年末調整のインポートエラーに驚くオフィスワーカー
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【解決済み】マネーフォワード年末調整「取り込み対象となる従業員が見つかりませんでした」の原因3つと直し方

結論

年末調整の計算が終わって、あとは給与に反映するだけ。そんなときにこのメッセージが出ると焦りますよね。でも、原因は公式FAQで3つに整理されています。順番に確認すれば直せるので安心してください。

表示されるのは、マネーフォワード クラウド給与の「給与計算」または「賞与計算」画面です。クラウド年末調整の年調過不足税額をインポートしようとしたときに、次の文言が出ます(公式FAQ)。

マネーフォワード クラウド年末調整で取り込み対象となる従業員が見つかりませんでした。

原因と確認ポイントを先にまとめます(2026-10-06時点の公式FAQに基づく)。下の表1は、このあとの「3つの原因」「解決手順」の各セクションでも番号で参照します。

表1|原因と直し方の対応表

確認の順番 原因 直し方
1 回収・計算ステータスが「確定済」になっていない 対象従業員のステータスを「確定済」に変える
2 クラウド給与とクラウド年末調整の従業員番号が完全一致していない 年末調整側の番号を給与側と同じ表記にそろえる
3 両システムに従業員番号そのものが登録されていない 両方に同じ従業員番号を登録する

1から順に見ていくのが近道です。番号を直した後も、ステータスを「確定済」にし直す必要がある点だけ覚えておいてください。

なお、2026年分の税制改正はこのエラーの原因ではありません。詳しくは記事末尾の補足をご覧ください。

年末調整のインポートエラーに驚くオフィスワーカー

なぜこのエラーが出るのか|3つの原因

クラウド給与は、クラウド年末調整から「確定済」の従業員だけを従業員番号で照合して取り込みます。照合で1人も該当しないと、このエラーになります。原因は公式FAQで次の3つに整理されています。

表1の番号1〜3が、以下の原因1〜3にそのまま対応しています。

原因1. 回収・計算ステータスが「確定済」になっていない

年末調整の申告書を回収して計算まで終えていても、ステータスが「確定済」でなければ取り込みの対象になりません。計算が済んだ時点で安心してしまい、確定の操作が抜けるケースが考えられます。

原因2. 従業員番号が完全一致していない

クラウド給与とクラウド年末調整の従業員番号は、完全に一致している必要があります。見た目が似ていても、表記が違えば別の番号です。

特に注意したいのが「1」と「01」のような桁数の違いです。公式FAQでは番号の完全一致が条件とされているため、こうした表記ゆれも不一致と扱われる可能性があります。画面を並べて1文字ずつ見比べてください。

原因3. 両システムに従業員番号が登録されていない

そもそもどちらかのシステムで従業員番号が空欄だと、照合できません。中途入社した人や、年末調整用に後から追加した人で起こりやすい原因です。

なお、年末調整の手続き自体に従業員が追加されていない場合も、同じように取り込みに失敗します。

手続き一覧から対象手続きを開き、「申告書回収・計算」画面右上の「+従業員追加」で「事業所:全て」「従業員:全て」を指定して保存してください(公式FAQ)。

解決手順|ステータスを「確定済」にする

原因1に当てはまる場合は、クラウド年末調整側でステータスを変えます。表1の原因1を、この手順で解消します。

状態 対処
ステータスが「確定済」になっていない(表1の原因1) 対象従業員のステータスを「確定済」に変更する
  1. クラウド年末調整の手続き一覧から、対象の手続きを開く
  2. 「未確認」などステータスごとの数字をクリックし、対象従業員を表示する
  3. 従業員番号または氏名をクリックして「申告従業員の詳細」画面を開く
  4. ステータスを「確定済」に変更する
  5. クラウド給与の「給与計算」または「賞与計算」画面で、もう一度インポートする

全員分が「確定済」になっているかは、手続き一覧の数字で確認できます。取り込みたい従業員が「確定済」以外に残っていないか見ておきましょう。

解決手順|従業員番号を一致させる

原因2・3に当てはまる場合は、クラウド年末調整側の番号をクラウド給与側にそろえます。公式の手順は次のとおりです(クラウド年末調整FAQ、クラウド給与FAQ)。

状態 対処
従業員番号が完全一致していない(表1の原因2) 年末調整側の番号を給与側と同じ表記にそろえる
従業員番号が未登録(表1の原因3) 両方に同じ従業員番号を登録する

1人ずつ直す手順

  1. クラウド年末調整の「従業員」画面で、現在の従業員番号を確認する
  2. 手続き一覧から対象手続きを開き、「未確認」の数字をクリックする
  3. 従業員番号・氏名をクリックして「申告従業員の詳細」画面を開く
  4. 「申告書内容」タブの「給与担当者側の管理情報」で「更新」をクリックする
  5. 画面をリフレッシュし、ステータスを「確定済」に変更する
  6. クラウド給与で再度インポートする

手順4の「更新」は、従業員画面で直した番号を申告書側に反映させる操作です。ここを飛ばすと番号が古いまま残るので注意してください。

人数が多い場合はCSVで一括更新する

2025年9月30日のアップデートで、クラウド年末調整の従業員情報CSVに「従業員番号更新」列が追加されました(公式お知らせ)。

方法 作業内容 向いているケース
画面で1人ずつ 従業員ごとに番号を直し、「更新」と確定をくり返す 対象が数人のとき
CSVで一括 CSVをエクスポート→「従業員番号更新」列を編集→インポート 対象が多いとき

たとえば、従業員番号が「1」のままで給与側の「01」と一致していない行があれば、その行の「従業員番号更新」列に「01」と入力してからインポートすると、画面で1人ずつ直したときと同じ結果になります。

注意点が1つあります。この機能のリリース前にエクスポートした古いCSVを使うと、インポート時にエラーになります。必ず新しくエクスポートし直したCSVを編集してください。

それでも解決しない時に確認する3つの関連エラー

ここからは、「取り込み対象となる従業員が見つかりませんでした」とは異なるエラー文言が出た場合の話です。

すでにこのエラーが解決した方は、読み飛ばして「まとめ」に進んでいただいて構いません。

年末調整の連携まわりでは、ほかにも似たエラーが出ます。メッセージの文言で見分けてください(2026-10-06時点の公式FAQに基づく)。

表示されるメッセージ 主な原因 直し方
※選択した事業者はご利用できません 権限不足、またはログイン設定なし 全権管理者権限の付与、ログイン設定
提出先市区町村が登録されていません。 総括表の再集計をしていない 「総括表の再集計」を実行
次のメールアドレスはクラウド 年末調整で登録されているため… メールアドレスの重複 重複の解消、別アドレスの登録

「※選択した事業者はご利用できません」が出る場合

「事業者の選択」画面で表示されるエラーです。原因は2つあります。

クラウド年末調整に最初にログインするアカウントに、管理コンソールの「全権管理者」権限がないこと。もう1つは、従業員にメールアドレスやログインIDが設定されていないことです。

管理コンソール(biz-admin.moneyforward.com)で権限を確認・変更するか、従業員画面でログイン設定を行ってください(公式FAQ)。

「提出先市区町村が登録されていません。」が出る場合

給与支払報告書をエクスポートするときに表示されます。原因は「提出準備」>「給与支払報告書」画面で「総括表(=給与支払報告書の提出先ごとの集計表)の再集計」をしていないことです。

「総括表の再集計」→「再集計する」をクリックし、各提出先市区町村の情報が表示されたのを確認してから、もう一度エクスポートします(公式FAQ)。

「次のメールアドレスは…インポートできませんでした。」が出る場合

クラウド給与から従業員情報をインポートするときに、メールアドレスが重複していると表示されます。

クラウド給与側でメンバーの重複を解消するか、クラウド年末調整の従業員画面でログイン設定のIDタイプ(メールアドレスをログインIDとして使う設定)を解除し、別のメールアドレスを登録してください(公式FAQ)。

まとめ

パソコンで落ち着いて作業するオフィスワーカー

「取り込み対象となる従業員が見つかりませんでした」は、ステータスと従業員番号を確認すれば直せるエラーです。再インポートの前に、次の3点をチェックしてください。

  • 取り込みたい従業員のステータスがすべて「確定済」になっている
  • クラウド給与とクラウド年末調整の従業員番号が、桁数まで完全に一致している
  • 年末調整の手続きに、対象の従業員が追加されている

来年以降に同じエラーを防ぐには、入社時に両システムへ同じ従業員番号を登録する運用ルールを決めておくのが効果的です。人数が多いなら、CSVの「従業員番号更新」列で一括でそろえておきましょう。

画面の名称や手順は変わることがあります。うまくいかないときはマネーフォワード クラウド年末調整のサポートサイトで最新の情報を確認してください。

2026年分の税制改正はエラーの原因になる?

結論として、税制改正はこのインポートエラーの直接の原因ではありません。

2026年分の年末調整では、次の改正にシステムが対応済みとされています(公式お知らせ)。

  • 基礎控除額の引き上げ
  • 扶養親族・同一生計配偶者・特定親族等の所得要件の変更
  • 23歳未満の扶養親族がいる場合の生命保険料控除の計算方法・上限の変更

これらは年税額の計算ロジックの変更です。前年と金額が変わっても、システムの不具合とは限りません。具体的な控除額は国税庁の公式発表で確認してください。

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