macOS 26.6.1でWi-Fi繋がらない・Steam起動しない対処法5選
結論:macOS Tahoe 26.6.1でWi-FiとSteamに何が起きているのか
先に結論をお伝えします。macOS Tahoe 26.6.1にしてからWi-Fiが不安定になった、Steamのゲームが起動しなくなった——この症状は、あなたのMacが壊れたわけではない可能性が高いです。同じ症状はApple Support CommunitiesやSteamコミュニティで継続的に報告されています。
ただし正確に言うと、これらが「26.6.1で新たに発生した」と裏づける公式情報(Appleの既知の問題リストなど)は確認できませんでした。実はWi-Fiの不調は、Tahoe 26.0(2025年9月リリース)の頃から報告されています。26.0.1・26.1・26.2・26.3と各バージョンで報告が続いているため、Tahoe 26系を通じて継続している問題として捉えるのが実態に近いようです。
コミュニティで報告が多い症状は次のとおりです。
- Wi-Fiに接続できない、つながっても極端に遅い、切断を繰り返す
- Wi-Fi・イーサネット・USBテザリングのすべてがオフラインになる
- Steamがゲームを「実行中」と表示したまま、実際にはウィンドウが開かない
- Steamがアプリの終了を認識できず、停止操作も効かない
そしてもう一つ先にお伝えすべき事実があります。2026-08-17に配信されたmacOS Tahoe 26.6.2の公式リリースノートにも、Wi-Fiやゲーム起動に関する修正は明記されていません。つまり「次のアップデートを待つ」よりも、この記事の対処法を順に試すほうが解決は早いということです。

出典: Unsplash
今すぐ試せる手順(まず結論だけ知りたい方へ)
原因の分析や26.6.2の検証結果は後段で詳しく説明します。まずは症状別に、最初の一歩だけ押さえてください。
- Wi-Fiが繋がらない場合:まず「Wi-Fiオフ→オン」「Macとルーターの再起動」を試してください。詳しい手順と優先順位は後述の「Wi-Fiに接続できない時の対処法」にまとめています。
- Steam・ゲームが起動しない場合:まずアクティビティモニタでSteam関連プロセスを終了し、キャッシュを削除してから起動し直してください。詳しくは「Steam・ゲームが起動しない時の対処法」で解説します。
- 上記で直らない場合:手動IPアドレス割り当てやセキュリティソフトの見直しなど、もう一段踏み込んだ対処法を後半で順番に紹介しています。焦らず上から順に試してみてください。
原因は何か(公式発表と考えられる要因)
26.6.1・26.6.2の公式修正内容にWi-Fi・ゲームの記載はない
Appleが公開しているセキュリティ内容のページを実際に確認したところ、両バージョンともネットワークやゲーム起動に関する修正は挙げられていませんでした(2026-08-18時点)。なお表中の「CVE」とは、ソフトウェアの脆弱性(セキュリティ上の弱点)を1件ずつ識別するために付けられる共通の番号のことです。件数が多いほど、そのアップデートで多くのセキュリティ上の問題が修正されたことを意味します。
| 項目 | macOS Tahoe 26.6.1 | macOS Tahoe 26.6.2 |
|---|---|---|
| リリース日 | 2026-08-06 | 2026-08-17 |
| 修正されたCVE | 1件(CVE-2026-65400) | 28件 |
| 主な対象 | 画面共有(Screen Sharing)の認証バイパス | Audio・ImageIO・IOGPUFamily・Kernel・WebKit など |
| Wi-Fi・ネットワーク関連の記載 | なし | なし |
| ゲーム起動関連の記載 | なし | なし |
出典: About the security content of macOS Tahoe 26.6.1 / About the security content of macOS Tahoe 26.6.2
一方でAppleには、macOS 26.4.1でコンテンツフィルタ拡張機能を使用したWi-Fi接続の問題を修正した実績があります。点更新でWi-Fi不具合が個別に修正される前例はあるため、今後の更新に期待は持てます。
考えられる要因(いずれも断定はできません)
現時点で語られている原因はどれも推測や個別事例の域を出ません。過度に鵜呑みにせず、「自分の環境に当てはまるか」を確かめる材料として読んでください。
- 権限のリセット:Steamコミュニティの「MacOS 26 Tahoe Issues Thread」では、macOSアップデート後にフルディスクアクセスなどの権限がリセットされ、Steamとゲーム間の通信が遮断される可能性があるという分析が投稿されています。これはユーザーによる推測であり、AppleやValveの公式見解ではありません。
- サードパーティ製セキュリティソフト・VPNとの競合:ESET製セキュリティソフトとの互換性が原因だったという個人の体験談が報告されています。ただしこれは一事例であり、全ユーザーに共通する単一の原因ではなく「よくある原因の一つ」と考えてください。
- Handoff・AirDrop・AirPlay関連の干渉:これらの受信機能をオフにしたら改善したというユーザー報告があります。無線まわりの機能が競合している可能性を示す状況証拠にとどまります。
macOS Tahoe 26.6.2でこの不具合は直ったのか【検証】

出典: Apple Newsroom
公式リリースノートの内容
macOS Tahoe 26.6.2は2026-08-17にリリースされた、28件のCVEを修正するセキュリティアップデートです。対象コンポーネントはAudio、ImageIO、IOGPUFamily、Kernel、WebKitなど広範にわたります。
Wi-Fi・ゲーム関連の言及は見つからなかった
公式のセキュリティ内容ページに加え、国内の速報記事を含む複数の情報源を確認しましたが、Wi-Fi・ネットワーク・ゲーム起動の不具合に触れた記述は見当たりませんでした。したがって「26.6.2でこの問題が直った」と断定できる根拠は、2026-08-18時点では存在しません。
コミュニティの反応はまだ少ない
26.6.2はリリースの翌日という段階のため、「適用したら直った/変わらなかった」というユーザーの追加報告も十分な件数が観測できていません。アップデート自体はセキュリティ上の理由から適用をおすすめしますが、これで不具合が消える前提で待つのは避けたほうがよいでしょう。
Wi-Fiに接続できない時の対処法(試す順番)

出典: Unsplash
Apple Support Communitiesでは、ルーター再起動やDHCPリース更新では改善せず、別の手順で回復したという報告が複数あります。効果報告の有無を先に整理しておきます。
| 対処法 | 手間 | 報告されている効果 |
|---|---|---|
| Wi-Fiオフ→オン/Mac・ルーター再起動 | 小 | 一時的に戻る例がある一方、効果がなかったという報告もある(必須の前提作業。以降の手順の効果を正しく確認するためにも必ず先に済ませてください) |
| ネットワーク設定を削除して再接続 | 小 | 設定情報の破損が疑われる場合に有効 |
| 手動IPアドレス割り当て+ルーター側DHCP予約 | 中 | 改善報告あり(アドレスを取得できない症状向け) |
| Handoff・AirDrop・AirPlay受信をオフ | 小 | 改善報告あり |
| セキュリティソフト・VPNの一時無効化/最新版へ更新 | 中 | ESETの事例では削除で即回復 |
| 新規管理者アカウントを作成して切り分け | 中 | 改善報告あり。原因の切り分けにも有効 |
まずは基本の3手順から
Wi-Fiのオフ/オン、Macの再起動、ルーターの再起動を順に試します。ここで直れば一過性の不具合です。直らない場合でも、以降の手順の前提になるので必ず先に済ませてください。
次に、システム設定>Wi-Fi>詳細から該当ネットワークの設定を削除し、パスワードを入れ直して接続し直します。壊れた接続情報を持ち越さずに済むため、時間対効果の高い一手です。
効果報告があった設定変更
アドレスの取得に失敗している場合は、Macに手動でIPアドレスを割り当て、あわせてルーター側でDHCP(機器が自動でIPアドレスを割り振ってくれる仕組みのことです)予約を設定する方法が有効だったと報告されています。この手順は本記事の中でも操作がやや複雑なので、次の順番で進めてください。
- Macでの設定:システム設定>Wi-Fi>接続中のネットワーク名の横にある「詳細…」>「TCP/IP」タブを開きます。「IPv4の設定」を「手動」に切り替え、現在表示されているIPアドレスをそのまま入力し直します(切り替え前の画面をメモかスクリーンショットで残しておくと、元に戻したいときに安心です)。
- ルーターでの設定:ルーターの管理画面(多くはブラウザで192.168.1.1や192.168.0.1などにアクセスするか、ルーター本体やマニュアルに記載のURL・初期パスワードでログインします)を開き、「DHCP予約」「静的IP割り当て」などの項目からMacのIPアドレスを固定します。
- 画面の名称や場所はルーターのメーカー・機種によって異なります。お使いのルーターの取扱説明書やメーカーの公式サポートページも確認しながら進めてください。難しく感じる場合は無理に進めず、先に他の対処法(Handoff・AirDrop・AirPlayのオフなど)を試しても構いません。
もう一つ試す価値があるのが、Handoff・AirDrop・AirPlay受信のオフです。いずれもシステム設定から数十秒で切り替えられ、元に戻すのも簡単なので、リスクの低い切り分けとして早めに試してください。
セキュリティソフトを疑い、アカウントで切り分ける
ESETなどのセキュリティソフトやVPNを導入している場合は、一時的に無効化するか最新版に更新します。前掲の体験談では、完全に削除した直後に接続が回復し、その後最新版をクリーンインストールして再認証することで解決したとされています。
それでも直らないときは、新規の管理者アカウントを作成してログインし、そこでWi-Fiがつながるか確認します。新規アカウントで正常なら、原因はユーザー環境側の設定にあると判断でき、次に調べる範囲を大きく絞り込めます。
Steam・ゲームが起動しない時の対処法
「実行中」と表示されたままゲームが開かない場合、Steam側の状態が残っていることが少なくありません。次の順に進めるのが効率的です。
1. プロセスの強制終了とキャッシュ削除
まずアクティビティモニタでSteam関連のプロセスをすべて終了します。そのうえで「~/Library/Application Support/Steam」内のキャッシュを削除してから起動し直すと、状態の食い違いが解消される場合があります。この手順は複数の解説記事で共通して推奨されています。
2. 完全にアンインストールして入れ直す
それでも改善しないなら、Steam本体を完全にアンインストールし、Steam公式サイトから最新版を再インストールします。国内の解説記事でも、キャッシュ削除→再インストールの順が定番の手順として紹介されています。ゲームデータの扱いが不安な場合は、削除前にライブラリのバックアップを取っておくと安全です。
3. フルディスクアクセスなどの権限を確認する
システム設定>プライバシーとセキュリティを開き、フルディスクアクセスやローカルネットワークの一覧にSteamが残っているかを確認します。権限がリセットされているという分析はユーザーの推測ですが、確認自体は数十秒で終わり、副作用もありません。チェックが外れていれば付け直してからSteamを再起動してください。
それでも解決しない場合
NVRAM/PRAMリセットはIntel Macだけの手順
古い記事に出てくる「command+option+P+R」は、Intel Mac向けの操作です。これはNVRAM/PRAM(Wi-Fiの設定など一部のシステム情報を一時的に記憶している特殊なメモリ領域のことです)をリセットする操作ですが、Apple Silicon搭載Mac(M1以降)には手動でリセットする操作そのものが存在しません。同様にSMC(電源やバッテリー、ファンなどハードウェアの動作を管理するチップです)のリセットも、Apple Siliconでは再起動時に自動で実行される仕様です。自分のMacがApple Siliconなら、この手順は試す必要がないと覚えておいてください。
Apple公式の「ワイヤレス診断」を使う
メニューバーのWi-Fi状況アイコンからワイヤレス診断を実行すると、電波環境や設定の問題を自動で調べられます。Appleの公式ガイドでは、ケーブルやルーターの物理的な確認、プロバイダへの問い合わせもあわせて案内されています。
セーフモードとサポート窓口
セーフモードで起動して症状が出るかどうかを見る切り分けも有効です(起動手順は機種によって異なるため、Apple公式の案内を確認してください)。ここまで試して改善しないなら、Appleサポートに診断結果を添えて相談するのが最短ルートです。同時期の不具合報告が集まっていれば、公式の対応につながる可能性もあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 26.6.2にアップデートすれば直りますか?
結論から言うと、26.6.2の適用はおすすめしますが、それだけで直るとは限りません。2026-08-17に公開された26.6.2の公式リリースノートにWi-Fi・ゲーム関連の修正は明記されておらず、2026-08-18時点でその効果を裏づける根拠もないためです。とはいえ26.6.2は28件のCVEを修正するセキュリティアップデートなので、適用自体はしておいて損はありません。適用しても症状が残る場合は、この記事の「今すぐ試せる手順」やWi-Fi・Steamそれぞれの対処法を上から順に試してみてください。
Q. Intel MacでもApple SiliconでもNVRAM/PRAMリセットの手順は同じですか?
いいえ、異なります。command+option+P+Rの操作が使えるのはIntel Macのみで、Apple Silicon搭載Mac(M1以降)には手動でリセットする手順自体が存在しません。自分のMacのチップの種類は、Appleメニュー>このMacについてで確認できます。
Q. セキュリティソフトを入れていないのに不具合が起きています。原因は何でしょうか?
セキュリティソフトとの競合は「よくある原因の一つ」であり、必ずしも全ユーザーに当てはまるわけではありません。導入していない場合は、Handoff・AirDrop・AirPlay受信のオフや新規管理者アカウントでの切り分けなど、他の対処法を順に試してみてください。
まとめ
macOS Tahoe 26.6.1でWi-Fiに接続できない、Steamやゲームが起動しないという症状は、Tahoe 26系を通じて報告が続いている問題です。26.6.1・26.6.2いずれの公式リリースノートにも該当する修正は明記されていないため(2026-08-18時点)、アップデートを待つより手元で切り分けるほうが確実です。
今日から試す優先順位は次のとおりです。
- Wi-Fiオフ/オン・Mac・ルーターの再起動(数分で終わる基本確認)
- ネットワーク設定の削除と再接続
- Handoff・AirDrop・AirPlay受信をオフ
- セキュリティソフト・VPNの一時無効化または最新版へ更新
- 手動IP+DHCP予約、新規管理者アカウントでの切り分け
Steamが起動しない場合は、プロセスの強制終了→キャッシュ削除→再インストール→権限の再付与の順で進めてください。ここに挙げた手順はいずれも、Apple Support CommunitiesやSteamコミュニティで実際に改善が報告されているものです。上から順に試せば、原因の範囲を着実に絞り込めます。それでも直らない場合は、「それでも解決しない場合」で紹介したワイヤレス診断・セーフモードでの切り分け・Appleサポートへの相談に進んでください。
なお、macOS 26.6.2以降のアップデートでWi-Fiやゲーム起動に関する公式の修正が明記された場合は、この記事に追記して最新の状況をお伝えします。まずは今日、最初の3手順から落ち着いて試し、直らなければ一つずつ次の手順に進んでいきましょう。
