【解決済み】オフィスステーション年末調整のエラー6選|S2267・1388・0381の原因と直し方
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【解決済み】オフィスステーション年末調整のエラー6選|S2267・1388・0381の原因と直し方

「メニューに『年末調整』ボタンが無い」「マイページを発行しようとしたらエラーになった」。オフィスステーション年末調整を使い始めたばかりだと、こうした表示に戸惑うことがあります。でも慌てなくて大丈夫です。公式ヘルプセンターには、原因と直し方が症状ごとに示されています。

パソコンの画面を確認しながら作業する労務担当者のイメージ

この記事では、オフィスステーション公式ヘルプセンターの記事(番号0327・0381・0354・1388・S2267ほか)をもとに、よくある6つの症状の原因と直し方をまとめました。まず下の一覧表で自分の症状を探し、該当するセクションへ進んでください。

結論

この記事で取り上げる6つのエラーは、原因が「権限」「台帳登録」「データの重複」「事前設定」のいずれかに分かれます。症状ごとの原因と対処を表にまとめました。

症状 ヘルプセンター番号 主な原因 直し方の概要 操作する人
メニューに「年末調整」ボタンが無い 0327 「年末調整管理の利用」が「可」になっていない 利用者管理で権限を「可」にする 管理者
初期データ作成ボタンが押せない(未作成件数:0件) 0381 年末調整用台帳(本年分)に従業員が未登録 台帳に従業員を登録する 担当者
アップロードした初期データが反映されない 0354 CSVに1件でもエラーがあると全件不反映 取込エラーを直して再アップロード 担当者
「作成するログインIDは既に作成されています」 1388 ログインIDの重複 ID形式の変更や重複マイページの削除 担当者・管理者
「小規模企業共済等掛金控除証明書でエラーが発生しました」 S2267 iDeCoが既に1件登録済み 既存のiDeCo入力を削除して再取込 控除を申告する人
マイページ発行ボタンが使えない 0191 ID・パスワード生成形式マスタが未設定の可能性 管理者にマスタ設定を依頼 管理者

表の「操作する人」が管理者や担当者になっている症状は、従業員自身では設定を変更できません。従業員ができるのは、表示されたエラーメッセージの画面をそのまま管理者に見せ、いつ・どの操作をしたときに出たかを伝えることです。それだけで管理者側の確認時間を大きく減らせます。

なお、2026年版「オフィスステーション 年末調整」は2026年10月5日(月)深夜にリリースされました。従業員へのタスク発行を含む本体機能は、10月6日(火)以降に操作できるようになっています(オフィスステーション公式アップデート情報)。

このタイミングでは、初期設定や権限設定を一気に進める企業が多くなります。そのため、上の表のような設定起因のエラーに出会いやすい時期と言えます。

年末調整のどのステップでエラーが起きやすいか

公式の年末調整ガイド(2026年版)では、処理の流れが全10ステップで示されています。今回の6つのエラーがどのステップで起きるかを整理しました。

今どの段階でつまずいているかを確かめると、原因を絞り込みやすくなります。

ステップ 作業内容 関係するエラー
1〜3 給与支払者情報登録・従業員データ登録・システム設定 —(0327は全ステップ共通の権限問題)
4 初期データ作成 0381(症状2)・0354(症状3)
5 マイページ発行 1388(症状4)・0191(症状6)
6〜7 従業員への通知・申告データ確認 S2267(症状5、申告入力の段階)
8〜10 データ連携・出力、源泉徴収票公開、台帳一括反映 一部機能は2026-10-06時点で未リリース(後述)

0327は特定のステップの操作ではなく、ログインした利用者の権限設定が原因です。そのため、どのステップよりも先に確認しておくと安心です。

症状1|メニューに「年末調整」ボタンが表示されない(0327)

原因:「年末調整管理の利用」が「可」になっていない

ログインしても「年末調整」ボタンが出ない場合、利用者の権限設定が原因です。権限の「年末調整管理の利用」が「可」になっていないと、メニューに表示されません(公式ヘルプセンター 0327)。

直し方

利用者管理を操作するには管理者権限が必要です。自分が管理者でない場合は、次の手順を管理者に依頼してください。

  1. 「マスタ管理」→「利用者管理」を開く
  2. 対象のユーザーを選ぶ
  3. 「年末調整機能:年末調整管理の利用」を「可」に変更する
  4. 保存する

依頼するときは、「年末調整」ボタンが無いことが分かる画面を見せると、管理者がすぐに権限設定を確認できます。

症状2|初期データ作成ボタンが押せない・「未作成件数:0件」になる(0381)

キーボードで台帳データを入力する様子のイメージ

原因:年末調整用台帳(本年分)に従業員が登録されていない

まだ初期データを作っていないのに「未作成件数:0件」と表示され、[年末調整の初期データ作成]ボタンがクリックできない状態です。原因は、「年末調整用台帳(本年分)」に対象の従業員が登録されていないことです(公式ヘルプセンター 0381)。

直し方は2通り

方法 手順 向いているケース
一括編集アップロード データを出力し、台帳欄を「登録」にしてアップロードする 従業員数が多い
画面で直接チェック 従業員台帳の編集画面で、チェックボックスを個別または一括でオンにする 対象者が少ない・一部だけ漏れている

症状3|アップロードした初期データが反映されない(0354)

原因:CSVに1件でもエラーがあると全件が反映されない

初期データ用にアップロードしたCSVなどに1件でもエラーがあると、エラーの無いデータも含めてファイル内の全件が反映されません(公式ヘルプセンター 0354)。「一部だけ入らない」のではなく「全部入らない」のが特徴です。

なお、団体保険データ(DAT形式)の取込で出る「警告」は扱いが異なります。警告の対象データだけが除外され、それ以外は反映されます。DAT形式の取込は2026年版で新たに対応した機能です。

直し方

  1. 一覧の「状況」列で「取込エラー有」になっている行を確認する
  2. エラーの内容を確認し、データを修正する
  3. 修正したファイルを再アップロードする

症状4|マイページ発行で「作成するログインIDは既に作成されています」(1388)

原因:ログインIDの重複

従業員マイページの発行時にこのメッセージが出る原因は、次のどちらかです(公式ヘルプセンター 1388)。

  • 同じログインIDを使う発行済み(未削除)の従業員マイページがすでにある(退職者のIDを再利用した場合など)
  • エンタープライズ版(オフィスステーションの契約プランの一つ)で、管理者ユーザーのログインIDと重複している

2つ目はエンタープライズ版についての記載です。ほかのプランで同じことが起きるかは、ヘルプセンターで確かめてください。

直し方

  • ID・パスワードの生成形式を変更する
  • 重複している従業員マイページを削除する、またはIDを変更する
  • 管理者ユーザー側のIDとの重複を解消する(エンタープライズ版)

複数の従業員のマイページをまとめて発行した場合、CSV内に1件エラーがあっても、エラーでない対象者の分は発行されます(公式ヘルプセンター 0194)。初期データ取込の「1件でもエラーなら全件不反映」とは逆の挙動です。エラーが出た人だけを直して、発行し直してください。

症状5|マイナンバーポータル連携で「小規模企業共済等掛金控除証明書でエラーが発生しました」(S2267)

表示されるメッセージ

マイナンバーポータル連携(政府が運営する「マイナポータル」経由で、保険会社などが発行した電子控除証明書を取り込む機能)で電子控除証明書を取り込むと、次のように表示されることがあります(公式ヘルプセンター S2267)。

取り込みエラー:小規模企業共済等掛金控除証明書でエラーが発生しました。個人型年金加入者掛金(iDeCoイデコ)は複数登録できません。削除してから取り込みなおしてください。

原因:iDeCoがすでに1件登録されている

個人型年金加入者掛金(iDeCo、個人で積み立てる私的年金)が既に1件入っているため、取り込むと重複登録になってしまいます。iDeCoは1件までしか登録できない仕様のため、先に入っているデータを消す必要があります。

直し方

  1. 「小規模企業共済等掛金控除」の質問画面で「変更する」を選ぶ
  2. 既に入力されているiDeCoの情報を削除する
  3. 保存する
  4. 電子控除証明書を取り込み直す

症状6|マイページ発行ボタンが使えない(0191)

原因:「ID・パスワード生成形式マスタ」が未設定の可能性

マイページの発行ボタンが押せない要因の1つとして、「ID・パスワード生成形式マスタ」(従業員のログインID・パスワードの生成方法を管理者が設定しておく項目)が未設定であることが挙げられています(公式ヘルプセンター 0191)。設定されていないと、発行操作に進めない場合があります。

ただし、ボタンが使えない原因がこれだけとは限りません。このマスタは管理者権限を持つ利用者だけが設定・参照できるため、まずは管理者に確認してもらう必要があります。

直し方

  1. 自分が管理者かどうかを確認する(管理者でない場合は2以降を管理者に依頼する)
  2. 管理者が「マスタ管理」から「ID・パスワード生成形式マスタ」の設定状況を確認する
  3. 未設定であれば設定して保存する
  4. マイページ発行の操作をやり直す

依頼するときは、発行ボタンが押せない画面と、どの従業員分の発行で詰まっているかを伝えると確認が早く進みます。

上記で直らない場合は、症状1(0327)の権限設定や症状2(0381)の台帳登録が完了しているかも合わせて確認してください。マイページ発行は年末調整の処理フローの中間ステップにあり、手前の設定不足が影響していることがあります。

それでも解決しない場合の対処法

未リリースの機能ではないか確認する

2026年版は機能が段階的に公開されています。公式ガイドによると、2026-10-06時点の予定は次のとおりです。

機能 リリース予定
CSV連携出力 2026年10月26日(月)深夜
XML出力・源泉徴収票公開・台帳一括反映 2026年11月26日(木)深夜

これらの機能がまだ使えないのは、エラーではなく未リリースのためです。日程は予定のため、最新情報は公式の年末調整ガイドで確認してください。

Pro版(士業向け)を使っている場合

社労士・税理士事務所が複数の顧問先を扱うPro版は、全9ステップの流れです。顧問先企業ごとに年末調整アカウントを発行することが前提になるため、通常版と手順が異なります(年末調整ガイド(2026年版・Pro版))。

公式ヘルプセンターで検索・問い合わせる

上記で解決しない場合は、オフィスステーションの公式ヘルプセンターで、画面に表示されたメッセージをそのまま検索してみてください。該当する記事が見つからなければ、サポート窓口に問い合わせましょう。

従業員の立場で管理者やサポート窓口に相談するときも同じです。表示されたメッセージの全文と、操作していた画面・ステップを伝えると話が早く進みます。

まとめ

オフィスステーション年末調整のエラーは、表示されたメッセージと操作中のステップが分かれば、原因をかなり絞り込めます。最後に、同じエラーを繰り返さないためのチェックリストをまとめます。

  • 利用者権限の「年末調整管理の利用」が「可」になっている(0327)
  • ID・パスワード生成形式マスタを設定済み(0191)
  • 初期データ作成の前に、年末調整用台帳(本年分)へ従業員を登録した(0381)
  • アップロード前にCSVのエラーを解消した(0354)
  • 発行済みの従業員マイページとログインIDが重複していない(退職者のID再利用に注意、1388)
  • マイナンバーポータル連携の前に、iDeCoの既存入力を確認した(S2267)
  • 2026年版のリリース予定を把握し、未リリース機能をエラーと勘違いしていない

今まさにエラーで止まっている方は、冒頭の一覧表で症状を探し、該当するセクションの手順を1つずつ試してみてください。管理者権限が必要な操作は、早めに管理者へ依頼しておくと年末調整をスムーズに進められます。

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