インフルエンザ予防接種2026はいつから?【10月1日開始】自己負担額は自治体で1,000円変わる
インフルエンザの予防接種を予約しようとしても、開始日も自己負担額も自治体ごとに違うため、調べ直しになりがちです。2026年は8月の時点で全国が流行入りしており、例年と同じ感覚で動くと出遅れる可能性があります。
この記事では、2026年9月6日時点で自治体と厚生労働省が公表している情報だけを使い、「いつから・いくら・どう予約するか」を整理します。金額が未確定の自治体は、未確定と分かる形でそのまま記載しています。

出典: CDC Public Health Image Library (PHIL) #5253(パブリックドメイン)
結論|インフルエンザ予防接種2026は10月1日開始、自己負担は自治体で1,500〜2,500円
先に答えをまとめます。65歳以上などが対象の定期接種については、次の3点を押さえれば十分です。
- 期間: 2026年10月1日(木)〜2027年1月31日(日)。この期間外の接種は公費の対象外で全額自己負担になります(八王子市、中野区、静岡市)
- 金額: 自己負担額は自治体ごとに設定され、確認できた範囲では1,500円〜2,500円。同じ制度でも住む場所で1,000円変わります
- 時期: 2026年8月に全国が流行入りしたため、10〜11月中に接種を終える前提でスケジュールを組むのが無難です
対象条件に当てはまらない人や子どもは任意接種(自費)ですが、自治体独自の助成がある場合があります。
あなたは定期接種の対象か【チェックリスト】
定期接種とは、予防接種法に基づいて市区町村が費用の一部を負担する接種のことです。複数の自治体で共通して示されている対象条件は次の2つで、どちらかに当てはまり、かつ接種する市区町村に住民登録があることが必要です。
- 接種日に65歳以上である
- 60〜64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能、またはHIVによる免疫機能に、身体障害者手帳1級相当の障害がある
- 上記に加え、接種を受ける市区町村に住民登録がある
どれにも当てはまらない場合は任意接種となり、原則として全額自己負担です。なお定期接種は期間内に1回のみが公費の対象で、静岡市は「令和8年(2026)年10月1日~令和9年(2027)年1月31日の期間内に1回のみ」と明記しています。
副反応や安全性が気になる場合は、接種を受ける医療機関に確認するほか、厚生労働省の季節性インフルエンザワクチンのページでも公式情報を確認できます。
子どもは対象になる?(任意接種の助成例)
子どものインフルエンザ予防接種は定期接種ではありませんが、自治体が独自に費用を助成している例があります。八王子市の子ども向け助成では、生後6か月〜12歳11か月を対象に、注射のワクチンは1回2,000円(最大2回まで)、経鼻の生ワクチンは4,000円を助成します。
実施期間は2026年10月1日〜2027年1月31日で、経鼻生ワクチンのみ2027年1月22日までと期限が異なります。医療機関の実費が助成額を下回る場合は、その実費が上限です。同様の助成があるかは「お住まいの自治体名 + インフルエンザ 助成」で確認してください。
いくら変わるか|自治体別 自己負担額の比較表
確認できた6自治体の2026年度の状況です。金額が確定している自治体と、2026年9月6日時点で未定の自治体が混在しています。
| 自治体 | 自己負担額(2026年度) | 実施期間 | 状況 |
|---|---|---|---|
| 八王子市 | 2,500円 | 2026年10月1日〜2027年1月31日 | 確定 |
| 中野区 | 2,500円 | 2026年10月1日〜2027年1月31日 | 確定 |
| 静岡市 | 1,650円 | 2026年10月1日〜2027年1月31日 | 「予定」と表記 |
| 相模原市 | 1,500円 | 正式発表は2026年9月下旬予定(前年度は10月1日〜1月31日) | 金額は確定、期間は未発表 |
| 千葉市 | 未定(前年度は1,800円) | 未発表 | 「決まり次第お知らせ」 |
| 市原市 | 未定 | 未発表 | 2026年8月時点で調整中 |
確定している八王子市2,500円と相模原市1,500円では1,000円の差があります。前年度の金額をそのまま前提にせず、自分の自治体の2026年度ページで確認するのが確実です。
この表に載っていない自治体にお住まいの場合は、「お住まいの自治体名 + インフルエンザ予防接種 2026年度」で検索すると、自己負担額と実施期間が確認できます。
自己負担が無料になる人
費用免除の扱いも自治体で差があります。免除を受けるには証明書等が必要な場合があるため、予約時に自治体へ確認してください。
| 区分 | 扱い |
|---|---|
| 生活保護受給者 | 八王子市・中野区・静岡市・千葉市で無料 |
| 中国残留邦人等支援給付受給者 | 同上 |
| 市民税非課税世帯 | 千葉市は介護保険料段階第1〜3段階の人も免除対象。他自治体は要確認 |
現役世代の任意接種はいくらか
任意接種の金額は医療機関が独自に決めるため、一律の相場は示せません。実例として、神戸市内のあるクリニックは2025年度の料金を一般(13〜64歳)3,500円、65歳以上1,500円(税込)としていました。同院の2026年度料金は2026年9月6日時点では未案内です。
3,000円台の例があるという程度の目安にとどめてください。任意接種の価格は地域や医療機関によって差が大きく、この1件だけで相場を判断できるものではないため、必ず予約先の医療機関のサイトで料金表を確認してください。
2026/27シーズンで変わった点

出典: Injection Syringe 01 by Armin Kübelbeck / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)
2026年は流行の立ち上がりが早い点が例年と異なります。厚生労働省の2026年8月28日の発表によると、全国の定点当たり報告数は2026年第34週(8月17日〜23日)で1.11(前週0.69)、報告数は4,094件でした。流行入りの目安とされるのは定点あたり1.0で、この週はその基準を超えています。
これは感染症法が施行された1999年以降で、2009年に次いで2番目に早い全国流行入りとされています。東京都は同時期に定点当たり1.49で8月27日に流行開始を発表し、神奈川県・横浜市は1.99で8月19日に発表しました。
ワクチン側の変更点も押さえておくと予約時に迷いません。2026/27シーズンの製造株は2026年6月4日付の厚生労働省通知で決まり、A/スイス/6849/2025(H1N1)、A/ミシガン/105/2025(H3N2)、B/東京/EIS13-175/2025の3価で、3株すべてが前シーズンから変更されています。
また高用量ワクチン「エフルエルダ」は、サノフィが2026年7月21日に発売延期を発表しており、2026/27シーズンは定期接種・任意接種のいずれでも使用できないとされています。「高用量を選びたい」という前提は成り立たない点に注意してください。
供給量そのものは不足していません。厚生科学審議会の資料(2026年8月26日公表)によると、全国のワクチン供給見込みは約5,190万回分で過去3年平均の約4,689万回分を上回り、うち約3,147万回分が10月2日までに出荷される計画です。ただしこれは全国総量の話で、個々の医療機関の納入時期や希望日の在庫を保証するものではありません。
予約から接種までの手順

出典: CDC Public Health Image Library (PHIL) #14219(パブリックドメイン)
手順は5つです。自治体のコールセンターでは予約を受け付けておらず、協力医療機関へ直接予約する方式が多い点が最初のつまずきどころになります。
- 自治体のページを確認する — 「自治体名 + インフルエンザ予防接種 2026年度」で検索し、自己負担額・実施期間・協力医療機関の一覧を確認します。静岡市は医療機関一覧を2026年9月上旬以降に掲載予定としています
- 医療機関に予約する — 予約方法はWEB予約、電話予約、予約なしの当日受付の3パターンがあり、医療機関ごとに異なります。千葉市のように自治体窓口では予約を受け付けない例が多くあります
- 予診票を用意する — 中野区は対象者へ2026年9月下旬に予診票を郵送します。届かない場合は区保健所の窓口で即日交付、または郵送申請ができます。自治体によっては医療機関に備え付けの場合もあります
- 持ち物を確認する — 本人確認書類、自己負担額の現金、該当する場合は費用免除の証明書や身体障害者手帳を準備します
- 接種を受ける — 13歳未満は2回接種が必要な場合があり、10月上旬と11月上旬の2回に分けて受けることが望ましいとする医療機関の案内があります。自分の子どもが何回接種の対象になるかは、詳しくはかかりつけの小児科医に確認してください
期限とスケジュール|いつまでに打てばいいか
接種後に効果が出るまでには2〜4週間程度かかり、持続期間はおよそ3〜4か月とされています。逆算すると、流行のピーク前に効かせるには10〜11月の接種が現実的です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2026年9月中 | 自治体ページで金額・期間・協力医療機関を確認し、医療機関に予約を入れる |
| 2026年10月1日 | 定期接種の開始日。流行入りが早いため早めの接種が望ましい |
| 2026年10〜11月 | 接種の推奨時期。13歳未満で2回必要な場合は10月上旬・11月上旬に分ける案内あり |
| 2026年12月中旬まで | 接種を終えておきたい目安(効果発現に2〜4週間、持続は約3〜4か月とされるため) |
| 2027年1月31日 | 定期接種の期間終了。以降は公費の対象外 |
なお、接種時期に関する目安は医療機関が学会の提言等を要約したものです。持病や治療中の疾患がある場合は、主治医の判断を優先してください。
期限を過ぎるとどうなるか
2027年1月31日を過ぎると定期接種の公費助成は適用されず、任意接種と同じ全額自己負担になります。自己負担1,500〜2,500円で受けられたものが、医療機関の設定する数千円の実費に変わるということです。
金額以外の不利もあります。流行のピーク期(例年12月〜1月、2026年は流行入りが早いため前倒しの可能性)に入ってから予約すると、希望日の枠が埋まりやすくなります。予約が取れても、効果が出る前に感染する可能性が残ります。
金額が未定の自治体でも、かかりつけ医の予約枠の空き状況だけは先に確認しておくと安全です。
まとめ|今日やること1つ
2026年度のインフルエンザ定期接種は10月1日から2027年1月31日まで、自己負担額は確認できた範囲で1,500円〜2,500円です。千葉市・市原市のように2026年9月6日時点で金額が未定の自治体もあるため、金額は必ず自分の自治体の2026年度ページで確認してください。
今日やることは1つだけです。「お住まいの自治体名 + インフルエンザ予防接種 2026年度」で検索して自己負担額と協力医療機関を確認し、かかりつけ医にWEBまたは電話で予約を1件入れる。それだけで、10月1日の開始直後に接種できる状態になります。
制度や金額は自治体の発表で変わります。最新の内容は各自治体の公式ページと、厚生労働省の季節性インフルエンザワクチンのページで確認してください。
