KB5127936|Windows11の0xC000000Dエラーが直る条件と、24H2がまだ直らない2つの理由
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KB5127936|Windows11の0xC000000Dエラーが直る条件と、24H2がまだ直らない2つの理由

「10月の更新後、社内PCにリモートデスクトップで入れない」「KB5127936を入れれば直るの?」と困っている方は多いはずです。

2026年10月13日のKB5127648で既知の問題として公表された0xC000000Dエラーは、10月28日公開のKB5127936で一部のバージョンだけ修正されました。

直った範囲と、24H2がまだ直らない理由、今できる対処を順に整理します。

結論

KB5127936の不具合修正で、リモートデスクトップの0xC000000Dが直ったのはWindows 11の25H2と26H2です。24H2はKB5127936の対象外で、2026-11-01時点ではまだ修正されていません。

バージョン 0xC000000Dの状況(2026-11-01時点)
25H2・26H2 KB5127936で修正済み
24H2 未修正(KB5127936の対象外)

自分のバージョンは、Windowsキー+Rで「winver」と入力すると表示される画面で確認できます。ビルド番号が26100系なら24H2、26200系なら25H2、26300系なら26H2です。

そもそも何が起きていたか|0xC000000Dエラーの症状を再確認

MicrosoftのKB5127648の公式サポートページによると、次の条件がそろうとリモートデスクトップ接続が失敗します。

  • 接続先(RDPホスト)でAdministrator protection(管理者保護)が有効になっている
  • 接続するのが管理者ではない一般ユーザーである
  • 画面に「0xC000000D」と「The token that was passed to the function is invalid.」が表示される

Administrator protectionは、管理者権限の扱いを制限するWindows 11のセキュリティ機能です。UAC(ユーザーアカウント制御)関連のポリシーで管理されます。

影響を受けるのは主に企業が管理するRDPホストで、Windows Serverは対象外とされています。

なお、ドイツのwindows-faq.deは、0xC000000Dはネットワークや権限、ファイアウォールなど別の原因でも出ることがあると注意しています。まずは接続先で管理者保護が有効かを確認してください。

KB5127648公開直後の原因と回避策は、KB5127648のリモートデスクトップ0xC000000D解説記事でまとめています。この記事はその続報です。

原因と経緯|KB5124010からKB5127936までのタイムライン

まず、不具合の発生から修正までの流れを図と表で整理します。

KB5124010からKB5127936までのタイムライン図

時期 更新プログラム 対象ビルド 出来事
2026年9月 KB5124010(非セキュリティのプレビュー更新) ― 不具合の起点
2026年10月13日 KB5127648(月例の累積更新) 24H2=26100.9711/25H2=26200.9711/26H2=26300.9711 既知の問題として公式に記載、回避策を案内
2026年10月28日 KB5127936(プレビュー更新) 25H2=26200.9818/26H2=26300.9818 25H2・26H2で修正
2026-11-01時点 ― ― 24H2は未修正のまま

発生のきっかけ(2026年9月のKB5124010)

公式ページには、この不具合はKB5127648自体ではなく、2026年9月の非セキュリティプレビュー更新KB5124010以降に起因すると明記されています。

「10月の更新で壊れた」と受け取られがちですが、起点は9月のプレビュー更新です。

KB5127648(10月13日)で既知の問題として公式に記載

10月13日公開のKB5127648のKnown issues欄に、この不具合が記載されました(対象ビルドは上の表を参照)。

この時点では修正はなく、回避策だけが案内されていました。

KB5127936(10月28日)で修正提供

その後、KB5127648の公式サポートページに「This issue is addressed for Windows 11, versions 26H2 and 25H2.」という記載が加わりました。

修正はKB5127936で提供されたとされています。

一方、24H2向けに修正が完了したという記載はありません。

KB5127936で直った範囲|25H2・26H2の修正内容

KB5127936の公式サポートページによると、内容は次のとおりです。

項目 内容
公開日 2026年10月28日
対象ビルド 25H2=26200.9818、26H2=26300.9818
対象エディション 全エディション
RDP関連の修正 管理者保護が有効な接続先への非管理者のRDP接続失敗(0xC000000D)
RDP関連の修正 Intuneで「信頼されたRDP発行元の証明書拇印を指定する」ポリシーを構成できない問題

KB5127936では、Smart App Control(スマートアプリ制御)を一度オフにした後に再度オンにできない不具合など、RDPと直接関係しない修正も含まれています。本記事は「0xC000000D」の内容に絞って解説します。

25H2・26H2の方は、次の手順で修正済みかを確かめられます。

  1. 「設定」→「Windows Update」で更新プログラムを確認し、最新の状態にする
  2. 更新の履歴にKB5127936があるかを見る
  3. winverでビルドが26200.9818または26300.9818以降になっているかを確認する

会社が管理するPCは、更新の配信をIT管理者が制御している場合があります。自分で入れられないときは管理者に確認しましょう。

24H2ではまだ直らない理由

24H2が直らないのは、修正が遅れているからというより、24H2への更新の提供のされ方が変わったためです。理由は2つあります。

理由1:Home/Pro系はサポート終了で更新が来ない

BleepingComputerの報道によると、24H2のHome・Pro・Pro Education・Pro for Workstationsは2026年10月13日にサポートが終了しました。

今後は月例のセキュリティ更新もプレビュー更新も提供されず、Microsoftは25H2または26H2への移行を推奨しています。修正が届く経路そのものが無くなっているため、アップグレードが現実的な選択肢になります。

理由2:Enterprise/Education系はプレビュー更新の対象外

KB5127936のページの注記によると、24H2のEnterprise・Education・IoT Enterprise・Enterprise multi-sessionは今後、月例のセキュリティ更新だけを受け取ります。

KB5127936のような非セキュリティのプレビュー更新は提供されません。

これらのエディションは2027年10月12日までセキュリティ更新が続きます。ただし、今回の修正が今後の月例セキュリティ更新に含まれるかは、2026-11-01時点で公式に明言されていません。含まれる可能性はありますが、未確定です。

24H2利用者が今できる対処法

確実さの順に3つの対処を整理しました。レジストリ編集は選ばないでください。

24H2利用者が今できる対処の選び方

対処1:25H2または26H2へアップグレードする

いちばん確実なのは、修正済みの25H2または26H2へ移行することです。Microsoftも移行を推奨しています。社内PCで行う場合は、業務アプリの互換性を確認してから展開しましょう。

対処2:公式の暫定回避策で管理者保護を一時的に無効化する

KB5127648のページでは、IT管理者向けに「既存のポリシー管理手段を使ってAdministrator protectionを一時的に無効化する」という回避策が案内されています。

具体的には、Intuneまたはグループポリシーで「User Account Control: Type of Admin Approval Mode」ポリシーを既定の構成に戻す操作を行います。

これにより、Administrator protectionが一時的に無効化されます。実際に設定する値や操作手順は、KB5127648の回避策欄の記載に沿って進めてください。

ただし、管理者保護を切るとそのぶん防御は弱まります。あくまで一時的な措置にとどめ、修正を受け取ったら元に戻してください。一般ユーザーは自分で設定を変えず、管理者に相談しましょう。

対処3:非公式のレジストリ編集は避ける

Redditなどでは、レジストリを編集してUACのトークンフィルタリングを変える非公式の回避策が共有されています。

しかし、ローカル管理者アカウントのセキュリティを弱める可能性があると複数のメディアが警告しています。手順は紹介せず、公式の回避策を優先することをおすすめします。

バージョン別の状況まとめ

2026-11-01時点の状況を図と表で一覧にしました。

バージョン別の0xC000000D対応状況の比較表

バージョン サポート状況 0xC000000Dの修正状況 今取れる対処
24H2 Home・Pro系 2026年10月13日にサポート終了 未修正(更新の提供なし) 25H2・26H2へ移行、それまでは管理者に回避策を相談
24H2 Enterprise・Education系 2027年10月12日までセキュリティ更新のみ 未修正(今後の取り込みは未確定) 公式の回避策、または25H2・26H2へ移行
25H2 更新提供中 KB5127936で修正済み KB5127936以降を適用
26H2 更新提供中 KB5127936で修正済み KB5127936以降を適用

まとめ

KB5127936で0xC000000Dが直ったのは25H2と26H2です。

24H2は、Home/Pro系のサポート終了と、Enterprise/Education系がプレビュー更新の対象から外れたことにより、2026-11-01時点で未修正のままです。

今後は次の点を確認しておきましょう。

  • KB5127648とKB5127936の公式ページのKnown issues欄
  • Windows Release Healthでの24H2向けの続報
  • 回避策で管理者保護を切った場合は、修正後に必ず元へ戻すこと

まずはwinverで自分のバージョンを確かめ、25H2・26H2ならKB5127936を適用してください。24H2なら、アップグレードの計画を管理者と相談するのが解決への近道です。

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