北海道電力はいつから値上げ?【2026年11月1日改定】従量電灯Bは月481円増
結論
「いつから」「自分の電気代はいくら増えるのか」が気になって検索した方に向けて、先に結論からお伝えします。
北海道電力の電気料金は、2026年11月1日の使用分から値上げされます。原因は、送配電を担う北海道電力ネットワーク株式会社の託送料金見直しです(北海道電力「電気料金見直しに関する特設ページ」、2026-10-31時点)。
一般家庭のモデルケース(従量電灯B・契約30A・月230kWh)では、月11,115円が11,596円になり、月481円(+4.3%)の負担増です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| いつから | 2026年11月1日の使用分から |
| 対象 | 北海道電力の低圧・高圧・特別高圧の契約者 |
| 金額の目安 | 従量電灯B・30A・230kWh/月で+481円(+4.3%) |
| 原因 | 北海道電力ネットワークの託送料金見直し |
| 手続き | 新単価は自動で適用(申し込みの流れはない) |
託送料金とは、発電所から家庭や事業所まで電気を届ける送配電網の利用料です。電気料金の中に含まれています。

北海道電力ネットワークは、物価・金利の上昇影響などを反映して託送料金を見直すと公表しました。北海道電力はその変動分を電気料金に反映すると説明しています(2026年9月25日付「電気料金の見直しについて」)。
北海道電力は2026年9月25日、特定小売供給約款の変更を経済産業大臣に届出しました。国の審査を経る「認可」ではなく、届出による改定です。
自分は対象か チェックリスト

北海道電力と電気の契約をしていれば、契約の種類を問わず改定の対象です。下の項目で自分の契約を確かめてください。
- 検針票の契約種別が「従量電灯B」「従量電灯C」「低圧電力」など → 対象
- 事業所で高圧・特別高圧の契約をしている → 対象
- 自由料金プラン(エネとくポイントプランなど)を契約している → 対象。金額は公式シミュレーションで確認
- 北海道電力以外の会社と契約している → 本記事の対象外
低圧契約(従量電灯B・C、低圧電力など)の人
一般家庭の多くが契約する従量電灯Bは、基本料金と電力量料金の両方が改定されます。新旧の単価は次の章で表にまとめました。
自由料金のエネとくポイントプラン・エネとくスマートプラン・エネとく動力プランは、公式資料に円単位のモデル試算がありません。電気料金見直し影響額シミュレーションで個別に確かめてください。
高圧・特別高圧で契約している事業者
改定は家庭向けに限りません。高圧・特別高圧の契約者も基本料金の単価が上がります(電気料金の見直しについて)。事業所ごとの影響額は使用状況で大きく変わるため、公式の単価表と照らし合わせてください。
北海道電力と契約していない人
北海道電力以外の会社(新電力)と契約している場合の値上げの有無や金額は、本記事では扱いません。契約先の会社の案内を確認してください。
いくら変わるか|新旧料金を比較
数字はすべて北海道電力の公式単価表(規制料金)によります(電気料金単価表、2026-10-31時点)。
従量電灯Bの基本料金 新旧比較表
| 契約電流 | 見直し前 | 見直し後 |
|---|---|---|
| 10A | 418.00円 | 572.10円 |
| 15A | 627.00円 | 858.15円 |
| 20A | 836.00円 | 1,144.20円 |
| 30A | 1,254.00円 | 1,716.30円 |
| 40A | 1,672.00円 | 2,288.40円 |
| 50A | 2,090.00円 | 2,860.50円 |
| 60A | 2,508.00円 | 3,432.60円 |
基本料金だけを見ると、30A契約で+36.9%と大きく上がって見えます。ただし電力量料金の上げ幅は小さく、月の料金全体では+4.3%にとどまります。基本料金の増加率だけで負担を判断しないよう注意してください。
従量電灯Bの電力量料金 新旧比較表
電力量料金は、使った電気の量(kWh)に応じて3段階で単価が上がる仕組みです。
| 区分(1か月の使用量) | 見直し前(1kWhあたり) | 見直し後(1kWhあたり) |
|---|---|---|
| 最初の120kWhまで | 35.69円 | 35.77円 |
| 120kWhをこえ280kWhまで | 41.98円 | 42.06円 |
| 280kWhをこえる分 | 45.70円 | 45.78円 |
最低月額料金も427.95円から505.72円に変わります。
基本料金と電力量料金を合わせると、実際の家庭の負担は月でどれだけ変わるのでしょうか。次の表で具体的なモデルケースを確認します。
モデルケースの月額比較
| 条件 | 見直し前 | 見直し後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 従量電灯B・30A・230kWh/月 | 11,115円 | 11,596円 | +481円(+4.3%) |
この金額には消費税相当額と再生可能エネルギー発電促進賦課金(4.18円/kWh、2026年5月分〜2027年4月分に適用)が含まれます。燃料費等調整額は含みません(電気料金の見直しについて)。
燃料費等調整額は月ごとに変わります。そのため、検針票の実際の請求額はモデルケースと一致しません。481円は単価改定による影響分の目安と考えてください。
なお、北海道新聞の報道では「託送料金の平均値上げ率は約18%」という数字も伝えられています。これは託送料金そのものの値上げ率とみられ、電気料金への反映幅である公式発表の+4.3%とは別の指標です。
低圧電力・高圧・特別高圧の変更点
| 契約種別 | 項目 | 見直し前 | 見直し後 |
|---|---|---|---|
| 高圧電力(一般料金) | 基本料金 | 2,880.20円 | 3,157.10円 |
| 特別高圧電力A(60kV) | 基本料金 | 2,685.50円 | 2,808.40円 |
低圧電力や自由料金プランの影響額は、公式資料に円単位のモデル試算がありません。公式シミュレーションで確認するのが確実です。
やるべき手続きの手順
新単価は11月1日以降の使用分に自動で適用されます。値上げに合わせて申請する手続きはありませんが、自分の負担額を把握するために次の3つを確かめておくと安心です。
- 検針票で契約を確認する: 契約種別(従量電灯Bなど)と契約アンペア数を見ます。基本料金表のどの行が自分に当たるかがわかります
- 影響額を試算する: 電気料金見直し影響額シミュレーションに契約内容と使用量を入れ、自分の家庭の増加額を確かめます
- 疑問は公式情報で確かめる: 請求の計算方法などはよくあるお問い合わせに説明があります。個人向けの詳細は個人のお客さま向けページを確認してください
期限とスケジュール
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年9月25日 | 北海道電力が特定小売供給約款の変更を経済産業大臣に届出 |
| 2026年10月31日まで | 見直し前の単価を適用 |
| 2026年11月1日以降 | 見直し後の単価を適用 |
| 11月分の請求 | 新旧の単価を日数に応じて日割りで計算 |
11月分の電気料金は、検針期間に10月の使用分が含まれる場合があります。このとき、10月31日までの使用分には見直し前の単価、11月1日以降の使用分には見直し後の単価が、それぞれの日数に応じて適用されます(よくあるお問い合わせ)。
そのため、新単価が丸ごと反映されるのは、検針期間がすべて11月1日以降になる月からです。
やらなかった場合どうなるか
今回の改定は契約者が申請するものではないため、「手続きを忘れて損をする」ことはありません。何もしなくても、11月1日以降の使用分には新単価がそのまま請求額に反映され続けます。
一方で、契約アンペア数や使用量を見直さなければ、負担増はそのまま続きます。基本料金は契約電流ごとに決まっているため、実際の使い方に対して契約アンペアが大きすぎないかを検針票で確かめる価値はあります。
料金以外の供給条件も変わります。計量器が故障したときの使用電力量の協議方法の簡素化や、支払期日を過ぎたときの供給停止予告方法の見直しなどです。公式には、算定方法自体は変わらないため実質的な影響はないと説明されています(電気料金の見直しについて)。
他社との料金比較や新電力への切り替え手続きは、本記事では扱いません。
まとめ
北海道電力の電気料金は、託送料金の見直しを受けて2026年11月1日の使用分から値上げされます。従量電灯B・30A・月230kWhのモデルでは月481円(+4.3%)の負担増です。
今日やることは1つです。検針票で自分の契約アンペア数を確認し、上の基本料金表で新単価を確かめてください。 そのうえで公式シミュレーションに使用量を入れれば、自宅の増加額がわかります。
託送料金の改定は全国の電力会社で行われています。全体の動きは「託送料金の改定はいつから?【2026年11月1日施行】電気代はいくら上がるか電力会社別に確認」で整理しています。
