クレジットカード利用明細をPDFでダウンロードする方法|楽天カード・三井住友カード・JCB・イオンカード・dカード5社の手順を比較【確定申告・経費精算に使える保存版】
確定申告の準備をしていて、あるいは経費精算の締め切りに追われて、「カードの利用明細をPDFで保存したいのにボタンが見つからない」と会員サイトをさまよった経験はないでしょうか。カード会社ごとに画面の名前も導線もバラバラで、そもそもPDF出力に対応していない会社まであります。
この記事では、楽天カード・三井住友カード・JCB・イオンカード・dカードの5社について、2026-09-14時点の公式情報をもとに利用明細のPDFダウンロード手順をまとめました。自分の使っているカードの見出しまで飛ばして読んでも構いません。

結論
先に答えをまとめます。主要5社のうち4社は会員サイトから直接PDFをダウンロードでき、三井住友カード(Vpass)だけが2026-09-14時点でPDF出力に非対応です。三井住友カードはCSVダウンロード、またはブラウザの印刷機能を使った「PDFに保存」で代替します。
| カード会社 | PDF出力 | ダウンロード導線 |
|---|---|---|
| 楽天カード | 対応 | 楽天e-NAVI「ご利用明細」→明細印刷用PDF |
| 三井住友カード | 非対応(CSVのみ) | Vpass「印刷用ページ」→ブラウザで PDF に保存 |
| JCBカード | 対応 | MyJCB「カードご利用代金明細照会」→PDF/CSV/OFX |
| イオンカード | 対応 | 暮らしのマネーサイト「ご請求明細書ダウンロード」 |
| dカード | 対応 | 会員サイト「カードご利用明細照会」→PDFでダウンロード |
三井住友カードは公式サイトで「ファイルの出力・保存は、csv形式のみ対応しております。PDF形式などほかの形式での出力には現在対応しておりません」と明記しています(三井住友カード「ご利用明細の見方」)。探しても見つからないのは当然なので、早めに代替手段へ切り替えるのが正解です。
どの会社も共通するつまずきポイントは「明細が確定していないとダウンロードできない」ことです。確定タイミングは会社ごとに違うため、次章以降の比較表で先に確認してください。
この記事の構成
自分のカード会社の見出しまで読み飛ばして構いません。なお、操作画面の名称やボタンの位置はUIリニューアルで変更される場合があるため、最終的な導線は各社の公式案内に従ってください。
PDFの利用明細がなぜ必要なのか
もっとも多いのは確定申告と経費精算の場面です。事業用の支払いをカードでまとめている人にとって、月ごとのPDF明細は支出の一次リストとして扱いやすく、会計ソフトへの入力や経理担当者への提出物としてそのまま使えます。
経費精算で使う場合は、確定申告用の明細とは別に意識しておきたい点があります。会社用のカードと個人用のカードを混在させず、月ごと・カードごとにフォルダを分けて保存しておくと提出時に迷いません。また、提出先の経理部門によってはPDFの命名ルールや提出フォーマットを指定している場合があるので、まとめて申請する前に社内ルールを確認しておくと二度手間を防げます。
家計管理でも有効です。CSVは家計簿アプリや表計算ソフトへの取り込みに向いていますが、レイアウトが崩れずそのまま読める形で残したいならPDFが便利です。CSVとPDFの両方を落としておき、集計用と保管用で使い分けるのが現実的でしょう。

もう一点、事業者が意識しておきたいのが電子帳簿保存法です。2024年1月以降、Web明細のように電子的に受け取った取引データは「電子取引」に該当し、電子データのまま保存することが必要とされています(お名前.com ビジネスガイド)。紙に印刷しただけでは要件を満たさない場合があるとされます。最低限の対応としては、ダウンロードしたPDFファイルを改変せずに、日付やカード会社名がわかるファイル名を付けて整理・保管しておくことが基本になります。ただし検索性の確保など保存要件の詳細は事業規模や状況によって異なるため、正確な要件は税理士や国税庁の公式情報で確認してください。
また、カードの利用明細は消費税の仕入税額控除の証憑としては単独では足りず、別途インボイスなどの保存が必要になるケースがあるとされています(税理士事務所ブログの解説)。税務上の扱いは個別事情に左右されるため、最終判断は顧問税理士や国税庁の公式情報で確認してください。
ダウンロード前に共通で確認しておきたいこと
どの会社でも、明細のダウンロードには会員サイトへの登録とログインが前提になります。作業を始める前に、次の3点を押さえておくと「ボタンが出ない」「必要な月が見つからない」といった手戻りを防げます。
- 明細が確定しているか — 未確定(利用途中)の月はダウンロード対象外になるのが一般的です。
- さかのぼれる月数 — 15ヶ月分が主流ですが、イオンカードは24ヶ月分、dカードの家族会員は6ヶ月分と幅があります。
- PCとアプリのどちらで操作するか — dカードのようにPCからのみダウンロードできる会社もあります。
5社比較表(対応形式/閲覧可能期間/確定タイミング/PC・アプリ対応)
| 項目 | 楽天カード | 三井住友カード | JCBカード | イオンカード | dカード |
|---|---|---|---|---|---|
| 会員サイト | 楽天e-NAVI | Vpass | MyJCB | 暮らしのマネーサイト | dカード会員サイト |
| 対応 | 非対応 | 対応 | 対応(パスワード付きPDFも選択可) | 対応 | |
| CSV | 対応(PCからの利用が基本) | 対応 | 対応(OFXも可) | 対応 | 公式ページで明記を確認できず |
| 閲覧可能期間 | 過去15ヶ月分 | 最大過去15ヶ月分 | 最長15ヶ月分 | サイト24ヶ月分/AEON Payアプリ12ヶ月分 | 本会員15ヶ月分/家族会員6ヶ月分 |
| 確定タイミング | 当月分PDFは毎月12日以降に反映 | 公式ページで明記を確認できず(目安は後述) | 毎月24日前後に確定 | 請求金額が確定した月のみ | 未確定分は不可 |
| アプリ対応 | 楽天カードアプリでPDF表示可 | — | — | AEON Payアプリで閲覧可 | ダウンロードはPCのみ |
出典は各社公式FAQ・公式ページ(上記時点で確認)。表の内容は今後変更される可能性があります。
楽天カードの利用明細をPDFでダウンロードする手順(楽天e-NAVI)
楽天カードは会員サイトとアプリの両方からPDFを取得できます。対象は過去15ヶ月分の確定済み明細です。
PCでの手順(楽天e-NAVI)
- 楽天e-NAVI にログインする
- メニューから「ご利用明細」を開く
- 表示したい対象月を選択する
- 「明細印刷用PDF」アイコンをクリックしてPDFをダウンロードする
注意したいのは当月分の扱いです。楽天カード公式FAQには「PDF形式で当月分のご利用明細をご確認いただく場合、毎月12日以降に反映いたします」と記載されています。12日より前に探しても見つからないので、日付を確認してから作業しましょう。
楽天カードアプリでの手順

アプリの場合は「ご利用明細」から対象月の詳細画面を開き、「明細印刷用PDFを表示する」を選びます。外出先でもPDFを取り出せるのは楽天カードの強みです。一方、CSVダウンロードはPC版e-NAVIからの利用が基本とされているため、表計算ソフトで集計したい場合はPCで作業するほうが確実です。
三井住友カード(Vpass)で明細を保存する方法|PDF非対応・CSVと印刷機能を使った代替手順
冒頭で触れたとおり、三井住友カードはファイル出力がCSV形式のみの対応です。公式サイトには「PDF形式などほかの形式での出力には現在対応しておりません」と明記されています。将来的に対応する可能性は否定できませんが、現時点ではPDFボタンを探すだけ時間の無駄になります。
PDFで残したい場合は、次の代替手順を使います。
- Vpassにログインし、対象月の明細画面を開く
- 画面内の「印刷用ページ」を開く
- ブラウザの印刷機能(Ctrl+P/Command+P)を呼び出す
- 送信先・プリンターの選択で「PDFに保存」を選んで保存する
この方法なら見た目をそのまま残せます。仕訳や集計が目的であればCSVのほうが扱いやすいので、用途に応じて選んでください。Vpassの閲覧可能期間は最大過去15ヶ月分です(三井住友カード公式)。
なお、明細が確定するタイミングについては、公式ページで具体的な日付を確認できませんでした。楽天カードやJCBカードは月の中旬〜下旬にかけて当月分が確定する傾向があるため、三井住友カードも同様に月末〜翌月上旬以降にアクセスすると確定済みの明細が見つかりやすいでしょう。確実な日付を知りたい場合は、Vpassのログイン後の案内やカスタマーセンターへの問い合わせで確認してください。
JCBカード(MyJCB)で利用明細をPDF・CSVでダウンロードする手順
MyJCBは形式の選択肢がもっとも多く、PDF・CSV・OFXの3種類に対応しています。OFXは家計簿ソフトなどへの取り込みに使われる形式です。
- MyJCB にログインする
- 「カードご利用状況」→「カードご利用代金明細照会」へ進む
- 対象月を選択する
- 「明細書をPDF・CSVでダウンロードできます」から形式を選んで保存する
1回のダウンロードで取得できるのは1ヶ月分のみです。複数月が必要なら「明細を切り替える」で対象月を変え、同じ操作を繰り返します。ダウンロードできるのは最長15ヶ月分で、MyJCB登録前の明細は過去6ヶ月分がCSV形式のみの提供となります。
金額の確定は毎月24日前後で、確定前はダウンロードできません。加えて公式FAQには「法人使用者・家族カードのIDからログインしている場合、明細はダウンロードできません」と記載されています。家族カードのIDで作業して失敗している場合は、本会員のIDでログインし直してください。
イオンカードの請求明細書をPDFでダウンロードする手順(暮らしのマネーサイト)
イオンカードは本人確認のステップが入るぶん手順がやや長めですが、パスワード付きPDFを選べるのが特徴です。明細を他人と共有するPCやクラウドに置く場合に役立ちます。
- 暮らしのマネーサイト にログインする
- 「ご利用明細」を開く
- 「ご請求明細書ダウンロード」を選択する
- カードの有効期限とセキュリティコードを入力して本人確認を行う
- PDF・パスワード付きPDF・CSVから形式を選んでダウンロードする
閲覧できるのは暮らしのマネーサイトで過去24ヶ月分、AEON Payアプリで過去12ヶ月分です。5社のなかでもっとも長くさかのぼれるため、前々年分の資料が必要になったときに強みがあります。ただしダウンロードできるのは請求金額が確定した月のみで、イオンデビットカードや退会済みカードは対象外です。
dカードの利用明細をPDFでダウンロードする手順
dカードは会員サイトの「カードご利用明細照会」画面にある「PDFでダウンロード」ボタンからPDFを取得します。操作自体はシンプルですが、制約が2つあります。

1つ目は、ダウンロードがPCからのみ対応で、スマートフォンからは実行できないことです。スマホで明細画面までたどり着けてもPDF保存ができないため、PCを用意してから作業しましょう。2つ目は、未確定の明細はダウンロードできない点です。
対象期間は本会員が過去15ヶ月分、家族会員が過去6ヶ月分です。それより古い明細が必要な場合はカスタマーセンターへの問い合わせが必要になります(dカード公式)。
よくある失敗とトラブルシューティング
Q. ダウンロードボタンが表示されない
明細が未確定である可能性が高いです。楽天カードは当月分PDFが毎月12日以降の反映、JCBは毎月24日前後の確定、イオンカードは請求金額が確定した月のみ対象、dカードも未確定分は不可となっています。確定予定日を過ぎてから再度アクセスしてください。
Q. スマホでダウンロードできない
dカードはPCからのみダウンロードに対応しています。楽天カードのようにアプリからPDFを表示できる会社もあるため、スマホ完結を優先するなら対応状況を先に確認しましょう。
Q. 本人確認で先に進めない(イオンカード)
ご請求明細書ダウンロードではカードの有効期限とセキュリティコードの入力が必要です。手元に実物のカードを用意してから操作してください。イオンデビットカードや退会済みカードは対象外です。
Q. 家族カードのIDで明細が落とせない(JCB)
公式FAQのとおり、法人使用者・家族カードのIDでは明細をダウンロードできません。本会員のIDでログインし直す必要があります。
Q. 必要な月がもう表示されない
閲覧可能期間を過ぎています。15ヶ月が主流のため、確定申告で使う明細は毎月あるいは四半期ごとに保存する習慣をつけておくと安全です。
まとめ
クレジットカードの利用明細をPDFでダウンロードする方法は、楽天カード・JCB・イオンカード・dカードなら会員サイトの明細画面から数ステップで完了します。三井住友カード(Vpass)だけはPDF出力に非対応のため、CSVかブラウザの「PDFに保存」で代替してください。
作業のコツは、明細が確定するタイミングを把握しておくことと、閲覧可能期間が切れる前に落としておくことの2点です。多くの会社は15ヶ月でさかのぼれる範囲が終わるため、確定申告の直前にまとめて取得しようとすると必要な月が消えていることがあります。
ダウンロードしたPDFは、年度ごと・カードごとのフォルダに分けて「2026-08_楽天カード.pdf」のような統一ルールで名前を付け、クラウドストレージにも保存しておくと後から探しやすくなります。事業用途で保存する場合は、電子帳簿保存法の保存要件を顧問税理士や国税庁の公式情報で確認しておくと安心です。
まずは今月分の明細が確定しているかを確認して、自分のカード会社の手順から1ヶ月分を保存してみてください。なお、各社の画面名やボタンの位置は変更される場合があるため、最新の操作方法は各カード会社の公式サイトで確認することをおすすめします。
