SIGMA fp2は買うべきか|fpとの違い5つと価格・発売日まとめ【2026年11月11日発売】
fpシリーズの新モデル「SIGMA fp2」が発表されました。初代fpやfp Lを使っている人、これからfpシリーズを検討する人は「何が変わったのか」「買い替える価値はあるのか」が気になるはずです。
この記事は発売前(2026-11-04時点)の公式発表と公開情報をもとにした調査記事で、実機を使ったレビューではありません。そのうえで、購入判断に必要な数字をまとめます。
結論
結論から言うと、SIGMA fp2は「動画も静止画も1台でこなしたい人」に向いた、fpシリーズの現行モデルです。初代fpとfp Lはすでに生産終了しています(SIGMA公式ニュース)。
fp2の発売日は2026年11月11日(水)です。予約は2026年10月29日(木)10時からシグマ公式オンラインショップで始まっています。
fp2の価格はオープンプライスです(メーカーが販売価格を決めず、販売店ごとに価格を設定できる方式のため、ここでは各社の参考価格を並べます)。シグマ直販の参考価格はボディ単体346,500円と報じられています(2026-11-04時点、monohikaku.com)。
初代fpとの違いで押さえたいのは次の5つです。
- 約2,450万画素の部分積層型CMOSセンサーに変更
- 6Kオープンゲート収録とSTILL/CINE切替スイッチ
- 固定液晶からチルト液晶へ
- 新バッテリーBP-91で静止画の撮影可能枚数が約32%向上
- 約70GBの内蔵ストレージを搭載
一方でEVFは内蔵されず、別売のEVF-21が必要です。高画素の静止画を最優先するならfp Lのほうが合う場合もあります。

出典: SIGMA公式ニュースリリース(公式発表の製品写真)
SIGMA fp2の発売日・価格・主要スペック【2026-11-04時点】
シグマは2026年10月23日にfp2を発表しました。公式リリースでは「世界最小ボディに本格的な撮影機能と自在な拡張性を兼ね備えた」カメラと紹介されています(SIGMA公式ニュース)。
| 項目 | 日付 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年10月23日 |
| 予約開始 | 2026年10月29日(木)10時 |
| 発売日 | 2026年11月11日(水) |
fp2の価格とキット構成
キットは3種類です。シグマ直販の参考価格と、主な販売店の予約価格を並べました。価格はいずれも2026-11-04時点です。
| 構成 | シグマ直販参考価格 | 販売店の予約価格の例 |
|---|---|---|
| ボディ単体 | 346,500円 | マップカメラ 311,850円 |
| EVF-21同梱キット | 434,500円 | ソフマップ 434,500円 |
| 50mm F2 DG | Contemporary同梱キット | 451,000円 | マップカメラ 405,900円 / ソフマップ 451,000円 |
直販価格はmonohikaku.comとブログ「skeg」が同じ金額を報じています。販売店の価格はマップカメラとソフマップの商品ページによるものです。
ボディ単体はマップカメラが直販より34,650円安く出ています。ただし価格は変わることがあり、税込かどうかを明記した一次情報は見つかりませんでした。購入前に各ショップで最新の価格を確認してください。
fp2の主要スペック
| 項目 | SIGMA fp2 |
|---|---|
| センサー | 約2,450万画素 部分積層型CMOS(フルフレーム) |
| 動画 | 6Kオープンゲート、ProRes RAW、L-Log |
| ダイナミックレンジ | 最大14.1ストップ(4K FF L-Log時) |
| 音声 | 32bit Float録音(別売HU-21と対応マイク使用時) |
| モード切替 | 上面のSTILL/CINEスイッチ |
| EVF | 非内蔵(別売EVF-21) |
| 背面液晶 | チルト式(上90度・下45度) |
| バッテリー | BP-91(静止画約370枚・動画約130分) |
| 連写 | 最高約20コマ/秒、最大200コマ |
| 記録先 | SDカード+内蔵ストレージ約70GB |
出典はSIGMA公式ニュースとmonohikaku.comです。6Kオープンゲートとは、センサーの全面を使って縦横比を切らずに6K解像度で記録する方式です。後から縦横どちらの比率にも切り出しやすくなります。
L-Logは、明暗の情報を多く残すためのログ形式(撮影後に色を整える前提の記録方式)です。
fp2とfp/fp Lの違い【比較表】
初代fpとfp2の違いを1つの表にまとめました。fp Lはセンサーの方向性が大きく異なるため、後のH3で別に扱います。
| 項目 | fp2 | 初代fp |
|---|---|---|
| センサー | 約2,450万画素 部分積層型 | 約2,460万画素 裏面照射型 |
| 背面液晶 | チルト式 | 固定式 |
| 連写 | 最高約20コマ/秒、最大200コマ | 秒18コマ、高速連写は12コマまで |
| バッテリー | BP-91(静止画約370枚) | BP-51(静止画約280枚) |
| 記録先 | SDカード+内蔵約70GB | SDカードのみ |
| 厚さ | 41.8mm(報道値) | 45.3mm |
| 重量 | 約460g(報道値) | 422g |
比較のもとにしたのはmonohikaku.com、SIGMA公式ニュース、RedShark Newsです。
センサー・画素数の違い
fp2と初代fpの画素数はほぼ同じです。違いは読み出し方式で、fp2は部分積層型、初代fpは裏面照射型です。部分積層型は裏面照射型より読み出しが速い方式とされ、電子シャッター使用時のローリングシャッター歪みや読み出しの遅さが改善しやすいとされています。
fp Lは約6,100万画素の高画素機として2021年に発表されました(Imaging Resource)。画素数を抑えて動画性能を伸ばしたfp2とは、狙いがはっきり分かれています。
| 機種 | 画素数 | 方向性 |
|---|---|---|
| fp2 | 約2,450万画素 | 動画性能を強化した現行モデル |
| 初代fp | 約2,460万画素 | 生産終了 |
| fp L | 約6,100万画素 | 静止画の高画素機(生産終了) |
液晶・連写・バッテリー・記録先の進化
初代fpの背面液晶は固定式でしたが、fp2はチルト式になりました。上に90度、下に45度動くため、低い位置や高い位置から撮るときに画面を見やすくなります。

出典: SIGMA公式 fp2製品ページ(公式発表の製品写真)
連写は最高約20コマ/秒で、最大200コマまで続けて撮れます。初代fpは秒18コマで、高速連写は12コマまででした。
バッテリーは新型のBP-91です。静止画の撮影可能枚数は約370枚で、初代fpの約280枚から約32%増えました。動画は約130分とされています。
注意したいのは、初代fpのBP-51と互換性がない点です。初代fpから乗り換える場合、手持ちの予備バッテリーは使えません。
記録先には約70GBの内蔵ストレージが加わりました。SDカードを入れ忘れても撮影できるのは、初代fpにはなかった安心材料です。
サイズ・重量の違い
厚さは初代fpの45.3mmから41.8mmへ、3.5mm薄くなったとされています。一方、バッテリーとSDカードを含む重量は約460gで、初代fpの422gより約38g重いと報じられています。
これらは海外メディアなどの報道値です。公式ページでは「世界最小ボディ」という表現は確認できましたが、具体的な寸法の数値は見当たりませんでした。正確な値は公式の仕様表で確認してください。
fp2のメリット・デメリット
公式発表のスペックから読み取れる長所と短所を整理します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| チルト液晶で撮影姿勢の自由度が上がった | EVFは別売で、使うなら総額が上がる |
| 6Kオープンゲート・ProRes RAWに対応 | 初代fpより約38g重いとされる |
| 静止画の撮影可能枚数が約32%向上 | 初代fpのバッテリーBP-51が使えない |
| STILL/CINEスイッチで即座にモード切替 | 2026-10-29時点で納期遅延の可能性あり |
| 内蔵ストレージ約70GBを搭載 | 発売前のため実機の評価はまだない |
STILL/CINEスイッチで静止画と動画を切り替え
本体上面のスイッチで、静止画のSTILLと動画のCINEを瞬時に切り替えられます。写真と映像を行き来する人にとって、メニューを開かずに済むのは大きな利点です。

出典: SIGMA公式 fp2製品ページ(公式発表の製品写真)
EVF別売で総額がいくらになるか
EVF-21は0.5型・約576万ドットの有機ELで、チルト機構とアイセンサーを備えます。単体のシグマ公式参考価格は132,000円です(SIGMA公式 EVF-21ページ、2026-11-04時点)。
| 買い方 | 合計(シグマ直販参考価格) |
|---|---|
| ボディ単体+EVF-21単体 | 478,500円 |
| EVF-21同梱キット | 434,500円 |
キットのほうが44,000円安くなります。EVFを使う予定があるなら、最初からキットを選ぶほうが得です。
なおEVF-21単体はマップカメラで118,800円という情報もあり、販路で差があります。後から単体で買う場合は、その時点の価格を比べてください。
fp・fp Lからの乗り換えの判断基準
fp2・初代fp・fp Lは、それぞれ得意分野が違います。用途ごとの目安を表にしました。
| 重視すること | 向いている機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 動画(6K・ProRes RAW・L-Log) | fp2 | 動画性能を強化した現行モデル |
| 静止画の高画素 | fp L | 約6,100万画素 |
| 予算を抑えたい | 流通在庫の初代fp | 生産終了のため在庫限り |
初代fpから乗り換える場合は、新バッテリーBP-91への買い直しが必要な点も予算に含めて検討してください(初代fpのBP-51とは互換性がありません)。
fp Lユーザーで高画素を活かした静止画が中心なら、fp2に替えると画素数は約2,450万画素に下がります。動画も本格的に撮りたいかどうかが判断の分かれ目です。
口コミ・評判の傾向(初代fp/fp Lの公開レビューより)
fp2は発売前のため、実機の口コミやレビューはまだありません。ここで紹介するのは、初代fpとfp Lの公開レビュー・口コミに見られる傾向で、fp2そのものの評価ではありません。
参考にしたのは価格.comのレビューやCineDの fp Lレビューなどです。
| 良い評判の傾向 | 気になる点の傾向 |
|---|---|
| フルサイズとして驚くほどコンパクト | グリップなしでは持ちにくい |
| 電子シャッターの静音性 | 電子シャッターのみで読み出しが遅い |
| — | 露出補正ボタンがなく操作に癖がある |
fp2は読み出し方式が部分積層型に変わったため、読み出しの遅さについての評価が変わるかが注目点です。実際の挙動は、発売後の実機レビューで確かめる必要があります。
購入前の注意点とおすすめの購入先
シグマは2026年10月29日、fp2とEVF-21について「生産がご要望に追いつかない状況となっております」とお詫びを出しました(SIGMA公式ニュース)。予想を上回る注文で、納期が遅れる可能性があるとしています。
2026-11-04時点で、発売日の11月11日そのものが延期されたという情報は確認できていません。発売日に手にしたいなら、早めの予約が安全です。公開後も公式ニュースで最新の状況を確認してください。
購入先を選ぶときのポイントは次のとおりです。
- 価格は販路で数万円単位の差がある(ボディ単体は直販とマップカメラで34,650円差)
- EVFを使うならEVF-21同梱キットが単体の合計より44,000円安い
- レンズを持っていないなら50mm F2 DG | Contemporary同梱キットが候補になる
- 初代fpからの乗り換えでは新バッテリーBP-91の予備も検討する
公式オンラインショップ、マップカメラ、ソフマップなどの価格と納期を比べてから決めるのがおすすめです。
まとめ
SIGMA fp2は2026年11月11日発売の、fpシリーズの現行モデルです。シグマ直販の参考価格はボディ単体346,500円です(2026-11-04時点)。
- 動画を本格的に撮りたい、チルト液晶や電池の持ちを重視する人にはfp2が向く
- 静止画の高画素を最優先するならfp Lが選択肢になる
- 予算を抑えたいなら流通在庫の初代fpも候補になる
EVFを使うならキットが44,000円安く、品薄で納期が遅れる可能性もあります。気になった人は、SIGMA公式 fp2製品ページで仕様を確かめ、各ショップの価格と納期を比べて早めに予約を検討してください。
