auでんきはいつから値上げ?【2026年11月1日】あなたの電気代はいくら変わるか試算
結論
「auでんきから料金改定の案内が来たけれど、結局いくら上がるのか」。この記事は、その疑問に公式の料金表の数字で答えます。
先に結論です。auでんきの料金改定は2026年11月1日に実施されます。対象は北陸電力エリアを除く全国です(au公式の料金改定案内)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| いつから | 2026年11月1日 |
| 対象 | 北陸電力エリアを除くauでんき契約者(個人・法人、関連ブランド含む) |
| 主に上がるもの | 基本料金・最低料金(電力量料金はわずかな上昇) |
| やること | 自分のエリアと契約アンペアの新料金を公式PDFで確認する |
値上げ幅はエリアごとに違います。北海道エリアでは基本料金が10Aあたり税込418.00円から572.09円になります(税抜では380.00円から520.09円)。この数字は北海道エリアのもので、全国共通ではない点に注意してください。
なお本文ではこの後、北海道エリアの表は税込、他地域の表は税抜で表記しています。表ごとに見出しで区別していますので、金額を比べる際はどちらの表記かを確認してください。
以下では「自分は対象か」「いくら変わるか」「なぜ上がるのか」「何をすればいいか」の順に整理します。数値はすべて2026-10-13時点のau公式資料に基づきます。
自分は対象か【チェックリスト】
次の3つに当てはまれば、11月1日からの新料金の対象です。
- auでんき(個人向け・法人向け)、または「でんきサービス」「ケーブルプラスでんき」など関連ブランドを契約している
- 契約エリアが北陸電力エリアではない
- 契約プランと契約アンペア(または契約容量)を、検針票や会員ページで確認できる
関連ブランドが対象に含まれることは、au公式の改定後料金表(PDF)に記載されています。北陸電力エリアは対象外とされています。
自分の契約エリア(北海道電力・東京電力など)は、検針票に記載された発行元の電力会社名や「ご契約容量」「ご契約アンペア」の欄、またはMy auの契約情報ページで確認できます。

出典: auでんき公式 料金改定案内・改定後料金表PDF(https://www.au.com/energy/denki/other/takusou_revision/)を基に作成(2026-10-13確認)。解約金・乗り換え優遇の有無は未確認のため断定しない
いくら変わるか|地域別・アンペア別の基本料金早見表
北海道エリア(でんきMプラン・でんきLプラン)
北海道エリアの基本料金は、全アンペアで約1.37倍になります。税込の改定前後は次のとおりです(需給約款の新旧対照表(PDF))。
| 契約アンペア | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 差額(税込) |
|---|---|---|---|
| 10A | 418.00円 | 572.09円 | +154.09円 |
| 15A | 627.00円 | 858.14円 | +231.14円 |
| 20A | 836.00円 | 1,144.19円 | +308.19円 |
| 30A | 1,254.00円 | 1,716.29円 | +462.29円 |
| 40A | 1,672.00円 | 2,288.39円 | +616.39円 |
| 50A | 2,090.00円 | 2,860.49円 | +770.49円 |
| 60A | 2,508.00円 | 3,432.59円 | +924.59円 |
電力量料金の上がり幅は小さく、1kWhあたり税抜+0.07円です。最初の120kWhまでは32.44円→32.51円、120kWh超280kWhまでは38.16円→38.23円です。
280kWh超過分は41.54円→41.61円です。最低月額料金は税抜389.04円→459.74円に上がります。
他のエリア(アンペア制)
東北・東京・中部・九州エリアも、アンペアごとの基本料金が上がります。代表値として10Aあたりの単価(税抜)を並べます。
| エリア | 改定前(税抜) | 改定後(税抜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 380.00円 | 520.09円 | +140.09円 |
| 東北 | 336.00円 | 373.37円 | +37.37円 |
| 東京 | 283.40円 | 356.41円 | +73.01円 |
| 中部 | 291.94円 | 407.20円 | +115.26円 |
| 九州 | 287.49円 | 401.53円 | +114.04円 |
アンペア制エリアの基本料金は契約アンペアに比例します。北海道エリアの実例で10A・20A・30A・40Aの金額が、それぞれ10Aの1倍・2倍・3倍・4倍になっていることから確認できます。
そのため、他のエリアでも契約が30Aなら上表の差額のおよそ3倍、40Aならおよそ4倍が、月の基本料金の増加分の目安になります。
例えば東京エリアで契約30Aの場合、10Aの差額+73.01円の3倍で、基本料金はおよそ+219.03円/月の見当です。40Aなら4倍でおよそ+292.04円/月です。
あくまで概算のため、正確な金額は公式PDFで自分のアンペアの行を確認してください。電力量料金や最低月額料金の詳細も同じPDFに記載されています。

出典: auでんき公式 改定後料金表(ryoukin_audenki_202611.pdf)を基に作成(2026-10-13確認、税抜金額)。北陸電力エリアは対象外(理由は未確認)
他のエリア(最低料金制)
関西・中国・四国・沖縄エリアは、アンペアごとの基本料金ではなく「最低料金制」です。一定の使用量までを定額で請求する方式で、その最低料金(税抜)が上がります。
| エリア | 改定前(税抜) | 改定後(税抜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 関西 | 475.07円 | 694.37円 | +219.30円 |
| 中国 | 690.61円 | 893.97円 | +203.36円 |
| 四国 | 606.26円 | 866.48円 | +260.22円 |
| 沖縄(でんきMプランP) | 584.59円 | 698.02円 | +113.43円 |
| 沖縄(でんきMプランD) | 884.59円 | 998.02円 | +113.43円 |
料金の仕組みが違うため、この表の差額を上のアンペア制エリアの10A単価と並べて比べることはできません。
参考情報(二次情報・公式データではありません)
北海道電力・沖縄電力など9地域の値上げ額を横断的に集計した比較サイトの試算もあります。比較サイトSelectraの集計によると、モデル家庭(従量電灯B・30A・230kWh)での増加額は北海道電力で月+481円、沖縄電力で月+590円とされています。
この数値は一次情報での裏付けが未取得の二次情報です。上の公式早見表とは別の、目安の参考情報として扱ってください。
試算例:北海道・30A・月400kWhの場合
北海道エリアのでんきMプラン、契約30A、月400kWh使用の家庭で計算してみます。公式の試算例ではなく、公式料金表の単価から筆者が計算したものです。
| 内訳(税込) | 増加額 |
|---|---|
| 基本料金(1,254.00円→1,716.29円) | +462.29円 |
| 電力量料金(400kWh分) | +約32円 |
| 合計 | 月+約494円 |
燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は月ごとに変わるため、この試算には含めていません。実際の請求額とは差が出ます。
なぜ値上がりするのか|託送料金の改定という背景
託送料金とは、電気を家庭まで届ける送配電網の利用料です。小売電気事業者は、これを電気料金の一部として支払っています。
2026年7月10日、北海道・東北・東京・中部・関西・四国・九州の各送配電会社と沖縄電力の計8社が、託送料金の前提となる収入見通しの変更承認を経済産業大臣に申請しました。背景は原材料費・労務費・金利の上昇です。
申請から適用までの流れを整理すると、次のようになります。

出典: HTBエナジー料金改定告知PDF(経済産業省発表を引用、https://htb-energy.com/dcms_media/other/notice-20260731.pdf )、東京電力パワーグリッド発表(https://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2026/pdf/26×2301.pdf )、auでんき公式改定後料金表(https://www.au.com/energy/denki/other/takusou_revision/ )を基に作成(2026-10-13確認)
この経緯は、同じく料金を改定するHTBエナジーの告知(PDF)が経済産業省の発表を引用する形で記載しています。経済産業省のページは本記事の調査時点で直接閲覧できなかったため、最新の状況は同省の発表で確認してください。
東京電力パワーグリッドの発表(PDF)でも、同日に申請したことが公表されています。
九州電力送配電の発表(PDF)も同様です。国の審査を経て11月1日から新しい託送料金が適用される予定で、auでんきはその分を料金に反映します。
やるべき手続きの手順
手順は4つです。必須なのは1と2だけです。
- 検針票や会員ページで、契約エリア・プラン・契約アンペア(または契約容量)を確認する
- 改定後料金表(PDF)で、自分の条件の新料金を探す
- (任意)基本料金の差額に、電力量料金の差(使用量×単価差)を足して月の増加額を概算する
- (任意)他社と比べたい場合は、先に解約時の費用の有無を確認する
手順3は、電力量料金の単価差が小さいため、基本料金や最低料金の差額だけでもおおよその見当がつきます。
手順4の解約金については、本記事の調査では公式情報で確認できませんでした。今回の改定にあわせた解約金の免除などの措置も確認できていません。
auでんき公式サイトの「お問い合わせ」ページで「解約」「解約金」といった語で検索するか、My auのサポート窓口に問い合わせて、他社比較の前に確かめてから判断してください。
何もしなかった場合どうなるか
今回の改定は需給約款(契約の条件を定めた規定)の改定として実施されます。そのため、契約を続けていれば11月1日から新料金で計算されるものと考えられます。個別の手続きが必要かどうかは、公式の案内で確認してください。
注意したいのは、使い方が同じでも請求額が上がる点です。北海道エリアの30A契約なら、基本料金だけで月462.29円(税込)増えます。11月分以降の明細で、変化を一度確認しておくと安心です。
まとめ
auでんきの料金改定は2026年11月1日です。北陸電力エリアを除く全国が対象で、主に基本料金・最低料金が上がります。
| エリア | 10A基本料金・最低料金の差額(税抜) |
|---|---|
| 北海道 | +140.09円(10Aあたり) |
| 東北・東京・中部・九州 | +37.37〜115.26円(10Aあたり) |
| 関西・中国・四国・沖縄 | +113.43〜260.22円(最低料金) |
今日やることは1つです。自分の契約エリアと契約アンペアを確かめ、au公式の改定後料金表で新料金を見てください。11月1日までに済ませておけば、新料金が反映された請求額を見て戸惑うことはありません。
