【解決済み】マネーフォワード年末調整「該当する従業員がインポートできませんでした」エラーの原因と直し方2選
結論
マネーフォワード クラウド給与から従業員を取り込もうとしたら、エラーで止まってしまった。年末調整の準備が本格化する時期だけに、焦りますよね。
結論から言うと、このエラーの原因はメールアドレスの重複登録です。取り込もうとした従業員のメールアドレスが、クラウド年末調整側で「別の従業員」にすでに使われています。
直し方は公式FAQで2つ案内されています(2026-10-09時点)。
| 直し方 | 作業する画面 | 必要な権限 |
|---|---|---|
| ①メンバー情報を削除・再登録する | クラウド給与 | 公式FAQに記載なし |
| ②ログイン設定を解除して登録し直す | クラウド年末調整 | 全権管理者のみ |
①でゴミ箱アイコンを押しても、従業員情報そのものは削除されません。落ち着いて手順どおりに進めれば解消できます。

出典: Pixabay
「該当する従業員がインポートできませんでした」エラーとは
このエラーは、マネーフォワード クラウド給与からクラウド年末調整へ従業員情報をインポートしたときに表示されることがあります。
公式FAQに記載されている正確な文言は次のとおりです。
次のメールアドレスはクラウド 年末調整で登録されているため、該当する従業員がインポートできませんでした。
(出典: マネーフォワード クラウド年末調整 公式FAQ)
似ているが別物のエラーと見分ける
同じインポート操作で、文言のよく似た別のエラーが出ることもあります。原因も直し方も違うので、まず画面の文言を見比べてください。
| 項目 | 本記事のエラー | 別のエラー |
|---|---|---|
| 表示される文言 | 「次のメールアドレスはクラウド 年末調整で登録されているため、該当する従業員がインポートできませんでした。」 | 「マネーフォワード クラウド年末調整で取り込み対象となる従業員が見つかりませんでした。」など |
| 主な原因 | メールアドレスの重複登録 | ステータス未確定、従業員番号の不一致・未登録 |
| 対処の方向 | 重複したメールアドレスを解消する | ステータスと従業員番号をそろえる |
「見つかりませんでした」のほうは、回収・計算ステータスが「確認済」「確定済」になっていない、従業員番号が両サービスで完全一致していない、などが原因です(公式FAQ)。メールアドレスの話が出てこないなら、こちらを疑いましょう。
エラーの原因:メールアドレスの重複登録
公式FAQによると、原因はクラウド給与で取り込み対象の従業員のメールアドレスが、クラウド年末調整に別の従業員としてすでに登録されていることです。
1つのメールアドレスを2人の従業員に紐づけることはできません。そのため、後から取り込もうとした従業員が弾かれてしまいます。
どんな経緯で重複するかは公式には書かれていません。過去の誤登録や、従業員情報の登録し直しなどで同じアドレスが2つの従業員データに残っている、といったケースが考えられます。
直し方①:クラウド給与側でメールアドレスの重複を解消する
クラウド給与側で、メンバー情報をいったん削除してから登録し直す方法です。手順は公式FAQのとおりです(2026-10-09時点)。
- 画面右上の事業者名をクリックし、「メンバーの追加・管理」を選択する
- 該当のメールアドレスが登録されている従業員の横にある、ゴミ箱アイコンをクリックする
- 「メニュー」から「従業員をメンバーに追加する」を選ぶ
- 「メンバーの一括追加」画面で、重複しないメールアドレスを入力して「一括追加」をクリックする
手順2では、「メンバーの追加・管理」の一覧に表示されているメールアドレスを、エラーに出てきたアドレスと見比べて該当の従業員を探してください。
手順2のゴミ箱アイコンで不安になるかもしれませんが、安心してください。公式FAQには次のように明記されています。
「メンバーの追加・管理」画面でゴミ箱のアイコンをクリックしても、従業員情報は削除されません。
(出典: マネーフォワード クラウド年末調整 公式FAQ)
手順4で入力するメールアドレスは、取り込み対象の従業員が今後使う、他の従業員と重複しない新しいアドレスです。
本来の正しいアドレスをそのまま使いたい場合は、先に手順2で重複の元になっている側の従業員データを整理しておく必要があります。
「エラーの原因」で触れたとおり、重複は退職者のアドレスが残っていたり、過去の誤登録が残っていたりすることが多いです。どちらが現在使われていない情報かを社内で確認してから進めると安心です。
手順2のゴミ箱アイコンはクリックしても従業員情報自体は消えないため、確認に時間がかかっても作業を一時止めて差し支えありません。
手順3・4で、重複しないアドレスを使って改めてメンバーに追加すれば作業は完了です。
直し方②:クラウド年末調整側でログイン設定を解除する(全権管理者権限が必要)
手順
- 「従業員」画面で、該当メールアドレスの従業員の「編集」をクリックする
- 「ログイン設定」の「マネーフォワード IDのタイプ」で「解除」をクリックする
- 「ログイン可能な従業員の変更」画面で「解除」をクリックする
- 「解除しました」と表示され、「ログイン許可」が「許可しない」になったことを確認する
- 「ログイン許可」を「許可する」に変更し、「マネーフォワードIDのタイプ」「メールアドレス」「ロール」を設定して「保存」をクリックする
- 「保存しました。」と表示されれば完了
「マネーフォワード IDのタイプ」は、従業員がログインする際の認証方法の設定です。具体的な選択肢は公式FAQに明記されていません。
手順5で再設定する際は、他の従業員と同じ設定(多くの場合、メールアドレスでのログイン)にそろえるか、社内のマネーフォワード管理者に確認してから選んでください。
権限に注意
公式FAQには「「ログイン設定」を解除できるのは、「全権管理者」権限を持つユーザーのみです。」とあります。
解除の操作ができない場合は、権限が足りていない可能性があります。
全権管理者以外のロール(一般管理者・代理管理者など)でどこまで操作できるかは、公式FAQに明記されていません。確実なのは「ログイン設定の解除は全権管理者のみ」という点だけです。
ボタンが押せない・グレーアウトしている場合は、無理に探さず、全権管理者に依頼するか、直し方①(クラウド給与側)に切り替えてください。
①と②、どちらを選ぶべきか
公式FAQは2つの方法を並べているだけなので、状況別の目安を整理しました。
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 全権管理者ではない | ①クラウド給与側で対応する。②が必要なら全権管理者に依頼する |
| 全権管理者で、年末調整側の登録を正しく直したい | ②クラウド年末調整側で設定し直す |
| どちらの従業員にどのアドレスが正しいか分からない | 作業前に従業員本人へ確認する |
それでも解決しない場合の対処法
従業員本人にメールアドレスを変更してもらう
従業員本人がマイページからメールアドレスを変更する方法もあります。概要は次の流れとされています(公式ガイド)。
- マイページの「メールアドレスを変更する」画面で、新しいアドレスと現在のパスワードを入力する
- 新しいアドレスに届く確認メールのURLにアクセスする
- 完了の表示を確認後、ログアウトして新しいアドレスで再ログインする
画面の文言は変わることがあるため、案内する前に公式ガイドで最新の手順を確認してください。
クラウド経費・クラウド債務支払も使っている場合
公式FAQには、クラウド経費やクラウド債務支払も利用している場合、管理者がメールアドレスを変更すると従業員本人が変更できなくなる可能性がある、との注意書きがあります。
複数サービスを併用している会社は、誰が変更するかを先に決めておくと安心です。
サポートへ問い合わせる
ここまで試しても解消しない場合は、マネーフォワードのサポートへ問い合わせましょう。表示されたエラー文言と、重複しているメールアドレスを控えておくと話が早く進みます。

出典: Pixabay
まとめ
「該当する従業員がインポートできませんでした」エラーは、メールアドレスの重複が原因です。次のどちらかで解消しましょう。
- ①クラウド給与の「メンバーの追加・管理」で削除し、重複しないアドレスで再追加する
- ②クラウド年末調整の「ログイン設定」を解除し、設定し直す(全権管理者のみ)
2026年分の年末調整は、10〜12月に申告書を集め、12月の給与で精算し、翌年1月31日が源泉徴収票等の提出期限という流れが目安です(マネーフォワード クラウド給与の解説)。
今年は令和8年度税制改正の影響もあり、申告書の様式が変わっています(マネーフォワードのお知らせ)。控除額などの詳細は国税庁の案内を確認してください。
インポートで止まると後の工程がすべて遅れます。作業前に、従業員番号とメールアドレスが両サービスで重複・不一致になっていないかを確認しておきましょう。まずは今日、エラーに表示されたメールアドレスを控えて、①か②の手順から試してみてください。
