【解決済み】確定申告書等作成コーナーで保存・作成再開ができない原因と対処法7選
結論
確定申告書等作成コーナーで保存できない・作成再開できない原因は、多くが「推奨環境を満たしていない」か「保存データ(.dataファイル)の扱い方の誤り」のどちらかです。システムエラーの表示も、まず環境を疑うのが近道です。
次の順で切り分けると、自分で復旧できる可能性が高くなります。
| 症状 | まず疑う原因 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 入力中に保存できない | 推奨環境の不足、保存できない画面で操作している | 推奨環境の確認、「入力データを一時保存する」から保存 |
| 作成再開できない | .dataファイルの場所が不明、直接開いて壊した | 「*.data」で検索し、作成コーナーの読込操作から開く |
| 「システムエラー」が出る | 推奨環境の不足、Excel以外で集計フォームを作った | 別ブラウザで試す、キャッシュをクリアする |
キャッシュをクリアする前には、必ず入力内容を保存してください。国税庁も「入力した内容を一度保存してから実行してください」と案内しています(e-Tax FAQ)。
ここからは、症状の確認、原因、対処法の順に詳しく見ていきます。上の表で当たりをつけたら、該当する項目から読んでください。
確定申告書等作成コーナーで「保存できない」「作成再開できない」のはこんな症状

せっかく入力を進めたのに、保存できない、翌日に作成再開できない。そんなときは焦りますよね。まずは自分の症状が次のどれに当たるかを確認しましょう。
- 入力途中で保存しようとしてもうまくいかない
- 「作成再開」を選んでも保存データを読み込めない
- 「システムエラー」「処理中にエラーが発生しました。」と表示される
- 画面が見切れて「次へ」などのボタンが押せない
国税庁は、作成コーナーの操作トラブルで次のエラーコードが表示される場合があるとしています(画面SS-HF-010a。e-Tax FAQ、2026-10-26確認)。
| 区分 | エラーコード |
|---|---|
| TA・KC系 | TA-EM425278、KC-EE2030、KC-EE2034、KC-EE2036、KC-EE2008 |
| CC系 | CC-E80024、CC-E80050 |
| HU系 | HUU0227E、HUBH016E、HUBH278E |
| SSAE系 | SSAE040-SUE007、SSAE030-SUE019 |
これらの原因は「利用環境が推奨環境を満たしていないこと」とされています。表示されたコードはメモしておくと、後で問い合わせるときに役立ちます。
なぜ保存・作成再開ができないのか?考えられる原因

原因は大きく「推奨環境」と「.dataファイルの扱い」の2系統に分かれます。1つずつ確認していきましょう。
原因1 推奨環境を満たしていない
国税庁は「推奨環境を満たさない条件下でのご利用は、正常に動作しない場合があります」と明記しています。推奨環境を満たしていても、ネットワーク環境によって利用できない場合があるとの注記もあります(e-Tax FAQ)。
「システムエラー」の表示は、出た画面で原因が異なります(e-Tax FAQ)。
| 表示された場面 | 考えられる原因 |
|---|---|
| ID・パスワード方式の選択時、書面提出アンケートの回答後 | 推奨環境を満たしていない |
| 医療費集計フォーム・配当集計フォームの読み取り後(SS-FC-130、SS-EA-210) | 国税庁が動作確認を行っている表計算ソフト(Excel)以外で作成した |
原因2 保存・印刷できない画面で操作している
申告書のPDF保存・印刷ができる画面は決まっています。e-Tax提出なら「送信前の申告内容確認」または「申告書等送信票(兼送付書)等の確認」画面、書面提出なら「申告書等印刷」画面だけです。
国税庁も「上記以前の画面で保存・印刷を行うことはできません」としています(e-Tax FAQ)。入力途中の保存は、PDFではなく後述の一時保存を使います。
原因3 .dataファイルを直接ダブルクリックして開いた
保存データは拡張子「.data」のファイルです。これを直接ダブルクリックして開くと「ファイルが壊れて使用できなくなる」と国税庁が明記しています(国税庁 よくある質問)。
データには暗号化・改ざん防止処理がされているとされます(e-Tax 事前準備資料)。ファイル名の変更や編集も、読込失敗の原因になる可能性があるため避けましょう。
原因4 別の年分・別のデータを読み込んでいる(推測)
ファイル名は「r○○●●.data」の形式で、○○は作成年分、●●はコーナー名を示します。令和6年分の所得税なら「r6syotoku.data」「r6syotoku_kessan.data」などです。
公式に明文化された説明は見当たりませんが、推測として、年分やコーナーが違うファイルを選んでいると読み込めない可能性があります。
複数の保存データがある場合は、後述の「対処法3 .dataファイルの場所を確認する」でファイル名を確認してから選びましょう。
原因5 ブラウザのキャッシュが蓄積している
国税庁は対処手順の一つとして、インターネット一時ファイル(キャッシュ)の削除を案内しています。キャッシュとは、表示を速くするためにブラウザが保存するデータのことです。
キャッシュが古いまま蓄積すると、作成コーナーのページが更新前の情報で表示され、保存処理の通信がうまく完了しなくなる可能性があります。
原因6 画面が見切れてボタンが押せない
画面が見切れる場合は、ウィンドウを最大化するよう国税庁FAQで案内されています。ボタンが画面外に隠れ、保存や次の操作に進めないケースです。
保存・作成再開ができない時の対処法7選
対処法1 推奨環境を確認する
OS・ブラウザの対応状況は、国税庁の推奨環境の確認ページで確かめます。具体的なバージョンは年分ごとに変わる可能性があるため、作業前に最新の内容を確認してください。
対処法2 入力データを正しく一時保存する

「申告書等の作成」画面以降で、画面下部の「入力データを一時保存する」を選びます。「確定申告書データの保存」画面の案内に従って保存します(国税庁 よくある質問)。
保存先を指定せずに「保存」を押すと、「ダウンロード」フォルダに保存されます。
対処法3 .dataファイルの場所を確認する
保存先が分からないときは、エクスプローラーの検索ボックスに「*.data」と入力して検索します。見つけたファイルはダブルクリックせず、次の手順で作成コーナー側から読み込みます。
複数の保存データが見つかった場合は、ファイル名の「r○○●●」部分(○○は年分、●●はコーナー名)を確認してください。今回作成再開したい年分・コーナーと違うファイルを選んでいると、読み込めない原因になります(原因4)。
対処法4 「保存データを利用して作成」から作成再開する

作成再開は次の6ステップです(国税庁 よくある質問)。
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 作成コーナーのトップで「保存データを利用して作成」を選ぶ |
| 2 | 「作成再開」を選ぶ |
| 3 | 保存データの読込画面でファイルを選ぶ |
| 4 | 保存先から申告書データ(.data)を選び「開く」を押す |
| 5 | データの反映を確認し「保存データ読込」を押す |
| 6 | 表示された「作成再開」を押して入力を続ける |
再開には拡張子「.data」の申告書データが必須です。保存していなかった場合は、残念ながら最初から入力し直すことになります。
対処法5 ブラウザのキャッシュをクリアする
必ず先に入力内容を一時保存してから実行してください。手順書はWindows 11、Windows 10、Google Chrome、Firefox、Safari向けがPDFで用意されています(例: Google Chrome版)。
対処法6 別のブラウザ・別の端末で試す
国税庁の案内でも、別のブラウザや環境での試行が手順に含まれています。保存した.dataファイルを別の端末へ移せば、そちらで作成再開することもできます。
対処法7 ウィンドウを最大化する
画面が見切れてボタンが押せないときは、ブラウザのウィンドウを最大化します。表示倍率(ズーム)を下げるのも一つの手ですが、こちらは国税庁が明示した対処ではない点にご注意ください。
それでも解決しない場合の対処法
e-Tax・作成コーナーヘルプデスクに相談できます(問い合わせ先、2026-10-26時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ナビダイヤル | 0570-01-5901(スマートフォンの定額制サービス等は対象外) |
| IP電話等 | 03-5638-5171 |
| 受付時間 | 月〜金 9時〜17時(休日・祝日、12月29日〜1月3日を除く) |
| 相談できる内容 | 事前準備、送信方法、エラー解消などの使い方 |
確定申告期間中は受付時間が延長される場合があるとの情報もあります。最新の受付時間は公式ページで確認してください。電話の前に、エラーコード・表示された画面・OSとブラウザをメモしておくと話が早く進みます。
また、ブラウザでセキュリティ警告が表示される場合は、e-Taxのお知らせに関連する案内が出ていないか確認しましょう。
なお、e-Taxの送信エラーそのものやマイナンバーカード認証の不具合は、この記事では扱いません。税額や税法の相談、マイナンバーカードの相談はヘルプデスクとは別窓口になります。
まとめ

確定申告書等作成コーナーの保存・作成再開トラブルは、「推奨環境」と「.dataファイルの扱い」の2点を確認すれば多くが切り分けられます。
確定申告期のお問い合わせTOP10でも、2位が「保存した申告書データ(.data)の読み込み」、5位が「入力途中のデータの保存方法と保存場所」です(e-Tax)。
つまずく人は多いので、次の再発防止策を習慣にしましょう。
- 区切りのよいタイミングで「入力データを一時保存する」を押す
- 保存先フォルダとファイル名をメモしておく
- 作業を始める前に推奨環境を確認する
まずは今の症状を結論の表に当てはめ、該当する対処法から試してみてください。
