黄色い菊の花のクローズアップ
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重陽の節句2026はいつ?9月9日の意味・由来と菊酒・栗ご飯の楽しみ方まとめ【8月31日時点】

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重陽の節句2026はいつ?答えは9月9日(水曜日)

2026年の重陽(ちょうよう)の節句は9月9日(水曜日)です。重陽の節句は旧暦・新暦にかかわらず毎年9月9日で固定されており、年によって日付が動くことはありません(2026-08-31時点/日本の年中行事)。

日付が固定ということは、花火大会やお祭りのように「開催決定」「荒天中止」「交通規制」を心配する必要がないということです。家庭や寺社で静かに祝う年中行事なので、菊や栗を用意しておけば当日を待つだけで済みます。

黄色い菊の花のクローズアップ

項目 内容
2026年の日付 9月9日(水曜日)
日付の決まり方 毎年9月9日で固定(旧暦・新暦を問わない)
別名 菊の節句、栗の節句
由来 中国の陰陽五行説(最大の陽数「9」が重なる日)
代表的な行事食 菊酒、栗ご飯、秋なす料理
過ごし方 家庭や寺社での長寿祈願(屋外開催イベントではない)

執筆時点で、当日まではあと9日。食用菊を取り寄せたり、栗ご飯の材料をそろえたりするには十分な余裕があります。

重陽の節句の意味と由来|「9」が重なるから重陽

重陽の節句のルーツは、中国から伝わった陰陽五行説にあります。この考え方では奇数を縁起の良い「陽数」とし、その最大である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼びました(日比谷花壇)。

陽の気が極まるおめでたい日とされ、邪気を払い長寿を願う行事として日本に伝わったとされています。伝来は奈良〜平安時代とされ、まず宮中の年中行事として定着したと考えられています。

さらに江戸時代には、幕府が重陽を五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の一つに正式に定め、武家の間でも盛大に祝われるようになったと考えられています(Oggi.jp)。

なぜ「菊の節句」と呼ばれるのか

重陽のもう一つの呼び名が「菊の節句」です。理由は二つあり、一つは菊が邪気を払い、長寿の効能をもつ花と信じられていたこと。もう一つは、旧暦9月9日がちょうど菊の見頃と重なっていたことです。

旧暦の9月9日は、現在の暦でいえば10月中旬ごろにあたります。本来の重陽は、菊が咲きそろい、栗も実りきった秋の盛りに行う行事だったわけです(ウェザーニュース)。

新暦の9月9日にそのまま移した結果、「菊の節句なのに菊がまだ咲いていない」という違和感が生まれました。この暦のずれは、次に見る知名度の低さとも深く関わっています。

菊そのものを楽しみたい場合は、9月9日の行事とは切り離して、本来の見頃である10月中旬以降に改めて菊を眺める機会を作るのもおすすめです。家庭で静かに祝うだけでなく出かけたい方は、お住まいの地域の寺社や公園で菊にちなんだ行事や菊まつりが開催されていないか調べてみるとよいでしょう(今回の調査では全国的な開催情報までは確認できませんでした)。

黄色い菊の花のクローズアップ

五節句で重陽だけ知名度が低いのはなぜ?

桃の節句や端午の節句と比べて、重陽は五節句の中で最も知られていない行事とされています。その理由として、次の2点が指摘されています(ウェザーニュース)。

節句 すぐ思い浮かぶ行事食 知られ方
桃の節句 ひなあられ 広く定着
端午の節句 ちまき 広く定着
重陽の節句 菊酒・栗ご飯(イメージが弱い) 五節句で最も知名度が低いとされる

一つ目は、ひなあられやちまきのように「誰もが思い浮かべる代表的な行事食」が乏しいこと。二つ目は、新暦への移行で菊も栗も十分に旬を迎えていない時期の行事になり、季節の実感が薄れたことです。

栗ご飯(栗の炊き込みご飯)

ただし「何%の人が知らない」といった定量調査は確認できませんでした。あくまで複数の解説記事に共通する定性的な指摘として受け止めてください。

裏を返せば、重陽は1年の五節句を締めくくる最後の行事でもあります。人日・上巳・端午・七夕と季節を追ってきた締めくくりとして、9月9日を意識してみる価値は十分にあります。

平安時代の風習「着せ綿(きせわた)」とは

宮中で行われていたのが「着せ綿」という風習です。重陽の前日の夜に菊の花へ真綿をかぶせ、翌朝、菊の香りと露を含んだその綿で顔や体を拭うと、無病長寿になるとされました。

この風習は『紫式部日記』にも記述が残っており、平安の宮廷で実際に行われていたことがうかがえます(日比谷花壇)。菊の香りを肌に移すという、いかにも王朝らしい優美な作法です。

黄色い菊の花のクローズアップ

なお、現在も着せ綿をそのまま続けている神社や地域行事があるかどうかは確認できませんでした。和菓子や意匠のモチーフとして目にすることはありますが、「平安時代に行われていた風習として伝わるもの」と捉えるのが正確です。

楽しみ方①菊酒|伝統の作り方と当日でも間に合う簡便法

重陽といえばまず菊酒です。作り方には、時間をかける伝統的な方法と、思い立ったその日にできる簡便法の2通りがあります。

黄色い菊の花のクローズアップ

伝統的な作り方 現代の簡便法
手順 蒸した菊の花びらを器に入れ、冷酒を注いで一晩置き香りを移す 食用菊の花びらを洗い、盃に散らして冷酒を注ぐ
準備 前日の夜から仕込む 飲む直前に数分
向く人 香りをしっかり移したい人 当日思い立って試したい人

出典は日比谷花壇。菊は「食用菊」を使うのが基本で、観賞用の菊は口に入れる前提で栽培されていないため避けてください。

さらに本格的に、菊を焼酎に漬け込んで熟成させる楽しみ方もあります。器の専門店COCONのブログ(2021-09-09公開)には、こんな記録があります。

1か月後に出来上がった!と味見をしました際には、ホワイトリカーの風味がまだ勝っていましたが、2か月待って味見をしましたら、熟成が進み、まろやかで何とも豊潤で上品なおいしい菊酒になっていました

食用菊はどこで買える?

食用菊は通年流通しているものの、スーパーでは扱いが限られます。百貨店の野菜売り場や青果専門店、楽天市場などの通販サイトのほうが見つけやすいとされています(FOUR GRACE)。価格や在庫は店舗・時期で変わるため、2026年9月9日に間に合わせたい場合は早めに注文しておくと安心です。

楽しみ方②栗ご飯と秋なす|食卓で祝う行事食

重陽には「栗の節句」という別名もあります。江戸時代に庶民の間で栗ご飯が行事食として定着したためで、ちょうど作物の収穫期と重なることから広まったとされています(ウェザーニュースHugKum)。

もう一つの行事食が秋なすです。「(お)九日(くんち)に茄子を食べると中風(ちゅうぶ、脳卒中などによる半身不随)にならない」という言い伝えがあり、煮びたしや焼き茄子で無病息災を祈る地域があります。ただしこれは地域の言い伝えで、内容や解釈には諸説あります。

栗ご飯(栗の炊き込みご飯)

忙しい人・シニア世代の無理のない取り入れ方

平日の水曜日に一から炊き込む余裕がない場合は、市販の栗おこわや栗ご飯の素、むき栗の水煮を使えば十分です。そこへ食用菊の花びらを少し散らすだけで、重陽らしい一皿になります。

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お酒を飲まない方は、菊の花を浮かべた菊茶や、菊をあしらった和菓子で香りを楽しむ方法もあります。長寿を願う行事という性格上、家族や親世代と食卓を囲む口実としても使いやすい行事です。

まとめ|9月9日は菊とともに長寿を願う一日に

栗ご飯(栗の炊き込みご飯)

2026年の重陽の節句は9月9日(水曜日)。毎年9月9日で固定のため、日程を調べ直す必要も、中止を心配する必要もありません(2026-08-31時点)。

五節句の中では最も地味な存在かもしれませんが、やることはシンプルです。盃に食用菊を散らして菊酒にする、栗ご飯を炊く、なすの煮びたしを一品足す——このうちどれか一つで十分に重陽らしい一日になります。

食用菊や栗は当日に慌てて探すと見つかりにくいので、通販や青果店で早めに確保しておくのがおすすめです。1年の節句を締めくくる9月9日、菊の香りとともに長寿を願ってみてください。

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