Zoomブレイクアウトルームの作り方・使い方|事前割り当てから時間設定まで【初心者向け完全ガイド】
研修やワークショップでグループワークをしたいのに、Zoomのブレイクアウトルームの使い方がわからず、当日に慌てた経験はありませんか。
この記事では、主催者が一人でブレイクアウトルームを作り、時間を区切って運営し、最後に全員を戻すまでの手順を順番に解説します。

結論
Zoomのブレイクアウトルームの作り方は、会議中に操作バーの「ブレイクアウトルーム」を押し、ルーム数と割り当て方法を選んで「作成」を押すだけです。あとは次の6ステップで、使い方の全体を一人で回せます。
| ステップ | ホストの操作 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 作成 | ルーム数と割り当て方法を選んで「作成」 | 作成直後はまだ開始していない |
| 2. 事前割り当て | 開催前にルーム分けを用意する | Webの管理画面で行うとされる |
| 3. 時間設定 | 「オプション」で自動終了・通知・カウントダウンを設定 | 3つは個別にオン/オフできる |
| 4. 開始と巡回 | 「すべてのルームを開く」→各ルームへ参加/退出 | 一斉通知や全ルームへの画面共有も可能 |
| 5. 参加者の移動 | 「移動」「交代」や参加者の自己選択 | 自分で選べるのはアプリ参加者のみ |
| 6. 終了 | 「すべてのルームを閉じる」 | 60秒のカウントダウン後に全員が戻る |
事前割り当て(ステップ2)を除く操作手順は、Zoom公式ヘルプ(Managing Breakout Rooms、参加方法別の割り当て・移動の可否)に基づいています。事前割り当ての手順は、複数の大学ITサポートの案内による目安です。
始める前の準備
ブレイクアウトルームを操作できるのは、ホストまたは共同ホストです。参加者を各ルームへ割り当てられるのは、デスクトップアプリで参加しているホスト・共同ホストに限られます(Zoom公式ヘルプ)。
主催する日は、スマホやブラウザではなくパソコンのデスクトップアプリで入りましょう。
機能が有効になっているか確認する
ブレイクアウトルームは、Zoomアカウントの設定で無効になっている場合があります。有効化はZoom Web管理画面の「設定」(ミーティングタブ)で行うとされています。
会社のアカウントでは、組織の管理者が設定をロックしていることもあります。自分で変更できないときは、社内の管理者に有効化を依頼してください。
人数とルーム数を決めておく
1回の会議で作れるルーム数は、公式ヘルプでは最大100と案内されています(2026-11-05時点)。実際には「1ルーム何人で話してほしいか」から逆算して、ルーム数を決めておくと当日迷いません。
事前割り当てを使う場合は、参加者のメールアドレス(Zoomアカウント)が必要になることがあります。早めに集めておきましょう。
ステップ1. 会議中にその場でブレイクアウトルームを作成する
会議が始まったら、ミーティング操作バーの「ブレイクアウトルーム」を押します。ボタンが見当たらないときは、「詳細」メニューの中も確認してください。
作成画面で、作るルーム数を指定し、割り当て方法を選んで「作成」を押します。この時点ではルームは作られただけで、まだ開始していません。
4つの割り当て方法の違い
| 割り当て方法 | 向いている場面 |
|---|---|
| 自動で均等割り | 誰と組んでもよい雑談・アイスブレイク |
| 手動で割り当て | 部署やスキルでチームを分けたいとき |
| 参加者が自分でルームを選択 | テーマ別に分かれて議論するとき |
| 事前割り当て・保存済みルームの読み込み | 開催前にチーム分けが決まっているとき |
手動以外を選んだ場合、作成後に何をすればいいか
「自動で均等割り」を選んだ場合は、作成した時点で参加者がすでに各ルームへ振り分けられています。ホストが追加で割り当てる操作は不要です。
「参加者が自分でルームを選択」を選んだ場合も、ホストが割り当てる操作は不要です。ステップ4でルームを開いた後、参加者が自分で入りたいルームを選びます。
「手動で割り当て」と「事前割り当て」を選んだ場合は、下記のとおりホストが参加者をルームへ入れる操作が必要です。
手動で参加者をルームに入れる
各ルームの「割り当て」を押し、そのルームに入れる参加者を選びます。どのルームにも割り当てなかった参加者は、ルームを開始してもメインセッションに残ります。
ステップ2. 事前割り当てで開催前に参加者を振り分ける
事前割り当ては、開催前にチーム分けを登録しておき、当日の割り振り作業をなくす方法です。大人数の研修ほど、当日の操作が減って進行に集中できます。

ただし、事前割り当ての操作手順はZoom公式ヘルプで直接確認できていません。以下は複数の大学のITサポートが公開している案内に基づく目安です。
大学ガイドで案内されている流れ
- ZoomのWeb管理画面(ブラウザで開くアカウント画面)で会議をスケジュールする際に設定するとされています
- デスクトップアプリからは設定できないと案内されています
- ルーム名とメールアドレスの2列のCSVをインポートする方法もあるとされています
詳しい画面の流れはUniversity of Michiganの案内やStevens Institute of Technologyの案内が参考になります。
反映されないときの注意
参加者が、割り当てに使ったメールアドレスのZoomアカウントでサインインしていないと、事前割り当てが反映されないとされています。
事前割り当てできるルーム数・人数の上限は、2026-11-05時点で確認した資料でも記載が分かれています。利用時点のZoom管理画面の案内を確認してください。反映されなかった人は、当日ステップ1の手動割り当てで補いましょう。
ステップ3. 時間(タイマー)を設定する

グループワークの時間を区切るには、ルーム作成後の「オプション」を使います。Windows版とWebブラウザ版は「オプション」、macOS版とLinux版は歯車アイコンから開きます。
設定できる項目は次の3つで、それぞれ個別にオン/オフできます。
| 設定項目 | 効果 |
|---|---|
| 〇分後にブレイクアウトルームを自動的に閉じる | 指定した時間でルームが自動で閉じる |
| 時間終了時に通知する | 設定した時間が終わったことを通知する |
| カウントダウンタイマーを表示する | 残り時間のカウントダウンを表示する |
「15分で話し合い」のように時間を決めて進めたいなら、自動で閉じる設定とカウントダウンの表示をオンにしておくと、ホストが時計を見張る必要がなくなります。
ステップ4. ルームを開始し、ホストがルーム間を移動する
準備ができたら「すべてのルームを開く」を押します。割り当て済みの参加者にはルームへの参加を促す表示が出ます。
「参加者を自動的にルームに移動する」設定をオンにしておけば、参加者は自動で入室します。
ホストはメインセッションに残る
ホスト自身は、自分からルームに参加するまでメインセッションに残り続けます。各ルームの様子を見に行くには、ブレイクアウトルームパネルから入りたいルームの「参加」を押します。
見終わったら、ルーム内から「退出」してメインセッションに戻り、次のルームへ移ります。
全ルームへ一斉に伝える
- 一斉通知(Broadcast): ブレイクアウトルームパネルから呼び出し、全ルームへメッセージや音声を送る。「残り5分です」などの合図に便利
- 画面共有→「ブレイクアウトルームに共有」: 全ルームへ同時に同じ資料を見せる
ステップ5. 参加者にルームを移動・選択してもらう
ホストは参加者にカーソルを合わせ、「移動」で別のルームへ動かせます。「交代」を使えば、別ルームの参加者と入れ替えられます。
割り当て方法で「参加者が自分でルームを選択」を選ぶと、参加者が入りたいルームを選べます。ただし、参加方法によってできることが違います(Zoom公式ヘルプ)。
| 参加方法 | ルームへの割り当て対象 | 自分でルームを選べるか |
|---|---|---|
| デスクトップアプリ | なれる | 選べる |
| モバイルアプリ | なれる | 選べる |
| Webアプリ(ブラウザ) | なれる | 選べない(ホストが移動) |
| 電話のダイヤルイン | なれる | 選べない(ホストが移動) |
| H.323/SIP機器・Zoom Room | なれる | 選べない(ホストが移動) |
参加者に自己選択をしてもらう会では、事前の案内で「アプリから参加してください」と伝えておくとスムーズです。
ステップ6. ルームを閉じて全員をメインセッションに戻す
話し合いを終えるときは「すべてのルームを閉じる」を押します。ホストと参加者の双方に60秒のカウントダウンが表示され、その後に全員がメインセッションへ戻ります。
60秒も待たずに戻したい場合は、「ルームが閉じたら自動的にメインセッションに戻す」設定をオンにしておきます。カウントダウンを省いて、すぐに全員が戻ります。
よくある詰まりポイント
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| ブレイクアウトルームのボタンがない | 機能が無効、または「詳細」メニュー内にある | 「詳細」を確認し、無ければ管理者に有効化を依頼 |
| 割り当て操作ができない | デスクトップアプリ以外で参加している | ホストはデスクトップアプリで参加し直す |
| 事前割り当てが反映されない | 割り当てたメールアドレスでサインインしていないとされる | 当日に手動で割り当てる |
| 参加者が自分でルームを選べない | Webブラウザや電話から参加している | ホストが「移動」で入れる |
| ルーム開始後もメインに残る人がいる | どのルームにも割り当てていない | 「移動」で該当ルームへ入れる |
まとめ
Zoomのブレイクアウトルームは、作成→時間設定→開始→巡回→終了の流れを押さえれば、主催者一人でも運営できます。チーム分けが決まっているなら、事前割り当てで当日の負担を減らせます。
- ルームは操作バーの「ブレイクアウトルーム」から作る
- 時間は「オプション」で自動終了とカウントダウンを設定する
- ホストは「参加」「退出」でルームを巡回する
- 自己選択はアプリ参加者のみ。ブラウザ参加者はホストが移動する
- 終了は「すべてのルームを閉じる」。60秒後に全員が戻る
本番の前に、同僚と2〜3人で模擬会議を開き、ルームの作成から終了までを一度通してみてください。ボタンの位置と参加者側の見え方を確かめておけば、当日は進行に集中できます。
