【2026年10月時点】Claude Code mods の使い方|日本・海外の事例13選と安全な試し方
Technology

【2026年10月時点】Claude Code mods の使い方|日本・海外の事例13選と安全な試し方

※本記事にはPR・広告リンクが含まれます。

Claude Code に「mods」が加わりましたが、何に使えて、入れて安全なのか、hooks や skills と何が違うのかが分かりにくいと感じていませんか。

Anthropic は2026年10月1日に公式ブログで mods を発表しました。この記事では、試すか判断する材料、安全な試し方、日本・海外の事例13選をまとめます。

結論

Claude Code mods は、Claude Code の画面と振る舞いを JavaScript/TypeScript の小さな関数で変える、プラグインの一種です。

ターミナル版は v2.1.287 以降で既定ON になっており、設定は要りません。

ただし mod は自分の権限で、サンドボックスの外で動くコードです。mod 自身の $.fs や $.process の呼び出しには、deny ルールも効きません。

信頼できる作者から入れ、入れる前に claude plugin validate で中身を確かめてください(公式 Mods overview)。選び方は次のとおりです。

  • 帯やペイン、独自の /command が欲しい、イベントを書き換えたい → mods
  • 手持ちのスクリプトでイベントを block・allow・log したい → settings hook
  • 同じ指示を毎回チャットに貼っている → skills
  • 外部のサービスやツールを Claude に使わせたい → MCP
  • コンテキストや5時間枠を時々確認したいだけ → 既存のコマンド

試す価値の判定: 表示まわりの mod を1本試すのは手軽です。ただし mods 向けの API は v2.1.288〜v2.1.290 でもほぼ毎日更新されており、業務の必須ガードとして頼るのは早いでしょう。

Claude Code mods の確認日と、筆者が試した範囲

この記事は、2026年10月6日時点の公式ドキュメント・公開リポジトリ・記事に基づきます。

筆者が動かしたのは、公式サンプルの token-weather と、自作の usage-numbers の2本だけです。事例の残りは、各 README・記事の記述に基づく紹介です。

筆者の環境は Linux のターミナル、Claude Code v2.1.290〜v2.1.291、Haiku 4.5、Claude Max です。

Claude Code mods でできること・対応環境・料金

できること:観察・書き換え・代わりに応答

公式ドキュメントによると、mod はイベントを観察・書き換え・代わりに応答できるハンドラの集まりです。主な例は次のとおりです。

  • プロンプト上の帯・ペイン・ボタンを描き、スピナーや質問ダイアログを置き換える
  • モデルに届く前のプロンプトや、ツール呼び出しを書き換える・ブロックする
  • 権限要求を承認・拒否し、ツール出力から秘密情報を除く
  • Claude のターンなしで動く /command を足す

対応バージョンと動く環境

ターミナルは v2.1.287 以降、Desktop アプリは同梱の Claude Code が v2.1.286 以降で動きます。

実行環境 hook 画面の描画
ターミナルの claude(エディタ内蔵・JetBrains 含む) ○ ○
Desktop アプリの Code タブ ○ ○(一部は端末専用)
VS Code 拡張のチャット欄 ○ ×
claude -p・Agent SDK ○ ×

Desktop の WSL セッションはプラグイン非対応です。

料金と利用枠

2026年10月6日時点で、mods 自体の追加料金やプラン別の可否は公式ドキュメントで確認できませんでした。mod がモデルを呼ぶと、プランや API キーの枠を消費します。

Claude Code mods の事例13選|日本・海外

多くは stars が0〜数件で、実績は未知数です。表の「日」は日本語の記事などで紹介された mod、「海」は英語圏で公開された mod の区別で、作者の居住国は確認していません。用途別に並べています。

用途 mod(作者・日/海) 何をする 注意点
表示 token-weather(Anthropic 公式) コンテキスト使用率を天気で表示 利用制限は出ない
表示 prompt-rail(oikon48・日) 送ったプロンプトを帯に並べ、クリックでジャンプ Desktop の Code タブではジャンプ不可
表示 md-prompt(nogu66・日) 入力欄の Markdown に色を付ける 4行以上の貼り付けは対象外
表示 touch-map(y-hirakaw・日) 触ったファイルを7状態に分けて表示 Bash 経由は推測のため誤判定がありうる(作者の記載)
表示 gitbar・tool-meter(Takuya__・日) git ブランチ・ツール回数・経過時間を表示 gitbar は日本語で頼んで約50秒
表示 usage-numbers(筆者・日) コンテキストと利用枠を数字で表示 下で解説
ガード blast-radius(公式) rm -rf・force push を保留し、影響範囲を見せて確認 見逃す書き方あり(後述)
ガード secret-redactor(ray-amjad・海) 秘密やメールを置換してからモデルに渡す README は早期アクセス時代の手順(環境変数は v2.1.287 以降は不要)
ガード Collision Guard(Nate Herk・海) 別チャットが30分以内に変えたファイルの編集前に確認 4本入りの1本
ガード merge-gate(hamzafer・海) CI が緑でレビュー済みになるまで gh pr merge を保留 gh・Codex CLI が必要
質問・モデル qa-guide(aieo-product・日) Claude の質問時に選択肢ごとの影響を解説 質問ごとにモデルを1回呼ぶ
質問・モデル エフォートルーター(moritalous・日) 難易度に応じて Haiku/Sonnet/Opus を切り替え モデル切替でキャッシュが効かなくなる(作者の指摘)
履歴 replay-theater(公式) /replay で直前の編集を1差分ずつ再生 サポートなし

ガード系の例(blast-radius)です。

公式サンプル blast-radius の画面。rm -rf build を保留し、削除される9ファイル(1.1 MB)の一覧と Proceed/Cancel を右のペインに表示している
出典: anthropics/claude-code-playground(Apache-2.0)

筆者の作例:usage-numbers

token-weather は数字が小さく表示され、利用制限も出ないため、usage-numbers を作りました。

筆者が Claude Code のセッションで Claude に書かせた約120行の JavaScript で、コードは非公開です。プロンプトの上に次の1行を出します。

コンテキスト 36.2k / 200.0k(18%) │ 5時間枠 41%使用(残り59%) 10/7 02:10リセット │ 週 80%使用(残り20%)

自作の mod usage-numbers を読み込んだ Claude Code の画面。プロンプトの上と回答の下に、コンテキストと利用制限の数字が1行で出ている

筆者の環境で撮影(Claude Code v2.1.291、2026年10月6日)

値は $.session.usage() が返す context と rateLimits から取っています。ただし公式 API で取れるのは使用率(%)とリセット時刻までで、残りのトークン数は取れません。

ターンの終わりには turn.complete で { text } を返し、回答の下にも同じ1行を出します。5時間枠と週の枠の値は、最初の応答の前から取れました。

--plugin-dir で読み込んだ状態でファイルを保存すると、再起動なしで読み込み直されました。

筆者の作例:session-compass(迷子・PR・サブエージェント)

筆者が普段困っている「何をしていたか分からなくなる」「出した PR を見返したい」「サブエージェントが動いているか不安」に向けて作りました(Claude に書かせた mod で、コードは非公開)。

帯には、最初の指示を「目的」として出し、直近の指示と何分前かを並べます。下の行はサブエージェントの実行中・完了の数と、出した PR の件数です。

自作の mod session-compass と usage-numbers を重ねた帯。コンテキストと利用制限の数字、目的と直近の指示、サブエージェントと PR の件数が3行で出ている

筆者の環境で撮影(Claude Code v2.1.291、2026年10月7日)。1行目は usage-numbers の帯

/compass で開くペインには、3つのタブがあります。

  • 流れ:送った指示を、時刻つきで新しい順に並べる
  • PR:PR ごとに状態・変更行数・日時・本文の冒頭を出す。1ページ2件で、n と p でページを送る
  • サブエージェント:実行中のものと経過時間、終わったものと終了時刻を出す

session-compass のペインの PR のタブ。PR ごとに状態・変更行数・作成とマージの日時・本文の冒頭が出て、下に 1 / 3 ページのページ送りがある
session-compass の PR のタブの2ページ目。n キーで次のページに送った状態

PR のタブの1ページ目と2ページ目

session-compass のペインのサブエージェントのタブ。バックグラウンドの Explore サブエージェント2つが実行中で、経過秒数が出ている

サブエージェントのタブ(2つが実行中)

session-compass のペインの流れのタブ。目的と、送った指示が時刻つきで新しい順に並んでいる

流れのタブ

PR は gh pr create の出力から URL を拾い、要約は gh pr view で取ります。撮影では、この日に出した PR 5件を /prs-add で手で足しました。

$.agent.list() は終わったサブエージェントが消えることがあったため、agent.spawn と SubagentStop で開始と終了を記録しています。画面は PC のターミナルにだけ出ます。

mods を入れる前に|既存機能・hooks・skills・MCP との使い分け

よくある悩みと、既存機能・mods の使い分け

まず既存機能で足りないかを確かめましょう。

悩み まず使う既存機能 mods を使う場合
このセッションで何をしていたか分からなくなる /recap(400字までの要約) 帯に目的と直近の指示を常時表示(session-compass)
コンテキストの使用量を知りたい /context、ステータスライン 帯に常時表示(token-weather、usage-numbers)
5時間の利用制限の残りを知りたい /usage、ステータスライン(Pro・Max のみ) 帯に常時表示(usage-numbers)
スマホから操作中、サブエージェントが動いているか不安 Remote Control が進み具合を接続中の端末に同期する agent.spawn・turn.complete で一覧を作れる(画面は PC のみ)。session-compass で実行中・完了を一覧
まとめの Markdown の出力先を毎回指定している CLAUDE.md に出力先を書く。手順ごと固定ならスキル prompt.submit で指示を足せるが、CLAUDE.md と同じで複雑なだけ
出した PR の要約を見たい 専用コマンドは無い。Claude に「gh pr view で要約して」と頼む $.process.run で gh を呼ぶ /command を作れる。session-compass はページ送り付きで一覧

hooks・skills・MCP との違い

公式は、従来の hooks はイベントの書き換えも画面の描画もできないと説明し、settings hook は「何も非推奨になっていない」と明記しています(公式 Mods overview)。

観点 mod settings hook
実体 JS/TS の関数 シェルコマンド・HTTP など
画面に描く できる できない
イベントの書き換え できる できない(block・allow・log 向き)

SKILL.md は Codex・Cursor・Gemini でも読めますが、mod は Claude Code 専用です(Qiita の faruryo さんの記事)。

最初の1本を動かす手順|試す・作らせる・書く

手順A:公式サンプルを1セッションだけ試す

まずは Anthropic DevRel の公式サンプルで仕組みをつかみます。同リポジトリは「現状のまま・サポートなし」で共有されています。

git clone https://github.com/anthropics/claude-code-playground.git
cd claude-code-playground/claude-code/mods
claude plugin validate ./token-weather
claude --plugin-dir ./token-weather

validate は mod を実行せずに中身を調べ、--plugin-dir はそのセッションだけ読み込みます。筆者の環境での出力は次のとおりでした。

hooks: session.start, turn.complete, ui.render{component=AbovePrompt}
calls: $.session.usage, $.ui.invalidate, $.ui.resolve

calls: 行に $.fs も $.http も無いので、ファイルにも通信にも触れない mod だと、入れる前に分かります。

3ファイルを読ませた1ターンの後、プロンプトの上に「☀ Clear 18% of context 36.0k / 200k last turns █」と出ました。

天気の言葉と記号で状態はつかめますが、数字は小さく表示され、利用制限は出ません。

公式サンプル token-weather を読み込んだ Claude Code の画面。プロンプトの上に Clear 18% of context 36.0k / 200k と出ている

筆者の環境で撮影(Claude Code v2.1.290、2026年10月6日)

手順B:Claude に作らせる

欲しい mod をセッションで説明すると、組み込み skill の plugin-authoring が ~/.claude/dev-mods/<セッションID>/ に書きます。

この方式の mod は作ったセッションでのみ有効で、cleanupPeriodDays を過ぎると消えます。残すなら外へコピーし、claude --plugin-dir で読み込みます。

手順C:自分で書く

自分で書くときは、公式の Create a mod を見てください。

最小構成は plugin.json・hooks.json・register.js の3ファイルです。Node.js もバンドラも要らず、.js も .ts もそのまま読み込まれます。

入れる前の安全チェックと無効化

validate の calls: 行や hooks: 行に次の項目があれば、README で必要な理由を確かめてから入れましょう(公式 admin)。

validate の表示 mod ができること
$.fs.read・$.fs.write ユーザーが触れる全ファイルの読み書き。deny ルールも効かない
$.process.run・$.http.fetch プログラムの起動、通信
$.env.get・$.settings.read 環境変数・設定の読み取り(API キーを含みうる)
$.model.complete ユーザーのプラン・API キーでモデルを呼ぶ
hooks に tool.call・prompt.submit 全ツール呼び出し・全プロンプトを見て書き換えられる

常用するなら /plugin install 名前@marketplace で入れます。

止めるときは、1つなら /plugin の Installed タブ、全 mod を1セッションだけなら claude --safe-mode です。

常に止めるなら ~/.claude/settings.json に "disableAllHooks": true を書きます。組み込み mod は /plugin で個別に切ります。

Claude に mod を作らせる日本語プロンプト例

手順Bで頼む文面の例です。公式の手順と公開事例をもとにした例で、筆者はこの2つを試していません。

  1. 「現在の git ブランチ名と未コミットのファイル数を、プロンプトの上に表示する mod を作って」
  2. 「Bash で rm -rf や git push --force を実行する前に確認を出す mod を作って。拒否の理由は、Claude が次に何をすべきか分かる文にして」

1と同種の gitbar は、日本語で頼んで約50秒で完成したとTakuya__ さんの記事にあります。

2の理由文は Claude がツールの結果として読むため、次の行動を書くよう公式も勧めています(公式 events)。

mods が動かないときの切り分けと、セキュリティの注意点

入れたのに動かないとき

公式 Troubleshoot をもとにした確認順です。

  1. バージョンが 2.1.287 以降か(claude --version)
  2. /plugin の「mods active」に名前が出るか(出なければ claude --debug で理由を見る)
  3. hooks.json に modules キーがあるか、初回の信頼プロンプトに答えたか
  4. --safe-mode・disableAllHooks・組織の allowManagedModsOnly が効いていないか
  5. mod の無いディレクトリで claude plugin test を実行し、hooks modules are turned off in this process と出ないか

5のメッセージは Anthropic が遠隔で mods をオフにしている状態で、手元の設定では戻せないと公式は説明しています。v2.1.288 でオフだったという issue #99130 は、2026年10月6日時点で open です。

stable チャネルは通常約1週間遅れるため、v2.1.287 以降に届いているかも確かめてください(公式 setup)。

ペインが自動で開くのは端末幅144列以上のときです。

hook は1回10秒でタイムアウトし、保留中のコマンドはそのまま実行されます。止める側に倒すなら .catch で {deny} を返します。

セキュリティ:ガード系 mod は「補助」と考える

危険なコマンドを止めるガード系 mod も万能ではありません。公式は、ドキュメントの例の正規表現が git push -f を見逃すと書き、main の保護は Git ホスト側で行うよう勧めています。

blast-radius の README も、$()・alias・eval などは見逃すと明記しています。

nerdleveltech の検証記事(2026年10月5日)では、.env を守る mod がテスト5件を通った一方、シェルコマンド14件中5件がすり抜けました。

まとめ

試す順番は次のとおりです。

  1. 既存機能で足りるかを、使い分けの表で確かめる
  2. 公式サンプルを validate してから --plugin-dir で1セッションだけ試す
  3. Claude に「git ブランチを表示する mod」などを作らせて仕組みを知る
  4. ガード系は deny ルールとサンドボックスの補助にとどめる

手順が合わないときは、公式の Mods overview を優先してください。まず公式サンプルを1本 validate するところから始めましょう。

おすすめ商品

Claude Code 自体の基礎から、環境設定・現場での使い方・組織への導入までを固めたい方向けの書籍です。2026年8月発売で、mods の解説は含まれない可能性があります。

Supported by Rakuten Developers

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です