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SBI証券FX株券担保サービス障害でロスカット誤執行|対象者の見分け方と復元申請の手順【2026年10月】

「SBI証券でFXのポジションが勝手にロスカットされていた」「自分は復元してもらえるのか」。2026年10月12〜13日の障害の後、こうした不安を抱えている方に向けて、公式発表をもとに確認の順番と連絡先をまとめました。

株式相場のグラフ(イメージ)

結論

SBI証券のFX株券担保サービスで障害が起き、担保株式の評価額(代用評価額)が反映されませんでした。その結果、779口座でロスカット(強制決済)が誤って執行されています(SBI証券の公式発表(2026年10月14日付))。

自分がどの区分にあたるかは、「誤ロスカットの後に自分で何か操作をしたか」で分かれます。

あなたの状況 区分(口座数) SBI証券の対応 あなたがすること
誤ロスカット後に、取引・入出金・代用有価証券の振替指示を一切していない 無条件復元(407口座) 10月13日4:00〜5:30の臨時メンテナンスで、ロスカット前のポジションに復元済み 基本は何もしなくてよい。復元を望まない場合のみ申し出る
誤ロスカット後に、取引・入出金・振替指示のどれかをした 個別対応(372口座) 一律には復元せず、復元希望の有無を確認して個別に対応 復元を望むかどうかを伝える
強制決済を避けるため、自分でポジションを決済した など 個別対応(口座数は非公表) 復元希望の有無を確認して個別に対応 復元を望むかどうかを伝える

最初にやることは、SBI証券WEBサイトにログインし「重要なお知らせ」に個別案内が届いているかを見ることです。問い合わせ先はSBI証券カスタマーサービスセンター(平日8:00〜17:00)です。

  • 固定電話から: 0120-104-214
  • 携帯電話から: 0570-550-104

情報は2026-10-17時点のものです。最新の内容はSBI証券公式サイトで確認してください。

何が起きたのか|SBI証券FX株券担保サービスでロスカットが誤って執行された

障害が起きていたのは、2026年10月12日(月・祝)の取引開始時から10月13日(火)5:30までです。対象はFX株券担保サービスに限られます(SBI証券の公式発表)。

FX株券担保サービスでは、預けた株式の評価額が「代用評価額」としてFXの預託保証金に加算されます。代用評価額は、銘柄の数量と参考価格に代用掛目(おおむね70%)を掛けて計算されます(SBI証券「株券担保サービス」の説明ページ)。

今回はこの代用評価額が反映されず、預託保証金が実際より少なく計算されました。本当は保証金が足りていたのに不足と判定され、779口座でロスカットが執行されたのが今回の障害です。

復旧したのは10月13日(火)4:00〜5:30の臨時メンテナンスで、代用評価額は正しく反映されました。同じ日の2:00の判定に基づいていた、障害が原因の追加保証金(追証)による強制決済も止められています。

なぜ起きたのか|原因は再委託先の作業ミス

SBI証券はFXシステムの運営をSBIリクイディティ・マーケット株式会社に委託しています。その運用業務の一部は、さらに株式会社インターネットイニシアティブへ再委託されていました。原因は、この再委託先の担当者が作業手順を誤ったことです。

公式発表では、原因を次のように説明しています。

本障害の直接の原因は、再委託先における運用上の誤りにより、代用有価証券情報ファイルの取り込みが正常に行われなかったことです。

出典: SBI証券「FX株券担保サービスにおけるシステム障害の発生とお客さまへの対応について」(2026年10月14日付)

外部からの不正アクセスではなく、個人情報や資産情報の流出も起きていないとされています。会社の業績への影響は軽微とのことです。

発生から復旧までの時系列

日時 出来事
10月10日(土)未明 代用有価証券情報ファイルの到着が遅れる。担当者が別の処理と勘違いし、必要な再実行をしなかった
10月10日(土)1:25 ファイルが配置される。正しい手順なら取り込めた状態
10月10日(土)3:19 2つのファイルを取り込まないまま、後続の処理だけが再実行される
10月12日(月・祝)取引開始時 代用評価額が反映されず、保証金不足と誤判定。ロスカットが執行される
10月13日(火)2:00 誤った前提での追加保証金の判定(これに基づく強制決済は後に停止)
10月13日(火)4:00〜5:30 臨時メンテナンスで代用評価額を正しく反映。407口座のポジションを復元
10月13日(火) ログイン後の「重要なお知らせ」で対象者へ個別案内
10月14日(水) SBI証券が公式発表

必要なファイルが揃っているかをシステムが確かめずに処理を進める作りだったため、誤りに気づけなかったと説明されています。

自分は対象か?見分け方

カスタマーサービスセンターへの電話相談(イメージ)

ステップ1:ログインして「重要なお知らせ」を確認する

対象者には、10月13日(火)にSBI証券WEBサイトのログイン後に表示される「重要なお知らせ」で個別の案内が届いています。まずはここに自分宛ての案内があるかを確認してください。

案内を確かめるときは、ブックマークしたSBI証券WEBサイトなど、いつも使っている入口からログインしましょう。メールやSMSのリンクから入るのは避けてください(理由は後述のフィッシング詐欺の項目で説明します)。

ステップ2:取引履歴で10月12〜13日の記録を確認する

「重要なお知らせ」に案内が無い場合でも、対象かどうかを自分で確かめる方法があります。

SBI証券WEBサイトのFX取引履歴・ポジション一覧画面で、10月12日(月・祝)〜10月13日(火)にロスカット(強制決済)の記録が残っているかを確認してください。

記録が見当たらなければ、今回の779口座には入っていない可能性が高いです。記録がある場合は、次のステップで区分を確認しましょう。

ステップ3:ロスカット後の自分の操作を振り返る

区分を分けるのは、誤ロスカットの後に次の3つの操作のどれかをしたかどうかです。

  • FXの取引(新規注文・決済など)
  • 入金または出金
  • 代用有価証券の振替指示
チェック 該当する区分
3つとも、していない 無条件復元(407口座)。ポジションは復元済み
1つでもした 個別対応(372口座)。復元の希望を確認される
ロスカットされる前に、自分でポジションを決済した 個別対応(口座数は非公表)。復元の希望を確認される

どちらか分からない場合は、自分で判断せずカスタマーサービスセンターに確認するのが確実です。

復元を希望する場合/希望しない場合の手続き

スマートフォンでの取引・資産確認のイメージ

SBI証券は、顧客の意向を確認したうえで「本障害が発生しなかった場合の状態に戻すこと(ポジションの復元)を基本として対応」するとしています。区分ごとにやることは次のとおりです。

区分 復元を希望する 復元を希望しない
無条件復元(407口座) 何もしなくてよい(復元済み) 申し出る
個別対応(372口座) 意向確認の際に希望を伝える 意向確認の際にその旨を伝える
自分で決済した人など 意向確認の際に希望を伝える 意向確認の際にその旨を伝える

407口座で、復元を希望しない場合

すでにロスカット前のポジションに戻っています。復元を望まない場合は申し出を受け付けるとされているので、カスタマーサービスセンターへ連絡してください。

372口座・自分で決済した人で、復元を希望する場合

一律には復元されず、意向を確認したうえで個別に対応されます。「重要なお知らせ」の案内を確認し、内容に沿ってカスタマーサービスセンターへ連絡してください。

連絡先

項目 内容
窓口 SBI証券カスタマーサービスセンター
固定電話 0120-104-214
携帯電話 0570-550-104
受付時間 平日8:00〜17:00

電話の前に、口座番号、ロスカットされた日時と通貨ペア、その後に行った取引や入出金をメモしておくと、話がスムーズに進みます。

公式発表に書かれていないこと

2026年10月14日付の公式発表には、次の点が書かれていません。推測で判断せず、窓口で確認してください。

  • 復元を申し出る期限:期限があるかどうかは公表されていません。早めに連絡することをおすすめします
  • WEB上の申請フォーム:オンラインで手続きが済むかは公式発表から読み取れません。確実な経路はカスタマーサービスセンターへの電話です
  • 個別対応で復元されるかどうかの基準:どんな操作をした場合に復元されにくいかなどは示されていません
  • 自分で決済した人の口座数:非公表です
  • 損失の金銭補償:ロスカットによる損失をお金で補償するかどうかは確認できませんでした

2026-10-17時点では、10月14日の発表の後に続報は見つかっていません。

フィッシング詐欺に注意

SBI証券は、今回の件に便乗した不審なメール、SMS、電話に注意するよう呼びかけています。

当社が本件に関して、お客さまのユーザーネームやパスワード等をお伺いすることはございません。

出典: SBI証券「FX株券担保サービスにおけるシステム障害の発生とお客さまへの対応について」(2026年10月14日付)

「復元手続きはこちら」といったリンク付きのメッセージが届いても、開かずに削除してください。確認は必ず、自分でログインした画面の「重要なお知らせ」か、上記の電話番号で行いましょう。

それでも解決しない場合の対処法

  • 「重要なお知らせ」に案内が無いが、対象だと思う:上記のカスタマーサービスセンターへ問い合わせる
  • 受付時間外に気づいた:受付は平日8:00〜17:00です。翌営業日に連絡する
  • 電話がつながりにくい:時間をずらしてかけ直す。メモを用意しておくと短く済みます
  • 案内の内容に納得できない:何に納得できないかを整理し、窓口に具体的に伝える
  • 最新の対応を知りたい:SBI証券公式サイトのお知らせを確認する

期限が公表されていない以上、「あとで連絡しよう」と後回しにしないことが大切です。

まとめ

今回のSBI証券のロスカット障害は、再委託先の作業ミスで代用評価額が反映されなかったことが原因でした。誤ロスカット後に何も操作していなければ407口座の側で、ポジションはすでに復元されています。

取引・入出金・振替指示をした372口座の方と、自分で決済した方は個別対応です。復元を望むかどうかを伝える必要があります。

今日のうちに、まずログインして「重要なお知らせ」を確認しましょう。迷ったら平日8:00〜17:00にカスタマーサービスセンター(固定電話0120-104-214、携帯電話0570-550-104)へ連絡してください。

SBI証券は再発防止策として、再委託先とのファイル連携手順の見直しと手順遵守の徹底、委託先の管理体制強化、障害時の情報提供体制づくりを挙げています。

最新の情報はSBI証券の公式発表と公式サイトのお知らせで確認できます。

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