地方税お支払いサイトのエラー・ログイン不可を解決する方法【9/30期限】
結論:エラーの原因は「症状」ごとにほぼ決まっている
固定資産税・都市計画税をクレジットカードで払おうとして、地方税お支払いサイトがエラーで進まない。そんなときも、原因は限られたパターンに収まります。まずは自分の症状から、原因と最初に試すことを確認してください。

出典: いらすとや
| 症状 | 主な原因 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| ログインできない | 利用者ID・暗証番号の失念や誤入力 | 再通知・再設定を申請する。ログインせず納付する手もある |
| 画面が進まない・真っ白 | 非推奨ブラウザ、ポップアップブロック | 推奨ブラウザの最新版で開き、ブロックを解除する |
| カード決済がエラーになる | 10分の時間切れ、戻る操作、Cookie・スクリプト無効、端末の時刻ズレ | 最初からやり直し、10分以内に入力を終える |
| QR・納付書が読み取れない | カメラの利用許可がオフ、支払済み・非対応の納付書 | カメラ許可を確認し、iPhoneはカメラアプリで読む |
ただし2026年9月に限っては、設定を直しても解決しない期間があります。次の章を先に確認してください。
【最優先で確認】2026年9月19日〜24日はサイトが全面停止する
eLTAX(地方税の電子申告・納税を行う共同システムの名称)のシステム更改に伴い、2026年9月19日(土曜日)0時00分〜9月24日(木曜日)8時30分(予定)は、eLTAXを通じた電子申告・電子納付と、eL-QR・eL番号(どちらも納付書に印字されているキャッシュレス納付用のコード・番号で、eL-QRはQRコード、eL番号はその下に書かれた数字です)を使ったキャッシュレス納付が全面的に利用できなくなります(埼玉県滑川町「令和8年9月のeLTAX更改に伴うサービス停止について」)。地方税お支払サイトも、スマホ決済アプリ経由の納付も対象です。この期間はエラーではなく、サービス自体が止まっていると考えてください。

出典: いらすとや
問題は、この停止が納期限の直前に重なることです。固定資産税・都市計画税は、多くの自治体で年に複数回に分けて納める仕組みになっており、「第2期」はその中の2回目の納期を指すとされています。東京23区の令和8年度 固定資産税・都市計画税は第2期分の納期が9月1日〜9月30日で、納期限は2026年9月30日(水曜日)です(東京都主税局)。つまり、納付できる日は次のように分かれます。
| 時期 | 地方税お支払いサイトでの納付 |
|---|---|
| 9月18日まで | 可能(最も安全) |
| 9月19日0時〜9月24日8時30分(予定) | 不可(全面停止) |
| 9月24日8時30分以降〜9月30日 | 可能(余裕を持って早めの手続きがおすすめ) |
おすすめは9月18日までに済ませてしまうことです。再開後に手続きする場合も、期限当日ではなく数日の余裕を持たせてください。なお、9月24日の更改以降は「地方税お支払サイト」が「eLお支払サイト」へ名称変更される予定とされています(e-PAP)。ブックマークから開けなくても慌てず、自治体サイトのリンクをたどりましょう。
納期限は自治体ごとに違う点にも注意が必要です。たとえばつくば市の令和8年度第2期の納期限は2026年7月31日で、東京23区とは異なります(つくば市)。手元の納税通知書で自分の期限を必ず確認してください。
地方税お支払いサイトでよくある4つのトラブル
停止期間以外で報告が多いのは、次の4つの症状です。自分がどれに当てはまるかを決めてから読み進めると早く解決できます。
- ログインできない:利用者ID・暗証番号を入力してもエラーになる、そもそもIDが分からない
- 画面が進まない:「外部サイトでのお手続き」に進むボタンを押しても反応しない、画面が真っ白になる
- 決済エラーになる:カード情報を入力しても手続きが完了せず、エラー画面に戻される
- 納付書が読み取れない:QRコードでカメラが起動しない、この納付書は使用できないと表示される

出典: いらすとや
なぜエラーが起きるのか(原因の解説)
ログインエラーの原因
地方税お支払サイトへのログインには、eLTAXの利用者IDと暗証番号が必要です。心当たりのない失敗の多くは、IDや暗証番号を忘れている、あるいは別の手続きで使うIDを入力しているケースです。ただし、ログインしなくても納付書のeL-QRやeL番号があれば納付手続き自体は行えます(eLTAXポータル)。
画面が進まない原因
推奨外の動作環境で操作していると、外部の決済サイトへ移動するボタンを押しても反応しないことがあります。スマートフォンではポップアップブロック機能が有効だと、支払い手続きを行う外部サイトが自動で開きません(岡山県のQ&A)。

出典: いらすとや
決済エラーの原因
クレジットカード納付サイトは、公式のエラーページで原因を明示しています(地方税共同機構クレジットカード納付サイト)。代表的な原因と、その場でできる対処は次のとおりです。
- 10分の時間切れ:納付サイトに移動してから10分以内に手続きが完了しないとエラーになります。→最初から入力をやり直し、10分以内に終える
- 戻るボタン・複数タブの操作:ブラウザの戻るボタンや複数タブでの同時操作が原因になることがあります。→1つのタブで、戻るボタンを使わずに進める
- Cookie・スクリプトの設定:スクリプトが無効・Cookieを受け入れない設定になっている。→ブラウザの設定でスクリプトとCookieを有効にする
- 端末の時刻のズレ:スマートフォンやパソコンの時刻が大幅にずれている。→端末の日時設定を自動設定に戻す
- 納付額が対象外:納付額が1円未満または1,000万円以上だと利用できません。→対象外の場合は別の納付方法を検討する
- 支払済みの納付書:既に支払い済みの納付書を再読み込みしている。→納付状況を確認し、支払済みなら再手続きは不要です
QR・納付書が読み取れない原因
カメラが起動しない場合は、スマートフォンの設定でカメラの利用が許可されていない可能性があります。iPhoneやiPadでコードスキャナーアプリを使うとセッションが切れることもあるとされています(北海道雨竜町FAQ)。読み取れない納付書自体が、対応していない、または支払済みという場合もあります。
症状別の解決手順
ログインできない場合
自分がどのケースに当てはまるかを確認してから、対処に進んでください。
- 利用者IDを忘れた場合:「利用者ID再通知申請」を行います。申請するとeLTAXに登録したメールアドレス宛に案内メールが届き、そのURLから再通知を進めます。
- 暗証番号を忘れた場合:「暗証番号再設定申請」を行います。同じくeLTAXに登録したメールアドレス宛に届く案内メールのURLから再設定を進めます。
- 登録メールアドレスが使えない場合:上記の再通知・再設定の方法自体が利用できません。利用届出(新規)からIDを取り直す必要があります。
- 急いでいる場合:ログインにこだわらず、納付書のeL-QR・eL番号から納付する方法に切り替えると早いことがあります。
画面が進まない場合
推奨された動作環境のブラウザ最新版に切り替えてから、もう一度最初からやり直してください。スマートフォンではポップアップブロックを一時的に解除します。操作中にブラウザの戻るボタンを使わない、複数タブで同じ手続きを開かないことも大切です。
決済エラーの場合

出典: いらすとや
カード番号と有効期限を手元に用意し、決済画面に入ってから10分以内に入力を終えるのが基本です。あわせて端末の日時を自動設定に戻し、ブラウザのキャッシュを削除してから再試行します。それでも通らないときは、別のブラウザや別の端末で試すと解決することがあります。二重に決済された疑いがある場合は、自己判断で何度も再試行せず、まずカード会社に利用明細を確認しましょう。それでも状況が分からない、あるいは不安が残るときは、地方税お支払いサイトの問い合わせ窓口や、自分の自治体の税務課・納税課にも状況を伝えて相談してください。
QRコードが読み取れない場合
まずスマートフォンの設定でカメラの利用が許可されているかを確認します。iPhoneではコードスキャナーではなく、標準のカメラアプリでeL-QRを読み込むと改善する場合があります。それでも進まないときは、納付書に印字されたeL番号を手入力する方法に切り替えてください。

出典: いらすとや
それでも解決しない場合の対処法
手を尽くしても納付できないときは、期限を優先して納付方法を切り替えるのが現実的です。eL-QR付きの納付書があれば、コンビニや金融機関の窓口でそのまま支払えます。9月19日〜24日の停止期間中はサイト自体が使えないため、この切り替えが最も確実です。

出典: いらすとや
納付書の再発行や課税内容の相談は、納税通知書に記載された自治体の税務課・納税課が窓口になります。サイトの操作方法に関する疑問は、地方税お支払サイトの問い合わせ窓口や、自治体が公開しているFAQを確認してください。期限が迫っている場合ほど、早めに電話で相談したほうが選択肢が残ります。
まとめ:焦らず期限内に納付するために
地方税お支払いサイトのエラーは、ログイン情報・ブラウザ環境・10分の時間切れ・カメラ設定という4つの切り口で切り分ければ、多くはその場で解決できます。何度も再試行する前に、症状に対応した原因を1つずつ確認してみてください。
そのうえで2026年9月は、9月19日0時00分〜9月24日8時30分(予定)の全面停止が9月30日の納期限の直前に重なります。安全なのは9月18日までに納付を済ませること、難しければ再開後に余裕を持って手続きすることです。停止期間や再開時刻は予定として告知されているため、手続き前に自治体やeLTAXの最新のお知らせを確認しましょう。
最後に、自分の自治体の納期限は納税通知書で必ず確認してください(本記事の日付・期限は2026-08-26時点の公表情報です)。今日のうちに通知書を手元に出し、支払う日を決めてしまうのが、延滞金を避ける一番の近道です。
