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マネーフォワードMEで銀行と連携できないときの対処法7選

結論:マネーフォワードMEの口座連携エラーはほとんどが再連携で直る

マネーフォワードMEで銀行口座と連携できないとき、多くのケースは「金融機関側の認証情報が変わった」ことが原因です。アプリの不具合ではないため、正しい手順で再連携すれば元どおり使えます。慌てて連携を削除する必要はありません。

先に対処法の全体像をお伝えします。上から順に試せば、ほとんどのエラーは解消できます(実際に操作するときの詳しい手順やチェックポイントは、後半の「症状別・解決手順7ステップ」にまとめています)。

  1. 直接ログインできるか確認する
  2. 時間を置いて手動更新する
  3. ログイン情報を再入力する
  4. 追加の認証情報を登録する
  5. API連携を再認証する
  6. お知らせ確認・キャッシュ削除で再試行する
  7. 障害情報を確認し、サポートに問い合わせる

なお、連携を「削除」すると、その口座の過去の明細やグラフのデータはすべて消えて復元できません(マネーフォワードME公式サポート)。削除は最後の手段と考えてください。

まず確認すること|金融機関側かマネーフォワードME側かの切り分け

まず行いたいのが、原因を「金融機関側」か「マネーフォワードME側」かに分ける一次切り分けです。ブラウザで連携先の金融機関サイトを開き、いつものIDとパスワードでログインしてみてください。ここが最短ルートです。

直接ログインできない場合は、パスワードの有効期限切れやロック、金融機関側のメンテナンスなど、口座側に原因があります。まず金融機関のサイトで解決してから、マネーフォワードMEに戻りましょう。

直接ログインできた場合は、マネーフォワードME側の連携設定を更新すれば直る可能性が高い状態です。このとき、金融機関サイトにログイン後の「お知らせ」や規約同意の画面が未読のまま残っていないかも確認してください。未読のお知らせが挟まっていると、自動取得が途中で止まることがあります。

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出典: Atlantic Money / Unsplash

そのうえで、アプリに表示されているエラーメッセージの文言を確認します。マネーフォワードMEのエラーは文言ごとに原因と対処法が異なり、公式サポートでも別々の記事に分かれています。次の章で、主要なメッセージを一覧に集約しました。

エラーメッセージ別|考えられる原因と対処法

まずは一覧表で、自分の画面に出ているメッセージを探してください。

エラーメッセージ 考えられる原因 主な対処法
ログイン情報の再入力が必要です 金融機関側でパスワードを変更するなどして認証情報の期限が切れた ID・パスワードを手入力で登録し直す
追加の認証情報入力が必要です ログイン時に合言葉・秘密の質問・画像認証などが求められる設定になっている 追加の認証情報をマネーフォワードME側に登録する
アクセス許可が失効したため連携を再設定していただく必要があります API連携の認証(アクセストークン)の有効期間が切れた 「連携情報を更新する」から金融機関サイトで再承認
連携方式が変更されました。再連携を行ってください 金融機関側が接続方式を変更した(スクレイピング→API連携など) 案内に従って連携を解除し、登録し直す
ログイン情報とマネーフォワードIDが異なるため連携ができませんでした サービス側のログインIDとマネーフォワードIDの紐付けが一致していない 紐付けに使うIDを確認して登録し直す

「ログイン情報の再入力が必要です」

金融機関側でのパスワード変更などにより、登録済みの認証情報の期限が切れたときに表示されます。再入力の際は、大文字と小文字、全角と半角、前後の余分なスペース、入力桁数に注意してください。ブラウザやスマホの自動入力機能は使わず、手入力で登録し直すことが公式に案内されています(公式サポート)。

「追加の認証情報入力が必要です」

金融機関へのログイン時に、合言葉・秘密の質問・画像認証といった追加の認証が求められる場合に表示されます。この追加認証の情報は、口座の登録時やログイン情報の変更時に、その都度マネーフォワードME側にも入力する必要があります(公式サポート)。

「アクセス許可が失効したため連携を再設定していただく必要があります」

API連携方式の口座で、金融機関ごとに定められた認証の有効期間が切れたときに出るエラーです。有効期間は金融機関ごとに異なり、公式サポートでも具体的な日数は示されていません。対処は「連携情報を更新する」から金融機関サイトへ移動し、ログイン・利用規約への同意・アクセス許可の再承認を行うことです(公式サポート)。

「連携方式が変更されました。再連携を行ってください」

金融機関側が接続方式を変更した際に表示されます。この場合は情報の更新だけでは直らず、案内に従って一度連携を解除し、新しい方式で登録し直す必要があります(公式サポート)。

マネーフォワードIDとログイン情報が一致しないエラー

証券会社などの連携では、「ご利用中のサービスのログイン情報とマネーフォワードIDが異なるため連携ができませんでした」というメッセージが出ることがあります。サービス側のログインIDとマネーフォワードIDの紐付けが一致していない場合に発生します(公式サポート)。

なぜ再連携が必要になるのか|スクレイピングとAPI連携の違い

「きちんと使っているのに、なぜ定期的に再連携を求められるのか」と感じる方は多いはずです。背景には、口座情報を取得する2つの方式の違いがあります。

スクレイピング方式は、利用者のネットバンキングのIDとパスワードを預かり、代理でログインして画面から情報を読み取る方式です。一方のAPI連携は、銀行が用意した仕組みを通じてデータを受け渡すもので、パスワードを預けずに済むためセキュリティ面で優位とされています。

背景には2017年の銀行法改正があります。この改正により、銀行はAPI連携への切り替え、またはスクレイピングを続ける場合は事業者との契約締結が求められるようになりました。この対応が進む過程で、既存の連携がまとめて認証エラーになることがあります。その結果、API方式での再連携が必要になるケースが起きています(マネーフォワード公式note)。エラーは異常ではなく、仕組みの切り替えに伴うものだと理解しておくと落ち着いて対応できます。

症状別・解決手順7ステップ|実践用チェックリスト

ノートPCでオンラインの明細・請求情報を確認する作業デスク

出典: SumUp / Unsplash

ここからは、実際にスマホやPCの画面を見ながら操作するときのチェックリストです。前半で触れた全体像を踏まえたうえで、上から一つずつチェックを付けながら試してください。多くの場合、途中で解決します。

  • 連携先サイトへ直接ログインできるか確認する:ブラウザから金融機関のサイトを開き、いつものIDとパスワードでログインを試します。できなければマネーフォワードME側の操作ではなく、まず金融機関側で解決します。
  • 少し時間を置いて手動更新する:連携画面の更新ボタンをタップし、数分〜数時間空けてから再度試します。金融機関側のアクセスが一時的に混み合っているだけのこともあります。
  • 未読のお知らせ・規約同意を消化する:金融機関サイトに直接ログインし、ポップアップやバナーで表示される案内・規約同意画面をすべて閉じてから、マネーフォワードMEに戻って更新します。
  • ログイン情報を手入力で登録し直す:スマホやブラウザの自動入力機能はオフにし、1文字ずつ手入力します。大文字小文字、全角半角、コピー時に紛れやすい前後の余分なスペースに注意してください。
  • 追加の認証情報を登録する:合言葉や秘密の質問が設定されている口座は、金融機関サイトで設定した内容と完全に一致する形でマネーフォワードME側にも登録します。
  • API連携は「連携情報を更新する」から再認証する:口座の詳細画面から「連携情報を更新する」を選び、遷移先の金融機関サイトでログインとアクセス許可の再承認まで完了させます。
  • ブラウザのキャッシュとCookieを削除する/PC版表示に切り替える:スマホのブラウザ設定からキャッシュとCookieを削除して再試行します。スマホ表示だと金融機関のお知らせ画面が正しく読み込めないことがあるため、その場合はPC版表示への切り替えも試してください。

ここまで試しても直らない場合でも、自己判断での連携削除は避けてください。削除すると過去の明細やグラフが消え、復元できません。まずは再連携(編集→情報更新)とサポートへの問い合わせを優先することが推奨されています。

明細や残高だけが反映されないときの3つのチェック

連携自体はできているのに、明細や残高が正しく表示されないケースもあります。この場合は次の3点を順に確認してください(公式サポート)。

  • 連携先サイト側で、その明細自体が表示されているか(カード会社のオンライン明細は反映が遅れることがあります)
  • グループ機能(口座やカードをグループ分けして集計対象を絞れる機能)で、該当する口座やカードが集計対象から除外されていないか
  • API連携の場合、金融機関側がその情報を提供しているか(提供されていない項目はマネーフォワードME側にも反映されません)

クレジットカードの明細が出ないときは、まずカード発行会社のサイトで明細が確定しているかを見るのが近道です。カード側の反映待ちであれば、アプリ側でできることはありません。

それでも解決しないときは|公式の障害情報とサポート窓口

個別の設定に問題がなくても、金融機関側のシステム対応で連携が止まっていることがあります。マネーフォワードME公式サポートは「システム対応中で口座連携が正常に行えていない金融関連サービスの一覧」を随時更新しており、本記事の確認時点(2026-08-21)で参照できた最新版は2026年8月4日10時20分現在の版でした。一覧は数日おきに更新されるため、公式サポートサイトの一覧ページで当日時点の最新版を確認してください。

また、マネーフォワード側の障害で全体が止まることもあります。2026年5月1日、同社は開発に使うGitHubの認証情報が漏えいしたことによる不正アクセスを公表し、安全確認のため個人向けのマネーフォワードMEを含む全サービスで銀行口座連携を一時停止しました。報道によると、流出が確認されたのはマネーフォワードビジネスカード370件分のカード保持者名と番号下4桁で、カード番号の全桁や有効期限、顧客の取引情報の流出は確認されていないとされています(Security Measures Lab)。

連携は同年5月12日以降、安全性の確認が完了した金融機関から順次再開され、6月5日10時50分に全面復旧しました(マネーフォワード公式お知らせ)。停止が10日を超えた時点では「まだなのか」「返金してほしい」といった声が上がり、解約に至った利用者もいたと報じられています(ITmedia NEWS)。全体障害の場合は利用者側の操作では直せないため、解約や再登録を急がず復旧を待つのが得策です。

サポートへ問い合わせる際は、金融機関名、表示されているエラーメッセージ、発生した日時、エラー画面のスクリーンショットを添えると、やり取りが一往復で済みやすくなります。

まとめ

マネーフォワードMEで銀行と連携できないときは、エラーメッセージの文言を手がかりに原因をたどれば、多くは再連携で解決します。焦って連携を削除すると過去のデータが失われるため、削除は最後の手段にしてください。

再発を防ぐには、次の3つを習慣にしておくと安心です。

  • ネットバンキングのパスワードを変更したら、その場でマネーフォワードME側のログイン情報も更新する
  • 月に一度は手動更新をかけて、止まっている口座がないか確認する
  • エラーが出たら画面のスクリーンショットを残しておく

まずは今日、連携できていない金融機関のサイトに自分で直接ログインできるか確認するところから始めてみてください。そこで原因が金融機関側かアプリ側かを切り分けられれば、解決までの道筋は一気に短くなります。

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