NTTドコモのスマートフォンの例
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ドコモ副回線サービスは9月30日で終了|解約手続きは不要・代替手段を今確認

NTTドコモの個人向け「副回線サービス」は、2026年9月30日(水)で提供終了します。現在利用中の人は、終了に伴う解約手続きを自分でする必要はありません。

ただし、このサービスを「ドコモ回線がつながらないときの予備回線」として使っていた人は、終了後の代替手段を確認しておく必要があります。特に災害時や大規模な通信障害に備えて契約していた場合、2026年4月に始まった「JAPANローミング™」は有力な代替策ですが、平常時から常に使える副回線と同じ仕組みではありません。

この記事では、9月30日までに何を確認すればよいか、月額料金はどうなるか、JAPANローミング™や「00000JAPAN」と何が違うのかを、公式情報だけで整理します。

NTTドコモのスマートフォンの例
ドコモ回線の予備通信手段として提供されてきた個人向け副回線サービスは2026年9月30日で終了します。画像出典: Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

結論:9月30日で自動終了、解約手続きは不要

ドコモは、個人向け副回線サービスを2026年9月30日で終了すると案内しています。新規受付はすでに2026年3月26日で終了済みです。現在契約中の個人ユーザーについては、サービス終了に伴う手続きは不要と明記されています。

確認項目 内容
個人向け新規受付 2026年3月26日で終了済み
個人向け提供終了 2026年9月30日
利用者の解約手続き 不要
法人向けサービス 継続
個人向け基本使用料 月額429円(税込)

個人向けでは月額429円(税込)で、0.5GB、送受信最大300kbps、国内通話30秒あたり22円という条件で提供されています。終了後も同じ条件で継続するわけではないため、「これまで予備回線として月429円を払っていた」という人は、9月30日以降の通信確保方法だけを決めておけばよい、という整理です。

副回線サービスを使っていた人が9月30日までに確認する3点

1つ目は、自分が本当に個人向け契約かを確認することです。 今回終了するのは個人向けで、法人向け副回線サービスは継続します。会社支給端末や法人名義の契約では扱いが異なるため、My docomoや契約書類で名義を確認してください。

2つ目は、予備通信の目的を整理することです。 「災害時や通信障害時だけつながればよい」のか、「普段からドコモ以外の回線へ任意に切り替えたい」のかで代替策は変わります。前者ならJAPANローミング™や00000JAPANが候補になりますが、後者なら別事業者のSIMやeSIMを自分で用意する方法のほうが目的に近い場合があります。

3つ目は、家族の連絡手段も一緒に決めることです。 自分のスマホだけ復旧しても、家族側の端末や連絡ルールが決まっていなければ災害時には困ります。災害用伝言板やweb171など、携帯回線だけに依存しない連絡方法もあわせて確認しておくと安心です。

JAPANローミングは代替になるが「常時使える副回線」ではない

ドコモが副回線サービス終了の背景として挙げているのが、携帯事業者間で共同運用するJAPANローミング™です。2026年4月1日に開始され、大規模災害や大規模な通信障害で契約先のネットワークが利用できなくなった場合、他社ネットワークへ一時的に接続できる仕組みです。

重要なのは、JAPANローミング™は平常時から自由に切り替えて使う通常のマルチ回線サービスではないことです。提供されるのは、通信事業者が非常時にローミングを開始した場合です。

項目 個人向け副回線サービス JAPANローミング™
利用場面 契約者が必要に応じて副回線へ切替 大規模災害・障害時に事業者が提供
月額料金 429円(税込) 非常時の事業者間ローミング
データ通信 0.5GB、最大300kbps フルローミング時は最大300kbps
緊急通報 副回線側で利用 緊急通報のみ方式・フルローミング方式の双方で110/119/118に対応
平常時の予備回線 使える 原則として用途外

TCAによると、JAPANローミング™には「緊急通報のみ方式」と「フルローミング方式」があります。フルローミング方式では音声電話、SMS、データ通信が利用できますが、データ通信速度は送受信最大300kbpsです。また、0120・0800・0570などのサービスダイヤルや、#7119・#9110などの短縮ダイヤルは利用できないと案内されています。

複数のスマートフォンの例
災害や大規模障害では、1社の回線だけに依存しない通信手段を準備しておくことが重要です。画像出典: Wikimedia Commons / Carlos Varela(CC BY 2.0)

00000JAPANも使えるが、セキュリティ面には注意

もう1つの代替手段が、災害時などに無料開放される公衆無線LAN「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」です。TCAなどは2023年から、大規模な通信障害が発生した場合にも00000JAPANを無料開放する運用を始めています。

00000JAPANはWi-Fiスポットが利用できる場所で役立ちますが、携帯回線そのものの代替ではありません。利用できるエリアは開放されているアクセスポイント周辺に限られます。また、不特定多数が利用する公衆Wi-Fiなので、重要な個人情報や決済情報を送る操作は避け、必要な連絡や情報確認を中心に使うのが無難です。

「JAPANローミング™が開始されるまで待つ」「00000JAPANが使える場所へ移動する」という非常時向けの手段と、「常時使える別会社のSIMを持つ」という備えは役割が違います。仕事で常時通信が必要な人や、障害時にもすぐ自分で回線を切り替えたい人は、サブ回線用eSIMなども含めて別途検討する余地があります。

9月30日以降も予備回線が必要なら、選び方は目的で分ける

予備回線を選ぶときは、料金より先に「何のために持つか」を決めると判断しやすくなります。

  • 災害・大規模障害時だけ使えればよい:JAPANローミング™、00000JAPAN、災害用伝言板などの非常時サービスを確認する
  • 普段から自分の判断で他社回線へ切り替えたい:ドコモとは異なるネットワークを使うSIM・eSIMを検討する
  • 仕事で通信断を避けたい:デュアルSIM対応端末と異なる通信事業者の組み合わせを検討する
  • 家族の安否確認が目的:回線の二重化だけでなく、災害用伝言板や集合場所などのルールを決める

別回線を新たに契約する場合は、端末がデュアルSIM・eSIMに対応しているか、対応周波数帯に問題がないか、月額料金だけでなく解約条件やデータ有効期限も確認してください。副回線サービスが終了するからといって、すべての人が別契約を追加する必要があるわけではありません。

まとめ:解約操作より「終了後の通信手段」の確認が必要

ドコモの個人向け副回線サービスは、2026年9月30日で終了します。利用者側の解約手続きは不要です。月額429円で使っていた個人向け副回線を、同じ条件のまま10月以降も使い続けることはできません。

災害や大規模障害への備えが目的なら、2026年4月から始まったJAPANローミング™と00000JAPANの使い方を確認しておくのが第一歩です。一方、平常時から自分の判断で他社回線へ切り替えたい人は、別会社のSIM・eSIMを用意するほうが従来の副回線サービスに近い使い方になります。

9月30日までにやることは複雑ではありません。契約名義を確認し、予備回線を何のために使っていたか整理し、終了後の連絡手段を1つ決める。この3点を済ませておけば十分です。

参考: NTTドコモ「副回線サービス」 / NTTドコモ「副回線サービスにおける個人向けサービスの提供を終了」 / TCA「JAPANローミング™(非常時事業者間ローミング)について」 / TCA等「通信障害の発生時における公衆無線LAN 00000JAPANの無料開放」。情報は2026年9月10日時点。

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