【3ステップ】Googleフォームでプルダウン(選択式)の質問を作る方法|選択肢の一括入力も解説
結論
申込フォームで「参加希望日」や「所属部署」を選んでもらいたいのに、選択肢が多くて画面が縦に長くなってしまう。そんなときに使いたいのが、Googleフォームのプルダウンです。
Googleフォームでプルダウン(選択式)の質問を作る方法は3ステップ
プルダウン(ドロップダウン)は、用意した選択肢の中から回答者が1つだけ選ぶ質問形式です(Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの質問の形式を選択する」)。作り方は次の3ステップです。
- フォーム右側の「追加」(+)アイコンで質問を追加する
- 質問タイトル右側の質問形式ボックスで「プルダウン」を選ぶ
- 選択肢を入力する(改行で区切ったテキストを貼り付けて一括入力も可能)
必須回答のオン/オフも同じ質問カードで設定できます。選択肢が少なければ、作業は数分で終わります。
注意点は1つだけです。プルダウンには「その他」の選択肢を追加するボタンがありません。自由記述も受け付けたい場合の書き方は、後半の「その他」の章で解説します。
本文
ここからは、プルダウンの質問を実際に作るための準備・PCとスマホそれぞれの操作手順・注意点を順番に解説します。
準備するもの
作業を始める前に、次の3つをそろえておくとスムーズです。
- Googleアカウント
- 編集権限のあるGoogleフォーム(新規作成でも既存のフォームでも可)
- 選択肢の一覧(メモ帳やスプレッドシートに1行1項目で並べたもの)
選択肢の一覧を1行1項目で用意しておくと、後の手順でまとめて貼り付けられます。都道府県や商品名のように項目が多い質問ほど、この準備が効いてきます。

出典: Pexels
なお、本記事はGoogleフォームの操作に絞って解説します。Googleスプレッドシートのセルに設定するプルダウン機能は別の機能なので、ここでは扱いません。
【PC(ブラウザ)版】Googleフォームでプルダウンの質問を作る手順
ここからはPCのブラウザで操作する手順です。画面の名称は2026-10-16時点のGoogle公式ヘルプの説明に沿っています。
手順1:質問を追加し、種類を「プルダウン」に変更する
編集したいフォームを開き、右側に並ぶアイコンから「追加」(+)をクリックします。新しい質問カードが表示されます。
質問タイトルを入力したら、その右側にある質問形式ボックスを開きます。短文回答・段落・選択式・チェックボックス・プルダウンなどが並ぶので、「プルダウン」を選んでください。
手順2:選択肢を入力する(1件ずつ/一括貼り付け)
選択肢が数個なら、「選択肢1」の欄に入力し、次の欄へ1件ずつ追加していけば完成です。
項目が多い場合は一括入力が便利です。改行で区切ったテキストを最初の選択肢欄に貼り付けると、行ごとに別々の選択肢として自動で分割されます(Alice Keeler氏の解説など、複数の解説で報告されている方法です)。
貼り付けの手順は次のとおりです。
- メモ帳やスプレッドシートで、選択肢を縦に1行1項目で並べる
- 並べた範囲をまとめてコピーする
- Googleフォームの最初の選択肢欄をクリックして貼り付ける
入力した選択肢の順番は、各選択肢の左にあるドラッグハンドル(点が並んだアイコン)をドラッグして入れ替えます。
不要な選択肢は右側のゴミ箱アイコンで削除します。この操作も複数の解説記事(Extended Formsなど)で紹介されています。
手順3:必須回答をオンにする
回答を必ずもらいたい質問は、同じ質問カードにある「必須」をオンにします。オンにすると、その質問に答えないままでは送信できなくなります。
申込フォームの「参加日」や「受講コース」のように、空欄だと受付処理ができない項目には必須を設定しておくと安心です。
応用:回答に応じてセクションに移動させる(任意)
プルダウンの質問は、選んだ選択肢に応じてフォーム内の特定のセクションへ自動で移動させる「セクション分岐」と組み合わせられます(Google公式ヘルプ)。
たとえば「参加方法」で「会場」を選んだ人だけに、来場時間を聞くセクションを表示する、といった使い方ができます。分岐させるには、あらかじめフォームを複数のセクションに分けておきます。細かい設定手順は公式ヘルプで確認してください。
【スマートフォン版】プルダウンの質問を作る手順
本記事の確認時点(2026年10月時点)では、GoogleフォームにはGoogle ドキュメントやスプレッドシートのような専用のモバイルアプリがありません。
スマホでもPCと同じ forms.google.com を、ブラウザ(AndroidならChrome、iPhoneならSafariなど)で開いて使います(LUFT「スマホでGoogleフォームを作成する方法」)。
App StoreやGoogle Playには「Google フォーム」に似た名前のアプリもありますが、それらはGoogle以外が提供するサードパーティ製です。インストールする前に提供元を確認しましょう。
操作の流れはPC版と同じで、質問を追加し、形式を「プルダウン」に変え、選択肢を入力します。ただし、画面は幅に合わせて表示が調整されるため、アイコンの並びがPCと同じとは限りません。
ボタンが見つけにくいときは、画面を横向きにすると表示が広がって操作しやすくなることがあります。選択肢が多いフォームは、可能ならPCで作るほうが確実です。
「その他」の選択肢を追加したい場合の注意点
選択式(ラジオボタン)やチェックボックスには、自由記述ができる「その他」をワンクリックで追加する機能があります。しかし、プルダウンにはこの機能がありません。
Googleの開発者向けリファレンスでも、選択式の項目(MultipleChoiceItem)には「その他」を表示する設定があるのに対し、プルダウンの項目(ListItem)にはその設定が用意されていません(2026-10-16時点)。
プルダウンで「その他」相当の回答を受け付けたい場合は、次の2つの方法があります(Jotformの解説など、複数の解説で紹介されている回避策です。公式ヘルプに直接の記載はありません)。
| 方法 | やり方 | 向いているケース |
|---|---|---|
| A:手動で「その他」を追加 | プルダウンの最後に「その他(下記にご記入ください)」という選択肢を足し、直後に記述式の質問を置く | 選択肢が多く、プルダウンのまま使いたい |
| B:質問形式を変更 | 形式を選択式(ラジオボタン)かチェックボックスに変え、標準の「その他」機能を使う | 選択肢が少なく、全部見せても画面が長くならない |
方法Aでは、記述式の質問を必須にしないのがポイントです。必須にすると、「その他」以外を選んだ人まで入力を求められてしまいます。
プルダウン・ラジオボタン・チェックボックスの使い分け
「この質問はどの形式で作るべきか」で迷ったら、次の表で判断してください。
| 質問形式 | 1人が選べる数 | 選択肢が最初から全部見えるか | 「その他」の追加機能 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|---|
| プルダウン | 1つ | 見えない(タップして開く) | なし | 都道府県・日付・部署名など選択肢が多い質問 |
| 選択式(ラジオボタン) | 1つ | 見える | あり | 「はい/いいえ」や5段階評価など選択肢が少ない質問 |
| チェックボックス | 複数 | 見える | あり | 「興味のある分野をすべて選んでください」のような複数回答 |
プルダウンと選択式は、どちらも1つだけ選ぶ単一回答です。違いは見せ方で、選択肢が多いならプルダウン、少なくて一覧で比べてほしいなら選択式が向いています。
よくある失敗とトラブルシューティング
貼り付けた選択肢が1つにまとまってしまう
改行テキストを貼り付けたのに、全部が1つの選択肢に入ってしまうことがあります。
その場合は、いったんGoogleスプレッドシートにShiftキーを押しながら貼り付け、そこから改めてコピーし直すと解決することがあります(Alice Keeler氏の解説)。
Shiftキーを押しながら貼り付けると、書式情報を含まないプレーンテキストとして貼り付け直されるため、うまく分割されることがあります。
貼り付け先が「最初の選択肢欄」になっているかも確認しましょう。
選択肢が多すぎて探しにくい
選択肢が数十個を超えると、回答者が目的の項目を探しにくくなります。五十音順や日付順など、回答者が予想しやすい順番に並べ替えておきましょう。
それでも多い場合は、質問を2段階に分ける方法があります。たとえば先に「地方」をプルダウンで選んでもらい、セクション分岐でその地方の都道府県だけを表示すれば、1つの一覧が短くなります。
なお、選択肢の数には上限があるとする第三者の解説もありますが、公式の数値は確認できませんでした。非常に多い選択肢を入れる場合は、上限に達する可能性があることを念頭に置いてください。
公開前にプレビューで回答者の画面を確認する
作成者の編集画面と、回答者が見る画面は同じではありません。公開前に必ずプレビューで開き、プルダウンが開くか、選択肢の順番は正しいか、必須設定が効いているかを確かめましょう。
スマホから回答する人が多いフォームなら、スマホのブラウザでもプレビューを開いて、選択肢が読みやすいかを見ておくと安心です。
まとめ

出典: Pexels
Googleフォームのプルダウンは、次の3ステップで作れます。
- 「追加」(+)アイコンで質問を追加する
- 質問形式ボックスで「プルダウン」を選ぶ
- 選択肢を入力する(改行区切りのテキストを貼り付ければ一括入力も可能)
必要に応じて「必須」をオンにし、回答に応じたセクション分岐も組み合わせられます。プルダウンには「その他」の追加機能がないため、自由記述が必要なら手動で選択肢と記述式の質問を足すか、選択式・チェックボックスに切り替えましょう。
まずは手元のフォームに1問、プルダウンの質問を追加してプレビューで動きを確かめてみてください。画面の名称や仕様は変わることがあるため、迷ったときはGoogle公式ヘルプで最新の情報を確認してください。
