ノートパソコンを操作する人物
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【解決済み】Dropboxが同期しない時の原因と直し方|「同期中」のまま進まない場合の8つの対処法

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出典: Unsplash

「Dropboxのアイコンが『同期中』のまま何時間も進まない」「パソコンで保存したファイルがスマホに反映されない」。Dropboxを仕事や家庭で使っていると、こうした同期トラブルに出会うことがあります。

原因の多くは、Dropbox特有の設定や仕様にあります。順番に確認すれば、専門知識が無くても自分で直せる場合がほとんどです。この記事では、Dropboxが同期しないときの原因と直し方を、確認しやすい順に解説します。すでに同期アイコンの状態を確認済みで、対処法だけ先に知りたい方は「Dropboxが同期しないときの直し方(優先順位順)」の見出しまで読み進めてください。

結論:Dropboxが同期しないときは、まず同期アイコンで状態を確認する

Dropboxが同期しないときは、まずファイルやフォルダに付いている同期アイコンを見て、今の状態を確かめてください。アイコンの色と形で「同期中」「失敗」「設定で除外中」のどれなのかが分かり、確認すべき原因を絞り込めます。赤いXが付いていなければ、故障ではなく設定や仕様どおりに動いているだけのこともあります。

アイコン 意味 次に確認すること
緑のチェック 同期完了 他の端末側の状態
青い回転矢印 同期中 しばらく待つ。進まなければ通信・セキュリティソフト
赤いX 同期失敗(要対応) ファイル名・容量・権限
グレーのマイナス 選択型同期で除外中 選択型同期の設定

同期アイコンは、Windowsではエクスプローラーでファイルやフォルダの名前の右側に、Macでもファイル一覧の同じ位置に小さく表示されます。実際の表示はWindowsの同期アイコン(Dropbox公式ヘルプ)のページで画像付きで確認できます。Macもほぼ同じ体系です(Macの同期アイコン)。

症状から原因の見当をつけたい場合は、次の表を目安にしてください。

症状 疑われる原因
「同期中」のまま進まない 大量のファイル、セキュリティソフトやVPNの干渉
特定のフォルダだけ同期されない 選択型同期でフォルダが外れている
ファイルは見えるが、開くとダウンロードが始まる 「オンラインのみ」の仕様(正常)
共有フォルダだけ更新されない 共有フォルダの権限
新しいPCやスマホで同期できない リンクできるデバイス数の上限
特定のファイルだけ赤いXが付く ファイル名の禁止文字、パスの長さ、サイズ

ファイル数が多いと時間がかかることもある

大量のファイルやフォルダを同期しようとすると、動作が重くなり、完了まで時間がかかることがあります。Dropboxコミュニティにも「同期中から進まない」という相談が複数寄せられており、なかには数十万件から100万件を超える規模のファイルを同期しようとしていたケースの報告も見られます。これはあくまで個々のユーザーの体感で、公式に示された上限ではありませんが、フォルダ内のファイル数がそのくらいの規模まで増えている場合は、動作が重くなっても不思議ではないという目安として参考にしてください。何件から重くなるという公式の基準は示されていないため、まずは時間をおいて様子を見て、進まなければ次の原因を確認しましょう。

Dropbox公式が挙げる同期しない原因8つ

フォルダの束

出典: Unsplash

Dropbox公式ヘルプは、同期しない主な原因として次の8つを挙げています。

  • ファイル名の禁止文字・同期されない特殊なファイル
  • ファイルサイズの上限超過
  • ストレージ容量不足
  • 選択型同期による除外
  • 「オンラインのみ」ファイルの扱い
  • 共有フォルダの権限不足
  • ファイアウォール・ウイルス対策ソフト・VPNによる通信のブロック
  • デバイスの日時のズレ

インターネット接続や容量不足はクラウドストレージ共通の原因です。一方、選択型同期・オンラインのみ・共有フォルダの権限・デバイス数の上限はDropbox特有のポイントなので、重点的に見ていきます。

Dropboxが同期しない主な原因

ネットワーク・セキュリティソフトの干渉

ファイアウォールやウイルス対策ソフト、VPNがDropboxの通信を止めていると、同期は進みません。

実例として、窓の杜ではDropboxのアイコンに赤い印が付き、「セキュリティで保護されたインターネット接続を確立できません」と表示されたケースが紹介されています。再起動や再インストールでは直らず、セキュリティソフト(ESET Internet Security)のSSL/TLSフィルタリング(暗号化通信の中身を検査する機能)の対象からDropbox.exeを外したところ、同期が戻りました。あくまで1件の事例ですが、再起動で直らないときに疑う価値があります。

デバイスの日時のズレ

パソコンやスマホの日時が実際の時刻から大きくずれていると、Dropboxとの通信がうまく確立できず、同期が進まない原因になります。Windowsなら「設定」の「時刻と言語」、Macなら「システム設定」の「日付と時刻」から、日時が自動設定(インターネット時刻に同期)になっているかを確認してください。自動設定がオフになっている場合は一度オンに切り替え、それでも時刻が合わない場合は手動で正しい日時に修正しましょう。

ストレージ容量不足

容量は「Dropbox側の契約容量」と「パソコンやスマホ本体の空き容量」の両方を確認する必要があります。どちらかがいっぱいだと、新しいファイルは同期されません。

1ファイルのサイズにも上限があり、公式ヘルプではデスクトップ/モバイルアプリ経由で2TB、dropbox.com経由で50GBとされています。上限は変更される可能性があるため、大きなファイルを扱う場合は公式ヘルプで最新の仕様を確認してください。

選択型同期でフォルダが外れている

選択型同期(Selective Sync)は、パソコンに同期するフォルダを選べる機能で、無料のBasicプランを含む全プランで使えます(公式ヘルプ)。ここでフォルダが外れていると、そのフォルダはパソコンに表示されません。

設定画面は、タスクバー/メニューバーのDropboxアイコンから開くパネルの、アカウントアイコンや歯車アイコンをたどった先にある「基本設定」または「環境設定」の中の「同期」に関する項目からたどれます(名称や場所はバージョンにより多少異なります)。そこにフォルダの一覧がチェックボックス付きで表示され、チェックを外したフォルダだけがパソコンに同期されなくなります。

注意したいのは、設定がパソコンごとに別々に保存される点です。パソコンAで同期していても、パソコンBで外れていればBには届きません。また選べるのはフォルダ単位で、フォルダ内の個別ファイルだけを選ぶことはできません。

「オンラインのみ」ファイルを同期エラーと誤解している

「オンラインのみ」ファイルは、ファイル一覧には表示されますが、実体はパソコンにダウンロードされていない状態です。開いたときか「オフラインで使用可能にする」を選んだときだけダウンロードされ、本体の容量を節約できます。

そのため「ファイルはあるのに中身がない」「開くと待たされる」と感じても、多くは正常な動作です。外出先などオフラインで使いたいファイルは、あらかじめ「オフラインで使用可能にする」を選んでおきましょう。

共有フォルダの権限不足

共有フォルダのメンバーには3種類の権限があります(公式ヘルプ)。

権限 主な役割
オーナー フォルダの持ち主。メンバーや権限を管理する
編集者 ファイルの追加・編集ができる
閲覧者(ビューアー) ファイルを見ることはできるが編集はできない

権限が変更・削除されたり、オーナー側の設定変更が反映されなかったりすると、共有フォルダだけ同期が止まったように見えることがあります。自分の権限が「閲覧者」になっていないか、オーナーに確認してみてください。

ファイル名に使えない文字・長すぎるパス

Dropboxは、どのOSでもWindowsの命名ルールに合わせています(公式ヘルプ)。Macで作ったファイルでも、次の条件に当てはまると同期されません。

  • < > : " | ? * / \ を含む名前
  • 半角スペースやピリオドで終わる名前
  • ファイルパス全体が260文字以上、またはファイル/フォルダ名が255文字を超える

また、desktop.ini・thumbs.db・.DS_Store・~$で始まる一時ファイルなどは、仕様上同期されません。これらは異常ではないため、そのままで問題ありません。

リンクできるデバイス数の上限

無料のBasicプランは、同時にリンクできるデバイスが3台までです(公式ヘルプ)。有料プランはデバイス数無制限とされています。

新しいパソコンやスマホを追加した途端に同期できなくなった場合は、この上限が原因かもしれません。使っていない端末のリンクを解除すれば、新しい端末をリンクできます。プランの条件は変わることがあるので、公式ヘルプもあわせて確認してください。

Dropboxが同期しないときの直し方(優先順位順)

簡単で影響の小さいものから順に試してください。設定画面は、タスクバー(Windows)またはメニューバー(Mac)のDropboxアイコンをクリックし、そこに表示されるアカウントアイコン(丸いプロフィール画像)や歯車アイコンをたどって開けます。

  1. 同期を一時停止して再開する:タスクバー/メニューバーのDropboxアイコンをクリックすると開くパネルの中に、アカウントアイコンから「同期を一時停止」に相当する項目(一時停止のスイッチやアイコン)があります。これをクリックして一時停止し、しばらくしてから再度クリックして再開すると、一時的な不具合ならこれで動き出します。表記や場所はバージョンによって多少異なるため、見当たらない場合はパネル内のメニューを一通り確認してください
  2. インターネット接続を確認する:別のサイトが開けるか、VPNを使っていないかを確認します
  3. 容量を確認する:Dropboxの残り容量と、端末本体の空き容量の両方を見ます
  4. 選択型同期の設定を確認する:同期したいフォルダにチェックが入っているかを、パソコンごとに確認します
  5. ファイル名とパスを見直す:禁止文字を消し、フォルダの階層を浅くします
  6. 共有フォルダの権限を確認する:オーナーに自分の権限を確かめてもらいます
  7. セキュリティソフトの除外設定をする:Dropboxを検査・ブロックの対象から外します
  8. キャッシュフォルダを削除する:Dropboxアプリを完全に終了してから、Dropboxフォルダ直下の隠しフォルダ.dropbox.cacheを削除し、アプリを起動し直します

.dropbox.cacheは隠しフォルダのため、通常の表示設定では見つかりません。Windowsではエクスプローラーの「表示」タブから「隠しファイル」の表示をオンにすると見えるようになります。Macでは、Dropboxフォルダを開いた状態でFinderのウィンドウ上でcommand+shift+.(ピリオド)キーを押すと、隠しファイル・フォルダの表示・非表示を切り替えられます。

8番のキャッシュフォルダは、アプリの再起動時に自動で作り直されます(公式ヘルプ)。同期の管理情報の食い違いを解消できますが、削除するのは.dropbox.cacheだけにしてください。

Macの場合は、Dropboxに「フルディスクアクセス」などの権限が許可されているかも確認しましょう。権限が足りないと、特定のファイルやフォルダの同期に失敗します(公式ヘルプ)。

スマホで写真のアップロードや同期が止まる場合

スマホのカメラアップロード(写真の自動バックアップ)が止まるのは、アプリがバックグラウンドで動けなくなっていることが主な原因です(公式ヘルプ)。

端末 確認すること
iPhone 「Appのバックグラウンド更新」がオンか、低電力モードがオフか、位置情報サービスが有効か
Android メーカー独自のバッテリー最適化でDropboxが制限されていないか

それでも解決しない場合の対処法

上の手順で直らない場合は、次の方法を試してみてください。

  • リンクを解除して再リンクする:いったんDropboxからサインアウトし、再度サインインします
  • デスクトップアプリを再インストールする:アプリの不具合を解消できる場合があります
  • 同期できないファイルを入れ直す:該当ファイルをDropboxの外に移し、名前を見直してから戻します

再リンク後は、ファイルの再確認に時間がかかることがあります。大切なファイルはあらかじめ別の場所にコピーしておくと安心です。

それでも解決しない場合は、Dropboxコミュニティ(日本語)で似た症状の相談を探すか、公式サポートに問い合わせましょう。OS(Windows/Mac/iPhone/Android)、表示されたエラーメッセージ、試した手順を伝えると、話がスムーズに進みます。

まとめ

Dropboxが同期しないときは、まず同期アイコンで状態を確かめ、症状に合う原因から順に確認するのが近道です。「同期中」のまま進まないように見えても、選択型同期やオンラインのみの仕様どおりに動いているだけのこともあります。

同じトラブルを繰り返さないために、次の習慣をおすすめします。

  • ファイル名に記号を使わない命名ルールを決める
  • 不要なファイルを定期的に整理して、容量とファイル数を抑える
  • リンク中の端末を把握し、使わない端末はリンクを解除する
  • 共有フォルダでは自分の権限を確認しておく

今まさに同期が止まっている方は、この記事の「直し方」の1番から順に試してみてください。

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