありません。
容器は「自宅から給水所までの距離」と「自分が無理なく背負える重さ」から逆算して選び、大きい容器1つより中くらいの容器を複数に分けたほうが往復の負担は軽くなります。
給水車での並び方・受け取り方7ステップ
実際に給水所に着いてからの流れを、順番に整理します。初めてでも迷わないよう、出発前から持ち帰った後までを7つに分けました。
- 開設情報を確認してから出発する:水道局アプリ・自治体ホームページ・広報車などで、どこが開いているかを先に確認します。閉まっている拠点まで歩くのが一番の消耗です。
- 容器と運搬手段を準備する:容器にはあらかじめ油性ペンで名前を書き、台車やリュックも一緒に持ち出します。容器の内側は洗って乾かしておきます。
- 列の最後尾に並ぶ:容器は抱えたままにせず足元に置き、少しずつ前に進める形で順番を待つのが一般的なマナーです。
- 順番が来たら係員の指示に従う:容器のフタを外して口を大きく開け、給水口の下に構えます。給水中に容器を動かすとこぼれるので、係員の合図を待ちます。
- 口元いっぱいまで入れてフタを閉める:くみ置く水は、清潔でフタのできる容器にできるだけ空気に触れないよう口元まで一杯に入れるのが望ましいとされています。
- 低く積んで、分けて運ぶ:容器を大きな1つにまとめず軽めに分ける、台車には低く積む、といった工夫で運搬の負担が軽くなります。
- 持ち帰ったら用途別に管理する:飲用と生活用の容器を分け、置き場所も分けます。どれが飲用か分からなくなるのが一番困ります。
ステップ6の運び方は、防災系メディアeverydaybousai.comが実務ガイドとして紹介するノウハウで、現場での負担を減らす工夫として役立ちます(出典の位置づけは記事末尾の注記を参照)。

出典: いらすとや
家族で行くなら役割を分ける
家族や近所の人と行けるなら、「並ぶ係」「容器を押さえる係」「台車で運ぶ係」と分担するだけで一往復あたりの効率が変わります。子どもには軽いペットボトルを任せ、重いポリタンクは大人が台車で運ぶ、といった分け方が現実的です。
受け取り時に気をつけたいことと現場のマナー
発災直後は、給水車が真っ先に自宅の近くに来るとは限りません。病院や福祉施設など人命に関わる施設への給水が優先され、車両の台数にも制約があるため、一般家庭への巡回は後回しになりやすいと解説されています(KENTEM)。「なぜ来ないのか」と焦るより、開設済みの給水拠点へ向かうほうが早いことが多いです。
高齢の方や体の不自由な方は、無理をせず家族や自治会、近所の人に運搬を頼むことをあらかじめ相談しておくと安心です(優先レーンの有無は自治体ごとに運用が異なります。詳細は記事末尾の注記を参照)。
配水開始直後は混み合いやすいので、急ぎでなければ少し時間をずらすと、比較的スムーズに受け取りやすくなります。
衛生面では、飲用と生活用の水を同じ容器で使い回さないことが重要です。トイレ用に使った容器に飲み水を入れる、といった混同は体調不良に直結します。容器への記名は、家族間の取り違えを防ぐ意味でも効いてきます。
なぜ給水所はあれほど並ぶのか
心の準備のために、行列ができる理由も知っておきましょう。給水車の台数には限りがあり、その中で一人ひとりの容器へ順番に給水していくため、どうしても処理に時間がかかります。さらに断水の範囲が広いほど、給水車が水を補給して戻ってくるまでの往復時間も延びていきます(堀富商工)。
東日本大震災のときには、給水所で2〜3時間待つ行列が発生することも珍しくなかったと複数のメディアで言及されています。2〜3時間となると、小さな子ども連れなら飽きたり喉が渇いたりしやすく、高齢の方や体の不自由な方には立ち続けること自体が負担になります。並ぶことを前提に、防寒具や帽子、飲み物、簡易いす、モバイルバッテリーを持っていくと消耗を抑えられますし、子ども連れや高齢者と行く場合は、あらかじめ交代で並べる人を確保しておくと当日慌てずに済みます。
行列そのものを減らす方法(備蓄水との組み合わせ方)は、後半の「給水車が来る前にできる備え」で詳しく説明します。
給水車が来る前にできる備え
自宅から一番近い給水拠点を調べておく
断水してから探すのでは遅いので、平時のうちに自宅・職場・子どもの学校から最も近い給水拠点を確認しておきます。東京都なら災害時給水ステーションの地図で場所を調べられます。自治体の防災マップやハザードマップと合わせて、徒歩ルートと所要時間まで見ておくと安心です。
容器と運搬手段を先にそろえる
背負える給水袋を1つ、折りたためるポリタンクを1つ、そして台車かキャリーカート。この3点があれば、家族分の水を数往復で運べます。普段場所を取らない折りたたみタイプを選ぶと、収納のハードルが下がります。価格は変動するため、購入時に最新の販売ページで確認してください(2026年9月時点の情報です)。
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備蓄水と組み合わせる
給水所に頼り切らない設計も欠かせません。飲料水は1人1日3リットルを基準に、3日分から1週間分を自宅に置いておく。浴槽に水を張っておく習慣をつければ、トイレなどの生活用水もしばらく持ちます。備蓄が数日分あれば、混雑のピークをやり過ごしてから受け取りに行く、あるいは給水所に「行かなくてよい日」を作ることもできます。備蓄があるほど、給水所に並ぶ回数そのものを減らせます。
まとめ|今日できる第一歩から
給水車・給水所での受け取りは、「開設情報を確認する→清潔な容器を持って並ぶ→係員の指示に従って受け取る→分けて低く積んで運ぶ」というシンプルな流れです。難しい手続きはありませんが、容器がなければ受け取れず、重さを見誤ると持ち帰れません。
今日できる第一歩は2つだけです。ひとつは、自宅から一番近い給水拠点を地図で1か所確認してブックマークすること。もうひとつは、背負えるタイプの給水袋を1つ用意することです。所要時間はどちらも数分から数十分で、断水した日の自分を確実に助けてくれます。
開設状況や設置場所は自治体ごとに異なり、更新されることもあります。最終的な情報は、お住まいの水道局・自治体の公式サイトで最新のものを確認してください。
注記(本文中で断定を避けた点のまとめ):1回あたりの給水量の上限、高齢者・体の不自由な方向けの優先レーンの有無は、いずれも自治体ごとに運用が異なり、全国一律のルールとしては確認できていません。また「配水開始直後は混み合いやすい」という傾向や、ステップ6で紹介した容器の運び方は、防災系メディアの実務ガイドに基づく参考情報であり、公式に発表された基準ではありません。現地では、こうした目安よりも掲示や係員の案内を優先してください。
