東京ガスは744円、京葉ガスは479円増|11月検針分のガス料金が上がる理由と内訳【2026年10月1日実施】
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東京ガスは744円、京葉ガスは479円増|11月検針分のガス料金が上がる理由と内訳【2026年10月1日実施】

11月に届くガス料金の請求が、10月より高くなっていて驚いた人もいるかもしれません。東京ガスと京葉ガスのエリアでは、11月検針分からガス代が上がります。

いつから、いくら上がるのか。なぜ上がるのか。手続きは必要か。2026年9月29日に両社が発表した確定額をもとに、順に整理します(2026-10-29時点の情報です)。

東京ガス・京葉ガス料金改定 発表から11月検針分反映までの流れ

結論

東京ガス744円・京葉ガス479円、11月検針分から値上がり

東京ガスの料金改定は2026年10月1日に実施され、請求に反映されるのは2026年11月検針分からです。契約者の手続きは不要で、新料金は自動的に適用されます(東京ガス「ガス料金の改定について」)。

2026年9月29日の各社発表による、11月検針分の前月比の増加額は次のとおりです。

会社・地区 標準家庭の使用量 11月検針分の前月比
東京ガス(東京地区等) 30m³/月 +744円
東京ガス(群馬地区) 36m³/月 +939円
京葉ガス 27m³/月 +479円

出典は東京ガスの11月検針分のお知らせと京葉ガスの11月検針分のお知らせです。

「標準家庭」の使用量は会社ごとに違います。そのため、金額の大小だけで「どちらの値上げ幅が大きいか」は判断できません。ご自宅の使用量が標準より多ければ、増加額もこの数字より大きくなる可能性があります。

目安として、京葉ガスは単位料金の上昇分(1m³あたり17.74円)に使用量をかけると概算できます。標準家庭の27m³なら27×17.74円≈479円で、公式発表の増加額と一致します。使用量が27m³より多い家庭は、この式で増加額を見積もれます。

東京ガスは係数適用と補助終了が重なっているため、単純な使用量×単価では概算できません。検針票の使用量と合わせて確認してください。

自分は対象か|契約別チェックリスト

まず、自分の契約が今回の値上がりの対象かを確かめます。検針票かWEB明細の「ご契約内容」欄を手元に用意してください。

東京ガスと契約している場合

  • 一般料金、または選択約款(「ずっともガス」など)で契約している → 対象
  • 供給地域が「東京地区等」(東京都・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城)→ 標準家庭で+744円
  • 供給地域が「群馬地区」→ 標準家庭で+939円

供給地域と対象範囲は共同通信配信記事によります。

京葉ガスと契約している場合

  • 京葉ガスの一般料金プランで契約している → 標準家庭で+479円
  • ミツウロコなど、京葉ガス以外の小売事業者から都市ガスを買っている → 別の料金表の可能性あり

小売事業者の中には、2026年8月31日付で「京葉ガスエリアの都市ガス料金単価を改定」と告知したところもあります。これは各社独自のプランの改定とみられます。検針票の請求元を確認し、その会社の告知を見てください。

いくら変わるか|10月→11月検針分の比較表

両社の標準家庭について、10月検針分と11月検針分を並べました(2026-10-29時点)。

東京ガス・京葉ガス 標準家庭の10月検針分→11月検針分 比較表

会社・地区 使用量 10月検針分 11月検針分 増加額 主な増加要因
東京ガス(東京地区等) 30m³ 5,744円※1 6,488円※1 +744円 料金改定後の係数適用・政府補助終了
東京ガス(群馬地区) 36m³ ※2 ※2 +939円 料金改定後の係数適用・政府補助終了
京葉ガス 27m³ 5,514円 5,993円 +479円 原料費調整(政府補助終了を含む)

※1 東京ガス(東京地区等)の絶対額は比較サイトSelectraの掲載値です。増加幅744円は公式発表と一致しますが、絶対額そのものは公式発表の本文で確認できていません。実際の金額は検針票で確かめてください。

※2 群馬地区の10月・11月検針分の絶対額は、2026-10-29時点で東京ガス公式発表の本文に記載がなく確認できていません。確認できている増加額(+939円)のみ示しています。実際の金額は検針票でご確認ください。

東京ガスの「月150円」と「744円」は別の数字

東京ガスについては「月150円の値上げ」という報道もありました。これは2026年4月27日の発表時点での、基本料金の恒久的な改定分です。

一方の744円は、11月検針分で実際に前月より増える金額です。恒久改定の影響に、原料費調整の変動と政府補助の終了が重なった合計にあたります。150円だけ上がると考えていると、請求額との差に戸惑うかもしれません。

京葉ガスは基本料金が10月・11月で同額

京葉ガスの一般料金プランの基本料金は、10月検針分も11月検針分も同じです(税込)。

使用量区分 基本料金(10月・11月検針分とも)
区分1 985.10円
区分2 1,171.50円
区分3 1,986.60円
区分4 6,609.90円

変わったのは単位料金(1m³あたりの料金)で、10月検針分より17.74円上がりました。10月検針分は政府補助金14円/m³を引いた後の金額なので、補助終了の影響が含まれています(京葉ガス発表)。

京葉ガス本体の基本料金を恒久的に改定するという公式発表は、2026-10-29時点で確認できていません。なお、10月検針分の時点ですでに9月検針分の5,271円から243円上がっていました(京葉ガス10月検針分のお知らせ)。

なぜ上がるのか|3つの要因が11月検針分に重なった

11月検針分の値上がりは、1つの理由では説明できません。東京ガスでは次の3つが同時に効いています。京葉ガスで確認できている要因は、このうち2と3です。

要因1:東京ガスの基本料金改定(46年ぶり)

東京ガスの基本料金の改定は、1980年以来46年ぶりです。理由として、人件費や資機材など諸経費の高騰と、ガス販売量の減少が挙げられています。2024年度の販売量は2010年代後半と比べて約2割減っています(共同通信配信記事)。

改定の経緯は、当サイトの既存記事「東京ガス、基本料金46年ぶり値上げ【2026年11月検針分から+150円】」で詳しく解説しています。

要因2:原料費調整は「下がっている」

原料費調整制度とは、LNG(液化天然ガス)など原料の価格変動を、毎月のガス料金の単位料金に反映する仕組みです。

東京ガスの東京地区等では、11月検針分の単位料金は1m³(45MJ)あたり5.69円の下方調整、群馬地区は4.19円の下方調整です。

それでも請求額が増えるのは、10月1日の約款改訂後の係数が適用されたうえ、補助終了が重なったためです(東京ガス発表)。

要因3:政府のガス料金補助が10月検針分で終了

政府の「電気・ガス料金負担軽減支援事業」による都市ガスの値引きは、次のとおりでした。

検針分 値引き単価
2026年8月検針分 14円/m³
2026年9月検針分 18円/m³
2026年10月検針分 14円/m³(最終)
2026年11月検針分 なし

単純計算では、30m³使う家庭で420円分、27m³使う家庭で378円分の値引きがなくなる計算です。補助は使用量に比例するため、使う量が多い家庭ほど影響も大きくなります。

やるべき手続き|実は「何もしなくていい」

新料金は自動で適用されるため、契約変更などの手続きは要りません。代わりに、次の手順で実際の増加額を確かめておくと安心です。

  1. 東京ガスは「myTOKYOGAS」、京葉ガスはWEBサービスにログインする(名称や入口は各社公式サイトで最新情報を確認してください)
  2. 11月検針分の「ご使用量」と「請求予定金額」を確認する
  3. 10月検針分と比べ、差額と使用量の違いを見る
  4. 使用量がほぼ同じなら、差額が標準家庭の744円・939円・479円に近いかを確かめる
  5. 請求元が小売事業者なら、その会社の料金改定の告知を確認する

10月は気温が下がり始め、給湯や暖房でガスの使用量が増えやすい時期です。差額が大きいときは、まず使用量が増えていないかを見てください。

期限とスケジュール

今回の改定に関わる日付を時系列で並べます。

日付 出来事
2026年4月27日 東京ガスが料金改定を発表
2026年8月31日 一部の小売事業者が京葉ガスエリアの単価改定を告知
2026年9月29日 東京ガス・京葉ガスが11月検針分の料金を発表
2026年10月1日 東京ガスの新料金を実施
2026年10月検針分 政府のガス料金補助の最終適用
2026年11月検針分 新料金と補助終了が請求に反映
2027年1〜3月使用分 冬の料金支援を政府が検討中(未決定)

冬の支援については、2026年10月21日時点の報道で、政府が予備費や補正予算の活用を検討に入ったとされています。12月使用分からの前倒しも検討されているとのことです(熊本日日新聞)。

ただし正式決定や金額は未発表で、11月検針分(主に10月使用分)には適用されません。決定後に経済産業省や各社の発表で確認してください。

やらなかった場合どうなるか

手続きが無いので、「手続きを忘れて不利になる」ことはありません。値上がりは、何もしなくても自動的に請求に反映されます。

気をつけたいのは、確認しないまま口座振替やクレジットカードで引き落とされることです。東京地区等の標準家庭なら、11月だけで744円、冬に使用量が増えればさらに負担が増えます。

家計の予算を組み直すためにも、一度は検針票の数字を見ておくことをおすすめします。

まとめ

東京ガス・京葉ガスのガス代は、2026年11月検針分の請求から上がります。標準家庭の前月比は、東京ガスの東京地区等が+744円、群馬地区が+939円、京葉ガスが+479円です(2026年9月29日発表)。

背景には、東京ガスの46年ぶりの基本料金改定、原料費調整、政府補助の終了の3つがあります。京葉ガスは基本料金が据え置きで、原料費調整と補助終了で説明できる値上がりです。

今日やることは1つだけです。11月分の検針票かWEB明細を開き、10月分との差額が744円・479円前後か、使用量と合わせて確認してください。東京ガスの改定の経緯は「東京ガス、基本料金46年ぶり値上げ」もあわせてご覧ください。

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